マザーボードの配線が分からなくなった時

自作や改造に慣れていれば、改造や自作に時間はかかりません。

少し前の記事ですが、政治屋の与謝野氏は2時間で自作できるそうです。
その数50台以上だそうです。素直に凄い。

与謝野馨さん「PCは2時間で自作できます」(動画) : Gizmodo Japan(ギズモード・ジャパン), ガジェット情報満載ブログ
http://www.gizmodo.jp/2009/08/yosano.html

「自作パソコンが完成」という定義を、電源を入れてBIOSが起動するまでを言うとすれば、OSのインストールや検査は抜きにして物理的に組立が完了するまでとしましょう。

では、月に数百台を修理する人間が組み立てるとどうなのか。
交換では無く、取り付けのみをおおよその時間として参考まで。

マザーボード:15分(CPU、メモリの取付を含む。単体なら7分)
CPU:7分
電源:7分
HDD:3分
光学ドライブ:3分
グラフィックボード:1分
メモリ:10秒

※全て電動ドライバーを使用した場合

ケースの大きさや形、ヒートシンクの種類などで前後しますが、大体このくらいかかります。合計すると約30分。取り付けのみでは無く、交換となれば1時間近くかかるでしょう。ケース交換となれば、CPUとメモリを除く全てを外して取り付けることになるため、最も時間がかかります。

自作の場合は速く作業する必要は無いので、じっくり半日かけても良いでしょう。私は修理経験をする前に自分のPCでCPUを交換(失敗)しましたが、それだけで約2時間かかりました。


さて、これらのパーツは画像や動画などの見よう見真似でもできることばかりですが、メーカー製やOEMパソコンを分解して困ることがピンの配線(ピンアサイン)かと思います。

通常の自作PCやサイコムのような組立代行のBTOならば、マザーボードがリテールの時は付属品一式の中にマザーボード製造メーカーのマニュアル(時々英語のみ)が付属していたり、親切にマニュアルを作って同梱してくれることがあります。

これらが無い場合に困ることが配線です。
全体から説明するため、ユニティから画像を拝借。

マザーボード

P5Q WS 株式会社ユニティ
http://www.unitycorp.co.jp/asus/motherboard/intel/lga775/p5q-ws/index.html

文字を載せると見づらいため途中でやめました。

CPUとメモリは形から分かるかと思います。メモリは例外もありますが、色を合わせるとこのマザーではデュアルチャンネルで動作します。3つ同じ色ならばトリプル。

左上のPCI-Expressは右のピン数の多い(長い)ものがx16で、その名の通り16倍速のため、多くはグラボ(ビデオカード)を挿しているかと思います。その左2つはx1なので等速。やったことはありませんが、PCI-Expressx16のボードをx1に挿しても動作するそうです。もちろん1/16まで速度は落ちる。

左上のPCIは左が普通のPCI(詳細より2.2)、右はPCI-Xという規格です。
これを書いている現在、多くのボードは普通のPCI(2.2)です。

以上は余談。ここまでは見れば分かります。

緑で囲んだ右上はCPU用の電源で4pinコネクタ。下は24pinの主電源。
配線を間違えてぶっ壊してしまう原因は、左上縦長USBと左下のパネル用です。


USBの配線


USB

左上のピンが欠けていることが分かるでしょうか。
これを目印として、欠けている方がマイナス側と覚えましょう。

1つ丸ごと占有する大きいものもありますが、USBは欠けていないところから右へ4つのピンが1つのUSBコネクタになります。その4つのピンが上下にあるので、この写真では合計4つのUSBが使えることになります。

usb

この場合は赤がプラスで黒がマイナス(GND)ですが、普通は白いプリントがあるので確認を。これでプラス(赤)をUSBの右端へ接続すると、自然にそこから左へ4つ目にマイナス(GND)が接続されます。上下に挿すと左端のピンが1つ余りますが見なかったことに、ではなく使いません。

これを逆に挿して電源を入れると、マザーにもよりますが普通はショートします。パン!やパシッ!という音と共にUSBから火花が出て、最悪の場合はマザーボードが故障ということに。十分注意してください。指さし確認するくらい重要です。


パネル用の配線


F_PANEL

マニュアル無しではここが最大の難関かと思います。
私は知らずに引き抜いて1時間以上かけて調べた覚えがあります。

基板のプリントを見るとプラスとマイナスが判ります。
リセット(RES)だけ右がプラス、他は左のようです。
ピンの下にも黒で十字が書かれており、これがプラスという意味です。

>上段
MSG・・・電源ランプ(LED)
PW・・・電源スイッチ
SPEAK・・・スピーカー

>下段
HD・・・ハードディスクのアクセスランプ(LED)
RES・・・リセットスイッチ

電源スイッチなど

この場合は白がマイナス、色の付いている方がプラスです。

電源スイッチはショートさせてONとOFFしているだけなので、プラスとマイナスを間違えても問題ありませんが正確に。その他は5Vが通っているので逆に挿すと先に書いたUSBのように小規模ですが花火大会が起こる可能性があります。

色に惑わされて判らなくならないように。ラインの色分けは無視しましょう。
しつこいですがプラスとマイナスは間違えないように。

アクセスランプはHDDとMSGを逆にすると、HDDが点灯し電源ランプが点滅します。やっても問題はありませんが、相当うざいと思います。


やたらと気合いを入れて説明しましたが、これさえ判れば後はCPU交換の知識と経験で自作は可能です。言い過ぎかも知れませんが、修理をしていて新人がつまづくところがここなのです。

火花を散らしてマザーが逝くと、メモリが高確率で故障し、運が悪ければCPUも駄目になります。万単位の授業料になるので、マニュアルがあればこの記事よりもそちらを熟読し、手元に置いて作業して下さい。

リンク用ソース

コメントする ※要ユーザ登録&ログイン

BTOパソコンメーカー比較

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★★ 安保証: ★★

部品選: ★★★☆☆

初心者や実用重視のPCユーザー向け。デスクトップ以外にノートも多数有り価格と性能のバランスが良く選びやすい。全国に実店舗が多数有るBTO PCメーカー。

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★ 安保証: ★★

部品選: ★★★☆☆

パソコン工房と同様に機種が多くノートの取扱も有りゲーム用やクリエイター向けPCも有り。送料が比較的高額なので総額注意。知名度は国内トップクラス。

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★ 安保証: ☆☆

部品選: ★★★☆☆

デスクトップPCならパソコン工房とマウス以外にドスパラも見る価値有り。秋葉原に本拠地を構える昔ながらのBTOパソコンメーカーで知名度はマウス並に高い。

高性能: ★★★☆☆ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ☆☆

部品選: ☆☆☆☆

2011年頃から安く無くDELLを選択肢に入れる理由が薄く回線抱き合わせ販売の価格がまぎらわしい。ゲームPCのAlienwareは見た目重視コスパ最悪なので要注意。

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★☆☆ 安保証: ★★

部品選: ☆☆☆☆

高性能ノート以外は見る価値が薄く高額なLenovoという感じ。早々にWindows 7を捨て8に切り替えたので7が必要なら行っても無駄。2012年後半から迷走中。

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ★★

部品選: ★★☆☆☆

ヤマダ電機による買収後はマニアックな感は無くなり家電通販のような普通のパソコン屋に。BTO PCは機種が少なくやや割高。ツクモファンなら選択肢へ。

高性能: ★★★☆☆ 長保証: ☆☆☆

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ☆☆☆

部品選: ★★☆☆☆

2013年7月に(株)KOUZIROが倒産しヤマダ電機子会社インバースネットが続投。長期保証が消滅。これと言った特徴が無く難点は有れど利点が見当たらない。

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★☆☆ 安保証: ★★

部品選: ★★★★

ゲームPCに特化しており高性能ゲーミングPCが必要なら。パソコン工房系列のカスタマイズ可能なゲームPC専門BTO屋という解釈でも良いと言えるほど。

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ★★★

部品選: ★★★★★

自作しない中~上級者のPCユーザ向け。初心者にはカスタマイズが難しく動かない構成でも購入できるので注意。パーツへのこだわりや知識が有るなら。

※並びはBTOメーカーの知名度の順。大小関わらず信用できない要素があるメーカーは未掲載。

勝手に評価シリーズ

結果として宣伝になっていますが依頼されたわけでは無く、依頼されてもやりません。

データ復旧のIUECを勝手に評価
あなたの街の~を勝手に評価
Classic Shell Jを勝手に評価
ESETセキュリティを勝手に評価

期間限定の特集など

ご協力ありがとうございました

  • OSにと入力方法の調査(集計中)

カテゴリと更新通知

feed counter

広告

プロフィール

ヒツジ先輩

書いてる人:

BTOパソコンの元修理担当。ハードウェアに超詳しいワケではありませんが、どうしたら故障するのか何となく解るので壊れにくいパソコンを紹介します。