別の言い方にすると操作性と携帯性。
パソコンのモニタは経年で物理的に大きく解像度も高くなっておりますが、本当の意味でのモバイル端末、タブレットPCなどは携帯性を重視し大画面かつ高解像度には現状の技術では限度有り。
Gigazineが面白い実験をしているので適当に突っ込んで参ります。
公開前追記(言い訳):当記事はかなり泥酔して書いており、いつにも増して意味不明な箇所が多いかも知れない為、気分が優れない場合は早々に離脱を。
役に立つ記事では無く延々と考察っぽく書いているチラシの裏。
携帯性と操作性を両立したタブレットPCのパソコン化
これは凄い、というよりうわーと思ってしまったネタ。
「Nexus 7」にマウスやキーボードをつないで超軽量のノートPCっぽく使う方法 - GIGAZINE
http://gigazine.net/news/20121016-nexus7-with-a-keyboard-and-mouse/
使う方法と称して詳しく解説されておりますが、単にBluetooth対応キーボードとマウスを接続し、ネクサス7を立てただけ。
超軽量と有るので何グラムになるか計算(メーカー公称値)
- キーボード・・(Microsoft Wedge Mobile Keyboard)466g
- マウス・・(Microsoft Wedge touch Mouse)65g
- 本体・・(Nexus7)340g
合計871g。
Gigazineの実測では854gとなっておりますが大差無しとしましょう。1kgを軽く切っており、この軽さをノートPCで実現するには機種が限られ過ぎてしまう。
墓穴を掘っている所はNECのノート、Lavie Zを引き合いに出してしまっている事で、Lavie Zの重量はメーカー公称875gとこれこそ誤差レベル。
ウルトラブックなLavie Zの下位モデル(LZ550/HS PC-LZ550HS)の主な性能を引かせて貰うと以下の通り、普通の高性能ノート。
- OS:Windows7 Home Premium 64bit
- CPU:Core i5-3317U(1.7-2.6GHz、2コア/HT対応、3MB)
- マザー:インテル UM77 Expressチップセット搭載
- グラフィック:インテルHDグラフィックス4000 ※CPUに内蔵
- メモリ:4GB(PC3-12800) ※オンボード
- SSD:128GB
- 無線:IEEE802.11a/b/g/n、Bluetooth4.0
- モニタ:13.3型(解像度:1600x900)
- バッテリ駆動:約8.1時間
- 重量:875g
- その他:Microsoft Office Home and Business 2010
Nexus7はGoogleの仕様書、NECはJEITA測定なのでバッテリ駆動時間は怪しく、この点は負けておりますがしつこいけれど重量が大して変わらない割に高性能。
Lavie Zで良いのでは、と思ったならまだ早過ぎる。
source:価格.com - NEC LaVie Z LZ550/HS PC-LZ550HS
発売当初の価格は約13.5万円。3万円近く値下がりしており驚いたなら甘く、NECの底値は45~55%引きくらいなので適正価格は7万円前後でようやく買って良い時期。
となると、オフィスの価値2.5万円(BTOメーカーのカスタマイズ差額)を引き、本体の価値が4.5万円とすると、Nexus7セットと勝負出来るレベル。
しかし、Gigazineは何故かマイクロソフトの高級マウスなどを選択しており、バッファローやエレコムならBluetooth対応キーボードは2千円前後、マウスは1千円くらいで販売しており、Nexus7が約2万円としても総額2.3万円くらい。
タブレットPCという形態、更にAndroidなら高い性能は必要では無く、同じ事をするならNexus7が有利。Windows、高性能、オフィスなど要るならNEC待ちでも良いかも知れない。
1kgを切るモバイルPCはマニアや特定の用途のみ
1kgを切るモバイルPC、Windows仕様のノートがどの程度の価格か気にした事も無かったので、改めて価格コムで検索した結果が以下。
カテゴリはノート、条件は重量~1kgのみ。
source:価格.com - ノートパソコン スペック検索・性能比較
最安約2万円のASUSネットブックは、Windows7がStarter、メモリ1GBなど非力なものの、最大の難点はバッテリ駆動が約4時間と短い。
2番めに安い約2.5万円のMSIネットブックはASUSとほぼ同じ仕様となっており、バッテリ駆動は更に短い3.5時間。計測環境の差が有るはずなので何とも言えないけれど、Nexus7の約10時間には程遠い。
その次、東芝の約3万円の機種はAndroid但し2.1。バッテリ駆動7時間と頑張ってはいるものの、国内PCメーカーはJEITA測定が多いのであてにならず。
4番目のNECは約5.5万円と大幅に高額。タブレット端末にキーボードが接続出来るWindows7仕様。オフィス~ビジネスを強引に2.5万円とし本体3万円と考えると、重量729g、バッテリ駆動10.6時間(但しJEITA測定)と優秀なもののやはりオフィスが邪魔。
レッツノートは7万円近く、これではNexus7セットが3組買えてしまうので話しにならない価格となっております。
上記5機種のレビューを見るとかなり微妙。小さく低性能なWindows PC(東芝除く)が為に何らかの不満が有るようで、Windows7で1kgを切るキーボード付モバイル端末は無理が有るのでしょう。
ガジェットマニア、新しい物好きな人が購入している印象。株のチャートを見る為だけという用途限定な人も居られたけれど、動かなかったとか。
モバイル端末以外の画面サイズは巨大化している
画面サイズは当記事の冒頭で書いたように、昔のデスクトップ用モニタは14~15インチで解像度は640x480などというなめた粗さ。
その後、解像度が先か物理的な大きさが先かは知らないけれど、現在は私でさえ23型ワイドのフルHDでこれを書いており、過去10年以上で結構でかく高解像度になっております。
その統計らしきものが2010年からの海外データでは有りますが、TechCrunchで翻訳されていたので紹介。
調査報告:モバイルPC以外の画面サイズはますます大画面化の傾向を示す
http://jp.techcrunch.com/archives/20121016study-average-display-size-climbing-on-all-devices-except-for-mobile-pcs/
Source: NPD DisplaySearch Quarterly Worldwide FPD Shipment and Forecast Report
判り難いので日本語化しつつ、平均画面サイズの±を付けると
- デスクトップ用モニタ・・5%
- 液晶テレビ・・9%
- モバイルPC・・-10%
- 携帯電話・・38%
- 有機ELテレビ・・※数値あてにならない
- プラズマテレビ・・8%
- 携帯メディアプレイヤー・・29%
- 携帯ナビゲーション機器・・7%
- 公共施設用テレビ(?)・・12%
モバイルPCのマイナス10%以外は、3年間で5~38%のプラス。
何故モバイルPCだけマイナスかは、ノートPCでは無くモバイルPCという括りなので、ネットブックが一時期普及し近年はタブレットPCを含めている為でしょう。
本当の意味でのノートパソコンなら平均12型は小さ過ぎ、15.6インチ以上を無視しているかのような数値。
また、目的を%にしているので分かり難くなっているけれど、各年のサイズを見ると日本でもだいたいこんなものかと納得出来る数値。
ものには限度が有ると思うけれど、例としてデスクトップPCの画面はどこまで大きく高解像度になって行くのか。
私はこれ(23型)以上は人間側が首振り状態になるので必要無いと思っておりますが、27型を求めるPCユーザも居り、いずれ32型とか液晶テレビ並にでかくなるのか。
液晶テレビは人間とテレビまでの距離が長い為、大画面でも需要が有るけれど、パソコンはせいぜい1mくらい。
もし32型とかになるとパソコンデスクや事務机の奥行きを長くするのか。
PCユーザは用途で大画面と携帯性を使い分ける?(まとめ)
個人的には違うと思う、その理由は現在普及して来ている携帯端末は画面の大小や携帯性より先に、多くはそれがiPhoneやiPadかのいずれか。
なぜ現在タブレットPCが出回っているか、元から考えると
- iPhoneがiPod touchの上位互換のような物<新しい物好きが飛びつく
- TwitterなどSNSやPCメールのような操作が可能<一般人も購入開始
- iPhoneの通話省略、大画面のiPadが発売される<PCユーザも見直す
偶然ながら私はiPod touchがまだ新しかった頃に新しい物好きに見せびらかされており、当時の彼が言うには「携帯電話にこれが搭載される」と嬉々としておりました。
その後、日本でもツイッターが大ブレイクし露出大好きユーザがfacebookへも派生。電話付が良いならiPhone、大画面が良ければiPad、という流れになったと見ております。
ここにドコモやGALAXY Tab、ましてやWindows8の需要が伸びるとは思えず、単にAppleの成功に乗っかろうとしているだけでは無かろうかと。
ちなみに私はApple信者でもユーザでも無く、どちらかと言えば宣伝が下衆過ぎてAppleの売り方が嫌いな方。Mac含むApple製品にも現在まで興味無し。
別の視点で言うと、大画面か携帯性かでは無く、Windows対応アプリケーションが必要か、iPhone(iPod)で出来る用途が必要か。
私は固定設置PCで充分と感じる携帯情弱。Gigazineのネタを見て「そこまでしてどこでそれを使うのか」と疑問に感じており、移動先でまでPCを使う意味が解っておりません。
私は過去、パソコンの方が大画面かつキーボード・マウスが有り作業効率は良いと書いておりましたが、それはPCを設置している場所に限る事。
携帯端末なら特定の場所を離れても時間をその端末へ使える為、時間という幅で見ると一概にPCの方が作業効率が良いとは言えない。
というわけで、都会は電車、田舎は車のような使い分けとなり、タブレットPCはある程度普及した後は頭打ちになるかと。
田舎を想像してみましょう。車を運転し目的地へ行き帰宅するまでタブレットPCを操作出来ない。数分間隔で電車が来て通勤通学に数時間とか掛かる地域なら触れる時間も多いでしょう。
外出頻度も考えてみましょう。学生や会社員、社交的な人なら外での待ち時間が多いかも知れないけれど、主婦やニート、高齢者のような比較的外出しない人にはパソコンの方が便利。
スマートフォンは私も自分の所有がいずれそれになるだろうと思っているように、携帯電話を売る側が移行して行くのだから普及率は上がって当然と言えましょう。ドコモで言うと、アナログがデジタル化され、ムーバが消滅したようにフォーマも消える運命。
以上、まとまっていない通り、私は本当にこの手の端末には興味が無く、酔っている事も有り失礼しております。
久々のぐだぐだっぷりに声を出して笑った。
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