まさかこのサイトでSEOネタやるとは思わず。
昨年よりカテゴリに「ネットワーク関連」を爆誕させるチート(インチキ)行為をした結果、よく考えるとスマホやSNS以外にSEOとかも充分ネットワーク関連ではないか(キリッ と思い。
関係ない人も周囲でサイト運営している人が居るなら参考まで。
サイト移転時に行うリダイレクトとは?
前置きが長くなるけれど、これ先に知ってもらわねば後の話が意味不明や理解できなくなるので暇ならお読みあれ。
なお、私はエンジニアではないし、読まれている常連の皆さんの確か8割以上もそうだと記憶しており、難しくは書かないどころか書けないので大丈夫。
実際のリダイレクトの良い例と悪例
ちょうど当サイトが昨年の夏に移転したのでそれを例にすると、以前のBTOパソコン.jpと今の違い、トップページの場所はここ。
- 昔)http://bto-pc.jp/btopc-com/
- 今)https://bto-pc.jp/
昔のドメインからハイフンが無くなり、1階層上の親レベルへ。SSLに対応したhttp「s」は今回関係無いのでスルーにて。
違いは2つ。
- ドメインの名前が変わり、似ているけれど別モノになった
- トップページの階層が1つ上がりドメイントップになった
昔のドメイン内にあったページへ行くと移転先の新ドメインの全く同じページへ一瞬で自動的に飛ばされる処理、これをリダイレクトという。
例として移転前のページにもあったここへ行くと現在のページへ飛ばされるはず。というか飛ばされないはずがない、リダイレクトしているので。
すべてのページを新サイトの同じページへ飛ばす、これが正しいリダイレクトであり、多くの企業やマニアックな個人サイトはそう設定するはず。
正しくないリダイレクトは国税庁がやらかした。
国税庁サイトがリニューアルで改悪 何度検索してもトップページに飛ばされる仕様、国税庁は「2週間我慢して」 - ねとらぼ
https://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1804/02/news119.html
2週間と言いつつ1年後の現在でも改善はされていないようで、先日所得税について調べようと他のサイトからのリンク踏むとトップページへ飛ばされた。
当サイトは移転前に存在していた全ページを鏡写しのようにリダイレクトしており、国税庁は存在に関わらず全ページをトップページへリダイレクトしてしまった、という違い。
パソコンの仕組へ置き換えると、当サイトはRAID1のミラーリングのように全ページが同じ状態でリダイレクトされるに対し、国税庁は全フォルダの中身をCドライブ直下へ移してしまった感じ。
国税庁のやり方は検索エンジンを混乱させる以上にユーザを混乱させてしまうという、組織として信用問題になるといえましょう。国税庁は信用するしないの問題ではないけれど、企業でこれやると「アホなのかな?」と思う。
リダイレクトのソースコード
当サイトのサーバの仕様はApache。何のことか不明でOK、パソコンの仕様はWindowsかMacか、のようなWebサーバの種類。
そのApacheでのリダイレクトはこう。
やはり意味不明でOK、私もよくわかっていない。移転前のサイトから丸ごとコピーして来た。
DirectoryIndex index.cgi index.html .ht AddHandler cgi-script .pl
RewriteEngine on
RewriteRule ^btopc-com/(.*)$ https://bto-pc.jp/$1 [R=301,L]
RewriteCond %{HTTP_HOST} ^(www\.bto-pc\.jp)(:80)? [NC]
RewriteRule ^(.*) https://bto-pc.jp/$1 [R=301,L]
RewriteCond %{HTTP_HOST} ^(bto\.sakura\.ne\.jp)(:80)? [NC]
RewriteRule ^(.*) https://bto-pc.jp/$1 [R=301,L]
RewriteCond %{HTTP_HOST} ^(bto\.sakura\.ne\.jp)(:80)? [NC]
RewriteRule ^(.*) https://bto-pc.jp/$1 [R=301,L]
RewriteCond %{THE_REQUEST} ^.*/index.htm
RewriteRule ^(.*)index.html$ https://bto-pc.jp/$1 [R=301,L]
RewriteCond %{THE_REQUEST} ^.*/index.html
RewriteRule ^(.*)index.html$ https://bto-pc.jp/$1 [R=301,L]
RewriteCond %{THE_REQUEST} ^.*/btopc-com/.*.htm
RewriteRule ^(.*).htm$ https://bto-pc.jp/$1.html [R=301,L]
RewriteCond %{THE_REQUEST} ^.*/btopc-com/.*.html
RewriteRule ^(.*).htm$ https://bto-pc.jp/$1.html [R=301,L]
RewriteCond %{THE_REQUEST} ^.*/botchyworld/.*
RewriteRule ^(.*)$ https://botchyworld.bto-pc.jp [R=301,L]
RewriteCond %{HTTP_HOST} ^(botchyworld\.bto-pc\.jp)(:80)? [NC]
RewriteRule ^(.*)$ https://botchyworld.bto-pc.jp/ [R=301,L]
前半から中頃までが旧から新ドメインへの移転で、私はSEOのことになると非常に神経質なのでしつこいくらいに細かく指定しております。
この中のポイントは、SSDの寿命を調べていたサイトの跡地のバックアップである botchyworld の部分をご覧あれ。
最初の太字の行は、昔ここにあったものを、の部分でURLならこう。
- http://bto-pc.jp/botchyworld/
この中身すべてを下の行、今はここへ移った、としてリダイレクト。
- https://botchyworld.bto-pc.jp
こうしてはおりません。
- https://bto-pc.jp/botchyworld
なぜなのか?ここからが本題。
サブドメインとサブディレクトリの意味の違い
上のURLをもう一度。
- https://botchyworld.bto-pc.jp・・・サブドメイン
- https://bto-pc.jp/botchyworld・・・サブディレクトリ
ディレクトリは大昔のWindowsが出る前にフォルダのことをそう称していた名前と同じで、サブディレクトリの方は bto-pc.jp の部分を Cドライブ とすると、その直下に Users や Program files フォルダがあるようなものと思えばOK。
対してサブドメインの方は意味が異なり、ディレクトリ状態ではない、実際にはbto-pc.jp(Cドライブ)の中にありながらも独立した1つのサイトとして扱われている状態。
具体的には、当サイトBTOパソコン.jpがドメインのトップにあるものの、当サイトが別モノとして扱うと示したいのでサブドメインとしている感じ。
旧サイトの botchyworld がここだった。ある理由でサブドメインにできなかったのでサブディレクトリで置いていた。
それを移転時に今後はサブドメインにするべきと判断したのでそうした。
- https://botchyworld.bto-pc.jp
余談ながら、ここへ行けどもリダイレクトはしない。
- https://bto-pc.jp/botchyworld
なぜかは最初から botchyworld がここには存在していなかった、そんなページはなかったため。
サブドメインか?サブディレクトリか?判断は割と難しい
先にサブディレクトリ状態から言うと、旧サイトではボッチーと当サイトの関係はこうだった。
- http://bto-pc.jp/botchyworld ※ボッチーワールド
- http://bto-pc.jp/btopc-com ※当サイトトップページ
旧当サイトとボッチー~が同じドメインの中にある、ならばボッチーはこのドメインの中の一つのコンテンツであり複数の優秀な検証ページがあり、このドメイン(bto-pc.jp)は当サイト以外にボッチーパワーも持っているという意味に。
ところがサブドメインにすると別サイトになる。この2つは同じドメインで似たURLだけれども違うサイト。
- https://botchyworld.bto-pc.jp/
- https://bto-pc.jp/
なぜSSD検証パワーを持つボッチーを別としたかは2つ理由があり、1つは作者殿への敬意的な意味もあり、当サイト(BTOパソコン.jp)のオリジナルではないことを示したかった。
もう1つも似た意味ながら、ボッチーワールドを独立したサブドメインにすることでSSD検証色が強くなり、仮に昔のSSDを中古などで手に入れた人がコントローラや寿命を知りたかった際に検索されるとランキング的に有利なはず。
SSDの検証ページが100%近いので濃度が上がり、昔のGoogleはそういう濃さが好きだったので敢えてそうした。検索ユーザのために。※今のGoogleは精度落ちたのでそうとも言えない
別の例で置き換えると、当サイトが最初の1年でアメブロを嫌いFC2にしていたのはサブドメインとサブディレクトリの違いがあるため。
- http://ユーザID.blogXX.fc2.com
- http://ameblo.jp/ユーザID
FC2の方は独立したサイトに対し、amebaの方はアメブロのコンテンツの1つと認識されるのでSEO的に不利。
サブドメイン/ディレクトリの問題と疑問点
今回の話は知人が担当している通販サイトのブランドサイトをコーポレートサイト1ドメインへ統一すると聞いた。
仮にBTOパソコン株式会社、btopc.co.jp があるとしましょう。会社は会社でco.jpドメインを使用しBTOパソコンの通販しているけれど、laptop.jp という別のドメインでノートPCをネット通販していたとして。
この laptop.jp を co.jp ドメインへ統合したいと聞き、ここまで書いた話を伝えなければと思い現在1記事書いております。
リダイレクト先として、どちらにするか?知人的には2番のサブディレクトリ化の予定。私なら1番のサブドメインにする。
- laptop.btopc.co.jp
- btopc.co.jp/laptop
1番にすると独立したサイトと先ほど説明したように、正しくリダイレクトすれば laptop.jp ドメインが co.jp 上のサブドメインになっただけ、という形となりスマート。
2番にすると、元々あったBTOパソコン通販の中の一つのコーナーとして(検索エンジンが)解釈するため、正しくリダイレクトしたとしても laptop.jp 丸ごとそのままでの力を引き継げない、co.jp 直下のサブディレクトリなので。
正しくは力は引き継いでいるものの、その力は btopc.co.jp が持つことになり、元々の laptop.jp 内ページにあった頃よりもページ単体の力が落ちる感じになるはず。
どういうことが起こりそうか具体的には、仮に laptop.jp 内で販売していたSHEEP'sというシリーズ名があったとして、型番SHEEP's-I5GTX1060という機種があったとしましょう。
サブドメインにしたならば、シリーズ名でも機種名でも検索されたなら以前と変わらないランキングで検索エンジンに出るはず。ところがサブディレクトリにすると力が弱まり、例として当サイトがタイトルを「BTOパソコン株式会社のSHEEP'sシリーズを勝手に評価」などとしたなら。
もしかすると当サイトの記事の方が高く評価されてしまい、元ネタとなっている株式会社のページが下へ追いやられる可能性が考えられる。シリーズではなく機種名のような細かいところになるともっと影響ある。
サブディレクトリにするとこのようなリスクだけではなく、co.jp ドメインの力が /laptop のお蔭で強くなれば、競合している企業よりもBTOパソコン屋としてランキングが上になることも考えられ、どちらが良いとも言えない。
という助言をしたかったのでここで。
もう一度、私ならサブドメイン。但し、そうならばと鵜呑みして安易に考え方を変え、後々サブディレクトリにしておけばよかったとか言われても困るので、サブディレクトリでも良いと思う、と付け加えておく。
サイト移転は相当な理由がなければ非推奨
なぜかは危険だからに他ならない。
当サイトのように明確な理由があれば話は別
- トップをルートドメイン化したかった・・・昔からそうしたかった
- 仕方なくSSL対応してやろうと思った・・・Googleがうるさいから
トップページをサブディレクトリからルートドメインへ変えただけ、ほとんど以前の構造と変わらないのでリスクは無いに等しかった。これによりアクセス数がもし増えるなら、それが10年前からの私の目的なので実験的にアリ。
ところが企業、しかもネット通販となると重要度が全く変わり、下手を打てば売上は下がるだろうし、一度移転して元に戻す行為は検索エンジンが混乱するため売上低迷は長期間におよぶ危険性がございます。
1日のアクセス(セッション)数が2万から8千まで落ち、移転して1万オーバーまで復活して喜んでいる脳天気な私の遊びとは違い死活問題。
何となく整理するために移転しようとか軽い気持ちでやってはならないのがサイトの移転。失敗してはならないのがリダイレクト。そしてサブドメインか、サブディレクトリかの判断が私でさえ非常に難しい。
リスクを回避するためには、一度サブディレクトリとして移転(リダイレクト)する。何か問題が出たなら、続いてサブディレクトリからサブドメインへリダイレクトする。
これで何ら問題ないように見えるけれど、Googleがリダイレクトを完全に認識するまで当サイトの場合は4~7ヶ月も要した。ページ数が3,600と割と大規模だからかもしれないけれど。
私の意見は参考までにとどめ判断はご自身で。パソコン選びと同じで、自分の用途や判断そっちのけで他人の意見を鵜呑みするほど後悔する可能性が高まる。
>リダイレクト
稀に「リダイレクトします」という注意事項だけを表示するクッションページを挟んで、数秒後にリダイレクトするサイトもありますね。けっこうウザい。
>サブドメイン/ディレクトリの問題と疑問点
イメージ的にはPCで考えると
移動したい元データ
外付けHDDに格納中
サブドメイン
全データをコピーした内蔵ストレージを1台増設
サブディレクトリ
既存ストレージのパーティションを切って全データをコピー
以上と解釈。
クッションページ(カウントダウン後なので302 Redirect)の使い方は多くの人が間違えております。
301 Redirect・・・恒久(永久)的な変更
302 Redirect・・・一時的な変更
404 Not found・・・存在しない
「このサイトは移転しました」の場合は301、削除やURLミスなどで「このページは存在しません」は404。「セール期間中のみ表示されるページです」とカウントダウンされてトップページなどへリダイレクトは正しい。
ここからはSEO変態的な内容で、ページにはバックリンク(被リンク)というリンクされている数やリンク元の質とか関連性によりリンク元からパワーをもらえるという考え方があり、今もそうならGoogleはそのページの力をクロール時に見る。
そのページが301になっていたなら、例として当サイトは旧サイトのページからすべて一方通行なミラーリングでパワーを恒久的に移転した。
セール期間中以外は一時的にトップページへ302にすると、そのセール用ページのパワーはそこにとどまり、次回のセール時にも有効。何が違うかは、「サンワサプライが今年もセールしている」と当サイトからリンクを過去にしていたなら、サンワサプライのセールページはキーワードのand検索「サンワ セール」に強くなる感じ。
それを301にしてしまうとセール用ページへのリンクが一瞬(301はカウントダウン無し)でトップページへ転送されるため、リンク踏んで来た人は何が起こったのかわからない、リンク元のページの管理者が間違えているのか?と思ってしまう不都合アリ。
そして301のパワーはセールページではなくトップページへ受け継がれるため、関連性の点でパワーが弱まってしまうという。
SEO語らせるとパソコンより知識あるかも知れない。
>国税庁は存在に関わらず全ページをトップページへリダイレクト
https://bto-pc.jp/noindex/guestbook-2018-02_7.html#comment-33944
大阪メトロも国税庁と同じようなことをやらかしましたw
現在は大阪メトロのサイトのパワーが評価されているようで、大阪メトロのサイトがトップに表示されますがw
旧大阪市営地下鉄のサイトは閉鎖されてしまいましたw
>企業でこれやると「アホなのかな?」と思う
大阪メトロは民営化されて株式会社になったのでアホなんでしょうか?w
御堂筋も「御堂筋マッスル」と誤訳 堺筋→「堺マッスル」問題、太子橋は「プリンスブリッジ」 - ITmedia NEWS
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/1903/20/news063.html
「堺筋線」Google翻訳でも“筋肉線”、「堺筋」は“大腿筋” 機械翻訳の難しさ - ITmedia NEWS
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/1903/20/news091.html
全く関係ないですが、ところで大阪メトロはいろいろとやらかしているようですねw
詰めが甘いのかどうかはわかりませんがw
サブディレクトリにこだわるのは私がURL変態なだけかも知れないけれど。例としてドスパラのゲーミングPCのURLはこれ。何の意味があるの?と思ってしまう。
https://www.dospara.co.jp/5gamepc/
私がウェブ担当なら、せめてこうする。サブディレクトリなので、せめて大文字。
https://www.dospara.co.jp/GALLERIA
私がウェブ責任者なら攻めてサブドメインにする。
https://galleria.dospara.co.jp/
ドスパラは本気でゲーミングPCが来ると思っており、ガレリアブランドでその市場を占拠しようとしている、とするならばサブドメインが最適。ドスパラ内の一つとして扱う、そのゲーミング市場以上にドスパラco.jpがデカいと思っているならサブディレクトリでもいいと思うよ的な。
Tokyo Subway Ticket - トップ | 東京メトロ
https://www.tokyometro.jp/tst/jp/
Tokyo Subway Ticketは東京メトロと都営地下鉄で使える旅行者向けの乗車券ですが、なぜ紹介サイトを東京メトロドメインのサブディレクトリにしたのか疑問ですw
これだと東京メトロ内の一コンテンツとして認識されるんじゃないんですか?w
地下鉄トップページ|Osaka Metro
https://subway.osakametro.co.jp/index.php
BRTトップページ|Osaka Metro
https://brt.osakametro.co.jp/index.php
バストップページ|Osaka Metro
https://bus.osakametro.co.jp/index.php
大阪メトロも悪いところばかりではなくて地下鉄とバスでサブドメインを分けているのは評価できますねw
東京都
http://www.kotsu.metro.tokyo.jp/index.html
名古屋市
http://www.kotsu.city.nagoya.jp/
福岡市
http://subway.city.fukuoka.lg.jp/
仙台市
http://www.kotsu.city.sendai.jp/
東京都、名古屋市、福岡市、仙台市は地下鉄のサイトをサブドメインで扱っているので、独立した一つのサイト扱いですねw
札幌市
http://www.city.sapporo.jp/st/
横浜市
http://www.city.yokohama.lg.jp/koutuu/
神戸市
http://www.city.kobe.lg.jp/life/access/transport/
京都市
http://www.city.kyoto.lg.jp/kotsu/
一方、札幌市、横浜市、神戸市、京都市の地下鉄のサイトは市のサイトのサブディレクトリなので、市のサイトの一コンテンツ扱いですねw
地域によってちがいますし、「地下鉄」の検索結果への影響は確認できませんでしたがw