運転中のスマホいじりは時々見掛ける。
前の車がフラフラしていたり車線を少しずつ離れて行く場合は怖いので、車間距離を広げたり、片側2車線以上ならば一気に追い越して逃げるが正解だと思っており、ミラーで後方を見ると高確率で当たり。
月曜かつ祝日なので最近の意味不明なニュースを手短に。
今回のネタはこちら。
運転中のiPhone使用による死傷事故、被害者家族がAppleに対して損害賠償請求訴訟 - BusinessNewsline
http://business.newsln.jp/news/201701040107080000.html
テキサスとかカリフォルニアの文字があるので米国でしょうな。
加害者が運転中にiPhoneでFaceTimeアプリを使用していたことが原因として、アプリの開発元となるAppleに対して損害賠償請求訴訟を起こした
もうこの時点で意味が解らないけれど、更に不明な部分がここ。
運転中のアプリ使用を防止するための技術を特許(US 8706143 B1)として既に保有していながら、その特許技術を製品に活かさなかった
特許は権利を持っていたからと必ず使うものでは無く、「いつか使うかも知れないので取っておこう」という、絶対に使わないフラグが立つような変な特許も存在しております。
だいたいこの状態では本当に使えるのか謎。
スマートフォンに搭載されている振動センサーを利用することで、デバイスの使用環境が走行中の自動車の中であるかどうかを認識
振動センサーが正しく働き、自動車内のみ、運転者のみを判別出来なければバスのような自分が運転しない乗り物全般、更には自動車のみでも同乗者まで全員スマホ使えない事は明白。
これには自動車メーカー側の協力が無ければ成り立たず、しかも装備出来てもカーナビのテレビのようにハックされて走行中でも映ってしまえるよう改造する人が必ず出るはずなので法整備まで必要となってしまう。
単なるイチャモン、陪審員ポカーンになるだろうとは思うものの、訴訟大国アメリカと言えばこの事件を思い出す。
陪審員による評議の結果、次の理由でリーベックに20%、マクドナルドに80%の過失があるとした。
訴訟と同様の苦情が過去10年間に700件あった
source:マクドナルド・コーヒー事件 - Wikipedia
この件ではマクドナルドが最初に対応をミスっているので本人以外に陪審員を怒らせたとも考えられるけれど、自分の不注意による訴訟が700件とか国民性としてひどすぎましょう。
話を戻し、スマホ事故の話がもし通ってしまうのならば、自動ブレーキシステムの技術を持っている自動車メーカーならそちらにも飛び火したりも考えられる。
これらを合わせてみると、自動ブレーキ付の自動車は無しの車より当然高額になるだろうから、運転中スマホロック技術付のiPhoneも高額になり、運転者本人がそれ買うか疑問なのでやはり法律が必要。
私は何が言いたいのか?
日本でもユトリのせいか判らないけれど、非常識を常識と考えるアホが増えていると感じており、運転中のスマホ以外にも歩きスマホにチャリスマホ、深夜に他人の敷地へ忍び込みポケモンゲット。
また、これらの輩を非難する人間側にも非常識が常識な人も多く居られるようで、ポケモンGoのアプリが悪い、任天堂(本当はNianticというメーカー)のせい、などとラリっていたり、どちらもどちら。
アプリもそれを作ったメーカーも、スマホを作った企業いずれも悪くは無く、自動車や自転車や靴を作ったメーカーも悪くは無く、使っている人間の問題なのは一般常識があるなら、頭おかしく無いなら判るはず。
アホの一例。
高崎市、市156施設でのポケモンGO禁止 :日本経済新聞
http://www.nikkei.com/article/DGXLASFB04H7G_U6A800C1L60000/
群馬県高崎の市長がアホなのか、市民にアホが多すぎて仕方無いのか。施設の出入り口に、「施設内でのスマホ使用はマナーを守りましょう」と掲示するだけでは駄目なのか。
とりあえずマイクロソフトのせい。
>運転中のスマホいじり
スピードを出しそうにない場所で警官に止められている車は、だいたいコレですね。バイクでのスマホいじりを見た時は戦慄が走った次第。
>運転中のiPhone使用による死傷事故
FaceTimeはビデオ通話アプリだそうで。運転中にスマホを凝視して電話していれば、目だけではなく耳も運転そっちのけになる訳で、そりゃ事故るわと。
こういう時こそ「Apple Watchで通話」が役に立つのでは。
>深夜に他人の敷地へ忍び込みポケモンゲット
小学生までなら仕方ないかな、とも思えますが、深夜という事はいい大人でしょうか。ポケモンと一緒に前科もゲットするとは、とんだポケモンマスター。