東日本大震災から約1年4ヶ月。
日本政府が原発事故をようやく今更かなり遅く人災と認めたようで勝手に納得。責任が明確になったので日本国民で有る以上は何かと協力せねばなりませんな。増税は好きにして貰うとしても、被災者への義援金を使うのはやめろと。
その話は後回し。日曜なので最近の気になったニュース5つくらい。
先週はPCネタが少なかった為、板PCや電話の話が多め。
- 4社が夏のパソコン組立教室イベント開催
- スマホと板PC利用率の前年比が約2倍へ
- XPから8のProへアップグレードは約40ドル
- 楽天が約8千円の電子ブックリーダー発表
- Android 4.1はFlashのサポート無しなど3つ
4社が夏のパソコン組立教室イベント開催
年々微妙に増えるこの時期開催の親子PC組立イベント。
- 【PC Watch】 富士通、PC組立体験の新サービスを提供開始
- 【PC Watch】 パナソニック、子供向け「手作りレッツノート工房2012」
- サイコム、親子でデスクトップを作る組み立て教室を開催-ITmedia
- マウスコンピューター「親子パソコン組み立て教室」を開催-ITmedia
富士通はパソコンが無い県と噂される島根の工場。パナソニックは神戸工場、それぞれ何かと限定となっております。
開催日になった頃には、価格コム最安の方が安くなってしまうノートをどうしても子連れで組立に行きたいならいかがでしょう。
前例として記憶に有るものはパナソニックのレッツノートの組立で、HDDやメモリを載せて終わりかと思いきや、マザーボードの取り付けからやっておりビビり申し上げた始末。
富士通も島根工場ならノートと思うので、しつこいけれど値下がり前提の新製品を触ってみたい人限定。
個人的には安く新製品を売るなら宣伝として成功と感じるものの、いずれも現状の市販価格よリ安い程度で1ヶ月も経てば値下がりはいつもの事なので意味不明。やれば良いというものでは無いと思うけれど、やれば良いというものでしょうか。
深読みすると、普段は休日に死体のごとく居間ですっ転がっているオヤジ殿が、子どもを連れて遊びに行くという名目で新しいパソコンを手に入れるチャンスになっている、という事にしましょうか。
神戸は良いとしても島根はきつい。
ちなみにマウスは群馬県にあるiiyamaの工場なので、パスポートや入県許可証、滞在ビザなどが要ると聞いているので安易に群馬入りはしないようご注意有れ。
サイコムは埼玉県という地域だったはずなので、地図に載っていない可能性が考えられる為、事前に交通ルートや所在地を確認しましょう。
スマホと板PC利用率の前年比が約2倍へ
インプレスより年に1回の利用率調査が公開。
国内ネットユーザーは「スマートフォン派」倍増 -INTERNET Watch
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/special/20120704_544622.html
ソースはインターネット白書という本で、厚さ約2cmでB4サイズの買うと万単位する貴重な資料。
個人で購入はした事が無いけれど、私は2006年頃から毎年見ている資料で、精度は高いと感じております。
これによると上の画像の通り、板PCや電話(スマホともいう)の利用率が上がっており、タイトル通りに倍増。
一応ケチを付けておくと、50%が倍増し100%なら凄まじいけれど、1%が2%に倍増しても誤差というからくりを頻繁にやらかすので、この手の調査内容公開の煽りタイトルには注意しましょう。
それにしてもスマホが約14から26%、板PCが4から9%への上昇は大きいと言え、スマートフォンやタブレットPCというより、iOSやAndroidが世間に認められつつ有る、または求められていると考えて良さそう。
他の資料では、若い人ほどスマートフォンなどの利用率が高く、年寄りほどパソコンでやろうとする人間が多いとの事。
私はパソコン派で、板PC(GALAXY Tab)は月に数回しか起動する必要が無いので年寄りなのかも知れない。
なぜパソコンが必要か、小型端末が要らないかは、画面サイズと操作性の問題。慣れてしまえば電話で何でも出来るのかも知れない、またはパソコンで無ければ出来ない事はやらない人が多くなっているのかも知れない。
携帯電話が故障し買い換えようとすると、(ドコモなら)必ずと言って良いほどスマートフォンを勧めて来るので要らないなら断りましょう。
月額で最低5~7千円も支払う価値が有ると思うならどうぞ。
XPから8のProへアップグレードは約40ドル
XPからでもWindows8、しかもProfessionalへのアップグレード価格が発表。
XP以降に39.99ドルでWindows 8 Pro アップグレードを提供-Engadget
http://japanese.engadget.com/2012/07/02/xp-39-99-windows-8-pro/
約40ドルという事は1ドル80円換算で日本円にすると3200円くらい。
Windows7のProfessionalエディションはDSP版でも14千円くらいなのでマイクロソフトにしては破格。
先行でアップグレード価格や仕組が決まったWindows7から8のPro~への移行は1200円なので、これはWindows8の価格そのものが7以前のWindowsより安いと見るが妥当。
なぜ安く提供するか妄想して行くとマイクロソフトが焦っていると思われ、AppleやGoogleという携帯端末での競合対策と見ております。
関係有るかは別として、WindowsとMacの販売比率。海外のデータ。
source:Mac対Windows売り上げ比:1984年からのグラフ « WIRED.jp
Macを1とした時、Windows PCはその何倍売れているか。
18年前からWindowsパソコンはMacの数倍売れており、1990年も下がったとは言えそれでも5倍以上。
全盛期っぽい2004年前後はWindows XPが出た後くらい。しかしその後のWindows PC比率は落ちており、原因はVistaという罠が延々と仕掛けられていた以外にAppleが頑張ったとも考えられましょう。
この調査はパソコンのみで採っているので、アップルの電話(iPhoneシリーズ)や板PC(iPad)などは含まれていない、とすると、今後このようなPC比較の意味が薄れて行くはず。
話を戻すと、10年以上前に終わったNECのPC98仕様が標準な暗黒時代の次は、マイクロソフト(Windows)が終わり掛けており、マイクロソフトが焦っているのでは無かろうかと。
NEC(98シリーズ)が終わった原因は、主流のOSがWindowsに変わった際に他のPCメーカーがDOS/V(今、私らが使っているPCの事)で、98シリーズはDOS/Vパソコンと比較し高額過ぎた事と、推測になるけれど98用Windowsをマイクロソフトが作るのが面倒になった為。
高いNECパソコン、高いWindowsというOS。
中国直送便なら1万円を切れたりするタブレットPC、AndroidはGoogleが無償に近い提供具合。Windows8は7より安くなって当然、というか、そういう価格設定をせざるを得ない状況なのでしょう。
安くてもWindows8(PR版)を見る限りでは要らないけれど。
楽天が約8千円の電子ブックリーダー発表
楽天が本読み端末に一石を投げた件。
楽天の電子ブックリーダー kobo Touch 正式発表、7980円 - Engadget
http://japanese.engadget.com/2012/07/02/kobo-touch-7980/
見た目は板PC、しかし仕様はしょぼく
- 6インチ
- モノクロ
- 電子書籍用としてのみ機能
タブレットPCは用途が有ってこそと考えると、初めから限定された用途の為だけという考え方は個人的に賛成。
リンク元の記事を読むと、Amazonの電子書籍リーダー「Kindle」に対抗しているのか合わせているのからしく、日本を中心に低価格で広めて行く気配。
発売は7月19日なので本好きは覚えておきましょう。
私は同じ本でも漫画しか読まないので要らない。更に漫画は単行本の紙で見たい派なので凄く要らない、けれど世間の感覚は違うようで。
予想通り? タブレット・ユーザーの半数以上が「新聞や雑誌は紙ではなく画面で読みたい」|Computerworld
http://www.computerworld.jp/topics/573/(略)
私も可能なら在庫している本(漫画数千冊)を画面で読む方式にしたいけれど、それは保管場所の問題で、実際に読書するなら紙の方が読み易い。
小説のような文字まみれな物も10年に1冊くらいのペースで読むけれど、1ページより見開き2ページの方が良く、それを敢えて不便にした方が良いというタイトルは意味不明。
楽天の新製品、kobo Touchについてテレビのニュースでも偶然聞いたけれど、海外からの購入なら消費税が掛からないから国内の書店で購入するより安くなるとか。後出しでそれにも消費税を載せるか日本の政治家な人達が今更ながら検討しているとの事。
話を楽天ブックリーダー(コボタッチ)に戻すと
気になるのはコンテンツの充実度合です。世界240万冊、うち100万冊が無料タイトル、日本語は3万タイトル、お試し版がプリインストール、といった言葉は並んでいるものの、具体的にどの出版社のどの作品が読めるのかははっきりしていません。
当ブログのこの記事をここまで読めてしまう文字好きなら暇つぶし用には良さそうですな。
Android 4.1はFlashのサポート無しなど3つ
ラストはややマニアックなニュースを3つ。
FlashはAndroid 4.1をサポートせず。配布は8月15日終了-Engadget
http://japanese.engadget.com/2012/06/29/adobe-flash/
遂にAndroidでもFlashのサポートが無しへ。AdobeやAndroid端末ユーザの事よりもWeb制作屋が今後Flashをどう扱うか見もの。私はFlash嫌いで複雑なソースは書けないので、これがメシウマというやつでしょうか。意味が違っていたら失礼。
スマホ用OS「Firefox OS」が2013年初頭に登場へ - GIGAZINE
http://gigazine.net/news/20120704-firefox-os/
もうどうして欲しいのか解らないFirefoxがOS界へ進出。ウェブブラウザやメーラーはハードウェアや営業力での依存度が低いのでモジラも成功していたけれどOSは厳しいでしょう。Linuxをベースに少しいじって終わりと思うのでAndroidには勝てないと思う。
アップル、iPadの商標で中国Proviewと和解。6000万ドル支払-Engadget
http://japanese.engadget.com/2012/07/02/ipad-proview-6000-ipad/
アップル勝訴では無く中国企業がアップルに微妙に勝った話。私は中国に偏見は無く生き方や商売の方法も否定はしないけれど、ぼったくり前提の商標登録は粋(いき)では無いと思う。アップル様に同情 。
先週の日曜まとめ記事でも企業の過剰な節電に反対するネタを繰り広げたけれど、社員がどう感じているか調査が有ったのでこれもどうぞ。
企業の87%は「今夏も節電」、ただし過半数が「不便・不満」も感じる|Computerworld
http://www.computerworld.jp/topics/652/(略)
一部引かせて貰います。
- 昨年節電を実施した企業は91.5%
- 今夏も86.5%の企業が節電を実施予定
これが本当に節電なら結構。しかし内訳がおかしい。
具体的な方法を尋ねたところ、「設備(エアコンなど)の使用制限」が87.5%と最多
使用制限が温度設定か電源を切るのか、どこまでなのか判らないけれど、快適に仕事や作業が出来る状態なら確かに節電。
しかし
業務に大きな影響を及ぼす「営業時間・日数の削減」、「サマータイムの実施」「生産設備の稼働時間・日数の削減」などはいずれも1割に満たなかった。
また、今年節電を実施する企業のうち、「非常に不便・不満である」と感じている企業は11%、「少し不便・不満である」企業も45%で、半数以上(56.1%)は不便・不満を感じている。
目に見える簡単な数値は判るものの業務効率までは気にしない企業が大半、と私は解釈しております。
組織内で節電と称し自己満足を繰り広げる人間は大抵が管理職者。そして彼らの特徴は算数が出来ず発想が乏しい無能の人。
業務効率が落ちないなら、それは元からそれで良かったという事なので節電とは言わず。それ以前に節電すると東電の収入が落ち、何故か増税に繋がるのでやめましょう。
必要なのは節電では無くピークシフト。
例としては、昼の休憩を13か14か15時からで良い部署や社員を募ったり、工場なら9~13と16~20時に働くパート2名に分けるなど。
節電自慢している企業やそれを賞賛するマスコミは、考える方向が間違っていると思うけれど、私が間違っているのかも知れませんな。
コメントする ※要ユーザ登録&ログイン