電源ユニットの定格出力とピーク(最大定格)とは?

電源を語り出すと軽く夜が明けてしまうような人間とは関わりたく無いものですが、パソコンで最も重要なパーツ。それが電源ユニット(装置)です。今、え?と思ったあなたは初心者。ハイハイと頷く君は自作変態ですね。わかります。

私はどちらかと言えば、どうでも良いのですが、タイトルに有る定格とピークの違いが各社揃っていないため、見方を解説いたします。12Vやアンペアを持ち出すと初心者の方にはきついため、選び方や考え方を交えましょう。

 

電源装置の「定格」と「最大(ピーク)」の違い

  • 定格:安定してその出力を保てるワット数
  • 最大:その電源ユニットの限界のワット数

最大は、最大定格出力やピーク値など書かれている事もあります。カスタマイズの際、どちらを指しているのかは、残念ながら各社いずれも表記がありません。今、全メーカー見て来ましたが、最近のほとんどは定格では無いかという程度で表記がありません。昔はピークで当然のような感もありました。

量産のBTOメーカーには触れて欲しく無い所かと思いますが、電源のメーカーが書かれていないカスタマイズPCは、KEIANなどでコンテナ買いをしたり、生産途中でメーカーが変わるため書けないという事情があります。いや、ありそうです。ということにしておきます。

KEIANが悪いという意味では無く、大手だからこそ大量生産に対応出来るという意味で、Seasonic(シーソニック)など量産メーカーは他にもあります。

例として定格で450Wのピーク500Wなら、表記は450Wの電源ユニットで500Wを超えると爆発や吹き飛んでも知らないよというラインが有り、450W前後で動作するという意味です。PCがアイドリング状態で低負荷なら、仕様の構成によりますが200~300Wで待機しており、常に電子レンジ並の電気代を食っているわけではありません。

 

電源にこだわるか、全体の予算で考えるか

自作マニアに言わせれば電源至上主義、CPUはオーバークロック当たり前かも知れませんが、どのような高級で高性能な電源を買えども、掃除をしなければ劣化以前の問題。

丁度、オウルテックがSeasonicのごつい電源装置を発売します。

owltech-seasonic-xseries.jpg

オウルテック、電源変換効率の高いATX電源、ケーブルはすべて着脱式
http://bcnranking.jp/news/0911/091104_15801.html

「80PLUS GOLD」認証を取得したSeasonic製のATX電源「Xseries(エックス・シリーズ)」として、定格出力750Wの「SS-750KM」と 650Wの「SS-650KM」を11月中旬に発売する。価格はオープンで、実勢価格は「SS-750KM」が3万2800円前後、「SS-650KM」 が2万9800円前後の見込み。

ポイントは3点

  • 80PLUS認証のGOLD
  • 定格出力750Wと650W
  • 実勢価格が約3万円前後

3万円のミニノートやネットトップをご利用のお客様には意味の解らない値付けかと思いますが、80PLUSのしかもGOLDは現時点で数える程しか無く、80PLUSの最も高効率な規定をクリアしています。認証については80PLUSとは?で解説したのでどうぞ。

こだわりのケーブル着脱式でミッドレンジ(中クラス)からハイスペック寄りに合わせた容量(650~750W)となっており、この価格。自作改造マニアしか買いません。

普通に使うPCなら、6万円出せば液晶モニタ付きのフルセットが買える時代ですが、こだわる人は電源に3万でも5万でも突っ込むものです。それほど重要なパーツと言えましょう。

 

自作マニアに騙されるな「電源の価値観」がずれている

騙そうとはしていないはずですが、パソコンを組む、PCを作って貰う際にPCオタクはやたらとウンチクを並べてこだわろうとします。CPUは何以上でOCしてグラボは、などと言われても意味不明。言われた通りに見積もれば桁が一つずれてしまう。

それは言い過ぎですが、私が中途半端なためお聞き頂きたい所。電源は経年劣化しファンレス(羽根無し)でなければ少なからずホコリを吸い、クリーニングが困難。故障したらした時の事と考え、換装時に先の自作マニア系に交換して貰えば良いのです。

あくまで個人的な考えですが、私は電源に1万円以上出したくない。7千円前後の型落ちを取付け、不具合や故障した時に同価格帯の電源に交換します。やや長めの使い捨てです。

定格500W、80PLUSのゴールドだろうとプラチナだろうと(プラチナは有りません)、故障する時は数ヶ月で壊れ、しなければ1年でも3年保証でも5年10年使える運です。
 


自分に合った電源を選ぶには、人の意見を聞きつつ予算に合わせる。

しかし、他人より速いパソコンが欲しくなったり、他人より背の高いフルタワーに惚れたり、水冷でケース内を光らせてハァハァしたいなら、その時は勉強して自分で電源を選べるレベルにはなっておきたいものですね。

私はなりたくありませんが。

リンク用ソース

コメント(2)

今日は。
私も自作変態です。
従って電源についてはいろいろ考えるところがあります。
高価な物でも安価な物でも壊れるときは壊れます。
ただ、壊れる確率や寿命が違うと思います。
安物は安物なりの造りや部品を使用しています。
(ただし、高価な物が全て造りが良くて良質な部品を使用しているわけではありませんが)
オーバークロックするわけではありませんが電圧がふらついたりすると、思わぬ青画面が出ることもあります。
それに壊れるときは電源だけ壊れてくれればいいのですが、いろいろお供を連れて行く場合も多いようです。
そうなるとかえって高く付きますし。
まあ安心代を含めてそこそこの電源を選ぶのがよいと思います。
でわでわ

BTOパソコンメーカー比較

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

激安感: ★★★★ 安保証: ☆☆☆

部品選: ★★★★

新製品が最速で特価イベント多し。ゲーム推奨PCも多数有り予算と性能の一覧が見易い。標準でOS無しが増えているので価格の比較は慎重に。

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

激安感: ★★★★★ 安保証: ★★

部品選: ★★★☆☆

ゲームPCやクリエイター用PCも種類が多い。ドスパラ同様に知名度が高く、パソコンを良く解っていないPC初心者の悪評が多いが他社と大差無い。

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

激安感: ★★★★ 安保証: ★★★

部品選: ★★★☆☆

faith、TWOTOPを含むユニットコムの本店的存在。インテル以外にAMDの機種も多く予算に合わせて選び易い。全国に実店舗が多数有る国内BTOメーカー。

高性能: ★★★☆☆ 長保証: ★★

激安感: ★★★★★ 安保証: ☆☆

部品選: ☆☆☆☆

世界シェア2~3位、国内3~4位の大手。安くデザインが豊富。カスタマイズは種類が少なく初心者向き。BTOは納期が長くなる事も有り急ぎなら向かない。

高性能: ★★★☆☆ 長保証: ★★

激安感: ★★★☆☆ 安保証: ★★

部品選: ☆☆☆☆

世界シェア4年連続トップ。特価イベントも多いが、旧機種の完成品を叩き売る罠仕様も有るため注意。デスクトップは法人、個人はノートPCが人気有り。

高性能: ★★★☆☆ 長保証: ★★★

激安感: ★★★☆☆ 安保証: ☆☆

部品選: ★★★☆☆

長期保証は安いが2年目以降は補償金額も低くなる。ヤマダ電機が買収後、家電を扱ったりサイト内の説明に矛盾が有るなど昔のツクモとはやや違う。

高性能: ★★★☆☆ 長保証: ★★★

激安感: ☆☆☆☆ 安保証: ☆☆☆

部品選: ★★★☆☆

全体的に他のBTOパソコンより高め。稀に特価品が出るが、それでも他社と同程度。安いPCは保証を延長出来ない事が多い。ヤマダ電機でカスタマイズ出来る店舗もある。

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

激安感: ★★★☆☆ 安保証: ★★

部品選: ★★★☆☆

カスタマイズが激減しパーツの型番も書かれない事が多くなってきた。以前は格安の自作寄りだったが最近は平凡なカスタマイズ。パーツ単品が時々激安で処分される。

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

激安感: ★★★☆☆ 安保証: ★★★

部品選: ★★★★★

3年保証が一覧中では最安。PC初心者にはカスタマイズがやや難しいかも知れないけれど、ケースや電源など選べるなら一見の価値有り。ヒツジ先輩愛用PCは10年くらい前からサイコム。

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

激安感: ★★☆☆☆ 安保証: ★★★

部品選: ★★★★

標準構成がOS付になり初心者用でも分かり易くなった。長期保証2年目からの劣化が2011年8月に解消。サイコムのカスタマイズが難しく、量産系BTOでは物足りないなら一見の価値有り。

※並びをBTOメーカーの知名度順にしました。大小関わらず信用できない要素があるメーカーは載せていません。

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ネグロックさん連載中。水冷自作PCに手を出すならまずはここから。

※別窓で他サイトが開きます

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プロフィール

ヒツジ先輩

書いてる人:ヒツジ先輩

BTOパソコンの元修理担当。ハードウェアに超詳しいワケではありませんが、どうしたら故障するのか何となく解るので壊れにくいパソコンを紹介します。