文字嫌いの代表格と言える私が私。
しかし既に10年以上くらい毎日数千文字を書き続け、週に数十万文字読むと思われる割に成り立ち続く不思議。なぜなのか、それは自分のために文字を読みまくり書きまくっていないからに他ならない。
読書感想文、多分今でも書けないはずの私が書いてみましょう。
常連の皆さんは「何このネタ?」と思われていそうなので言い訳すると、いつもの当サイトのブログ記事、文末あたりのまとめ感ある箇所は私の読書感想文。
ガイアの夜明けで最後に「なんちゃらである」のようなポエムほどではないとしても、私はこの10年くらい感想文しまくっていると気付いたため、そういうのが苦手な最近の若者へ、感想文が今でもクソ苦手な私が感想文で書いて差し上げる。
「走れメロス」で感想文を書け?
元ネタはこちら。
太宰治 走れメロス
https://www.aozora.gr.jp/cards/000035/files/1567_14913.html
読書嫌い小学生が太宰治の文学に感想とかできない説
確か小学生3年か6年か、もう忘れたほどの大昔。当時の担任教員が走れメロスで読書感想文を書けと命令して来た。
ハードルがいくつもある。
- 走れメロ何?いや全然興味ない
- 途中経過つまらなくて頭に入らず挫折
- だいたいカンソウブンが何なのか習っていない
など。
結果、こういう読書感想文になる。当時の原文再現率高いはず。
「走れメロス」
4年4組 羊田 五月
メロスはすごいなと思いました。
2ちゃんねる風な今来た3行という未来を先取りしていたエスパー感。
実際に本文(走れメロス)を読んではおらず、友達を助けるため自分の命をかけた物語ですと教員が言っていたため、ならばイイネと思った。
読書したとは言っていない。
太宰治にも文学にも興味ない中学生な私にもムリ説
だいたい太宰治とかいう、教科書や図書館の本にあるような大人の作文を読み感想を書けとか恐れ多すぎるレベルではなかろうか。それ以前に太宰にもメロスにも読書にも興味ないのだけれども、無視して書け、その書き方さえ教えずの義務教育ひどい。
走れメロスではなかったけれど中学生の頃も読書感想文書け、どころか、戦争に関する詩を書けという、今思えば無茶振りすぎる課題が昭和の中学義務教育であった。あれで都道府県の金賞とか取るとかただのマジキチかインチキと思う。
中学生の私がメロスの感想を書くとこうなるはず。
「走れメロス」
2年2組 羊田 五月
走れメロスの主人公はメロスで、その親友の名前はセリヌンティウスで、彼の命を暴虐な王に預け、妹の結婚式のために帰宅しました(中略)※延々とあらすじが続く
メロスはすごいなと思いました。
生徒が1人原稿用紙1枚以上書けば良いという基準が教員の目的なのだろうし、こちらとしてはカンソウブンの意味も書く理由もわからない。
興味のない文学に感想など無いのだから当たり前、読書する趣味ない。なのでお前がお題を決めて書けと言われてもムリがある。なのでドクショカンソウブンを完成させるためには、あらすじで埋めるしか思いつかない。
当時の私はメロスを何とも思っていないのだから感想もクソもない。興味のない人間に関して論文書くとかムリ。彼ら教員の目的は原稿用紙埋めることでしかない。
ブログやる前の私がカンソウブン書いても同じはず
メロスはすごいと思いましたで終わる。10年少々前の私なら。
読書感想文のコツは自分を洗脳するところから
読書感想文の目的とか考えてもムダ。
教員らは「わらわ(余)の前で舞ってみよ」と言っているだけであり、おもしろおかしく、言われた通りにご満足したいのでしょう、だが断るのが私。
その学校の生徒が金賞とか最優秀賞とか取れば鼻高々なだけでは。カンソウブンが何なのかよくわからず文字を書こうとしている本人は苦痛でしかない。
今の私は読書感想文を強要されることもなければ、この10年以上なぜか続けているブログも誰にもやれとも言われていない。
文字読むのも書くのも大嫌い、読書も感想文も意味不明、な私がガチで読書感想文を書いてみましょう。
文字嫌いな大人の私の読書感想文
「走れメロス」
BTOパソコン.jp ヒツジ先輩
私も激怒した、このメロスとかいうクソ主人公がクズすぎる。
この物語の最大の主人公はメロスを信じたセリヌンティウスに他ならず、次いで恥を忍んだか心動かされたか、どちらもかも知れない、自ら改心したディオニス王の潔い結末にひどく感動し助演男優賞を差し上げたい。
それとは違う低レベルな、名目だけ主人公なメロスがクズすぎる。
彼の感情による衝動的な言い分や言い訳が見苦しすぎ、友人を見殺しにするかも知れない前提、なまけもの、もういいや、的に友人の死の条件を軽く考えるなど、私がセリヌンティウスならば残念すぎる友人がメロスであり断じて英雄視できる人間ではない。
その観点で言えば、セリヌンティウスとしてはメロスに裏切られるような人生が自分の生き方だったとして王に殺されても仕方ない、運命だと判断したのであろう、彼こそが主人公でありつつ。
第二の主人公は王。暴君が恥を覚悟か、メロス達を許すべきと心動かしたメロスの帰還。メロスが殺されに帰って来たことが驚愕だったのかといえば、セリヌンティウス的には「だがそれがいい」としても、王は素で驚く以上のレベル。
セリヌンティウスは「やれやれだぜ」と思っていただろうし、暴君は「あ、ありのまま今日起こった事を話すぜ」と当夜の食卓で笑い話とし、家族や家臣らの前で涙し反省したであろうと想像できる。
出発前にしても途中にしてもグダグダでクズすぎるメロスに親近感あるのは、私は過去に友人を裏切るしかないと考えたこともあった、これはだめかもわからんねと思った時に敵対していた人から救われたこともあり、人間関係とは複雑だけれども意外と単純なのかも、単純ながら複雑なのかも知れないと思った。自分がメロスだったなら、そうグダグダにならないとは言い切れない。
そんなことはどうでも良いし、メロスやセリヌンティウスとか王がどうとかもどうでもよく、メロスの妹に結婚おめでとうと申し上げる次第。
メロスはすごいなと思いました。
感想文風どころか、もはや詐欺師風である。
読書感想文の書き方のコツや苦手意識の克服
上で書いたヒツジ先輩名義の読書感想文風な作文をイイネと思ったならば、ブログ書いてみればいい。但し、そのブログは自分の日記ではいけない、他人向けの日記で。
当サイトはほぼ毎日更新なので割と毎日気を遣うけれど、週一ならば7日に一度だけしか他人に対して気を遣うような作文はしなくていいのでハードル低いというか少ない。7個ではなく1個に対して7日検討する時間ある。
手のひらを返すと私は他人に気を遣ってはいないつもりなのだけれども、それは「つもり」なだけ。当サイトは開始と同時に他人のために書いて来た、自己満足で終わるツンデレしているけれど、自己満足で終わる記事はひとつもないはず。
読書感想文はその逆。教員を感動させてみろというクソ課題。
上で書いた走れメロスの感想文が面白いと思ったならば、それは義務教育下や強要ではない大人の私がドクショカンソウブンをバカにして自由に感想文を書いたから書けた。
こういうのは大学でレポートを書くとか、受験や就活の面接で「相手を喜ばせるため」の技術だとか、実務でプレゼンしたり管理職となり人を動かす時に必要となるスキルであり、走れメロスのカンソウブンを真剣にやる意味は皆無でしょう。
「日教組」(にっきょうそ)で検索してどうぞ。
四百字詰め原稿用紙とかいうトラウマ
その後迫力ある文章に出会って初めて
虚像の文章との違いを体感できる と思えばまぁ
その迫力ある文章が創成期のパチンコ雑誌だったりするのだが
要点がスッパリ抜けていたので補足。例として1月の末から3記事を例として。
1.ゲーム用モバイル版RTX20シリーズは需要あるのか? - BTOパソコン.jp
https://bto-pc.jp/select/mobile-rtx-20-series.html
2.microbitでプログラミング入門の勉強は楽しめるか? - BTOパソコン.jp
https://bto-pc.jp/select/forever-microbit.html
3.量産系BTOのドスパラを当サイトでは非推奨へ変更 - BTOパソコン.jp
https://bto-pc.jp/select/notice-of-termination-dospara.html
1はMSIのRTX20~搭載ノート単体では1記事として感想文書けるほどの中身がない、言い換えると「我輩は猫である」1作品だけで感想を私は書けない、ならばまとめて「夏目漱石とかいう文豪は需要あるのか?」として感想文した感じ。
2については挿絵(ブログでいう画像)が面倒な上に興味もない機器なため半年も検証結果(読後の感想)を先延ばしにしたが、せっかく買った本(機器)なので1記事感想文書かないわけには行かなかった。
3は丸ごと感想文であり、本当は悪く書きたくなかった、過去に何度も良い作品を出したドスパラなので逆に半年待って差し上げた、本文丸ごと読書(メーカー評価)感想文として読めばドクショカンソウブンが何なのか掴めるやも知れず。
このコメント欄にしても私の記事に対する読書感想文のようなものかと。
なので本気で走れメロスで読書感想文するならば太宰治を好きになれば手っ取り早い、コメントしている常連の皆さんは当サイトやヒツジ先輩が好きで書いている人が多い感じ。
しかしそうではなく反論するためにコメント登録する人も居れば、私のようにもうパソコンのハードウェア興味あまりないし面倒と言いつつ感想文している人間も居るわけで。
後者ならば演劇のようなもの。別にジュリエット好きではなくともロミオ役を上手く演じる、それが読書感想文。自分がそう思っていなくとも、読書感想文の読み手を感動させたり納得させる文章を創作すればOK。
もちろん心から思えた文章を書けるならばそれが最良。
当サイトでの具体的な例としては、他人が考えたアンケート結果に対して感想文ぶち込む記事は割と難しい。対して自分がお題出したアンケート結果の感想文はスラスラ書ける。
中学生当時の私がマーガレット渡されて感想文書くか、ジャンプを選び書くか、のような難易度の差がございます。りぼん、なかよし辺りならまだ簡単。マーガレットは(もういい?
更にどうでもいいけれど、パタリロがガチホモ漫画だと気付いたのは大人になってから。
読書感想文はけっこう得意でした。たぶん今でも得意なはず。
1.上手く書こうと思うに従い下手になる
2.貶すだけ、褒めるだけの感想文はつまらない
3.文字数が足らなければあらすじの要約で調節
4.結論を先に書いた方が、文章の終着点が定まるため楽
5.何を書いたら良いか分からなければ、まったく別の話をつらつら書いて、それを読書感想文に上手く繋げる
6.本を読むのが面倒なら、作者の後書きだけ読めば書ける
好きだとは言っていない。
>走れメロス
私なら
1.メロスが走らなかったら
2.王様が暴君ではなく普通の人だったら
3.メロスが日没どころか朝日が拝めるくらい早く間に合っていたら
4.王様が改心せず予定通りメロスが処刑されたら
5.メロスの王様暗殺が成功していたら
これらifストーリーで物語を書いて感想文とします。というか私の読書感想文はそういったif要素がそこそこ入っていたはず。
>原稿用紙1枚以上書けば良い
以下、私なりの普通めな感想文。
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本著のタイトルは「走れメロス」です。
果たしてこの「走れメロス」は誰が発した言葉でしょう。
暴君な王様でしょうか。
怒れる民衆でしょうか。
本著の読者でしょうか。
本著の作者でしょうか。
メロス自身でしょうか。
まさかのセリヌンティウスでしょうか。
本著の作者は太宰治であり、走れメロスの文字数はおよそ1万文字。原稿用紙にして26枚という少なさの短編小説です。私はその短い物語を集約した言葉こそが「走れメロス」であると思います。
物語の中でメロスに「走れ」と命じている者は誰もいません。
王様は戻って来ないだろうと高をくくり。メロスは帰りを誓うのみ。セリヌンティウスはただただメロスが帰るのを信じるのみ。つまり物語の中では「走るメロス」しか描写されていません。
しかしメロスは目に見えない友情を守るために必死で走ります。困難を乗り越え疲れを振り切り、約束を守るために走ります。それを文字とはいえ眼の前で見るうちに、例えばパントマイマーの前に見えない壁を見るように、メロスが守ろうとしている友情が計り知れない価値あるものだと読者に訴えて来るのです。
本著のタイトルは「走れメロス」です。
果たしてこの「走れメロス」は誰が発した言葉でしょう。
暴君な王様でしょうか。
怒れる民衆でしょうか。
本著の読者でしょうか。
本著の作者でしょうか。
メロス自身でしょうか。
まさかのセリヌンティウスでしょうか。
私は「走れメロス」を読んで、それは良心だと感じました。
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以上で600字超え。走れメロスのストーリーはウィキペディアのあらすじから。タイトルとあらすじしか知らんでも感想文くらい書けます。
出来が良いとは言っていない。
>カンソウブンが何なのか
感じたことを想像力で膨らませ文章に起こす、が私の感想文ですかね。お前のは感想じゃなく妄想だろ、と言われることが多いのは仕様。
>このメロスとかいうクソ主人公がクズすぎる。
そら「暴君?ムカつく俺が殺してやんよ」とか「妹の結婚を祝いたいから身代わり置いてくわ」とか言ったうえ、実際その通りにする馬鹿がヒーローな訳なし。
>教員を感動させてみろというクソ課題
とはいえテストの点が悪いならそれ以外で挽回するしか無し。嫌いな勉強で課題また課題に埋もれるより、なんとか回避する策を講じた方が建設的。勉強できない馬鹿は勉強できる馬鹿より救いようありませんし。
私も作文が嫌いで、特に感想文を書くのが苦手ですねw
アニメを見たりうまいものを飲み食いするのが好きですが、それでも「面白かった」「おいしかった」のような1文しか書けませんw
私にはアニメ感想ブログやグルメレポートブログは絶対できませんねw
>パタリロがガチホモ漫画だと気付いたのは大人になってから
同作者の「翔んで埼玉」の主人公の相手役も女性だと思っていましたが男性だと知って驚きましたw
漫画『翔んで埼玉』のヤバい名言ランキングベスト15!豪華キャストで実写化 | ホンシェルジュ
https://honcierge.jp/articles/shelf_story/6693
扉画像のキャラクターですw
>>教員を感動させてみろというクソ課題
>とはいえテストの点が悪いならそれ以外で挽回するしか無し。
ここがまさに「わらわ(余)を楽しませてみせよ」かと。こちとらひねくれすぎた子どもだったので「なぜ私がそのようなことをせねばならない?」と直感し、反発するつもりはなかったとしても結果していた気がしてならない。
そう思えば「反省文」「始末書」も似たようなもの。だけれども読書感想文強要ほどひどくはない、反省したような文章を書けば良いわけで、自分とは全然関係ないわけでもないのだから。
始末書などは組織に対して私が悪かったと誠意を示すものだとするならばアリかも知れないけれど、「余の好きな文学を読み読書感想文で愉しませてみよ」とかお手前の自慰でしかなく、そのような対ガチ変態への手抜きとしては庶民Aさんの妄想感想文が256点。
>翔んで埼玉
卑怯すぎて3回くらい声出して笑った。「群馬は時差が」「上野から草津行くならパスポート必要」のようなネタは魔夜峰央が発祥なのか?と思った。
最新号 | 集英社 マーガレット公式サイト
http://margaret.shueisha.co.jp/new/
クソ面白そうなのでセブン寄った時に買ってみましょうか。大昔の私には大人過ぎた意味不明な月刊誌だった。
このマンガがすごい! comics 翔んで埼玉 (Konomanga ga Sugoi!COMICS) | 魔夜 峰央 |本 | 通販 | Amazon
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30年前の漫画ですので、単行本が出ていますよw
というか30年前は注目すらもされていませんでしたが、数年前に単行本化されて注目されましたw
映画もやっていますw
漫画が気に入ってお時間があれば映画もいいかもしれませんw
パタリロなど魔夜峰央さんの世界を凝縮した美麗なトランプが37年の時を経て豪華新装版に! - ねとらぼ
http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1902/11/news021.html
パタリロつながりでトランプが出ますよw