GTX480Mとi7-940XM搭載、高性能ノートの評価と比較

マウスコンピュータからハイエンドノートが発売。

時期的にFF14に絡ませる作戦かと思いますが、G-Tuneブランドでゲーム用のノートとして販売を開始しております。CPUグラフィック共にリリース間もない新製品。

どこが良いのか悪いのか、適当に見て行きましょう。

NEXTGEAR-NOTE i900 シリーズ最上位は約44万円

7月30日に発表が有り、シリーズの下位モデルでもハイスペックで約25万円となっております。今回のネタは最も高額なi930PA1という型番。  

NEXTGEAR-NOTE i930PA1

凄まじい構成ですな。

CPUはCore i7の940XMで4コアがハイパースレッディングにより8コア状態まで可能。デスクトップのプロセッサナンバーとは比較できませんが、ノートの中では現時点で最高性能のCPUです。

グラフィックカードはGeForce GTX480Mとなっており見所はGDDR5の2GBというビデオメモリ。デスクトップ用のグラボでも2GBは滅多に無い程の大容量。

メモリは8GBでWindows7が64bitになっており、VRAMで潰される心配も無く。32bitではVRAMが2GB有るとメインメモリの認識が2GBを切ってしまうそうな。仕様詳細を見るとメモリスロットは2。4GBが2枚で空き0となっております。

デスクトップでは4GBメモリが9千円を切ったというニュースは最近の事。4GBのSODIMM相場をconecoネットで見た所、ノーブランドで1本1万円。デスクトップ用の2倍以上となります。

高額なだけは有り光学ドライブはブルーレイドライブが標準。但し書込は出来ないBD-ROMというやつでしょうか。DVDは普通にスーパーマルチで読み書き可能。

パーツは全て高性能となっておりますが、構造としての特長はツインドライブと名付けている通り、HDD(またはSSD)の2.5インチが2本内蔵出来る事でしょう。高速化の為にインテルSSDがRAID0になっており、容量は160GBが2本という豪華セット。

その他は無線LANがb/g/n対応や解像度が1920x1080のフルHDなど良く有る性能。モニタが大きめの17.3インチも特長と言えばそうでしょうか。

画面がワイドかつ大きくなると横幅が広くなりテンキーが普通に入るサイズ。

i930PA1

良く見るとキーボードがアイソレーション。

慣れだろうとは思いますが、普通のキーボードに慣れているとキートップ(キーの表面)が平坦なので感覚が分からないかも知れませんな。

これで終わると単なる宣伝なので次行きましょう。

 

ノートでゲーム用パソコンは自作以上に道楽

質問サイトは柔らかいものの、2chのような匿名板でゲーム用のノートを探していると聞くと結構な確率で叩かれます。

なぜかはデスクトップと比較してしまうため。

同じくマウスコンピュータより、デスクトップの最高スペックを引いて比較。性能が離れないようカスタマイズでi930PA1より下回らないよう変更しております。

デスクトップとノートを比較

左のMDV-ADG9160X2がデスクトップ、右は上で出たノート。

共通箇所はセルを結合し、比較出来ない物は下へ付け加えております。

デスクトップがノートより8万飛び10円安く、ノートの方が性能は8万円分上で無ければ納得行かない所ですが全てデスクトップより性能は下

デスクトップ側のCPUはCore i7シリーズでは最高性能の980Xエクストリームで単品は最近10万円を切った6コア。ノートは同じくi7では有りますが940XMという型番。新し過ぎてベンチマークなどが出ていませんが980Xより遙かに下回るでしょう。

単純にクロックで見るとデスクトップのi7-930(市場価格27千円程度)より下。TB(ターボブースト、自動オーバークロック)の最大を見てもi7-870(同じく27千円程度)より下でしょうか。

グラフィックは更に不明ですが、メモリは多いもののGTX480は現状ではGeForceシリーズの最上位。GTX480Mがどの程度かは分かりませんが、モバイルのGTX285MがデスクトップのGTS240より下と言われており、番号で比較するとGTX480MはGTX460と比較しても負けるのでは無かろうかと。この部分は調べたものの分からず適当です。

メモリは容量を使いきれないとした場合、PC8500の動作になるデスクトップよりノートが上かも知れませんが、メモリはCPUに制御されるため一概にノートが速いとは言えず。

その他、ブルーレイの書込有無、画面サイズなどデスクトップが優位。

強引ですが、デスクトップ側のカスタマイズで2ndHDDが外せず、ノートには外付の500GBをUSB2.0接続としています。

もう一度書きますが、ノートの方が8万円高額でデスクトップより性能は全て下という結果になっております。

 

ハイエンドノートはラップトップの良さを消す理不尽な仕様

ノートと言えばデスクトップには無い良さが有ります。

  • 省スペースで設置場所に困らない
  • 持ち運びし易く、室内でも部屋間の移動が楽
  • バッテリー駆動により電源接続無しで動作可能
  • 省電力パーツが多いため静音性に優れる

だけれども。

17.3インチノートの横幅は約40cm

仕様を見ると、幅×奥行き×高さ(mm)は412x279x62(折り畳み時)と有り、横が40cm以上、奥行きがA4用紙の縦サイズ程も有ります。ということは、A3サイズという事に。これはでかい。

私が今これを書いているPCのモニタは19インチのスクエア、横幅が40cm程度となっており、4:3のモニタの手前にキーボード付本体が設置される状態に。

省スペースとは言えないでしょう。

重量4.2kgは持ち運ぶというより一時的な移動

タブレットPCが600g、軽量モバイルノートが1kg少々。ここまでなら持ち運び、モバイルと言えますが4.2kgも有るノートをどこへ持って行くつもりか。

私のデスクトップはHDDがごろごろ入っているため軽く15kg程度行っていますが、普通のスリムやマイクロケースなら10kg行かず。そちらの方が近かろうと。

但し、外付でモニタや配線が無いため部屋間の移動などは有りかと。デスクトップの移動は模様替えレベルになってしまう。

バッテリー駆動時間は0.83時間(50分)

遂にここまで来たかと感慨深いものが有りますが、バッテリ駆動は新品かつ100%の満充電しかもJEITA測定(画面真っ暗、HDD止まってOK)で約50分。

普通に使っていれば間違いなく50分は持たず、CPUやVGAを使いまくれば30分さえ怪しい。JEITA入っているので20分も有り得る上に、バッテリが劣化すると下手すりゃ10分以下になる可能性も。

無停電電源装置と考えるなら有りかも知れない。

静音を求めると故障につながる

この性能で静音を目指すなら水冷にするなど構造から変えなければ無理かと思われ、いくら最近のCPUが省電力になったとは言え、ノートの容積で静音は不可能に近い。

小型のファンが高回転し、CPUのみならずVGAの冷却、それらを伴いSSDやメモリ、マザーに熱の影響が出ないよう設計されていなければならず。

ドスパラから借りたi7-860とGTS250の構成は、ファンが止まっているのかと数回確認する程に静音。爆熱イコール爆音はパソコンの定めでございます。

今回のノートの事は知らないけれど静音とは言えないでしょう。

 

ハイエンドノートはBTOメーカーのコンセプトモデル

以上のようにノートPCでゲーム、までは良いとしても高性能を求めると無駄が多くなりデスクトップに近付くものの性能では最終的に追い着かず。そして価格は弧を描くように右肩上がりに。

4ヶ月前にパソコン工房が出したハイエンドノートは当時約35万円。

Lesance BTO CLG800 TYPE-GX(OSプリインストール )

  • Windows 7 Professional 64bit正規版(DSP)
  • Core i7 720QM(1.60-2.80GHz) 4コア/HT/6MB
  • PM55 チップセット
  • DDR3 1333 4GB ×2
  • 160GB SSD (MLC) X25-M Mainstream
  • 6倍速Blu-Rayドライブ
  • GeForce GTX 285M 1GB x2 SLI
  • 18.4インチ フルHD(1920x1080ドット)対応光沢カラー液晶
  • IEEE802.11 b/g/n対応ワイヤレスLAN

デスクトップで言う、GTS240をSLI(2枚挿し)にした程度で、今では何の意味が有るのか不明。i7の720QMも当時は最新でしたが今では普通に10万円台のノートに載っております。

これらはコンセプトモデルという事で、BTOメーカーが看板のように出しており買うものでは無かろうと。それならDELLのAlienwareのように100万円近く行った方が面白い。

本気で売ろうとしているとは思えませんが、買う人間はノート道楽のセレブに違い無い。ゲーム用にと思うなら大人しくデスクトップにしましょう。45万円使い切る方が大変です。

ノートPCでゲームをする利点として確実と言える事はコタツトップ。冬にこたつへノートを移動し、そこで作業やゲームが出来るという。それ以外にノートでゲームは意味が無い。

毎年予算を何十万も掛けて買い替えるならお勧めですが、普通に考えてこのノートは有り得ず。マウスコンピューターのハイスペック宣伝として生暖かく見守りましょう。

リンク用ソース

コメント(2)

ラップトップPCとデスクトップの差は、狭小パッケージに発熱体を搭載した状態で、熱処理をどのように行うことに尽きます。そこに金がかかるのは当然です。
ラップトップPCにデスクトップ用のCPUクーラーをつけるのは無意味ですし、方や、十分な放熱体制をとれないような筺体であれば、燃え上がります。
つまり、デスクトップをラップトップと比較すること自体が無意味でしょう。

ちょっと比較する意味がわからないです…

BTOパソコンメーカー比較

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

激安感: ★★★★ 安保証: ☆☆☆

部品選: ★★★★

新製品が最速で特価イベント多し。ゲーム推奨PCも多数有り予算と性能の一覧が見易い。標準でOS無しが増えているので価格の比較は慎重に。

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

激安感: ★★★★★ 安保証: ★★

部品選: ★★★☆☆

ゲームPCやクリエイター用PCも種類が多い。ドスパラ同様に知名度が高く、パソコンを良く解っていないPC初心者の悪評が多いが他社と大差無い。

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

激安感: ★★★★ 安保証: ★★★

部品選: ★★★☆☆

faith、TWOTOPを含むユニットコムの本店的存在。インテル以外にAMDの機種も多く予算に合わせて選び易い。全国に実店舗が多数有る国内BTOメーカー。

高性能: ★★★☆☆ 長保証: ★★

激安感: ★★★★★ 安保証: ☆☆

部品選: ☆☆☆☆

世界シェア2~3位、国内3~4位の大手。安くデザインが豊富。カスタマイズは種類が少なく初心者向き。BTOは納期が長くなる事も有り急ぎなら向かない。

高性能: ★★★☆☆ 長保証: ★★

激安感: ★★★☆☆ 安保証: ★★

部品選: ☆☆☆☆

世界シェア4年連続トップ。特価イベントも多いが、旧機種の完成品を叩き売る罠仕様も有るため注意。デスクトップは法人、個人はノートPCが人気有り。

高性能: ★★★☆☆ 長保証: ★★★

激安感: ★★★☆☆ 安保証: ☆☆

部品選: ★★★☆☆

長期保証は安いが2年目以降は補償金額も低くなる。ヤマダ電機が買収後、家電を扱ったりサイト内の説明に矛盾が有るなど昔のツクモとはやや違う。

高性能: ★★★☆☆ 長保証: ★★★

激安感: ☆☆☆☆ 安保証: ☆☆☆

部品選: ★★★☆☆

全体的に他のBTOパソコンより高め。稀に特価品が出るが、それでも他社と同程度。安いPCは保証を延長出来ない事が多い。ヤマダ電機でカスタマイズ出来る店舗もある。

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

激安感: ★★★☆☆ 安保証: ★★

部品選: ★★★☆☆

カスタマイズが激減しパーツの型番も書かれない事が多くなってきた。以前は格安の自作寄りだったが最近は平凡なカスタマイズ。パーツ単品が時々激安で処分される。

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

激安感: ★★★☆☆ 安保証: ★★★

部品選: ★★★★★

3年保証が一覧中では最安。PC初心者にはカスタマイズがやや難しいかも知れないけれど、ケースや電源など選べるなら一見の価値有り。ヒツジ先輩愛用PCは10年くらい前からサイコム。

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

激安感: ★★☆☆☆ 安保証: ★★★

部品選: ★★★★

標準構成がOS付になり初心者用でも分かり易くなった。長期保証2年目からの劣化が2011年8月に解消。サイコムのカスタマイズが難しく、量産系BTOでは物足りないなら一見の価値有り。

※並びをBTOメーカーの知名度順にしました。大小関わらず信用できない要素があるメーカーは載せていません。

勝手に評価シリーズ

結果として宣伝になっていますが依頼されたわけでは無く、依頼されてもやりません。

データ復旧のIUECを勝手に評価
あなたの街の~を勝手に評価
ウィルス対策ソフトの選び方

期間限定の特集など

Windows7とVistaサポート延長


ネグロックさん連載中。水冷自作PCに手を出すならまずはここから。

※別窓で他サイトが開きます

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プロフィール

ヒツジ先輩

書いてる人:ヒツジ先輩

BTOパソコンの元修理担当。ハードウェアに超詳しいワケではありませんが、どうしたら故障するのか何となく解るので壊れにくいパソコンを紹介します。