若者の親離れが深刻。
書いていて一体何を言っているのかと自問自答しつつ、昔からそうだけれども現代では口数は減るものの文字メッセージでのやり取りが増えて行くという、割と当たり前な結果が出ていたりしております。
適当に見て参りましょう。
元ネタはこちら。
NTTドコモ モバイル社会研究所
http://www.moba-ken.jp/
ドコモが運営しているタイトル通りなモバイル社会研究所で、モバイルな端末絡みの調査結果が無料でもりもりアップされるという私の大好物系なサイト。
何が面白いかは知らなかったことを知れる以外、自分はそう思い込んでいたけれど実際には多くの人が別の考え方をしていた時が新鮮で楽しい。
ドコモのモバイル社会研究所の結果が面白い
最新から適当に5調査結果をピックアップして突っ込む。
source:その他調査
大手キャリアによる一族郎党みなドコモ的な家族巻き添えプランが絶好調だったことを表すかのようなグラフですな。
配偶者と同じが8割、続いて子どもと同じキャリアが7割、父母兄弟は低めながら一般的には楽天が爆誕間もない今のところは3択なのでかぶるのは当たり前とも。
source:子どものICT利活用の検討No.15
上段の図は年齢が上がるに比例して会話が少なくなり、下段の図で代わりにメッセによるやり取りは増えて行くという、これまた当たり前な結果。
昔とは違う良いところをモバ研の見出しより。
⾼学年になるほど親⼦間の会話頻度は減少もメッセージのやりとりは活発化
その昔は、「高学年になるほど親子間の会話頻度は減少」でフィニッシュだったものが、令和な現代では「メッセージのやりとりは活発化」なる救いようがあるという。
悪く言えば、「メッセージのような機能があるから会話が減る」と言いたい人も居るだろうけれども、確かに減るとしてもメッセのおかげでやり取りは確実に昔より多いはず。
だいたい皆さん同じでしょう。中学2年前後から自分のことは自分でできるようになり、高校でバイト始めると小遣いをアテにしなくなり、大学や社会人として家を出てしまえばもっと親との会話は減る。
私もそのパターンながら、スマホを持ちLINEを入れ親にもLINEを使わせたところ、頻繁に無理なく自然に実家の親とコミュニケーションを取れるようになった。
何かにつけて若者不安病なプロライターはぜひ「若者の親離れが深刻化」なるアホなタイトルで1記事書いて欲しい。
source:その他調査
この結果は凄くないだろうか。
てっきり若い人ほど金がない=MVNO移行が多いと思い込んでいたが逆で、20代まではMNO(大手キャリア)が圧倒的。そして30代以上になるとほぼ一定でMVNO率は2割くらいを推移して70代までそれが続く。しかも2018年の時点では30代に次いで70代のMVNO率が高いとかハイカラすぎ。
そう書きつつ、なぜそうなのかはだいたい想像できた。
- 10代・・・30~40代の親が契約するのでMNOの家族割に参加
- 20代・・・惰性でMNOの家族割を継続してシェアパック美味
- 30~50代・・・逆に家族全員をMVNOへ移行させて行く
- 60~70代・・・子どもにスマホを持たされMVNOだった
30代以上の親世代が3大キャリアのコスパのクソさに気付き始めているならば、つられて10~20代のキッズ用スマホも今後はMVNO化して行くとも。
もう1つの気付きは、20代は外でネット使いまくるので低速回線ではイヤだとか、月に数十GB当たり前に使うなどでMNOから出るに出られないのやも知れず。
いずれにせよ回線の品質が悪くはならず、今後の5GはMNOからだとしてもいずれMVNOにも回線卸されるようになれば、MNOは一時卸的な位置となり普通はMVNOで契約するが当たり前になりそう。
source:アクティブシニアのICT利活用生活の検討No.23
60代と70代に限定した連絡手段の差。なぜこの2世代かは、変化の出た部分がここ、もしくは60代と70代では最大10歳差としてもここまで違うとしたのかと。
60代は約半数がLINEかスマホかPC、対して70代はLINEスマホPCが半分の25%くらいであり、70代は60代より固定電話が圧倒的に多い。ケータイ通話と直接は60代とそう変わらないにも関わらず。
ということは単純に70代は60代よりケータイ所有率が低いのだろうと思われ、1つ前のMVNO率の高さとは話が違うところは調査方法。
調査方法:訪問留置
訪問留置=スマホ未所有も含むとし、MVNO調査の方はスマホユーザ限定。
それぞれの年代ごとにスマートフォンユーザーのうち何%が MVNO ユーザかを調査した。
すっきりしたので次のラストへ。
source:その他調査
4つに限定している分、総務省の調査結果よりわかりやすい。
LINEは年代問わず利用率が高く、最高で10代9割の最低70代が3人中1人くらい。TwitterとFacebookは30代まではTwitterは若者が多くFacebookは少ない、世間の噂と合致しております。
インスタも30代を境界線に若い人が多め、年代上がると他のSNSよりも減り方が大きくなる。さすがにいい歳こいてバエている場合ではなくなるのだろうか。
LINEの異様な多さをもう一度。
- 10~20代・・・9割
- 30~40代・・・7~8割の強
- 50代・・・3人中2人くらい
- 60代・・・2人中1人
- 70代・・・3人中1人
町内会の会合で60代と70代が各10人居たなら、高齢者の集いでさえ20人中8.3人がLINEを利用しているわけで、もしかすると登録し合い村八分に備えている可能性さえ秘めております。考えすぎか。
LINEの友達登録の気軽さがやたら軽いのは使わねばわからない。
いつからか携帯電話は携帯コンピュータへ
いつからかはガラケーからスマホへ移行し普及率が高まった頃なのだけれども、それがいつだったのかは曖昧で、ここ10年くらいのいつからか。
大昔はただの携帯電話がキャリア独自のサービスによりパソコンのようなメール機能が付き、現在のスマホではGmailなどパソコンと同じことができてしまう。
今のスマホと昔のガラケーの違い。
- ガラケー:電話(+メール)
- スマホ:コンピュータ(+電話、デジカメ、ブラウザ、メール など)
スマホとはケータイ電話ではなく超小型モバイルPCの方が近く、従来の電話機能で通話やSMS「も」できるデジカメやブラウザを搭載したコンピュータと言えましょう。
これ誰宛に書いているかはガラケーでまだ戦えると信じて疑わない、終戦したのに知らなかったような人々へ。一度で良いし3ヶ月で良いのでスマホも併用してみると時代が変わったことがわかるはず。
手順はこう。
- ドコモ版スマホを余らせている人から端末を借りる
(無ければAmazonのスマホランキングで1万円少々の端末を買う) - 当サイトのb-mobileの記事を読み990円プランを契約する
(ドコモ版を選ぶ ※SIMカードの大きさは納品後に選べる) - スマホにSIMを入れて開通させPlayStoreでLINEアプリを入れる
(MVNOは年齢確認できないのでQR表示して友人からお誘いを) - LINEの文字によるメッセや通話を試してみる
(スタンプ買わなくて良いしクレカ登録など一切しなくてOK)
4は普段から付き合いのあるLINE使用中の人全員をぶち込めばOK。なぜLINEがここまで普及しているかは数回のやり取りでわかるはず。
3は年齢確認しなければIDの検索機能を使えないため、QRコードか端末振るかアカウントのURLをやり取りしなければならない。
2のプランは私も利用しており、昼休み時間帯や夕方以降は以前より少し低速化しているものの、まともに使えるMVNOとして数少ない業者の一つ。
1は必ずサクラチェッカーで検閲してもらいましょう。ランキングが高くレビュー数が多く星も多くともサクラが多かったりする。
10/22日現在、1位のUMIDIGI製品。
1~4位はUMIDIGI独占なので5位のBlackview製品。
スマホ使用歴5年以上の人なら1~2個余らせている可能性もあるため、借りるのが手っ取り早い。もしスマホは必須と気付いたならば安物ではなくXperiaやiPhoneなども選択肢へ。
そしてしばらくLINE入れて使用していたならわかる、もうガラケーで通話の時代ではなく、LINE入り端末で通話とSMSは補助的な機能なのだと。
ちなみに私はスマホにして電話番号を知っている(登録している)のは、親など直接の身内以外は社長、営業職、取引先くらい。友人は全部LINE、事務職の人らも皆LINE、電話番号交換ではなくLINEで登録し合えば終わり。
どうしても電話による通話は必要ながら、その範囲は2割程度しかなく、物理的にも手段的にもコスパ悪い電話による通話は多くの人が避けております。
Facebookとかインスタはどうでも良いので日本に居るならLINEだけは入れましょうというかLINE専用端末にしてもインフラとしての重要度の高さは数ヶ月か数日でわかるはず。
そして気付くと思う、スマホと手持ちのガラケーの維持費が同じかスマホの方が安い、変な縛りもない、ちなみにb-mobileの解約縛り期間は短く・・・と書こうとして改めて調べた結果。
2019年10月1日(火)より、b-mobile音声サービスの最低利用期間および解約金を廃止いたします。
スマホ移行のハードルはかなり低くなっております。
8月末にKDDIが2年定期契約プランの違約金を1000円まで値下げ、定期契約プランとその他のプランの価格差も170円に抑えた。9月始めにはソフトバンクが契約期間と違約金をなくしたプランを発表しており、NTTドコモがこれに続いた形
スマホというかLINEの必要性を理解したなら、一旦b-mobileは解約して改めてガラケーの電話番号でMNPしましょう。無理にとは言わないけれど、交友関係に関わると言えども大げさではございません。
>NTTドコモ モバイル社会研究所
こちらけっこう面白い統計をたくさん取っていますから、定期的にチェックしておくと世間とのズレが少し矯正できて有用。
>⾼学年になるほど親⼦間の会話頻度は減少もメッセージのやりとりは活発化
個人的にこういった監視行為がものすごく気持ち悪いため、SNSやらメールやら使い、お互い会話するのは健全に思えます。スタンプの応酬でも一方的な情報略取よりよほど良し。
「お子さんが駅に着いた!」をメールでお知らせ、【まもレール】
https://www.mamorail.jp/lp/
>頻繁に無理なく自然に実家の親とコミュニケーション
なお親の年齢が60歳だとすると、誕生日を祝う機会は30回あるかどうか。たとえ面倒であっても、対面やら電話やら手紙やらメールやらで祝うことをオススメ。なおプレゼントを贈るなら、一言でもメッセージカードを添えると良し。
>60代と70代に限定した連絡手段の差
携帯メールが登場したのは1997年くらい。1995年くらいまでは、まだポケベルの方が普及していたはず。で、1995年から2008年くらいまでは携帯電話の全盛期。2008年にソフトバンクがiPhoneを販売し始め一気にスマホが普及。2009年にはドコモが「Xperia SO-01B(Android 1.6)」を販売開始。以降は急速にスマホがケータイの主流へ。
という訳でスマホが流行り始めた時期が2010年(Android 2.2~2.3くらい)だとすれば、いま60~70代の方はスマホ黎明期に50~60代。パソコン、携帯電話、スマホを使っていた期間によりどれを頻繁に使うかが決まるのでしょうかね。
>携帯電話は携帯コンピュータへ
スマホ版のTeamsViewerがけっこう優秀。3Mbpsくらいしか速度が出ない場所・時間でも、ほぼ遅延なく遠隔地のPCを動かすことが可能。なおスマホの性能はかなり低くても可。現にメモリ2GB、CPUが2コア1.5GHzくらいのスマホでも快適に動きますし。
Google Play|TeamViewerでリモートコントロール
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.teamviewer.teamviewer.market.mobile