事務用品メーカーKINGJIMが販売のブギーボードを購入。
キングジムが製造している物では無く国内代理店のようで、パソコンからかけ離れた単なるメモパッドなのだけれども、これが何故かまとめではPCやIT関連と繋がってしまうというシープマジック。
現物の写真と説明から参りましょう。
キングジム「Boogie Board(BB-1)」実機レビュー
ヨドバシの通販で購入した物を開封し展開。
本体以外には箱と1枚の簡単な説明書。そして、ペン、ホルダー、マグネット4枚が付属しておりました。マグネットは本体の裏へ貼付けると、鉄の書棚や家なら冷蔵庫などに搭載出来る仕様。
なぜ赤にしたかは、職場へ持ち込み他人から興味を持って貰う為に目立たせたかった為で、あわよくば経費申請が通ってしまい自腹せず入手なるかと考えた。
なぜヨドバシにしたかは、領収証にはポイント10%の事は記載されていないので私が得をするという戦略的購買。※姑息ともいう、なお、横領になる可能性大
なぜ購入したかは、当ブログのコメント欄で庶民Aさんが紹介されており、検索してしまい衝動買いしてしまった。
話を戻し、本体奥のペンとホルダー部分を取り外したところ。
いずれもプラスチック製でかなり軽め。ペンはしっかりとハマる感触が有るので抜け落ちたりはしない、逆に言うと付け外しはやや力が必要。
驚いたのは薄さ。公称は突起を除く最薄部は3.2mmとの事。
そして軽さ、重量を実測。
- 本体・・・115g
- ペン・・・1g
- ホルダー・・・1g
- マグネット・・・13g ※4枚分
磁石無しなら計117g、磁石装備時130g。iPod Touchが90g程度なのでブギーボードの方が重いはずだけれども、面積がデカく持ち易い為か体感での重量はブギーの方が軽く感じる。
文字は緑っぽい一色のみ。
本体上部の丸い箇所がボタンになっており押すと一瞬で消える。
ブギーボードBB-1の良い&惜しいところ
動画撮影は手間なので公式の紹介ムービーをどうぞ。音注意。書いて消す動作は7秒付近。
今回は利点と難点という表現にやや違和感が有り、良いところ惜しいところとしており、良いと思った点を5つ。
1.程良い摩擦が有り書きやすい
ボード側は非光沢の液晶モニタのような見た目で固め。触れた感じも液晶パネルに似ております。ペンは単なるプラスチックの棒。
個人差は有るだろうけれど、書きやすさはホワイトボードと同じくらいと思った。水性ペンのような感触では無く固いものの、タブレットのガラスのようにつるつるしていないのでとにかく書きやすい。
2.先端の尖った物ならペン代わりになる
最初はこれの大人向けかと思っておりました。
source:Amazon.co.jp | おふろでも遊べる! おえかきがっこう
おそらく磁石で白く浮かび上がり、スライドさせると反対の磁力で消せたように見えるという、昔ながらのおもちゃ。
しかしブギーボードは磁石では無く、ペンに何か付いているわけでも無し。一体どのような仕組なのか調べてみると、こちらに日本語で解説されております。
- 筆圧で液晶分子の配列が乱れて光を反射するので書いたものが見える
- イレース・ボタンを押すと電圧によって配列がもとに戻る
- イレース・ボタンを押すまでは書かれたものが残っている
良く解らないけれど、磁力では無く分子を何かしているそうな。ペンでは無く、爪とかボールペンなどの裏で書いても書ける仕様は便利。
3.紙のようにゴミにならずインク切れも無い
メモ用紙や付箋などは、どこかの企業がくれるなら買わないとしても、メモ用紙や付箋は使い捨てなのでゴミになる。環境問題とか私は無関心だけれども、気になる人には最適。
個人的に紙が嫌いなので好感持てる。
4.感圧の強弱でわずかながら線の太さを表現可能
上で貼り付けた画像をもう一度。
丸は塗っているのでスルーして貰うとして、BTOパソコンの「ン」のハネた部分や、最下段の意図的に強弱を付けた線で太さを調整可能とお判りになるかと。
それがどうしたと思われそうだけれども、実際に書くと紙へ鉛筆で手書きしている見た目になるので、違和感が無く気分的によろしい。
5.実売3,500円で5万回書き換え可能はコスパ良いはず
メモ用紙や付箋を購入しているとか、ゴミ袋もタダでは無いとするなら、見えない部分でちりも積もる経費削減になるはず。
電池寿命5万回分が本当ならば、毎日10回消したとしても13年以上。20回でも7年弱。職場で使い年間休日120日くらいなら10回で20年、20回は10年弱。
おそらくそれまでにボタンが故障するなど、電池寿命を気にするより丁寧に扱う方が重要と思った。
良いところは以上。
惜しい点は1つで、明るい所で無ければ文字がやや見えづらい。40Wの白色蛍光灯2本セット満載の事務所とか、日中の屋外レベルならば全く問題無い見え方になるけれど、少し暗い場所や白熱灯のような赤み掛かった暗めの場所では見えにくい。
下は60W白熱球の下で見た時を再現した風に明るさを編集。見え方はモニタにもよるので一概にはこうだとは言えないけれど。
原因は黒字に黄緑色、ペン先が3mmボールペン並に細い為、少しでも暗い場所になると見えづらい。黒字に白が最適だろうけれども、そうしていない原因は、白には出来ないとか白にすると高額化するなど理由が有るのでしょう。
更に暗い場所、照明の影になると全然と言えるほど見えない。
左が素の状態、右は暗視スコープから撮影したのでは無く、編集で明るさを無理やり思い切り上げた画像。
比較するものでは無いとは思うけれど、紙にペンなら白地に黒なので、肉眼で何かが見えるなら紙に書いた文字も見えるだろうけれども、この黒字に黄緑色はそれより前の暗さで識字出来なくなるレベル。
明るさを求めるならBB-1の上位機種がお勧め。但し、機能と同時に価格も高くなる為、試すならBB-1、使い物になると思えば上位にした方が良いと思う。
上位機種に興味が有るなら、2012年9月の記事とやや古いもののアスキーの解説が詳しくて分かり易い。
ASCII.jp:高コントラストで鮮明になった新Boogie Board (1/2)
http://ascii.jp/elem/000/000/727/727817/
2015年1月現在、キングジムから出ているブギーボードはBB-7まで。高機能なやつはBB-6で1万円以上。Bluetooth接続、同期、メモ保存など可能なので、メモ用紙代わりでは無く本格的にお絵描きしたいなら。
何でも付けたり無くしたりが便利なわけでは無い(まとめ)
代表的な蛇足感有る機能といえば、Windows PCでモニタをタッチ操作とか、スマホが有るのに時計型ウェアラブルおかわり。
PC画面をいじる操作は絵や図を手書きしたい人用、時計型デバイスはガジェットマニアとスポーツ用。
万人向けとは言えない何かが普及しないのは当然。
逆に無くせば良いと考えている誤りは、Macbook Proで有線端子がUSB3.0x1個とか、将来的に空中ジェスチャー操作でタッチやタイピングを省略しようという考え方。容易に不便になるだろうと想像出来る。
音声認識で何でも出来てしまう程度しか端末を使わないなら良いだろうけれども、私のように1日平均2万8千回タイピングするような人間は声がかれてしまうし、PCで画面タッチは腕で見えなくなるので有り得ないわけで。
マイクロソフトが大きな勘違いをしている事は、タッチ操作により、
- スマホ・・・画面が指で隠れる程度
- タブレット・・・画面が手でも隠れる程度
- パソコン画面・・・画面が腕でも隠れてしまう
「画面見えるか馬鹿」なのである。
話を戻すと、取り付ける、取り払う、これらの意味や理由を間違えると一気に不便になってしまう。
個人的な感覚になるけれど、ブギーボードに高機能は要らない。書いて消すしか出来ないからこそ便利なわけで、下手に無線でクラウドにて同期とかされると充電の手間や重量の増加、価格の上昇など難点が増えてしまうはず。
皆さんは計算機を使う際、Windowsの標準アクセサリの電卓機能を使うかも知れないけれど、私のようにすぐに計算したくなる人間には、このような昔ながらの電卓が必要。
タバコの着火に「ガスコンロが有るからそれで良い」という人は稀だろうし、時間を確認する為に「ケータイが有るから」で済む私のような人も居るなら、すぐに確認したく腕時計を愛用する人も存在。
ポイントはすぐに。
フォルダを開きファイルを実行。この動作はマウスならダブルクリックx2で終わるところ、タッチ操作は開いた後に腕を一旦引き窓の場所を見て、(詳細や一覧表示では指先より小さい為)デカいアイコン表示にし、ファイル数が多いなら長いスクロール(スワイプ)操作が必要。すぐにと反しておりましょう。
もう一つ、腕時計愛用者のApple Watchへの不満はデザインがダサい以外に時間を確認する際、一瞬タイムラグが有るらしく、やはりすぐにと反しているわけですな。
更にもう1つ。タイピングより喋る方が速い人なら一部機能は音声認識でも良さそう。しかし、「訂正どうするの?」という、ここにも反すぐにが存在しております。
ブギーボードは電源入りっぱなし(正確には電池消費していない)状態で書いて消すのみ。充電不要、ペンが無ければ爪でも書ける、故障や電池切れしても2~3年使えたなら痛くは無いと思える価格設定。
但しBB-1は表示が暗め、また、バックライトとか無い紙と同じ状態なので暗い場所ではもちろん見えない。それでも良い、明るい環境ですぐにメモしたい機会が多いならお勧め。
関係無いけれど、安いデジカメが廃れて行く原因は、スマホでもすぐに撮影出来る為かと思った。iOSならホームボタンを押してカメラアイコンスライドするだけなので、デジカメの電源入れてレンズが開くまで待つ手間と変わらないすぐにレベル。
事務用として本格的に導入するなら、バッテリにボタン電池を採用し交換が可能(消去回数は約3万回)、裏面にマグネットを内蔵した「BB-7」の方が、少し価格は高いですけれど、長い目で見れば魅力は高いですね。実勢価格で6,000円ほど。
BB-7 | ブギーボード | KINGJIM
http://www.kingjim.co.jp/sp/boogieboard/bb7.html
Amazon | キングジム 電子メモパッド ブギーボード JOT クロ BB-7クロ
http://www.amazon.co.jp/dp/B0150U4K28
>なぜ赤にしたか
私は白が好きなためホワイトにしました。思ったより手垢や汚れは気になりませんね。
>程良い摩擦が有り書きやすい
質感的には、AmazonのKindle Paperwhiteに近いかもしれません。表面がザラザラしている理由としては、ノングレア液晶と同じく、凹凸により光の反射を抑える目的もありそうです。
>紙のようにゴミにならずインク切れも無い
社内でグループウェアを活用しているなら、紙のメモ帳を使う無駄は削減できて良いですね。私も「電話内容をブギーボードでメモ → グループウェア内のメッセージ機能で要件を伝える」という流れで活用していますし。
>電池寿命5万回分が本当ならば、毎日10回消したとしても13年以上
私は使い始めて恐らく3年以上は経ちますけれど、電池寿命は迎えていませんね。消去ボタンの劣化も気にならず。会社でのみ使用、1日のボタン押下は10~30回程度の使用環境です。
>明るい所で無ければ文字がやや見えづらい
液晶ディスプレイではありませんし、仕方ない点ではありますね。
>このような昔ながらの電卓
「億」のボタンがある電卓は初めて見ました。さすが簿記電卓は違う。私は電卓といえばカシオ一択です。特に理由はありませんが。
ASCII.jp:カシオ電卓50年目、究極の1台が完成『S100』
http://ascii.jp/elem/000/001/049/1049216/
たまに、こういう妙な電卓も使ってみたくなりますね。実用性が低くて無駄になりますが。
Amazon | 太陽エネルギーの電卓 竹 卓上計算機ミニジャストタイプ 高品質木調
http://www.amazon.co.jp/dp/B014WTD0UQ
>安いデジカメが廃れて行く原因
安いデジカメは
・光学ズームがしょぼい
・全体的に動作が鈍い
・明暗の補正さえままならず、画質が悪い
・ピントがすぐに合わない
・バッテリがすぐに無くなる
辺りが、不満点として挙げられますね。何より安物ですから大事にされず、それでいて使い勝手が悪い訳ですから、スマホに取って代わられるのは当然。安物でも「使う喜び、楽しさ」が味わえないなら、誰も買いませんからね。
>キングジム「Boogie Board(BB-1)」
必要でないので買わないけど、コスパと機能面は十分よさそうだったw
これがもっと大きかったら、
会議用のホワイトボードや学校の黒板をこれにしてほしいと思った。
ホワイトボードや黒板って地味に消すの大変なんだよなw
>3.紙のようにゴミにならずインク切れも無い
紙は確かにゴミになるデメリットは大きいが
何を書いたか長期間残るっていうメリットも有難いんだよな。
紙はアイデア書いてる時、1日前のアイデア何だっけの確認がしやすい。
まあ用途と好みかな。
>皆さんは計算機を使う際、Windowsの標準アクセサリの
>電卓機能を使うかも知れない
あれはほんと非常用にしか使わないなw
パソコンで計算するならエクセルかな。
>私のようにすぐに計算したくなる人間には、
>このような昔ながらの電卓が必要。
四則演算なら非常に便利だと思う。
押しやすいし早いし見やすい。
ただし、計算間違いに気づきにくい
用途によっては関数電卓もありだと思う。
>安いデジカメが廃れて行く原因
機能面は庶民A さんのいう通りで
さらに、すぐ壊れるんだよなw
最近のnikon1万~2万のデジカメを店頭で見てたら
電源つけたら即起動で結構よっかたよw
ゲストブックで書いた以外に、文字起こしがいらないもので、
でもメモ書きを残したいときは、
スマホで撮影、evernoteに放り込むって方法でも使ってます。
evernoteはPCで同期できるしで、工夫次第で結構便利に使えますね♪
>なぜ赤にしたか
私だったら断然水色(シアン)だなw
>ポイントはすぐに。
私がメトロの路線図を持ち歩いている理由も「すぐに」なんですなw スマホでも路線図は見ることができるけど、表示させるのに時間が掛かるw 紙だったら取り出して「すぐに」確認することができるw