止まらないスマホの普及。
MM総研の調べによると、スマホは国内で年間3千万台近くも出荷されており、買い替え以外にガラケーからの乗り換えも多いはず。所有者が今後も増えるとするなら何がスマホに取って代わられるか。
強引に10個思い付いてみた。
スマホの普及で今後廃れて行きそうな機器や技術9個
1.デジカメ
source:[おまけ] ブログ用デジカメPENTAX Optio VS20を購入 - BTOパソコン.jp
ガラケーにもデジカメ機能は付いているけれど、サイズや画質の問題が有り、デジカメとは比較出来ないレベルのオマケ状態。しかし、最近のスマホはデジカメとほぼ同じ、下手すると1万円くらいのコンデジより高性能な物も存在。
上の画像は私がブログ用に購入した8千円くらいの安物。しかし性能は悪くは無く、非正規品の予備バッテリまで購入したものの半年足らずでお蔵入り。
なぜかは10月に購入し、翌年の春に第5世代iPod Touch(電話無しiPhone)を購入してしまい、あまりに手軽で常に充電されているのでコンデジ使わなくなってしまったという。そういう人は多いのでは。
デジカメは世代が代わると解像度も上昇するので買い換える物。しかし、スマホも2~3年で買い替え、カメラ性能も上がって行く為、デジカメを買い替えなくなるかと。
2.Eye-Fi
source:Wi-Fi内蔵の無線SDカード「Eye-Fi」現物レビュー - BTOパソコン.jp
無線内蔵のSDカード。
こちらもペンタックスのデジカメがお蔵入りと同時に巻き添えで使われなくなってしまった物。スマホにDropBoxなどの同期アプリが有る為、スマホをデジカメにすると不要になってしまうという。
余談するとこのカード、バッテリ消費が激しいので専用バッテリのデジカメ、要するに電池使用では無いデジカメ用としては微妙。
3.ビデオカメラ
良い動画が有ったので他人様のサンプルを拝借。
この動画はiPhoneで撮影されており、720では無く1080pなのでiPhone 5以降。公開日に6はまだ出ていないので5でしょう。フルHDモニタでフルスクリーンにして設定を1080pにすると、本当にスマホで撮影したのかと思うほど綺麗と思われるかと。
光学ズーム不要で明るい場所なら充分と言えるほどの動画撮影。かさばるビデオカメラやバッテリを持ち歩かなくて良い時代へ。
4.光回線
source:NTT東日本 | 3G・4G・LTEが分からない
ギガビットクラスの光回線にはまだ及ばないものの、キャリア回線も既に100Mbpsクラスまで来ており、ギガを目指せる日もそう遠くは無いかと。
技術以外に帯域の問題が有るけれど、今後更にスマホが普及し、現状の弱点と言える回線速度が改善されたなら、パソコンを頻繁に使わないらしい若者とかは固定回線や光ファイバーは要らなくなると予想出来るところ。
5.家庭内Wi-Fi
source:Wi-Fiってなぁに? ~初めてでもわかるWi-Fi入門~ | AtermStation
光が要らなくなるなら家庭内でのWi-Fiも不要に。
IoT(色々な物がネットに繋がる)を目指すならWi-Fiは必要。しかし、スマホを中心としたLANが出来てしまうならば、設備や回線の費用などもおかわりになるWi-Fiは邪魔臭くなってしまうやも知れず。
6.FLASH
source:「艦隊これくしょん~艦これ~」 DMMオンラインゲーム公式ページ
パソコンなら使えるけれどスマホやタブレットでは普通使えないFlashの衰退。もっと早く無くなるかと思っていたけれど、意外としぶとい。
艦これが出来なくなるのは困るかも知れないものの、FlashはHTML5という技術で代替可能なので、脆弱性が多くクラッシュしまくるFlashはGoogleやAppleから見限られているわけで。確実に近い将来、消滅するはず。
7.タブレット
source:佐賀県:佐賀県ICT利活用教育
スマホで代用可。デカい画面が要るならパソコンで。
まだスマホの普及率が上昇途中なのでタブレットも見向きされているけれど、スマホ普及率が仮に8割とかまで行くとするなら、ほとんどの人がタブレットの代替機を持っている事になり、一部の用途以外で不要となるは必然。
8.スマートウォッチ
source:Amazon.co.jp: スマートウォッチ: 家電&カメラ
スマホで代用可。というか、なぜこれが期待されているのか不明。
仮にスマホと連動しなくとも使えるスマウォが出たとしても、スマホが有れば良いわけで、腕へ無駄に装備する必要性も無いわけで。時計愛用者は時計を手首に巻きたいわけで、スマホもどきを巻き付けたいのでは無いと思う。
出る前から終わっている感。
9.小型ゲーム機
source:ニンテンドー3DSのRボタンを何故かヒツジ先輩が修理 - BTOパソコン.jp
問題は価格の差。
携帯ゲーム機のソフトは新品なら5千円前後するかと。スマホのアプリは多くが無料、有料でも100円程度のゲームが多く、高くても5千円もしない。
品質や画面サイズ、操作の制限は有るけれど、2万出して本体を購入し、5千円で何本もソフトを追加購入するより、親のお下がり白ロムなスマホを子どもに与え、親スマホのWi-Fiデザリングの方が安い、早い、多い。
10.パソコン?
1~9が廃れると予想したものの、完全に無くなる事は無いでしょう。
カメラを例にすると、撮り鉄がスマホの画質で満足するわけは無く、野鳥オタクが暗い所での撮影に小さなレンズで充分なわけも無し。ビデオカメラも子どもの運動会マニアに光学ズーム無しはきついかと。
しかし、無くなりはしないと思っていたアナログ一眼レフも今はデジタル化が進んでおり、私のような素人ではフィルム式のカメラがどこで売っているのか判らない程にまでは廃れておりましょう。
ではパソコンはどうなのか。
3D処理が必要なゲーマーとデザイナだけの物になるかと言えばそうでも無く、端末としての機能と性能はスマホやタブレットの上位互換と言えるわけで、出来る事が限られない機器がパソコン。
何が言いたいかは、スマホ出荷台数と紐付けてパソコン出荷台数が落ちているという情弱メディアの嘘垂れ流しが気に入らない。
- 前年比大幅アップ・・・XPからの移行が有ったから
- 前年比大幅ダウン・・・スマホやタブレットへの移行が進む(キリッ
本当は、
- 前年比大幅アップ・・・XPからの移行が有ったから
- 前年比大幅ダウン・・・XPからの移行がほぼ終わった
XP抜きにすると、
- 前年比大幅アップ・・・前年の数値が低かった
- 前年比大幅ダウン・・・上と逆
利便性でいうと、携帯可能などこでもネットというスマホは確かに凄い技術。しかし端末という物単位で見ると、時計型がスマホへ進化しタブレットへと移った後の最終形態がパソコンと考えるが自然。
10型程度のポータブルテレビが有れば良い人も居ると思うけれど、普通は32型などの大型テレビも家に有るもの。
タブレットが有る為、わざわざパソコンの電源入れないという意見も有るだろうけれども、パソコンが有るのにわざわざスマホで検索や買い物しないという考え方も有りでしょう。
そんなに祭りをしたいのなら、デジカメなどの出荷台数で騒げば良いと思う。しかし、コンデジの出荷台数が落ちても気にしたり驚く人はほとんど居ない。プレビュー数稼ぎが目的なのでパソコンを槍玉にしているのでしょうな。
要点は、スマホなどによりどこまで廃れるかの度合い。今回挙げた1~9は、パソコンへの影響よりデカいと思う。
>デジカメ
既にデジカメ市場へ新規参入する企業は皆無ですから、低価格品、中高価格品、高価格品くらいが生き残りそうですね。中途半端な機能や性能なら、スマホで良いや、となる訳で。
現在、デジカメがスマホに優っている性能で分かりやすいものだと 「手ぶれ補正の精度(特に光学式手ぶれ補正)」 と 「ズーム性能(ただし光学ズームに限る)」 辺りでしょうか。
※簡単に言うと、電子式の手ぶれ補正とデジタルズームは画質が劣化するのに対し、光学式の手ぶれ補正と光学ズームは画質が劣化しない。特に光学ズームは1万円以下のコンデジでも搭載されているため、大きな利点。ちなみにiPhone 6 Plusには光学式手ブレ補正が搭載。
>Eye-Fi
即時に写真を無線送信できることに利点が見いだせませんでしたから、私は未購入のままです。似たような機能を持つカードが別会社からも販売されましたから、全く流行らなかったという訳ではないのでしょうね。
>ビデオカメラ
ご紹介のビデオ映像、歩きながらではなく静止しての撮影、更に動く被写体は波くらいですから、これを持ってしてiPhoneは動画撮影が優秀、とは分かりませんね。撮影者と被写体が共に動いている動画の方が分かりやすいやも。
日経トレンディネット:
【iPhone 6徹底レビュー】劇的に進化したカメラ機能はデジタル一眼も脱帽
http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/pickup/20140915/1060002/
上記ページ内にある動画が以下
http://www.youtube.com/watch?v=CU5wUU0G3zY
ギズモード・ジャパン:
iPhone 6と6 Plusでカメラの画質は違うのかな? 比較してみました
http://www.gizmodo.jp/2014/10/iphone_66_plus_2.html
上記ページ内にあるiPhone 6 Plusの動画が以下
https://www.youtube.com/watch?v=F7KQRETR9I0
確かに通常用途なら、スマホで良いやとなりそう。撮影中に電話やメールは使えない、という点が弱点でしょうか。
>FLASH
Flashの存在はあまり意識してブラウザを使用していないため、どのページがFlash仕様でどのページがHTML5仕様なのか、はっきりとは分かりませんね。Flash非対応なスマホなら分かりやすいのでしょうが、その手のサイトはスマホ用サイトへ飛ばされる気もするため不明確。
>タブレット
個人的に、生き残るのは10型前後の大型タブレットではなかろうか、と思っています。持ち運びに便利な大きさ=スマホでもOK、ですから、動画や資料などをある程度は大きな画面で表示でき、スクリーンキーボードも打ちやすい、マウスやキーボードが不要なタブレットに利点を見出す方なら少しは居そう&残りそうです。
>小型ゲーム機
主にソフトウェア提供メーカの熱意不足というか、面白い新ゲームがほとんど提供されなくなっていますから、スマホが流行る前から廃れ始めていませんでしたっけ。小型(携帯)ゲーム機ならではの利点はスマホと被っていますから、確かにスマホが流行ると小型(携帯)ゲーム機はどんどん廃れていきそうですね。
>スマホのアプリは多くが無料、有料でも100円程度のゲームが多く
グランド・セフト・オートが500円程度、FFやドラクエでさえ2,000円程度ですから安いのは確か。現状はまだゲーム機からスマホゲームへの移植ですが、新作がスマホゲームででしか出なくなるシリーズも自ずと出てきそうな雰囲気はありますね。
>パソコンが有るのにわざわざスマホで検索や買い物しない
スマホはもとより、タブレットでもAmazonの商品を見て回るのは、画面が小さくて面倒になります。確実に言えることといえば、スマホとタブレットしか無かったら、私はm-Stickは購入していませんでしたね。
>上位互換と言えるわけで、出来る事が限られない機器がパソコン
パソコンはソフトが無ければただの箱、なんて台詞がありましたね。パソコンを含むスマート機器はソフトがあれば用途が無限に近く広がる訳で、その、まさに上位互換がデスクトップパソコン。そうした理由から、時々で波はあっても無くなりはしないものの代表だと思います。タブレットやスマホが好調、すわパソコンは無くなるという論調は安易かつ空虚ですよね。
>デジカメ
私も旅行用にデジカメを購入しましたが、滅多に旅行に行かない上にiPod touch(後にiPhone)のカメラ機能で十分なので使う機会がなくなりましたw さすがに一眼レフは残るんじゃないんですかねw
>ビデオカメラ
そもそもデジカメにもビデオ撮影機能がありましたしw 一部のビデオ撮影マニア以外には需要がないんなじゃないかとw
>光回線
私の自宅では無線よりも圧倒的に早いのと通信料金節約のためにまだまだ現役ですねw
>家庭内Wi-Fi
同じく通信料金節約のためにまだまだ現役ですw
>FLASH
同じ理由でJavaアプレットも廃れているんじゃないんかw Java自体はサーバーサイドやAndroidアプリでまだまだ現役ですがw
>タブレット
一部のマニアや業務用が中心になるんじゃないんですかねw
>スマートウォッチ
デザインもダサいしw スマヲは従来の時計にセンサーが付いたのが中心になる予感w
>小型ゲーム機
意外としぶとく残るんじゃないかなw スマホに出ていないゲームソフトを遊ぶにはまだまだゲーム機を買わないといけないしw 操作性は物理的なボタンが付いているからタッチ操作のスマホよりもゲーム用デバイスとしては優れているしw
>3D処理が必要なゲーマーとデザイナだけの物になるかと言えばそうでも無く
大きな画面やキーボードがあることから、文章入力やブラウジングでもパソコンは優れていますしw
>スマホ出荷台数と紐付けてパソコン出荷台数が落ちているという情弱メディアの嘘垂れ流しが気に入らない
ソシャゲやスマホの影響でゲーム市場が縮小しているという情弱メディアの嘘垂れ流しも気に入らないですしw ソシャゲやスマホ普及前からゲーム市場の縮小は始まっていましたからw
>普通は32型などの大型テレビも家に有るもの
一昔前は20型が主流だったんですけねw
>パソコンが有るのにわざわざスマホで検索や買い物しない
私は帰宅するとパソコンのある自室に直行なのでタブレットの出番がないですw
>そんなに祭りをしたいのなら、デジカメなどの出荷台数で騒げば良いと思う。
>しかし、コンデジの出荷台数が落ちても気にしたり驚く人はほとんど居ない。
光回線の契約数やWi-Fiルーターの出荷数で騒いだりしませんねw
>プレビュー数稼ぎが目的なのでパソコンを槍玉にしているのでしょうな。
ゲーム機も槍玉にされていますしw
>要点は、スマホなどによりどこまで廃れるかの度合い。
>今回挙げた1~9は、パソコンへの影響よりデカいと思う。
カーナビがないじゃないかw それはタブレットのほうが影響が大きいけどw
>デジカメ
一眼レフタイプや高倍率レンズを積んだコンデジは生き残るんじゃないかと。むしろスマホで光学系レンズを組み込んだ物はコストが高すぎて逆に売れない予感。
>ビデオカメラ
スマホの動画撮影は撮れればいいレベルの物なら撮れますけど、高精細な画像は撮れませんね。プロ用機材とかそういったレベルを求めるならやっぱりビデオカメラ単体になってしまうんじゃないかと。
>光回線
これはむしろ今後のインフラの主流ですかな。というか無線で高速化するスピードの裏側には何らかの有線回線を使ってるから成り立ってる訳で、有線抜きで回線通信は物理的に無理です。
それ以前に無線は通信できるレベルで成立させてるから商売になり、それ以上を求めると国家予算並かそれ以上の開発費プラス維持費がかかるので、本当にやろうとすると破産どころの話では済まなさそう。
>家庭内Wi-Fi
年々増加する通信量を無線通信だけでさばくのは物理的に無理(というか回線が軽くパンクする)なので、今後も通信量の一部を有線に逃がして回線の維持を図る方法は続くと思います。この方法をデータオフロードと言います。
今日本が進めている公衆無線LANの構築はその一環ですね。これは同じことをやっている米国とかも似たような感じの思想から来ているそうです。
>小型ゲーム機
これは併存の道になるかなと。というのはスマホでできるのは基本的にタッチが主体になるので、どうしてもゲーム機レベルの物にはできないんですよね。主にOS上の問題ですが。
NVIDIAがSHIELDというゲーム用タブレットを出してますが、流行っているという話は聞きません。
>テザリング
通信会社が何故回線に対して制限をかけることがあるのか、たびたび言われますが回線を維持する側からしてみれば増加する通信量に対して耐えられるインフラ(基幹)がなければどうしようもない話なんですよね。だからテザリングを許可しないという選択も取ったりします。
インフラの設備投資だってタダじゃありませんし、その分の維持費は結局私達消費者に料金の値上げという形でかかってきます。
今でこそ光回線も一般レベルで使えるぐらいの安さにはなってきましたが、昔はそうじゃなかったですからね。