マジコン被害総額から違法コピーの必然性を考える

BTOパソコンの選び方を勝手に広義としたPC環境の選び方。

無理が有りすぎる上に一見すると釣りタイトルですが、デジタルマガジンの面白い記事でざっと5つのヘッドラインが出来たため勢いでネタにしつつパソコン関連へと繋げます。

『マジコン』の被害総額が数兆円という嘘|デジタルマガジン
http://digimaga.net/2010/04/is-the-damage-total-by-r4-several-trillion-yen-really.html

さわりの部分だけ引かせて貰います。

数兆円という被害額は朝日新聞が報じたもので、2009年6月に任天堂が海賊版ゲームのダウンロードができる10サイトのダウンロード件数を調べたところ、約2億 3,753万件のダウンロードが確認され、この件数に平均単価をかけると被害額が1兆円超えとなり、各国の調査も含めると年間で最低数兆円規模になるというのだ。

そんな計算、通るわけないだろう。

確かに、通るわけ無いでしょう。

私は高度な数学どころか難しい数式は全く解けませんが、過去にDELLやSONYで悪評が多いという嘘ニッケーランキングの嘘を書いた通り、簡単な算数はおそらく得意。上記の記事もそのまんまで単なる算数。2009年6月調査、10サイト、DL件数、これで被害総額とか世間を馬鹿にし過ぎでしょう。

リンク先はマジコンの事ですがパソコンに関連付けます。先にデジマガを読まれる事をお勧めしますが、長文なので後でも結構。最後にもう一度リンクします。

 

高額過ぎるアプリケーションとコピー品流通の容易さ加減

MSから見る価値に見合わない高額ソフト

真っ先に思い付くものはアプリケーションでは無くマイクロソフト様の御Windowsでしょうか。パソコン購入時にプレインストールされていれば意識する事は無いかと思いますが、パッケージで購入すると2~4万円は当然。安くなったWindows7でも、Ultimateは価格.com最安で4万円。

もう一つマイクロソフト様製品で言うと、MicrosoftOfficeが該当。これもPC購入のプレインストールなら1~2万円の差額かと思いますが、発売当初は最小構成で47千円もします。

私のようにエクセルのみ使いたくとも無駄にワードアウトルックとの抱き合わせ。嫌なら買うなと言えますが、企業がそういう環境になるのだから仕方無し。拷問のような正に市場と価格の暴力です。

桁を見間違えそうな異常価格はアドビ製品

丁度先日、新製品のリリースが撒かれていたため引っ張りますが、デザイナーには欠かせない、印刷業界でも標準とさえ言えるアドビのアプリケーション。その中でもWebデザインに特化した14製品抱き合わせの「ADOBE CREATIVE SUITE 5(CS5)」は5月発売予定、価格は39万7950円。最も安い「WEB PREMIUM」でも23万6250円とあります。

いつから抱き合わせになったのか知りませんが、5~10年程前は14製品の内のひとつ、PhotoShop単体でも約20万円前後だったと記憶しており、どう見ても企業向けのリースをお願いしたい価格ですが、なぜか一般人が多く所有しておりました。

オンラインユーザ増加による違法コピーの大流行

どうやって一般人が手に入れるかは、多くは違法コピー。更にそのコピーを分割したり固めたりしてローカル(自分のパソコン)に保存した状態でP2Pソフトを使った共有。勝手にアップロードされダウンロードし、正にネットワークと言える状態で広まって行きます。誰も金払わない。

当局が摘発すれど効果は薄く、時間と共に歴史の一部となり記憶から薄れて行きます。一俵ある米の中から石を取り除くようなもので、些細な見せしめ効果でしか有りません。損害賠償を請求されても他人事。広まりすぎて悪い事という意識が無くなっているわけです。

価値に見合わぬ内容と薄利多売に逆らった結果

数学どころか経済にさえほぼ無関心でも言えますが、オリジナルで良いものを作れば需要は高まり、正価で購入する個人や法人は居りましょう。企業クラスで出回れば収益は増大し、ここから分岐した個人向けの低価格な製品を作る事が出来ないMSやAdobeの怠慢とも言えます。

違法コピーをばらまく犯罪者の肩を持つわけでは有りませんが、なぜそうなったのかを考えると、その分野(MSならOS、Adobeならクリエイティブ編集)の市場占有率が高まり独占になって来れば敷居の低い製品を出すか、または競合が現れるまで待つしか無く。

いずれも競合さえされるなら機能を向上し価格を落とさねばならない、それが今からのマイクロソフトです。Googleのみならず、Appleとも直接対決になるため、Windowsでは価格を抑え、オフィスは無料版も出さざるを得ない。競争や努力せずに殿様商売をするとコピーされるの法則。

違法者になりたくなければフリーソフトやシェアウェア

Windowsが高額過ぎると思うなら、パソコンに入った状態で買いましょう。OEMというPCメーカーのサポートになり、メディアやマニュアル、流通コストもぶっこ抜いた状態になるため市販のボックスやDSPを買うより遙かに原価は安いはずです。それでMSはPCメーカーを従えているのかと想像。

Adobe製品が買えないならGimpという高機能なフリーソフトで似たような事が出来ます。Officeが買えないならOpenOffice、その他の製品版にあるようなアプリケーションは機能こそ低いもののVectorや窓の杜で探せば何とかなるものです。

パソコン関連としましたが、デジタルマガジンが言いたい事は上記でしょう。

 

デジタルマガジン「マジコン被害総額の嘘」の真意とは?

まずは皆様釣られ過ぎでございます。

ブログでアクセスを集める方法として、役に立つ有益な記事を書く努力の他に、炎上を目的とした記事もセンスが磨かれ読者が増えると容易。私も所々にガソリンを撒いておりますが、アクセス数が現在の3倍になれば大炎上させる自信が有ります。

そして記事を冷静に良く読むと大変作り込まれており、感情を乗せたように見せかけた書き出しから、皆が嫌う朝日新聞をネタにし、数値による簡単な計算を事実とともに引用。

後半は、ソフトウェア単価が上昇してしまう嘘を、当たり障り無い産経新聞を盾に朝日新聞の元ネタを更に叩く。ここで反朝日を無条件に味方に付けるという、大変高等な操作をしておられます。

デジマガ筆者(と私)は何が言いたいのか?

被害総額を大袈裟に言う事、企業の努力無く一方的に広め搾取する価格は正当と言えるのか。違法コピーは犯罪だけれど、誘発し助長しているのは誰か。

クソゲーを数千円で買わされた結果が違法コピーへの誘惑なら、そういう意味で防止するよう努力しろと、デジマガは書いているわけです。

自分が作ったソフトウェアや自社製品がコピーされる事は大変な心痛や怒りが有るかと思いますが、コピーを防止出来ないならコピーされても収益化出来るような発想がこれから必要です。今時、音楽CDや映画DVDを買うのは余程のマニア。iPodなどでダウンロード販売が有り安いというか価格以上に得るものが有る為です。

15年程前のアドビ製品(確かフォトショップ)は、ドングルというキーボードとMac本体の間に接続するハードウェアでのコピーガードが有り、現在は何故か採用していません。原価数千円で出来そうなものをなぜしないのか。競合されるとコピーという宣伝効果無くして広まれず、縮小の危険さえ有るためです。

デジマガにしては大した釣果では無し。

はてなブックマーク - 『マジコン』の被害総額が数兆円という嘘|デジタルマガジン
http://b.hatena.ne.jp/entry/digimaga.net/2010/04/is-the-damage-total-by-r4-several-trillion-yen-really.html

もう一度、元の記事はこちら。

『マジコン』の被害総額が数兆円という嘘|デジタルマガジン
http://digimaga.net/2010/04/is-the-damage-total-by-r4-several-trillion-yen-really.html

初めのリンクで読んだ人も、もう一度読むと見方が変わるかも知れません。

私らブログを書く人間は、煽動してアクセス集めてナンボという考え方が少なからず有るわけで、本当に価値の無い駄目な記事だと思えば読者はスルーしてナンボです。

一応断っておきますが、デジマガの擁護や関係者などでは無く、ブロガーとして尊敬しているから私のような小物でもパソコンと関連付けて記事としました。デジマガ、輸入ネタも新鮮ですが書き方が面白い。お勧めのブログです。

リンク用ソース

コメント(2)

ウチは田舎過ぎて通信インフラが整備されてないので、幸か不幸かP2Pとは無縁ですw
普通にYouTubeを観るのすら苦労するような環境ですから、数GBサイズの映画やソフトをDLするとか何日かかるか分からなず、当然、その間はネットワーク使用率100%でweb閲覧もまともにできなくなってしまいますかから、精神衛生上良くないです。
だってほら、BTOパソコン.com閲覧できなくなったら困るじゃないですかw

倫理観どうこうというより、現実的な実行に耐えうる環境にないからやってないと言うのが、実情です。
もっとも、じゃあ環境が整ったら割れ厨になるのかというと、これもそうはなりませんけれど。
だって、オマイそのPrescottにゲフォ6600で、映画とかw、3Dとかw、なので。
だれかi7-980xとゲフォ480のPC買ってくれるんなら考えますがw

デジマガのほう確認しましたらちょっと炎上気味なのに焦ったのか、今朝ちょっぱやで記事がリライトされた模様。
魚拓とってないので元記事とどこが変わったのかわかりませんが、豪快に釣り針投入した割にはヒヨるの早すぎじゃないかなって感じです。

BTOパソコンメーカー比較

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

激安感: ★★★★ 安保証: ☆☆☆

部品選: ★★★★

新製品が最速で特価イベント多し。ゲーム推奨PCも多数有り予算と性能の一覧が見易い。標準でOS無しが増えているので価格の比較は慎重に。

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

激安感: ★★★★★ 安保証: ★★

部品選: ★★★☆☆

ゲームPCやクリエイター用PCも種類が多い。ドスパラ同様に知名度が高く、パソコンを良く解っていないPC初心者の悪評が多いが他社と大差無い。

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

激安感: ★★★★ 安保証: ★★★

部品選: ★★★☆☆

faith、TWOTOPを含むユニットコムの本店的存在。インテル以外にAMDの機種も多く予算に合わせて選び易い。全国に実店舗が多数有る国内BTOメーカー。

高性能: ★★★☆☆ 長保証: ★★

激安感: ★★★★★ 安保証: ☆☆

部品選: ☆☆☆☆

世界シェア2~3位、国内3~4位の大手。安くデザインが豊富。カスタマイズは種類が少なく初心者向き。BTOは納期が長くなる事も有り急ぎなら向かない。

高性能: ★★★☆☆ 長保証: ★★

激安感: ★★★☆☆ 安保証: ★★

部品選: ☆☆☆☆

世界シェア4年連続トップ。特価イベントも多いが、旧機種の完成品を叩き売る罠仕様も有るため注意。デスクトップは法人、個人はノートPCが人気有り。

高性能: ★★★☆☆ 長保証: ★★★

激安感: ★★★☆☆ 安保証: ☆☆

部品選: ★★★☆☆

長期保証は安いが2年目以降は補償金額も低くなる。ヤマダ電機が買収後、家電を扱ったりサイト内の説明に矛盾が有るなど昔のツクモとはやや違う。

高性能: ★★★☆☆ 長保証: ★★★

激安感: ☆☆☆☆ 安保証: ☆☆☆

部品選: ★★★☆☆

全体的に他のBTOパソコンより高め。稀に特価品が出るが、それでも他社と同程度。安いPCは保証を延長出来ない事が多い。ヤマダ電機でカスタマイズ出来る店舗もある。

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

激安感: ★★★☆☆ 安保証: ★★

部品選: ★★★☆☆

カスタマイズが激減しパーツの型番も書かれない事が多くなってきた。以前は格安の自作寄りだったが最近は平凡なカスタマイズ。パーツ単品が時々激安で処分される。

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

激安感: ★★★☆☆ 安保証: ★★★

部品選: ★★★★★

3年保証が一覧中では最安。PC初心者にはカスタマイズがやや難しいかも知れないけれど、ケースや電源など選べるなら一見の価値有り。ヒツジ先輩愛用PCは10年くらい前からサイコム。

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

激安感: ★★☆☆☆ 安保証: ★★★

部品選: ★★★★

標準構成がOS付になり初心者用でも分かり易くなった。長期保証2年目からの劣化が2011年8月に解消。サイコムのカスタマイズが難しく、量産系BTOでは物足りないなら一見の価値有り。

※並びをBTOメーカーの知名度順にしました。大小関わらず信用できない要素があるメーカーは載せていません。

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結果として宣伝になっていますが依頼されたわけでは無く、依頼されてもやりません。

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ネグロックさん連載中。水冷自作PCに手を出すならまずはここから。

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ヒツジ先輩

書いてる人:ヒツジ先輩

BTOパソコンの元修理担当。ハードウェアに超詳しいワケではありませんが、どうしたら故障するのか何となく解るので壊れにくいパソコンを紹介します。