最近の国内BTOメーカーの奇妙なPCなど(2017年2月)

2017年2月16日

ここ1ヶ月くらいで変な物が色々登場。

本当に売る気あるのか無いのか、ユーザがそれを求めていると思っているのか、理解に苦しむ企画やパソコンなどが販売開始や価格改定。単品で1記事は苦しいので、まとめて6つ。

適当に見て参りましょう。

最近の国内BTOメーカーの奇妙なPCなど

10万円以下のノートPC特集?

10noto_lp_kv_

逆に10万円以上するノートがあるのか教えて欲しい、10万以下特集。

10万円を少し超える程度ならば、やたら高性能で持て余す一般的用途のノート、大きく超えるならゲーム用くらいしか無いと思われ、今時予算10万円という境界線でノートPC探す人が居るのだろうか。

と思ったけれど、これはBTOパソコン=普通のPCと認識している私の感覚がズレていると思われ、NECなどのノート=普通のPCと思っている人に向けての、「10万円以下で買えるノートPC」なのでしょうな。

上の画像はパソコン工房の公式からパクって来たもので、プレスリリースからの情報ではございません。トップページからネタ探ししていたら偶然この特集を発見。

これこそ大々的にプレスリリースすれば良いネタとは思ったけれど、良く考えるとプレスリリースは新作や新サービス発表するもので、宣伝目的でやるものでは無い事を思い出した。

まともなメディアならスルーされるでしょう。ならば最初からBTOパソコン目的で公式通販へアクセスする人には無意味に近い。6万円以下で区切る方が良い気がする。

一太郎コラボの赤い小型PC

LUV-MACHINES-nano-LE

source:マウス、一太郎とコラボした真っ赤な手のひらデスクトップ - PC Watch

ジャストシステムにねだられて仕方無く作ってみた感。

どこの誰が「一太郎」のロゴがプリントされた赤い小型PCが欲しいのだろうか。おっさん向け?ならば赤はどうかと。

一太郎、ATOK然り、ジャストシステムのコーポレートカラーが赤なので赤にしたのか、いくらパソコンとは言えども、この形で赤いデスクトップPCとして設置すると、消化器のような緊急用の装置に見えてしまい落ち着かない。

単純にダサい、デザインのセンス無い私でさえそう思う。一太郎とマウスのロゴ入りならば、ジャストシステムとコラボして抽選で100人にプレゼントとかした方が良さそう。

しかしJust MyShopで販売、価格は税込で約3.3万、在庫は3+5+売り切れ間近表記。10個しか作らなかったのだろうか。ここまで売れる気がしないパソコンも珍しいと思った。

CPU強化したスティック型PC

DG-STK4D

source:メモリ4GBのWindows 10スティックPCにCPU強化版、ドスパラ - AKIBA PC Hotline!

約2年くらい小さい系PCにこっているドスパラが棒PCをおかわり。

サイズは12x6x2cmくらいであり、ここまでデカく太くなるとスティックというより単なる小型PCに見えるものの、一応はHDMIをテレビなどへ直に挿せるのでスティックと言える、のだろうか。

PassMarkによると、今回の新製品に搭載のAtom x5-Z8550はスコア1,921、旧製品のZ3735Fは908なので何と2倍。本当かよと思い更に調べると、CPUBOSSのベンチマークでZ3735Fとx5-Z8300はほぼ0~1割程度の差、cnews.czのベンチ比較でZ83008550は1割程度の差。

最大2割くらい性能が上がったかも知れず、メモリが2GBから4GBへ盛られているので、価格が2倍以上でも良いなら新製品の2万円オーバーな方がおすすめ。私なら1万円の旧製品で結構。

なぜかは、スティックは低性能ながら安いからこそ良いわけで、大きくなり性能や容量が上がるならば一太郎サイズ(縦横7cm)のような小型PCで結構な感じな為。いや、要らないけれど。

Windowsスマホを投げ売り中

DG-W10M

source:Windows 10スマホがなんと5,980円! ドスパラが特価販売 - AKIBA PC Hotline!

もう一つドスパラより迷走端末。

Windowsスマホを叩き売りしていたようで、価格は何と5,980円という安さ。元の価格は9,200円くらいであり、現在は通販でも7,980円へ値下げ中なので欲しいなら買いましょう。強くお勧めはしないけれど。

ドスパラ以外にはマウスとHPがBTOメーカーなのにWindows 10 Mbile仕様なスマホを販売中で、価格はHP>マウス>ドスパラの順。HPが約8万円~、マウス約2.7万円~、ドスパラ1万円くらい。

iOS、Android、Win10Mob、全部持っている私がWin10~と他2つの単純な違いを申しましょう。WindowsはOSを強く意識させる設計でアプリが非常に少ないので触りたくなくなる。能無しストーカーと一緒に住んでいる感じで凄くウザい。

端末が高かろうと安かろうと、中身が悪かろうでは何しても売れない。

Celeron搭載で税込9.3万円~

Endeavor-MR8000

source:エプソンダイレクト、ミニタワーPC「Endeavor MR8000」など2モデル - ITmedia

青天井は言い過ぎだけれども、強気な価格で攻め続けるエプダイ。

画像は前からHDDなどを抜き差し出来る方のケースで、もう1種類の方は前面出し入れは無しなので少し安い。

安いとは言え税込ならば9.3万円くらい、出し入れ可能な方は11.9万円近くまで値上がりな為、差額となる約2.5万円の価値が前面出し入れにあると思うならでしょうな。私は無いと思う。

驚きのスペックは以下の通り。

  • ケース:Endeavor MR8000(スタンダードモデル) 
  • OS:Windows 10 Home 64bit
  • CPU:Celeron G3900(2.8GHz)
  • グラフィック:※CPUに内蔵
  • メモリ:4GB(4.0GB×1) PC4-2400 DDR4 SDRAM
  • HDD500GB シリアルATA 600MB/s対応 7200rpm
  • 光学:DVD-ROMドライブ シリアルATA対応(再生ソフト付)
  • 電源:350W
  • その他:PS/2キーボード、PS/2オプティカルマウス

ケース、電源ユニット、Windows、そしてマザーボード、これらが合計で税込約6.3万円らしく、高めに見てOS1万、マザー2万としてもケースと電源セットが3.3万円。前面出し入れ可能な方は5.8万円くらい。

また、カスタマイズ内にあるDVD-ROMが4千円とか高めな設定となっており、Celeron、メモリ4GB、HDD 500GBという最小限な仕様でも10万前後行ってしまうという。

ちなみに性能と容量合わせたマウスのPCならこのくらい。

LM-iH440EN

光学ドライブにDVDスーパーマルチを付けても5万円切れるくらい、3年保証付けた税込でも6万円切れるくらい。これでもマウスは利益あるわけで。

商売になっているのならエプダイ凄い、客は信者なのかアホなのか。

ゴールドパーツ採用PCケース

DefineR5-White-Gold-LE

source:サイコム、ゴールドパーツ採用のPCケースなプレミアムBTO PC | マイナビ

一部のパーツが金色という、何がプレミアムか理解に苦しむケース。

見たところ、ケースのゴム足、3.5インチシャドウ、PCIスロット、側板止めるビス、電源ボタンが金色。

これらの部分が黒か白か、それとも金が良いかと問われたならば、個人的には若干金が良いかと思う程度で、プレミアムというほどの価値があるかは微妙。

要するに文句は無いのだけれども、硬派な組立代行系BTOメーカーなサイコムがこのようなプレスリリースをするところが妙な印象。

 

販促はDELLなどの外資系BTOの方が上手い

DELLはAlienware。 

area-51内部

HPも斜めへのこだわり。

omen-x-900中身

LenovoはBTOというより最近は完成品のイメージが強い、Yogaとか。

lenovo-ideapad-yoga-TG.jpg

これら一部の機種は、「海外ではうけるのか?日本では無理があるのでは」と感じるパソコンもあるけれど、その一部機種を除くと実用的な物が多い。

DELLはノートもあるけれどデスクトップPCのメンテナンス性が高く、HPはハイスペックならば中身以外にデザインもよろしい。Lenovoは低性能PCが安い。

DELLは過去にスマホでやらかしたり、HPは現在もクソ高いWindowsスマホを出したりしているものの、それらは年に一度あるかどうかのズッコケで国内メーカーほど迷走品は多くなく、これは売れるだろうと感じる本気プレスリリースが目立つ印象。 

その点、国内メーカーは多少でも話題になれば良いのか弾数を増やし、知名度向上の為なのか、ブランドの認知度を上げたいのか。

私がメーカー側ならばプレスリリースは主に3種類しか出さない。

  • ゲーミングデスクトップPC・・・KabylakeなCPU+Pascalグラボ機
  • ノーマルなデスクトップPC・・・価格帯6~8万円推し
  • それなりなラップトップPC・・・価格帯6万円以下推し

これで需要カバー率80%を超えると思うのだけれども、いかがなものか。

ゲームしないのに10万円以上デスク~は無駄な高性能、ノートPCで良いならそれなりの用途なのだろうから低価格重視。ゲーマーは価格より性能重視として、価格設定は後回しでCPUとグラフィック性能にこだわりを。

これらがトップクラスに上手いのがマウスで、上記の3点プラスαを揃えたプレスリリースを撒いていると感じております。

しかしプレスリリース見て「これは良いWindowsですね」と飛び付く人はまず居ないと思われ、普通はいきなり公式の通販サイトへ行き選び始めるだろうから、結局のところプレスリリースは話題作りとブランド力高める役割なのでしょう。

要するにプレスリリースの中身は何でも良い、と。サイコムの限定ホワイト&ゴールドが良い例。

リンク用ソース

コメント(2)

>10万円以下のノートPC特集

家電量販店で20万円近いノートパソコンを買うのが当たり前だと考えている層には、10万円以下で同性能以上のものが買えることを知らない人も多いでしょうね。もっともそういう層は、大手メーカーにこだわりがあったり、ネット通販に抵抗があったりで、あまり効果がない気もしますが。

>一太郎コラボの赤い小型PC

小中学校の先生とデータのやり取りをすると一太郎のファイルで送られてくることが多いですね。Wordの形式へ変換すればいいだけなので問題はないのですが、学校では一太郎がスタンダードなのでしょうか。

>Celeron搭載で税込9.3万円~

先日、PCを買ったから初期設定をしてほしいということで、70代のご老人宅へ伺ってきましたが、富士通の機種でCeleron+RAM4GB+HDD1TBで13万円だと言っていましたね。TVチューナー搭載の機種ということで、お買い得だったとご本人は満足気でした。ちなみに設置&初期設定とWordExcelのセットアップとOutlookの移行とプリンターの接続をして、出前の大盛り焼きそばと有名店の大福と自家製の美味しいたくあんをいただき私も大満足でした。

>一部のパーツが金色という、何がプレミアムか理解に苦しむケース

このケースは「Fractal Design DefineR5」ですね。とても使いやすく作りもしっかりしたケースで私も愛用しています。白いケースで自作するのが夢だったので選んだのですが、この金色はちょっとやり過ぎな気もしますね。やはりノーマルがいいです。

>10万円以下のノートPC
煽り文句の「パソコン工房だから可能」は言い過ぎな感触。富士通のLIFEBOOKだって、選べば10万円以下のモデルもありますし。クーポン適用が前提ですけれど。

>一太郎コラボの赤い小型PC
せっかくスティックPCより容積が大きいのですから、ストレージは32GBなんぞケチらず、一太郎と語呂が似ている「1TB」くらい積んだら良かったですのに。だいたいDVD版の一太郎をインストールする光学ドライブが非搭載とか、最上位のスーパープレミアムはインストール容量が8.6GB以上なのにストレージ容量32GBは少ないだろとか、ツッコミ待ちかと思える仕様が良い感じ。

>CPU強化したスティック型PC
12cm×6cmだと、日本最大のトンボであるオニヤンマくらいの大きさですね。これは巨大。

>前からHDDなどを抜き差し出来る方のケース
私は好きな仕様です。価格は好きになれませんが。通常版は1万円、リムーバブル対応版は1.5万円、というBTOをケースメーカが行うなら、買いたいケースが増えそう。

>ゴールドパーツ採用PCケース
どうせなら全パーツを金メッキした、オール金モデルも提供した方が面白みはあるやも。数ポイントへアクセント的に金を配置したデザイン、受ける印象としては高級感が出ますね。サイコムを選ぶユーザが、それを好みそうだとは思えませんが。

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BTOパソコンメーカー比較

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★★ 安保証: ★★

部品選: ★★★☆☆

初心者や実用重視のPCユーザー向け。デスクトップ以外にノートも多数有り価格と性能のバランスが良く選びやすい。全国に実店舗が多数有るBTO PCメーカー。

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★ 安保証: ★★

部品選: ★★★☆☆

パソコン工房と同様に機種が多くノートの取扱も有りゲーム用やクリエイター向けPCも有り。送料が比較的高額なので総額注意。知名度は国内トップクラス。

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★ 安保証: ☆☆

部品選: ★★★☆☆

デスクトップPCならパソコン工房とマウス以外にドスパラも見る価値有り。秋葉原に本拠地を構える昔ながらのBTOパソコンメーカーで知名度はマウス並に高い。

高性能: ★★★☆☆ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ☆☆

部品選: ☆☆☆☆

2011年頃から安く無くDELLを選択肢に入れる理由が薄く回線抱き合わせ販売の価格がまぎらわしい。ゲームPCのAlienwareは見た目重視コスパ最悪なので要注意。

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★☆☆ 安保証: ★★

部品選: ☆☆☆☆

高性能ノート以外は見る価値が薄く高額なLenovoという感じ。早々にWindows 7を捨て8に切り替えたので7が必要なら行っても無駄。2012年後半から迷走中。

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ★★

部品選: ★★☆☆☆

ヤマダ電機による買収後はマニアックな感は無くなり家電通販のような普通のパソコン屋に。BTO PCは機種が少なくやや割高。ツクモファンなら選択肢へ。

高性能: ★★★☆☆ 長保証: ☆☆☆

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ☆☆☆

部品選: ★★☆☆☆

2013年7月に(株)KOUZIROが倒産しヤマダ電機子会社インバースネットが続投。長期保証が消滅。これと言った特徴が無く難点は有れど利点が見当たらない。

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ★★★

部品選: ★★★★★

自作しない中~上級者のPCユーザ向け。初心者にはカスタマイズが難しく動かない構成でも購入できるので注意。パーツへのこだわりや知識が有るなら。

※並びはBTOメーカーの知名度の順。大小関わらず信用できない要素があるメーカーは未掲載。

勝手に評価シリーズ

結果として宣伝になっていますが依頼されたわけでは無く、依頼されてもやりません。

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書いてる人:

BTOパソコンの元修理担当。ハードウェアに超詳しいワケではありませんが、どうしたら故障するのか何となく解るので壊れにくいパソコンを紹介します。