デスクトップ画面の表示から、操作出来るまでの時間を短縮する方法。
簡単に言うと、無駄にスタートアップで常駐するソフトウェアを減らすわけですが、そういう言い方が簡単では無いという人用に考えたタイトル。昔よりマシになったけれど、依然NECや富士通PCなどでは現在も有る時間の無駄。
自称PC初心者用に常駐解除の方法を3つと注意する事。
スタートアップを解除したり無効にしてみるテスト3種類
私が知っているやり方で簡単な方法は主に3種類。
一通り読み自信が有るならやってみる価値は有るけれど自己責任にて。自信が無いならやめておきましょう。
説明はWindows7とXPが混ざっているけれど、どちらもそう変わらず、違う場合はそれぞれで書くので手持ちのバージョンに当てはめてどうぞ。
スタートアップからショートカットを削除
最も簡単、しかし解決しない率が高く危険度が比較的高い方法。
XPは、スタートボタン->すべてのプログラム->スタートアップ。7はスタートでは無くWindowsロゴのボタンから。
画像のようにスタートアップの中に入っているアイコンを右クリックから削除すると、Windowsが起動しても同時起動しなくなる仕組。
「すべてのプログラム」に入っているこれらは全てショートカットなので消しても良いけれど、元に戻せなくなるので削除では無くデスクトップ上などへ移動し、再起動し確認した方が安全。
上の画像は私が今これを書いているXPの実際のスタートアップ。これら以外にはセキュリティソフトなどが有り、それはここでは見えておりません。見えないものは消せないので解決率はやや低めという事。
常駐アイコンと同じプログラムを削除
常駐するアプリケーションを丸ごと削除する方法。要するにアンインストールというやつで、危険度は上で書いたショートカットの削除より上。
画面はやはりXPで私のPCより。
デスクトップ画面の右下を切り取った画像。
右下(時計の左)で常に背後で動作していたりスタンバっているアプリケーションが見えているので、それと同じアイコンのプログラムを探して削除。
XPならスタート(7はWindows)ボタンからコントロールパネルへ行き、XPはプログラムの追加と削除(7はプログラムのアンインストール)をクリックすると一覧が表示。
中にはアイコンが違う事も有り、マイクロソフトのセキュリティの場合
形は同じでも一覧では青、右下では緑色のアイコン。
確実では無いので、判らないならやめておいた方が良いでしょう。これはショートカットでは無く、プログラム本体を本当に削除するので、再インストールする方法を知らなければ元に戻せない。
また、メーカーPCのリカバリの場合はWindowsの再インストールと同時に入る仕組みも有り、アプリケーション単体では再インストール出来ない事も有るのでご注意有れ。
フリーソフトで一時的に常駐無効にする
本当は別のやり方(コマンドからconfigsys)が有るけれど、フリーソフトを使うと見易いので入れてみましょう。
日本でも有名な無料ソフトで、マニアックな人が愛用する逸品。
CCleaner - Download
http://www.piriform.com/ccleaner/download
左端のFree(No Support)版をダウンロード。Download From:の下のリンクどちらでも結構。同じ物。
英語はダウンロードページだけで、インストールからは全て日本語に対応されているのでご安心有れ。
特に罠は無いと思うけれど説明を確認しつつ起動するまで「次へ」ボタンを。
今回は目的が違うのでクッキーは保持しなくて結構。
起動すると左のアイコンが「クリーナー」になっているので「ツール」を押す。
ツールを押すと右に選択肢が出るので「スタートアップ」へ。
一覧の「ファイル」をクリックしソートを掛けて整理。
上は2つ「無効」ボタンで起動を無効にした例。ちなみにGoogleの日本語変換とAdobeリーダーの高速読込用プログラムを停止しております。
が、PCメーカーが何を入れているか私にも判らず、この説明を真面目に読まれているなら尚更知らないと思うので、簡単な見分け方を例として4つ挙げると以下。太字部分にご注目有れ。
- ctfmon.exe・・C:¥WINDOWS¥system32¥ctfmon.exe
- BluetoothAuthenticationAgent・・rundll32.exe(略)
- QuickTime Task・・C:¥Program Files¥QuickTime¥(略)
- hogehogesoft・・C:¥Users¥(略)
1のようにアルファベットとコロン(例「C」ドライブ「:」)の後にWindowsから始まっているもの、2のようにアルファベットとコロンが無いものを変更(無効に)してはなりません。
これらはWindowsのシステムに関連しており、無効にすると何らかの機能が停止し障害が出る可能性有り。
3はプログラムファイルなので後から入れたアプリケーション、4はユーザ(使用者)が入れたプログラムなので何かは覚えているはず。判らないなら触らない方が無難。
Windowsのシステムに関係無い項目、かつ無駄な気がする機能を停止してみましょう。ここで無効にしてもWindowsが起動し、再度CCleanerを起動出来るなら元(有効)に戻せるので遠慮無く。
考えられるやばい事態としては、インターネット接続ツールなどに頼っているなら、それを切ると接続出来なく(しなく)なるので慎重に。
確実に安全とは言えず、何か障害が出ても自己責任。また、CCleanerは意味が判って使う上級者向けのソフトウェアなので、他の項目(クリーナーやレジストリなど)は触らぬように。
以上、一応3種類挙げたけれど、起動がやたら遅いなら故障かも知れない。
XPの砂時計(7は回転する矢印)が中々消えない場合
Windowsのデスクトップ画面が出て操作可能になるまで、XPなら砂時計、7は回転矢印がマウスのポインタの横に表示されておりますが、私のPCはいずれも10秒程度で消えて操作可能に。
この10秒が常駐アプリケーションを準備している時間で、人により1~2分掛かる事もございましょう。
良く有る主な原因は5つくらい。
- 常駐ソフトが多い割にパソコンが低性能
- セキュリティソフトの常駐完了が遅い
- HDDの空き容量不足
- メモリの容量不足
- HDD故障間近
1の、常駐ソフトが多い件は、今回の本題として解決するかも知れない方法を3種類提示しており、使わず常駐に時間を要するなら片っ端から削除や無効へ。
2は、昔のウィルスバスターで見られた起動完了するまで5分とか掛かる現象。あまりに遅いなら1~5も複合技で来ている可能性がございます。
3は、HDD(ハードディスク)の空き容量を見ない、または見方を知らない人に良く有り、一時ファイル用の空きが少なく影響している事も。
4は、今時のPCのようにメモリが普通に2GB以上載っているなら無いと思うけれど、5年以上前の特にノートなら可能性の高いメモリ不足。
私が修理現場で時々見たPCが5で、故障では無いだろうと思うPCでHDDに異常が有りそれが原因で起動が遅くなっていた事。リード(読込)がやたらと低く、時には桁違いに遅くなる減少で、近い内にクラッシュする可能性も。
1~3はWindows上でのメンテナンス、4はメモリの追加や換装による増量で解決するけれど、5はデータが吹き飛ぶ前触れかも知れないのでご注意有れ。
常駐を減らしても遅い、ウィルスバスt セキュリティソフトを変えても駄目、HDDの空き容量は余裕有り、メモリも1GB以上載っているなら、データの退避を。
Windows起動後から操作までを速くする方法(まとめ)
Windowsの起動完了が遅い場合、大抵はセキュリティソフトや常駐ソフトの問題で解決する事が多いけれど、HDD異常なら早めに気付かねば後悔するもと。
パソコンの性能などにより違う為、目安という数値は無いけれど、デスクトップが表示され砂時計(回転矢印)が完全に消えるまで5分以上掛かるなら、一度パソコンに詳しい人に見てもらいましょう。
人間に置き換えると、微熱が1週間続いているけれどおそらく大丈夫だろうという状態。薬剤師(PCに詳しい個人)か、町医者(業者)か、総合病院(メーカー)のいずれかでご確認有れ。
PCの場合、総合病院は記憶が吹き飛ぶ可能性が有るのでそれも注意。
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