VR元年、IoT元年。
昨年辺りからそう言われていたけれど、いずれも元年が今年も続いていると思えるほど滑走路から離陸していない印象。Apple Watchのようにならないためには何が必要なのか。
酒を飲まずに考えてみた。
モノが何とか元年から抜け出す3つの要素
があると思った、他サイトの最近のページを例として。その前に専門用語を一応説明しておきましょう。詳しくはリンク先にて。
- IoT(モノのインターネット)・・・冷蔵庫などをネット接続で管理
- VR(仮想現実)・・・ゴーグルの画面内全てが3D仮想空間
- AR(拡張現実)・・・VRと現実を合成した半仮想空間
どうすれば次へ進めるのか。
1.欲に付け込む
新技術を育てるのはやはりポルノ?! | TechCrunch Japan
http://jp.techcrunch.com/2017/01/08/20170106a-whole-lot-of-people-watched-vr-porn-in-2016/
人間には三大欲求という本能があり、食欲、睡眠欲、性欲の3つ。簡単に言えば食う寝る遊ぶ。VRやAR、IoTの場合は電気製品にあたるので睡眠欲に対しては特に出来る事は無いので食と性のいずれか。
食欲はIoTならばスマート炊飯器とか出ており、炊き方をスマホで微調整可能などが可能。しかしIoTで性欲を満たすというには出来る事が少ない。
逆にVRとARは食欲は満たせないけれど性欲を満たす事は可能。VRは性欲が鍵になる、その理由はパソコンがなぜ普及したかは男性の性欲が元と言われている為。
昔のパソコンは今のようにフルカラーでは無く16色レベルであり、ドット絵の二次元イラストがスライドショーしてアドベンチャーゲームになる感じ。まだPC本体40万円、モニタ20万とかしていたので買えたのは金持ちのおっさんくらい。
その後、マルチメディアと言い始めた頃からPC普及は一般家庭に入り込み、一家に一台となった頃はフルカラー。インターネットでアダルト画像を漁りまくる親父達のおかげでパソコンは普及。
アダルトが鍵となった物はパソコン以外に確かビデオデッキもそうだと言われていたはずで、レンタルビデオやブルーフィルムと呼ばれるアダルト動画を親父達が見たいが為にVHSのカセットが普及し低価格化して行ったはず。
もしかするとプレステ2もそうかも知れない。当時はDVDプレイヤーがクソ高かったので、ゲームはしなくともプレステ2を購入してレンタルDVDでお楽しむ等。
VRが普及するにはアダルトコンテンツがまだ圧倒的に少ないわけで、2chまとめで見た、「VR元年とは何だったのか」はまだ早い。これからのはず。
逆に一般家庭で普及しない物といえば3Dプリンタ。食も性も満たせない物が幅広く行き渡るわけは無い例と言えましょう。医療や専門的な業務、無理やり食品作っていたりもするけれど、美味そうと思えず食いたいとも思えない。
TechCrunchのタイトル通り、育てるのはポルノで間違い無いはず。
たとえば昨年、PornhubサイトにおけるVRコンテンツの検索数は3800万にものぼるのだとのこと。ちなみにサイト内には1800本のVRコンテンツが用意されている。
まずは機械好きな男性のハートを射止め、財布の紐とズボンのチャックを開かせなければハードルも谷も超えられない。下品にて失礼。
2.楽しい努力
PC使える人と使えない人の差はなに? : PCパーツまとめ
http://blog.livedoor.jp/bluejay01-review/archives/50417148.html
引用。
使い方もわかんない
設定の仕方もわかんない
全部全部ぜーんぶわかんない
どうしてみんなできるの?ちなみにバリバリ平成生まれの21さい
これを「ゆとり?」で片付けると終わりそうなので違うとしましょう。
私がパソコン欲しい、使いたいと思ったきっかけは「ゲームがしたい」「プログラミングを学び自力でゲーム作ってみたい」という強い欲求があった為。結局プログラミングは挫折したけれど。
家庭用ゲーム機も網羅するほど持っていたものの、やりたいと思ったゲームが当時PC用でしか出ておらず、PCの使い方が分からないと思った事が無し。自然とPC好きな友人に聞いたり、PCオタク雑誌を買って楽しんで読んでいた為。
これは習うより慣れろであって、自動車の運転が上手く出来ない操作分からないという考え方は逆。自分の好きな所へ好きな時間に行きたいから楽しんで努力する、私のPC好きと似ておりましょう。
ではIoTに当てはめるとどうなるかは、ただ新製品を出しても「へー」で終わってしまうような物ばかりで、「それはぜひ欲しい、使いたい」と感じるモノがまだ出ていないのだと思う。
VRも同様で、もっとアダルトコンテンツが充実しなければオッサン達がVR(AR)ゴーグル欲しいと思ってくれない。欲を満たせなければVR用機器一式揃えるのは億劫なわけで、必要では無いけれど欲しいと思われなければ普及は難しい。
2chの1はパソコンで絵を描きたいという目的がありながら分からない出来ないという事は、ゆとr いや、描きたいという気持ちが本物では無いのかも知れ無さそう。
3.感覚の違い
老害「ゆとりに昔のゲームやらせたら数分で投げるだろうな」←これww : IT速報
http://blog.livedoor.jp/itsoku/archives/50414090.html
合わせて読みたい、当サイトの記事はこちら。
なぜ最近のゲームは面白くないのか真面目に考えてみる - BTOパソコン.jp
まさに老害と指摘される事をパーフェクトに書いております。しかし老害とは違う、感覚が違うのだろうと思う。
今あるゲームを3種類に分け、該当すると思うゲーム名も添えましょう。
- ヌルゲー・・・パズドラ、ツムツム、キャンディークラッシュ
- ビジュアル系・・・鉄拳、リネージュ2、バトルフィールド
- ハードコア・・・モンハン、モモドラ、ソルトアンドサンクチュアリ
私が好むゲームは3だけ。最近のゲームは1や2ばかりなので全然興味が無く面白いとも思えない。例外が艦これで、1と2の両要素がありながら3も含まれており客層が広い上手い作り。
これらは感覚の違いだろうと思っており、例として昔のゲームなのに今やっても面白いレトロゲーはファミコンのヒットラーの復活。アーケード版はトップシークレットという名前で内容は大きく違う。
ヌルゲー大好きな昔ゲーマーでは無い人は3番は無理、楽しめない難しさなのだろうと思われ、昔ゲーマーな私はサド過ぎる難易度をクリアする達成感こそが真のゲームと思っている違い。
分かり易いかは別として、ゲーマーらしくゲームで置き換えてみましょう。画像はソルト~のスキルツリー。
アイテムを使い丸を選択決定するとスキル(技や能力)が少し上がり、次回はその丸と繋がっている別の丸を選択可能。枝分かれは方向により剣士タイプ、その中でもパラディンとナイトのような違いもあり。
おそらく上へ行くとナイト、右上がパラディン、左へ行くと魔法使い系、下は多分槍使いだと思う。丸の選び方でプレイヤーキャラの能力が変わるので複雑で凄く考える。ミスると弱いまんま一向に進めず、しかしこれが3番タイプのゲーマーは楽しい。
昔ゲーで言えば3番タイプでは無い人がソーサリアンをやると気が狂いそうになりそう。ハーブの種類がいくつもあり、合成すると薬になるけれどマニュアルは無いので自分で試してノートに書く。その数は確か数百種類。
1と2と3ではスキルツリーのように感覚が違うので求めるゲームも違い、30代以上のゲーマーならば3タイプの人は多いのでは無かろうか。
1タイプのヌルゲーマーは難しい、面倒、画像が汚いを理由に3のゲームは避けるはず。逆に3の人はそれらを楽しみ画像が汚かろうが面白いなら問題無く、ヌルゲーは心動かぬ時間の無駄と考えるかと。
前置き長すぎなのでこの辺りにしておくと、VRやARでゲームをするなら1か2になると思われ、金持っている30代以上は食指が動かないのでは無かろうか。ちなみに私は現状ならばプレステ4のVRとか半値でも要らない。
コンテンツは王様「Content is King(by.ビル・ゲイツ)」
IoTもVRいずれも「機器」なのだから、ターゲットはまずおっさん。
source:情報システム用語事典:キャズム(きゃずむ) - ITmedia エンタープライズ
現状、IoTとVRいずれもまだアーリーアダプターに片足突っ込んだ程度と感じており、キャズム(溝)を越えるためにはこれらが必要。
- 食欲や性欲を満たせる何かを
- 気がついたら使える魅力あるものを
- 多くの人の感覚に合わせてつくる
選択肢が少ないので利用者も少ないという当たり前感。
流れとしては、新しい物好きが飛び付く->金持ちのおっさん達がこぞって買い始める->低価格化が進み興味本位で買う人現る->更に低価格化し私のようなアホが冗談で買う<-ここが一応のゴール。
中身はSEO業界で一時期もてはやされたフレーズが当てはまるはず。
コンテンツマーケティングの名言「Content is King」を最初に言ったのはビル・ゲイツだった。 | SEO Japan
http://www.seojapan.com/blog/content-is-king-by-bill-gates
王の不在、圧倒的王様無し。
現状はIoT、VRどちらも王様コンテンツと言える、任天堂のゲーム機で言えばスーパーマリオやゼルダが出ていない、プレステならFFとかドラクエが無い状態。
将棋に置き換えると、歩しか無いハサミ将棋セットを10万円で出しても売れるわけが無い感じ。
VRは酔うので万人向けでは無く、IoTも人により必要の無いモノは一生不要な何かも出るだろうから目の付けどころが判らなくなって来ている某メーカーのような失敗作品も出るでしょう。シャープとは言っていない。
何が言いたいかは、VR(AR)もIoTも終わったのでは無く(まだ本格的に)始まっていないという事。
私もPC系ブログ8年も書いているのでここ数年の直感は良く当たる。デジタルフォトフレームや3DプリンタやApple Watchが普及するわけは無いけれど、VRとIoTは必ず来る(キリッ
だから何だと言われても困る(白目)
VRは酔うので
ゲーム実況でも10分が限界な人が通りますよ
あれはまだ視覚の認識に錯誤があると思われ
頭を動かすからといって視界がそのまま動くわけではない
(PC画面をみながら首をほぐす時の視界といえばわかりやすいか
加速度センサーに頼りすぎてわずかな傾きもすべて視界ごと動かすので脳が混乱する
視点(瞳)センサーをつけて視点をそのままで上向いたり横向いたりする挙動が再現できてようやく始まったといえるのではないか
(まだかまだかこっちは首長族じゃねぇかってほど首が伸びかけ
>欲に付け込む
オンラインゲームだと、3大欲求にあたる生理的欲求より、承認とか自己実現とかの欲求を満たす意図が強そうですね。
NAVER まとめ:マズローの欲求5段階説
https://matome.naver.jp/odai/2138276425484692401
>ゲームはしなくともプレステ2を購入してレンタルDVDでお楽しむ
我が家だと「繰り返し見るとVHSは画質が劣化して行くのが残念。好きな映画を好きなだけ見るため、DVDプレイヤーとしてPS2を購入」でした。
>PornhubサイトにおけるVRコンテンツの検索数は3800万にものぼる
3Dプリンタと違って、VRゴーグルは数千円で手軽に買えますから、手を出しやすいコンテンツですね。VR動画が無料でそれなりに多くあり、探す手段が難しくないのも好材料。
>パソコン欲しい、使いたいと思ったきっかけ
私は大学入学と同時に購入しましたから、必要にかられて、ですね。自宅にPCが無いと、レポート作成は全て大学のPCルーム限定になるため、非常に不自由。調べ物も自由にできない(当時はiPhoneさえ未発売)。
>PCの使い方が分からないと思った事が無し
知りたいけれど分からないと思ったら調べますから、知りたい事で分からない事は無いですね。何でもできるオールラウンダーになる必要は無し。知りたいこと、必要なことだけ分かっていれば良し。
>オッサン達がVR(AR)ゴーグル欲しいと思ってくれない
個人的にVRで面白そうなコンテンツだと、専用機のコックピットですかね。
・交戦中の戦闘機
・レース中のレーシングカー
・滑走中のボブスレー
・宇宙へ打ち上げ中のロケット
この手の映像を、五感とは言わないまでも、視覚と聴覚、できれば触覚や嗅覚まで含めて感じられると楽しそう。特に戦闘機マニアなんぞに、飛燕の実戦が体感できる、とでも売り込めば10万でも買うやも。
>昔のゲームなのに今やっても面白いレトロゲー
私はパズル系がコレに当たります。具体例だと「テトリス」「フラッピー」「ドクターマリオ」「倉庫番」「パズルボブル」辺りでしょうか。テトリスは自宅ではなく、ゲームセンターでプレイしていましたが。
大手メディアか書かない、CES2017の実態(出展者目線) - キャズムを超えろ!
http://d.hatena.ne.jp/wa-ren/20170116/p1
日本企業はIoTで出遅れているという記事もありますよw もしかしたら日本でIoTが盛り上がっていないのはIoTに挑戦する日本企業が少ないのが原因かもしれませんw
ASCII.jp:アダルトゲーム「VRカノジョ」メイド服や体操着になる服着替え動画を公開
http://ascii.jp/elem/000/001/419/1419103/
タイムリーな記事w 「リアル彼女」を出したイリュージョンからVRアダルトゲームが出ますが、全然萌えないw
>習うより慣れろ
私にとっては東京の地下鉄についても同じですw
>自分の好きな所へ好きな時間に行きたいから楽しんで努力する
地下鉄でしか行けない場所へ行きたいから地下鉄の乗り方を覚えるわけでw
>王の不在、圧倒的王様無し。
キラーアプリ、キラーソフト、キラーコンテンツですねw
ポケモンGOはARおよびApple Watchのキラーアプリと言われていましたが…w
>目の付けどころが判らなくなって来ている某メーカーのような失敗作品
MSかと思いましたw
> 彫魚 さん
盲点。圧倒的盲点。確かに、現状のVRゴーグルではいくら視点が変わるとはいえ双眼鏡で見ているようなものであり、視線に反応しなければ仮想現実でキリッとするには未完成。という事は、マイクロソフトのようなARの方がより文字通り現実的なのかも知れないと思った。
まあ、あの妙な映像を30分もやれば3時間は余裕で気持ち悪くなるあたりを解消しなければ普及は難しいとも思う。
> 庶民A さん
マズロー初めて知った。私は底辺の生理的欲求と頂点の自己現実以外が無い気がする。
生理的・・・酒、水、塩、美味いもの、腹八分目感は一生欲しい
安全・・・別にいつ死んでも仕方無い感
所属と愛・・・独りが好き
承認・・・しないならしてくれなくとも良く私が私を肯定する
自己現実・・・これはあるかも知れない
フラッピー懐かしい。動くパズルが何か急かされているようでストレスになるのでやらないけれど、フラッピーはマイペースなのでハマった。フラッピー好きならバベルの塔も好きなはず。
※この話が意味不明な人用の動画
ファミコン フラッピー Flappy - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=MF_paxZKxZ4
ファミコン バベルの塔 Tower Of Babel - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=OrmeoJgixZ8
現代版パズルゲームなら脱出ゲームのフラッシュとかアプリも好き。はまると時間喰ってしまうのでやらないけれど。
専用機のコックピットは昔でいう体感ゲーム、スペースハリアー、アウトラン、パワードリフト、のようなSEGAの300万円級筐体がお似合い。ボブスレーとかボディソニック付でぐりぐり回るなら1プレイ(?)5分500円でも払いたい。
> ありにゃん
Amazonエコー、他の記事でも絶賛されていたり評価高い。日本対応が遅れる原因はひとえに英語圏では無い上、人口の少なさで後回しにされるのでしょう。
VRカノジョ、価値の解る人には素晴らしいコンテンツなのだろうけれども、これ見てニヤニヤしているおっさんを想像すると予想以上にキモかった。日本始まったのか終わりそうなのか・・・
アマゾン、「スマートフォンの次」のプラットフォームの覇者に…音声認識「Alexa」が世界のIoTを席巻 : PCパーツまとめ
http://blog.livedoor.jp/bluejay01-review/archives/50464085.html
日本では全然実感がないけど、向こうでは大ヒットになっているようですねw
スマートフォンの次はIoTで、Amazonが覇者になりそうだなw
>人口の少なさで後回し
Echoは英国やドイツでも展開していますが、英国とドイツは日本より人口が少ないんですがw っていうか(ロシアを除く)欧州の国よりも日本のほうが人口が多いw
むしろ英語を始めとする欧州の言語とかけ離れているのが大きいでしょうw