先日実施したアンケートの結果発表。
使用中のソフトウェアが無料か有料なのかの他、有料なモノに関してどう思われているかなどをお聞きしてみた結果。ついでにOSであるWindowsの価格についても聞いてみた全8問。
投票数583件、ご協力ありがとうございました。
ソフトウェアの料金やWindows代に関する調査結果
私の感想文が不要なら結果のみはこちら。
ソフトウェアの料金に関するアンケート
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSe9oEa-FbSWMyjP08fq4WcoF8G2UcbRTKik9CPtjWkTr5HdUw/viewanalytics
今回は年代関係ないので聞いていないけれど、40代を中心に30と50代が多く、30歳未満は1/4以下くらいな感じと思われ年代はやや高め。
アンケートは8問あるけれど7項目、最後の2つは1つにまとめた。
サブスクリプション未利用率は7割
使用していない割合が役7割。
これが高いと見るか低いと感じるかは人それぞれ、私に言わせると最初はサブスクリプション利用者は意外と多いと感じたものの、よく考えてみると私も定期支払のソフトを利用していた。
セキュリティソフトESETが3年5ライセンスで確か6千円くらい。なぜ忘れていたかは、友人が支払っている余りライセンスに相乗りさせてもらっているため自腹していないから。サブPCのノートンも私は支払っていない。
他に何かあるだろうかと真剣に考えたものの無し。
AmazonやNetfrix、ニコニコ動画などのサービスに関しては月額利用者は多いだろうし、光回線とかケータイ代は生活に必要なレベルながら、ソフトウェアのサブスクリプションはまだ少ないし必要となる場面も限られる。
個人的にアルティメットな不安はWindowsがいつかサブスクリプションになる説を勝手に唱えつつ自動的に信じていること。
オフィスしかりでWindowsでもいつか月額や年額ビジネスを始めそう。10がビルドごとにサポート終了設定されている理由はそれだと見ております。
求められている買い方は買い切り型
求められていないサブスクリプション型。
8割の人が買い切りを選び、サブスクリプションOK派は2.4%とかなり低め。どちらでもOKを含めてもサブ~良し派は15%程度であり、私も買い切り派なので何となくその気持がわかる。
自動車をリースやローンにしての月額もいつかは自分の資産になるのだからわかる。レンタカーのように必要な時にだけ金を払うならまだわかる。しかし、レンタル状態で延々と毎月毎年の支払いは抵抗ある。
提供側がなぜサブスクリプションにできるかは、代替となる競合するモノが無いためだろうと認識しており、Adobeのデザイン用ソフト、モリサワフォント、MSオフィス、これらを代替えする何かが無いに等しい。
フォトショップではなくともGIMPやペイントショップでも似たことはできるものの同じではないし、イラストレータなど他のシリーズとの親和性まで考えるともっと難しい。
モリサワでなくとも良いフォントはたくさんあるとしても、モリサワシリーズ使いたい職人や企業は毎年1PC5万円近く払ってしまい、仕事で遣うならGoogleのスプレッドシートでは何かと不便。
もし代替えできる何かが爆誕したなら乗り換えられてしまう諸刃感もありますな。ないから今はむしり取れているだけ。
毎月10万円の家賃を支払い恒久的に住める賃貸マンションと、同じ環境で10年くらいは住める200万円の一戸建てあるならどちらを選ぶか、のような。
無料ソフト有料化は適正価格ならアリ?
割れましたな。
私も自分の中で割れた。どのソフトなら有料化しても良く、何なら無料でなければ使わない、という価値観の違いが生じるため。
仮にGOMプレイヤーが最新版のみとなり有料化したなら使わない、VLCなどへ乗り換える。しかし愛用しているWin Shotというスクリーンショット用フリーソフトが2千円くらいまでなら払う。但し年額2千円なら他探す。
元から有料なBecky!というメールソフト、私がこのシェアウェアを購入した時期は軽く10年以上前で当時は確か2,500円くらいだったはず。ところが現在は4,428円、となると多分買わない。もうGmailでOK。
妥当な価格なら~と答えた人は私でいうWin Shotに対する感覚で答えられているのでしょう。意地でも金を払わない方向な人の心情も理解可能。
スクリーンショット撮る用のソフトはいくらでもフリーソフトあるし、Windowsの標準機能でもそれは可能。なぜ私が金払ってでも、になるかは機能や使い勝手を気に入っている以外、もちろん面倒だから。
無料ソフトの広告クリック率は低め
クリックしない率6割超え、滅多にしない率合わせると9割オーバー。
パソコンのソフトでとは言っていないのでスマホでも言えることとするならば、私はスマホの無料アプリの広告を一度もクリック(タップ)した記憶がございません。
パソコンでは無料ソフトに広告出るような何かを使っていないけれど、クリックする機会があるとするならば、PC Watchに出ているようなマウスがやたら安いノートを宣伝していたりなGoogle系広告だけだと思う。
それ以外には、役に立つ記事が書かれている個人ブログなどのGoogle広告は時々故意に押すことがあり、なぜかは投げ銭的な行い。
当サイトでも広告出しているのでやや詳しい、広告は大きくわけて3種類ございます。
- ページビュー払い・・・何回表示でいくら制
- クリック課金・・・クリックされるとチャリン
- コンバージョン報酬・・・実際に買われてチャリン
2は主にGoogleアドセンスというGoogle提供の画像やテキスト広告。アレはモノを買われなくともクリックだけで確かGoogle3割、掲載者7割くらいのレートでチャリンになる仕組。
3は月刊BTOパソコン.jpで当サイト推奨とか勝手に言っているリンクがそれで、パソコン買われて初めてチャリンなので、クリックされても関係ございません。
当サイトでは2と3しか対応していない、正確には1は2つの意味でできない。絶対に不可能ではないけれど、月間PV60~80万程度で金払う広告主はいない感じ+私が管理者としてそういう広告を受けたくない。
金さえ出せばアダルト広告とか、うさんくさいダイエット食品の画像貼るか?と言われてイエスと答えるような人間ではないため。ヒツジなので。
ちなみにGIGAZINEやITmediaのような大手の広告はクリックではなくページビューが多いため、アドブロックされてもどうでも良いのだと思う。ページビューはページであり、広告ビュー(表示)回数ではないため。
月額や週で広告出している企業は独自のビュー計測タグを入れるなり、コスパをよく考えましょう。
セキュリティソフトは有料版過半数
昔と比較し有料版利用者が激減した印象。
というか、昔は無料のセキュリティソフトとかなかった、あるとしてもウィルス検知とかしないフリーソフトだとかで、ウィルスバスターやノートンのようなクソ高い年額払いしかなかったと記憶。
現在はAVGどころかマイクロソフトまでWindows標準機能としてセキュリティソフトを盛る時代。私も次回の更新からはESETやめてWindowsのDefenderにしようか検討しております。
セキュリティソフトを入れて年に何度も警告されるような人ならば意味はあるとしても、私はメールやウェブページでそういうのに引っかからない疑心暗鬼のプロなので防御する意味を感じない。
いつもの私ならば、「無料ソフト=サポートないと思え=自己責任」と展開するところながら、セキュリティソフトに関してはもうそういう時代ではない気がしてならない。
例としてWindows 10仕様のパソコンをNECで買ったとしましょう。標準でDefenderがWindowsに入っている、ということはOEM版WindowsのサポートはNECになるためNECがDefenderの機能までサポートするということ。
Windowsの標準機能なのだから無料で使えるものの、Windowsが有料であり、その一部機能なのでサポートがある感じ。
無料ソフトのインストール率が高い
年代が高めなためか、無料ソフト利用が多いですな。
とは言えども、私を例にするとPC利用歴長いからこそフリーソフト利用数は多いは当然としても、歳食ったから若い頃より金はあるとして有料ソフトをジャブジャブ買ったりはしない。
というか最新で金払ったソフトは2年くらい前のBunbackupを投げ銭がてら800円、その前は3年くらい前にEaseus~をこれまた寄付がてら1,000円、他10年以内に何か買った記憶がない。
金払ったといえば、Steamのダウンロード販売もソフトだと定義するなら結構買っております。しかし使用している数で言えば圧倒的にフリーソフトが多い。
マイクロソフトのボッタクリ感濃厚
ラストは2つまとめてマイクロソフト。
オフィスプライスが適性だと思う人1割、Windowsは2割、高いよバカと思っている人は8割近く&6割少々という結果に。
これ、何がマズイかは企業用と個人向けの価格差があまりにもなさすぎる、家庭用のソフトやOSとして高すぎるためだと思う。
しかしマイクロソフトに言わせると、個人向けが適性価格であり、企業向けとしては破格なつもりなのだろうとも思った。
なぜWindowsが普及したかは、サードパーティ(PCメーカー)へ格安でWindowsを売りまくったためでしょう。個人も法人向けも、言い換えるとHomeもProエディションも価格差あまりないので企業もWindows使う。
そう思えばMac高い高いとここで何度も書くけれど、アレはMac OS代が4~5万円くらいとするとMacというハードウェアは特に高いわけでもないとも言えそう。
Adobeのソフトへ置き換えるとわかりやすいかも知れない。
私がプライベートで使用している、友人の会社のお下がりフォトショップは当時単体で購入すると10万円少々していたはずの買い切り版。現在はPhotoshopとLightroomが最小構成で年額1.2万円くらい
なのでoffice365が年間1.2万円くらいでパワポやAccessまで使えるとするなら、オフィスの企業向けな買い切り版は12万円が適性価格と言えるのかも知れない。
そんなわけはないとも思う。
この手の調査結果は発表日をスルーしてしまえども独自調査結果のページからリンクするので見逃した際はこちらからどうぞ。
ご協力ありがとうございました。
>サブスクリプション
支払い方法はローンながら、いつまで経っても自分のモノにならない支払い方法がサブスクリプション。ソフトではなく使用する権利を買うのだと思えば総額を考える必要は無いですが、どうしても「○○ヶ月以上の利用なら買い切り型を選んだ方が得」と考えてしまいますね。
>求められている買い方は買い切り型
そこらへん「ウイルスセキュリティゼロ」は上手かったのでしょうね。いま検索したらソフト名が「ZERO ウイルスセキュリティ」らしいですが。
>無料ソフト有料化
私が使用しているソフトの中で有料化したタイトルはゲームくらいですが、FirefoxなりChromeなりのアドオン・エクステンションが有料化して使えなくなった、機能限定版に変わったことは何度か経験しましたね。9割方は他の無料アドオン・エクステンションへ乗り換えましたが。
>セキュリティソフト
案外に有料ソフトの利用者が多かったです。BTOパソコン.jpの回答者なら 有料40% 無料40% 非使用10% その他10% くらいかと思っていました。
この手のランキングも懐かしい。
BCN+R |「BCN AWARD 2011」特集 激動の予感!? 各ジャンルで新王者の可能性
https://www.bcnretail.com/news/detail/101202_18764.html
>有料ソフト
15%も「有料ソフトが多い」は高い率ですね。私は90%くらい無料、10%くらい有料ソフトな利用率のはず。
>マイクロソフトのボッタクリ感濃厚
そもそもOfficeソフトの最下位エディションと、OSの通常エディションが同じくらいの値段な時点でOfficeソフトの割高感を煽っていますね。
>無料ソフト
仕事で長らくAutoCADを使っておりました。
しかし私は設計屋では無く、簡単な図面制作や書かれた図面の改正程度しか使わないため、OS対応状況とそのぼったくり価格に頭を痛めておりました。
最近無料の DRAFTSIGHT を使い出しましたが、まさにリアルAutoCAD。
有償版もあるのですが私レベルの利用では無償版で十分。
商業利用も可能なようなので、AutoCADのぼったくり価格に悩んでいる方は試してみてはどうでしょうか。