増加の一途なスマホ所有率。
タイトルの通り、シニア(60~79歳)でさえ約7割がスマホを所有、下は小学生の段階で既に4割のキッズがスマホデビューしているという事実。高齢と低年齢の両方とか、もはや生活必需品。
適当に見て参りましょう。
本年度シニアのスマホ所有率は7割超え確実
2019年12月公開の調査結果。
シニアのモバイル利用推移調査(2012年~2019年)
https://mmdlabo.jp/investigation/detail_1829.html
何と昨年度のシニアスマホ率は7割近く。
と一瞬驚いたけれどこれにはカラクリがあり、2019年のガラケー所有率が31.5%なのでケータイ所有者のみが分母になっております。
本当はどのくらいなのか、総務省の平成30年度(2018年)のシニアのスマホとガラケー所有率がこちら。
source:統計調査データ:通信利用動向調査:報道発表資料
このデータは一昨年なので今はもう少し数値が上がっているとするなら、スマホが5割と2割くらい、ガラケーはいずれも1割少々。
それぞれの年代でケータイ所有者を分母にすると、60代はスマホ80.8%、70代が60.6%、併せると70.7%ではないとしても間を取ると7割くらい。
何が言いたいかは、もはや高齢だからとガラケー利用率が高いわけではなく、シニアこそスマホで良い、言い方を変えるとスマホが良いという流れになっております。
キャリアの内訳がこれ。
格安SIMの利用率が高め。関係ないけれどシニアのソフトバンク離れが激しくなっており笑った。
別件、2019年9月公開の年令問わずな格安SIM率は13.2%。
Y!mobileを入れても18.9%なので格安SIM時代の最先端を突っ走っているのがシニア世代なのかも知れない勢い。
歳食ったのでドコモのガラケーで良い、のではなく、実はシニアほど格安SIMでスマホな方で(が)良い、という結果になるのだと思う。
子どものスマホデビューは小学生が最多に
逆にキッズ達の調査結果も、今年1月公開分。
今年初めてスマートフォンを持つ子どもの親に関する意識調査
https://mmdlabo.jp/investigation/detail_1838.html
以前とは逆転しております。
その以前はほんの数年前、スマホデビューは高>中>小、それが今は小>中>高となっており、高校デビューするキッズの方が小中学生より少ない。
この傾向は今後ますます低年齢化して行くと安易に予想可能、もう高校生でスマホ所有は当たり前、中学でも大半の子どもらがスマホを持たされております。
その理由を親に聞いた結果。
1~3と5位がおそらく共通した理由で「自分の子どもだけスマホなしは気の毒」だからなのかと思った。
となるとこの理由は今後小学生まで低年齢化して行くと思われ、小中学生の子どもを持つ親は注意して差し上げた方がよろしいかと。
だがしかし心配?
だいたいどれも制限できることばかりですな。ただ、その制限を年代別に分けて考えた方が良いと思う。
- 小学生・・・勝手にアプリ入れたり禁止、フィルタリング導入
- 中学生・・・課金は禁止、フィルタリングは解除して良いかも
さすがに12歳までは判断できないことが多いだろうし、事の重要性を理解せずとんでもないことをしでかしそうなため、この歳以下からスマホ持たせるならば、がんじがらめは仕方ない。
中学生になればアプリは自分で管理、但し課金は禁止、どうしてもなら許可制、フィルタリングはその子どもの善悪属性によるでしょう。もし私が子どもの頃なら、全力で制限されて全力で解除する姿が脳内再生余裕。
高校生については、友人X氏が考えた高校入学でスマホデビューした子への制限が感心したので紹介すると、基本的にアプリもSNSも自由、フィルタもかけない、LINE Payとか自分の小遣いの範囲で使用OK。
続きがあり、「但し親に言えない見せられないことはしない。ロック解除コードを変更したなら言う、就寝前にリビングの充電器に必ず挿す、いつでも親が中身を見ることができるようにしておくこと。」が条件。
実際見ているかは全然見ていないらしく、なぜそういう約束にしたかは「もう結婚もできる年齢なのだから自分で判断して欲しい。互いに信用し合う親子関係でありたい。」という。
なお、彼らは私が提唱する7つのルールを前提として。
source:有料面倒なi-フィルターと格安SIMで無料フィルター
子どもをどこまで信用できるかによるでしょうな。
私が子どもで親の立場を考えると絶対信用しない。ガチャ回しまくっていないか、勝手にクレジットカード作っていないか調べまくる。
日本国内在住者なら誰もがLINEを使うべし
強要も強制もしないけれど使用を推奨。
source:親と子どものスマートフォン利用ルールに関する調査
この調査結果のトップを見ての通り、約6割の子どもらが「LINEで家族や友人と連絡ができるようになった(嬉しかった)」と回答しております。
しかもスマホデビューが低年齢化しており、4割の小学生が所有、幅を広げて足し算すると中学生までに75.5%、高校生までとなると94.1%のキッズがスマホデビューを果たす時代。
この低年齢化が何を意味するかは、孫を持つ年代に対して孫がLINEを使用できる可能性が高まっているわけで、格安SIMで良いだろうからスマホを持つ理由、LINEを試す理由となりましょう。
年に1~2回しか会わないとか、数年に一度しか里帰りしないような家庭でも、やろうと思えば毎日コミュニケーションできる価値が月額千円少々は破格ではなかろうかと。
電話との大きな違い、利点。
- わざわざ電話代かけるような仰々しさがない
- 相手が都合の良い時にだけ受信を見ることができる
- クソくだらないことでも適当に報告しても良い気軽さがある
例として、畑で大根が取れた->LINEで写真を撮り送信->しょうもないスタンプで返信される、のようなグダグダなことをしてもOK。それがLINE。
電話で大根が取れたので送ると伝えると要らないと言われた時ショックなので電話しない->LINEで写真を送信すると「送ってくれ」と返されるかもな方が気が楽でしょう。無視(既読スルー)されるが普通、と思えば更に気が楽。
LINEはもはや日本のインフラと言えるほどの連絡手段で、今後他のアプリへ切り替わるとも思えないため、ビビらずスマホにしてLINE入れましょう。小学生からスマホ持つならシニアや高齢者にも普及するべき。
なぜ余計な世話を書いているかは、私は婆さん子だったので当時LINEがあれば、もっと距離が近くて良かったという、のび太くんのようなことをほざいて終わりましょうか。
電車に乗っていると高齢の方でもスマホを使っている姿が目に付くものの、ガラケーは電車内で出す機会が少ないでしょうから、スマホだから目に見えて目に付いているだけ、の可能性は高いです。
>子どものスマホデビュー
小学1年&6年、中学1年&3年の4つに大きな波がありますから、入学祝いであげる親がやはり多いのでしょうね。
私は大学生でスマホを買いました。バイト代でシャープのガラパゴス005SHを。裸眼3Dとハードウェアキーボオード付きのAndroidスマホとか異端で面白かった。
価格.com|シャープ GALAPAGOS 005SH SoftBank
https://kakaku.com/item/J0000005225/
>子どもをどこまで信用できるか
信用と妄信って別ですからね。自分が他人からどれだけ信用されているかを鑑みれば、信じたいという気持ちはよそに置いておき、信じられない材料を全力で排除して行くはず。
>LINE
私的にはグループメンバーに一斉配信できるグループラインが便利。
「1月17日(金)の就業後に営業車を定期点検に出します。戻りが大幅に遅くなるようなら返信plz」
とか
「社長が知り合いの農家からトマトを大量に貰ってきた。冷蔵庫に入っているから勝手に持って帰って」
とか
「○○さんが本日インフルエンザ陽性と判明。体調が悪い方は遠慮せず病院へ」
とか、業務連絡レベルでは無いけれど全員が内容を確認したかの判断が欲しいメッセージを送るときによく使います。
老々介護で奮戦中の母親(75才)のためにY!mobileのスマホを手配。
国内通話完全無料で月額¥1,480-(端末代は一括で支払い済み)。
今まで携帯すら持っていなかったので、取り合えず携帯端末で電話することに慣れることを目標にして、ようやく普通に通話ができるようになったところ。
サイバーばぁちゃんへの道のりは遠い。