ネタにしたくなかった情報商材について。
スレ違いならぬブログ違いであり、くだらないので触れたくなかったものの、「1万円もらえる」は釣り針デカすぎ。Windows高速化やレジストリ云々な詐欺的偽ソフトと通じるものがあるとしましょう。
メールにてタレコミのネタ。
情報商材とは?
簡単に言えば、Amazonなら1~2千円くらいで販売している本の内容程度のコンテンツをさも価値があるかのように説得して数万や数十万円でPDFや動画やセミナーを売るビジネス。
昔見た情報商材暴露サイトを見た感じでは、千円くらいの価値があるならまだしも、実現できないような空論を延々とPDFファイルに書いて売っていたであろう猛者も存在しておりました。
その中でも「1万円もらえる」は新しい。「いくら払えば?」とまず思った。結論からいうと、PayPal登録させて毎月3万円、最低でも3万は取るような新しい錬金術な集金方法。
2ヶ月ほど寝かしつつ遊んで来たので報告。
テストを受けるだけで1万円もらえる?
会場はこちら。リンクはもちろんしない。
マイ・アカウント | プレミアム・メンバーシップ
https://s.kato-premium.c●m/l/pmt/
ログインしなければこの画面にはならないため、毎日のようにメールが届いて良いなら登録しましょう。おすすめはしていない。
予備テストのようなものがあったのでやってみた。
空気を読まないヒツジ先輩、68点を叩き出してしまう。
「自分には才能あるのか」と気分良くさせているのかと思えばそうでもないようで。もし起業しようとしてもネタがないのでセンスはゼロだと思うのだけれども。怪しいパソコンの修理屋でもやればいいのだろうか。
ならばもう何でもいいから1万円くれと思ったがそうは問屋が卸さない。
1万円もらうまでに次々と生み出されるハードルを超えるスタイル。
「全員に進呈」は、正しくは「(本番のテストで40点以上を取りクレジットカード登録した)全員に進呈」であり、その40点を取るためにセミナーの動画を28時間分ご用意されている模様。
この後、セミナー動画はおかわり状態となり、合計で百何十時間とかマジキチ状態へ突入して声出して笑った。
流れの説明がこちら。
主催者は目安としてIQが130以上、正確には人口の上位2%ならば入会できるMENSAの日本版で148認定されているスーパーIQ高い人なので、そういう人が説明すると難しくなるのでしょう。ということにしておきましょう。頭悪そうとは言っておりません。
頭悪そうな私が書き換えるとわかりやすいかも知れない。
- メールアドレス登録
- 予備テストを受けてみる
- セミナー動画を見る ※任意
- 本番テストを受けてみる
- 30~35点でCFP(?)登録可能
- 40点以上でお試し0円設定(?)
- ここから後は不明
というわけで、ここまでの説明は3番まで。そして4番へ。
これで40点以上になれば1万円もらえる、わけではなし。
最後まで何の略なのかわからなかったCFPという何かに登録しなければならない。「お試し0円設定」の意味もわからなかったけれどヒントがございます。
何度かテストを受けてみたところ、4回目くらいに30点取れた。
ちなみに1日1回しかこのテストは受けられない。
なぜかはセミナー動画で勉強してほしい、という言い分だけれども、1日何度もテキトーに答えて40点以上を取られないためでしょう。知らないけれど。
テスト内容の問題文は簡潔ながら、回答は5択で1つあたり200文字前後あるので読む気が失せる。最初の1回だけ真面目にやったところ20点だったので次からは読まずに答えた。
推測だけれども、回答用の5択はどれを選択しても合っているような内容ばかりであり、15問目あたりで毎回カクっとラグる、遅延するため、回答内容ではなくデタラメに選んで次の問題へ進んでいないかチェックしていると予想。
1問あたり何分か忘れたが結構長めなタイマーだったので、何度かテスト受けて時間をかけて答えているふりをすれば何回目かで30点、CFP登録で何かを予約した後に40点を取ればOKという憶測。
面倒になったので期限切れにしてみると、予想通りの引き止めメール。
そう来ると思った。
アフィリエイト報酬がすごい
アフィリエイトもあったのでのぞいてみたところ、こちらはなんとアフィリンク経由しただけで1クリック3千円、無料のテストを受けた時点で1万円の報酬、更に有料会員へ移行したなら+3万で4.3万円になるという笑いが止まらない設定。
「自作自演してもバレる、承認しない」のように書かれていたけれど、テザリングしてユーザエージェント書換えてプロキシサーバ経由すればわかるわけがなく「払う気ないのか?」と思った。
登録者に1万円、アフィリエイターへ1万円+α、この時点で破綻している。ところが報酬もらいまくりの実績例。
すごいですな(棒読)
次世代起業家育成セミナーは月謝3万円
セミナー動画は5分くらいしか見ていないけれど、1万円もらえる説明の動画は全部見た。
source:https://www.youtube.com/watch?v=ND0RSJkdJ4U
書き方が妙ですな。初月と31日間は意味が違う。
初月が25日だったなら残りは5~6日であり、逆に31日間ならば高確率で翌月までまたいでしまう。ひねくれず素直に初月=翌月含むとして考えても、翌月は2ヶ月目になるので矛盾しますな。
そしてどうしてもCFPというやつに登録させたいらしい。
もしかしてこのCFPというやつがカウント開始なのだろうか。私は40点取れずやめたので、その後の流れが不明。
続きでもやはり初月31日間な件。
MENSAレベルな思考回路の人なら意味わかるのだろうか。
そして大本命、まさかのPayPal登録である。
「事務の煩雑さを避けるため」とか理由がすごいですな。事務処理とクレジットカード登録と何の関係があるのか。
事務の~に加えてキャプションでは理由がおかわり、重複登録を避けるとかますます意味がわからない。MENSAな人ならわかるのか。
そして炎上へ
意外と早かった、2月下旬からアフィリエイターによる拡散が始まり、私が登録したのはその2ヶ月後の4月。更に1ヶ月後の5月上旬~中旬にかけてアフィリエイターらが炎上。
報酬が支払われない、承認率が数%。そして登録した側も、1万円もらえていない、勝手にPayPalから3万円決済された、などと「お前らなぜ予想しなかったの?」と思うギャグのような展開へ。
消える可能性あるのでリンクせず、ツイートの埋め込みもしない。
- https://twitter.com/sh●ta007
アフィリエイターのクレームを引用。
- このまま逃げるのはダメでしょ、、このままだと再起不能なくらいの汚名を被ります。
- 全アフィリエイターに全承認+αぐらいでもしないとあなたのためになりませんよ。
- 次は登録数の改ざんに出ましたね。どうしても逃げ切りたいみたいだな
- おすすめの弁護士をご紹介しますので、知りたい方はDMください。
- 2月同様に登録数×1万円という計算には絶対しないようです。
中にはアフィリエイトを成立させるために広告費を10万円使い、数十件は無料登録しているはずが9千円しか報酬もらえなかったとか、救いようのないアホな人も存在する模様。
変わって登録した人のクレーム。
- PAYPALで誤って課金されたので返金を要求しても、全く無視状態です。
- 早く退会させてください。何度問い合わせても事務的な長々と続く文章ばかりで、
カモがネギ背負うかのごとく、アホがカード登録。
アフィリエイターがお怒りな原因は、承認率がクソ低いに加えて後付で報酬や条件を変更されたらしく、この後付はテスト受ける側でもあるある。
このエラーが出始めたのは6月中旬頃からであり、1日の時点ではまだ7回ルールはなかった。その証拠に私は10回受けたと表示されておりましょう。
MENSAの人なら意味がわかるのか、この文章もおかしい。
なぜ「お試し0円登録」とやらを最優先で予約をする必要があるのか。このような不自然な箇所が多すぎ、「金を取るためにどう目くらましするか考えたのかな?」と何度か思った。
そして逃亡か?
テストのページをブックマークしていたので行ってみた結果。
間もなく閉鎖なので10回テストした私がもうすぐ参加できない意味ではなく、この集金システム自体を閉鎖する的な意味かと。
本当に広告費10億円でそれを使い切ったのならば、1万円で割ると10万人。但しアフィリエイターへの報酬が4万円+αなのでアフィリ経由2万人なら10億円+αでだいたい帳尻合う。1万円あげて3万円もらっている率100%なら。
寿命4ヶ月、情報商材的には短いと思った。
結論(憶測)
ほぼ全て私の予想や妄想での結論として。
- アフィリエイターには最初から高額な報酬を支払う気はなかった
- 無料登録で「1万円もらえる」は「3万円払う準備をしたならば」
- 予想外にPayPalのカード登録率が低すぎたので閉鎖するしかない
1の承認率については、ASP経由ではなく自社システムなのでアフィリエイター側はコンバージョン(無料登録や有料会員化)を確認できず、わかることはせいぜい何人をランディングページへ誘導できたかまで。
ASPが仲介すると、ASPの報酬はアフィリエイターへの報酬の何%、または売上全体の何%、となるため、依頼主が承認率を不当に下げるとASPも困る。しかし自社ASなら関係ない。※ASP:アフィリエイト・サービス・プロバイダ
2については私も登録したのでPayPalが出た時点でニヤニヤしてしまった。これさえ登録しなければ大丈夫、登録しなければ進めなくなるのだろうとわかった。しかしわからない人も居るようで驚いた。
3は情弱が大量に釣れたとしても本物のアホが少なすぎ、1万円あげて3万円もらうビジネスが成り立たなかったのでしょう。今どきカード情報をそう簡単に登録する人間が多いとは思えない点でミスっている。IQ高い割にバカだとは申しておりません。
情報商材や高額セミナーの大半はカモネギ
世の中そんなに甘くはないし上手い話もなければ、情報商材のように楽して稼ぐにはセンスあり信用を捨てる覚悟が必要であり、そういうセンスのある人は情報商材やセミナーとか見なくとも自力で起業できるものでしょう。
月謝3万、支払い最長の3年で108万円を突っ込み1億円売り上げるような事業主になれるなら、タダで教えて営業利益の1割をピンハネすれば不労所得が可能だろうけれどもなぜそうしないのか。1億とか無理だからと思われても仕方ない。
その他「1日たった3時間の作業で誰でも毎月100万円稼げるようになる」のような頭おかしい情報商材も同様、それが本当なら最低賃金の安い地域で時給1,000円でパートを雇えば約90万円/月の利益になるのだから100人雇えば年間10億円の利益が出る。
数万円の情報商材や数十万円のセミナーでそんなものを売るわけがない。というか、存在していないことをタイトルで証明しておりましょう。
10年くらい前に友人が引っかかった情報商材が確か4万円で200ページくらいのPDFファイルが提供される形。中身はもちろん大したことは書かれておらず、小難しい話ばかりな机上の空論まみれ。
アホな人ではなかったので、なぜ金出したのか不思議に思い聞いたところ、ステップメールを読んでいる内に、この人のこの情報なら4万は数ヶ月で回収できると思ってしまったそうな。もはや洗脳、教祖にお布施して仏壇買うような。
情報商材の導線はたいていが口コミ風なブログ記事のアフィリエイターによる宣伝、そこで無料と称して釣り、釣った後に洗脳して行き、最終的に買わせる辺りは今回の1万円釣り師が教えてくれるビジネスもどきと同じ。
次世代起業家育成セミナーではなく、旧世代情報商材屋育成ビジネス。
PDFやDVDでの情報商材、数万どころか数十万円のセミナーが通用しなくなったのか、その作り方を月3万円取り教えてくれるビジネス。セミナー動画5分見てわかった。顔出して実名まで晒してこれは切羽詰まりすぎでしょう。
他人に教えて金になる情報ならば従業員を雇い会社にするはず。これを常に考えていればだまされることはないと思うのだけれども、だまされる人がいるから売り続けられるのでしょうな。
また、詐欺罪としても成立しようがないため、秒速で1億円かせいでシンガポールでデイトレーダーになる人も現れる始末。
以上、当サイト過去9年半くらいでトップクラスのクソ記事失礼。
Come on!Foolish Person
>情報商材
私なら「確実に1万円を稼げる方法をお教えします」という商材を1万円で売りますかね。形態はPDFファイルで。中身は「私と同じ方法でこのPDFを1万円で売りなさい」とでも書いておきます。
>ログインしなければこの画面にはならないため
試しにいくつかのメルアドで登録できるか試してみましたけれど、すべて「そのメルアドの登録はありませんでした」と出て登録不可でしたよ。このためにヤフーメールとGメールを1つずつ新規登録しましたのに。ちなみに捨てアドは軒並み不可でした。
メールの内容を墨消しして掲載。メルマガ発行人の氏名はあえてフルオープン。
https://i.imgur.com/HDqQQyy.jpg
>予備テストのようなものがあったのでやってみた
起業センス、というパワーワードで調べてみると、ネット上にPDFがゴロゴロ転がっていますね。というかこれ、昔々からある起業、詐欺とは言いませんがそれに近い楽天かよと思える誇大広告の乱舞で煽るサイトですね。
試しにPDFのタイトルをいくつか羅列。
「7分でできる起業センス測定とは」
「一流起業家以上の起業センスになります!!」
「起業センス診断を受けた方の感想の一部を紹介します」
「1万円進呈! 最大121万 5400 円の8つのプレゼントの内容は」
「動画を最後まで見た人に進呈!!!」
「この PDF を作るまで、約 4,000 万円ほど仮想通貨のトレード・基本姿勢の習得や学びに投資しています。」
面倒くさいため以上で。
>怪しいパソコンの修理屋
電子計算機修理者とでも名乗りますか。略して電機修理者。読み方は「えれくとろほうとふ」あたりで。
【ピクシブ百科事典】玩具修理者 (ようぐそうほうとふ)とは
https://dic.pixiv.net/a/%E7%8E%A9%E5%85%B7%E4%BF%AE%E7%90%86%E8%80%85
>流れの説明がこちら。
手書きとかけっこう頑張りますよね。私は上司へのメモでさえデジタルへ移行気味です。
>最後まで何の略なのかわからなかったCFP
ビジネス的な用語なら「CERTIFIED FINANCIAL PLANNER」ですかね。ファイナンシャルプランナーの国際ライセンス。
>寿命4ヶ月、情報商材的には短いと思った。
私はこの広告をけっこう以前、おそらく5年以上は前から見かけていますから、サイトURLを変えてまた同じ行為が繰り返されるような気がします。いつぞやはせどりで儲けようという話題でしたが、最近は仮想通貨で儲けようという話題に変わっていましたし。
当記事にて引用というか転載した都合の悪いコメントをスレッド丸ごと削除した模様。
加藤●太@MBA経営戦略・仮想通貨・リップル(@Sh●ta007)さん | Twitter
https://twitter.com/sh●ta007
まだ若いのに。IQ高いメンサとやらは、こんなバカなの?と思った。