ネットワーク速度の実態の調査結果(2018年4月)後編

2018年4月25日

前編の続き、クロス集計特集。

ネットワーク速度の調査は他のサイトでもやっていそうなので、今回は契約中のプランに対して実測はどの程度のスピードが出ているかなど、一歩踏み込んだ感じの調査結果分析としてみたい。

アンケートへのご協力ありがとうございました。

ネットワーク速度の実態の調査結果・後編

7項目。

1.契約している回線速度と実測

minires-wan-11

契約プランと実測の関係。

y軸(左の縦ラベル)の速度が契約している最大何メガを表しており、グラフの票数の方が実測となっております。見づらいけれどこうするともっと見づらい。

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上から行くと、50Mbps以下の契約で100以上出るわけがないとしても、10以上50Mbpsまで出ている場合もあるようで、多くは50M以下のプランならば10Mbpsも出ていない。

この層はADSLが占めているとするならば、10M以上のプランは90%くらいの確率でムダな可能性があるので、差額がデカいならば48M契約を12Mまで落とすとか有効かも知れませんな。

次の100M前後のプラン、私も入っている光回線100Mbpsの契約が多いとすると、出る速度は50Mbpsが圧倒的に多く、100Mに近い実測が出ている人の2倍以上。

300Mbpsの契約が何を指しているか不明ながら、ケーブルテレビならそういう中途半端な数字もあるのだろうか。300だろうと実際には50前後が多く100前後出るとしても300には全然届いていない。

500M以上は分母が小さすぎるので精度が低いとして省略。

一部のみ票数のラベルを付けている理由は全体の票数をイメージしております。この数値が低すぎる、例として2つめのグラフの750Mbpsは1なので全体は2だろうと予想する感じで。

2.契約している回線の満足度

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先に分母の小さい500と750Mbpsを見ると、他の契約プランよりも余裕が感じられるけれど速さはもっとある方が良さそう。

その2つを除く分母の大きめな上半分と1Gbps以上を比較すると、契約している速度が高ければ高いほど満足な人が増えて行く傾向が見られるが、一律してもう少し速い方が良いとの回答が一定数ございます。

結局は1Gbps以上の契約プランにしても実測は出て300前後、多くは50~100M前後なのだから100M契約とそう変わらない印象。

3.実測と満足度の関係

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こちらは契約の最大速度ではなく実測別での満足度と考え方。下の2つは分母が小さいのでスルーしましょう。

契約の速度ではハッキリしなかった「満足」の多さが実測では目に見えて上昇しており、100~300M前後出るならば半数くらいの人がご満足な結果に。

実測50Mbpsまでの満足ポイントは2割前後。気にしない人を含めると割合としては大きくはなるけれど、赤と緑の合計が「もっと速く」派なのでスピード感足りていないということなのでしょう。

4.回線の種類と安定性

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回線の種類別にて安定性の問題。

最近はフレッツ光の夜間に速度低下を起こしている問題が発生しているためか、光回線で夜間の速度低下が割と多め。

WiMAXは分母小さいながら夜間と週末、そしてアクセス集中時に遅いと答えた人の割合は高めに出ており、固定回線と比較するとご満足は難しめな模様。

ADSLの安定している感はベストエフォートの上下幅の体感差と予想。

例として普段70Mbps出ている人が30Mbpsまで落ちたなら遅くなったと体感できるかも知れないところ、ADSLで7Mbpsが3Mbpsになったとしても判るかは疑問。

遅いのにADSLを使っているのではなく、速くなくともよいので光回線にはしない、そう考えると普段高速慣れしている人ほど安定性には敏感なのやも知れず。

5.回線の種類と満足度

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速度差による満足度が激しいですな。

当然ながら低速な回線を使用している人ほどもう少し速くが多く、普段から速めな回線を利用している人ほどもっと速くを求めております。

逆に「体感で遅くなければOK」な右端の水色部分は高速回線になるほど減っており、遅くてよいのだから光回線にしない派も少ないながら存在。

分母の大きい光回線に限りで見ると赤と緑を足した4割以上のユーザがより速い回線をお求めであり、1Gbps超えは余裕で必要。

キャリア回線との大きな違いは、P2Pなどで帯域を盛大に使いまくらない限りは普通に使用する分には容量無制限な点。キャリア回線を速くされると容量の消費も早まるわけで、その点で容量無制限は速いが正義になるは当然。

6.NICのメーカーと安定性

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単位を%にしているので票数が出ない。上2つのIntelとRealtek以外は分母が一桁であり、VIAとMarbelは各1なので100%。

だいたい5~6割の人が安定していると考えている、と言いたいが、回線の品質の方に問題があるわけで、NICのチップメーカーで速度は変わらないと思う。

ちなみに私が今これを書いているメインPCにはIntelとRealtekの端子が各1つの計2本付いており、どちらが速いか試したけれど同じ。全くといえるほど変わりなし。

7.IPv6の有無と安定性

minires-wan-17 

ラストはIPv6対応の有無で安定性変わるのか集計。

結果、「変わらない」でファイナルアンサーして良いはず。


以上。クロス集計7つはムチャすぎたと反省。文章書き始めるまでの準備に1時間半くらいかかった。土曜の昼に作業してよかった。

この手の調査結果は発表日をスルーしてしまえども独自調査結果のページからリンクするので見逃した際はこちらからどうぞ。

ご協力ありがとうございました。

| コメント(8)

リンク用ソース

コメント(8)

>300Mbpsの契約が何を指しているか不明ながら

フレッツのサービスで言うと下り最大200Mbps 上り最大100Mbpsの契約プランがあるので、このあたりが該当でしょうか。
・ファミリー・ハイスピードタイプ
・マンション・ハイスピードタイプ

ちなみに、先日引越しをしてVDSLからファミリー・ハイスピードタイプになりました。
先ほど速度計測をすると
ping 2ms
download 322.52Mbps
upload 92.88Mbps

http://www.speedtest.net/result/7255586161
という結果です。
夜間は確か下り100Mbps程度出ていました。
ファミリー・ギガラインタイプ(1Gのプラン)との差額は200円です。
私には1Gのプランは過剰だと思いましたが、この辺は人によって判断が分かれるでしょうね。

>1.契約している回線速度と実測
1ギガ以上の契約で実測10Mbps以下は訴えても許されるレベル。3Gと良い勝負では。逆に100M前後の契約で50~100Mbpsくらい出ているのは優秀。正直30Mbpsくらい出ていれば、それ以上の速度差を体感する機会はほとんどありませんけれど。

>回線の満足度
思ったより「速ければ速いだけ良い」がバラけた印象。1ギガ契約のユーザに偏るかと思っていました。

>実測と満足度の関係
800Mbpsも出ているのに「もう少し速い方が」とか「速ければ速いだけ」とか、なかなか欲張りな方々。隣の芝生は青いのでしょうか。

>100~300M前後出るならば半数くらいの人がご満足な結果
基本的に動画サイトでも4K画質なんぞ無茶なことをしないなら、7.0MbpsもあればフルHDでラグなし視聴が可能です。とはいえ100M契約で実測8.0Mbpsくらいだったら、契約料を半分くらいにしてくれても良かろう、とは思いますけれど。

>ADSLで7Mbpsが3Mbpsになったとしても判るかは疑問。
テキスト主体のサイト、Amazonとか楽天とかサイト側の回線が太いところなんぞは分からないはず。海外のサイトとか動画サイトとかなら気づきやすいでしょう。

>IntelとRealtekの端子が各1つの計2本付いており
私はIntelのNICが好きです。帯域をかなり専有した時の安定感が良し(たまたま組み合わせたパーツの相性が良かった可能性は無きにしも非ず)。


>元倉庫番(香害対策中) さん
面白そうだったためたったいま試したら嘘だろオイと思う結果に。
http://www.speedtest.net/result/7257041192
PING 11ms、Down 958.64Mbps、Up 619.95Mbps

別ブラウザでも何度か試したら全ブラウザで常識的な値に落ち着いたため、初回のみビギナーズラックで特に下りが超速だった模様。

>回線の品質の方に問題があるわけで、NICのチップメーカーで速度は変わらないと思う。

>ちなみに私が今これを書いているメインPCにはIntelとRealtekの端子が各1つの計2本付いており、どちらが速いか試したけれど同じ。全くといえるほど変わりなし。

どのような条件で測定したかはわかりませんが、NICでの速度差は十分にあります。
1G光回線の我が家では、Intel製 NICでスピードテストをしたところ最高900Mbps Realtek製 NICでは、最高800Mbpsと、大きく異なる結果になりました。(Speedtest.netを利用)
厳密に言えば、NICのチップによっても大きく変わり、別のIntel製 NICでは850Mbps程度しか出ませんでした。
これは複数日に渡って深夜に測定した結果ですので、高トラフィックの時間帯とは異なるかもしれません。

また、PC-ネットワークハブ-PCという構成でSMB送受信をしたところ、Intel→Realtekでは実行速度980Mbps Realtek→Intelでは実行速度910Mbps
Intel→Intelでは実行速度990Mbpsでした

これほどの差ですからハイエンドマザーボードにIntel製 NICが搭載される理由も分かります

今speedtest.netで4、5回計測したら、概ね下り速度4Mbpsから8Mbpsで、上りは90Mbps程度。
いつもはtsukubaサーバーを指定して計測していましたが、
今回はサーバーが見当たらない為適当に別のサーバーを3カ所ぐらい指定して計測しました。

http://www.musen-lan.com/speed/ では下り17.69Mbpsと出ましたので
まぁ使えなくはない速度というところでしょうか。

今やってみたらやっぱり下り300Mbpsを越えますね。
無論全てのサーバーで試したわけではありませんが、
IEとFirefoxでやってみてそれぞれ300Mbps越えでした。
↓はFirefoxでやってみた結果です。
http://www.speedtest.net/result/7257683417

https://imgur.com/Ygz3DtI

PING: 3 ms
DOWNLOAD: 947.20 Mbps
UPLOAD: 946.14 Mbps

NIC: Intel
プロバイダ: Nuro光

関東首都圏済みの戸建て。ギガファミリー。
プロバイダはIIJ。FiberAccess/NF契約でDS-liteとPPPoEの使い分け。

現在だと、
IIJ DS-lite(IPv6 IPoE)接続で
PING 4 ms
DOWNLOAD 512.36Mbps
UPLOAD 711.81 Mbps

通常のPPPoE IPv4接続で
PING 9 ms
DOWNLOAD 203.27 Mbps
UPLOAD 522.61 Mbps

という結果になった。
DS-liteとはなんぞや?って方は少々技術的な話になりますがこちらを。
http://techlog.iij.ad.jp/archives/1879

簡単に言えば、IPv4で通信するけども、
途中経路はIPv6を通り、混雑を回避(IPoE接続)する仕組みです。
ただ、これも利点欠点があり、二重NATになるのでゲームやサーバー通信向けではない。

ゴールデンタイム中のPPPoEで遅い時は100Mbps↓下回ることもある。
(特に休日)
明らかにPPPoEの混雑の影響を受けてます。セッション張り直せばNTT側の終端装置が他へ変わる可能性はある。(空いてる所へ変わるかは不明)

DS-liteでは大体500Mbps前後で早朝等速い時で800Mbps↑出ることがありますね。
ルーターはYAMAHA NVR510という企業向け(とはいえ一般人が手に届く価格)なので、比較的高性能です。(SpeedTestでもCPU負荷は片方のコアで60%程度)

ちなみに、ASUS RT-AC68UでWANをPPPoE接続すると片方のCPUコアが100%で張り付くので、ルーターがネックになる可能性もありえますね。所詮安価な家庭向けということなのだろうか。

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BTOパソコンの元修理担当。ハードウェアに超詳しいワケではありませんが、どうしたら故障するのか何となく解るので壊れにくいパソコンを紹介します。