パソコン工房がダウンロードコーナー開始。
その名の通りソフトウェアをダウンロード販売するページで、公式サイトの一部として2017年9月21日より公開されております。Amazonなどでは無くパソコン工房で買う意味はあるのか検証。
というほどでも無いけれど適当に見て参りましょう。
パソコン工房がソフトのダウンロード販売ページ開設
トップページのメニュー「ダウンロードソフト」を押すとブラウザの別タブで独立したこのページが開く。
左に各カテゴリのタイトル数が表示されており、かぶっている「特集・おすすめ」を除いた数を合計すると、私がこれを書いている現時点で1,634タイトル。
試しに「ゲーム」を開くと437ある中でオンラインゲームはダークソウル1~3の3種類しか無かったので、何でもあるわけでは無く、カテゴリで片寄りはあるのでしょう。
価格的な優位性はあるか?
適当に目についたソフト、まずはこれ。
さすが職人向け、業務用だけはあり高価ですな。アップグレードが3万円以上とかワケがわからない世界。しかしウリ文句は低価格という、これでも安い方なのでしょう。
Crel公式でのダウンロード販売価格は余裕で高い74,520円。
パソコン工房は税込70,135円なので差は4,385円。
但し画像を見ての通り、公式ならば+約2千円で2年間再ダウンロードするサービスも選択出来るので、バックアップしない人は公式で買うべきでしょうな。CAD職人でバックアップしない人が居るとは思えないけれど。
次。マイクロソフトのProject Professional 2016、何をするソフトかは不明。
税込にすると、通常142,344のところ値引後129,395円。
検索するとベクターでダウンロード販売発見。
142,344円はパソコン工房の通常価格と同じ、マイクロソフト公式とも同じ。
但し、Amazonにもダウンロード販売があり価格は税込129,378円なので、わずかながらAmazonの方が17円安い。
次、MSオフィス2016はパソコン工房が税込34,160円、Amazonも同じ。
但し期間限定ながらAmazonで買うと特典が付いているのでお得。
ラストはオンラインゲームのSteam版ダークソウル3、税込6,178円。本家Steamは7,484円なので1,306円安い。しかし・・・
なぜか本体のみより、本体+拡張コンテンツ2種類セット(下3つの内の2,160円のやつ、その下2つがセットになったもの)がフルセットになる割に値引きされて5,832円なのでSteamの方が346円安い+2,160円分の拡張セットで実質2,506円分お得。
パソコン工房の方が安いモノもあれば高いモノもあり、本家で購入した方がオマケつきで得するという、特にパソコン工房が良いとも悪いとも言えないと思った。
決済はクレジットカードのみ
決済のSTEP3は自動的にカード決済。
これは当然な仕組で、物を送るわけでは無いので代引きは出来ず、銀行振込にすると特長と言える「今すぐ使える」が使えなくなってしまう。
パソコン工房でダウンロード購入する意味はあるか?
ダウンロード販売ならばどこで購入してもデジタルデータなのだからモノは同じ、アリかと言えばアリでしょう。しかも他サイトよりも安いならば、カード決済可能な人には選択肢の1つにしても良さそう。
最大の利点というか難点では無いところは、パソコン工房に限る話ではないものの安心感とか信頼性の高さ。
逆に不安で信頼性に欠けると言えば、DSP(本当はOEM)版WindowsとかMSオフィスの海賊版をダウンロード販売、シリアルキーのみメールで送るという楽天とかヤフオクの怪しい出品。
ダウンロードでは無いけれど、私はDSP版Windowsを買う時はAmazonとか楽天は論外として、ドスパラ、パソコン工房、ツクモ、この3社で価格と抱き合わせパーツを比較し限定的に選ぶ事にしております。確実に正規品を手に入れたい。
というわけで流行って欲しい普及した方が良いサイトとは思うものの、弱点としてはパソコン工房は宣伝が下手だと感じておりフェードアウトする可能性。
やってみたは良いが売上に繋がらなければ人員を割けず、結果として放置されて新作が登録されず利用率も低下する悪循環になりそうな予感。
プレスリリースなどで、「ユニットコム、ダウンロードコーナーへ新たに100タイトル追加」とか随時やれば良いと思うものの、どこまで本気でやり切れるか。
ダウンロード販売といえばベクター、窓の杜、Amazonも少々、これらが競合になるわけで、知名度で言えば今から始めるのは遅い、手間ばかりで利益には繋がらずやめるだろうと予想しております。
問題はパソコン工房で会員登録してまでダウンロード購入するかがハードル高いと思った。私は過去何度かPC購入したのでIDとパスワード持っているけれど、そこまでするならAmazonとかで買うかと。
余計な世話ながら、値引き分をポイントに変換して、一度買うと次も買ってしまう、ヨドバシなどのようなリピート狙いが良さそうですな。
ゲームソフトだけ少し見てみましたが、Steamのキーを販売しているだけの商品もあったり、ソフトそのものをダウンロードするタイプもあったりするようですね。
Steamのキーを販売している物は基本的にSteamでの購入がお勧めです。
Steamでは、一定の条件を満たせば、返品も可能なので、購入したけど起動しないという場合でも返品できます。
Steam返品
http://store.steampowered.com/steam_refunds/?l=japanese
一方、パソコン工房、ベクター、Amazonを見てみましたが、いずれも返品不可でしたので、恐らく国内のダウンロード販売は基本的に返品不可なのでしょう。
どうでも良いといえばどうでも良いですけれど、最上段のカテゴリ「ゲーム」「セキュリティ」「オフィス」……から「セキュリティ」を選ぶと「全116件」に対し、トップページ下段の「カテゴリ一覧」から「システム関連」→「セキュリティ」を選ぶと「全149件」になるのは何故なのか。
ちなみに前者の116件にはバックアップソフト無し。後者の149件にはバックアップソフトあり。という違いが分かりやすいやも。
>Project Professional 2016、何をするソフトかは不明
ざっと見た感じだとグループウェアですね。オンライン上にワークスペースを作り、メンバーそれぞれがアクセスすることで共同作業を行ったり、プロジェクトの進捗状況を管理したり、それによって仕事の割り振りを調整したり、という作業を行えるようにするソフト。
Googleドキュメントの拡大版、と思えば良いかと。
>決済はクレジットカードのみ
ベクターあたりだとコンビニ払いがありましたっけ。チケット発行機のような端末か、コピー機のメニューを操作して振込用紙を印刷し、レジで払う形式。
楽天カードくらいなら誰でも審査は通るでしょうから、カード払いに抵抗が無いなら1枚くらい作っておくと便利。