Windows7が販売終了する時期について。
エプダイでPC購入を検討しているがWindows8が出ると7の販売は終わるのか、のようなメールを受信。私が答えを知っているわけが無いけれど、言える事は7仕様PCの出荷は終わらず、しばらく継続。
どのくらい続きそうか、過去の例を参考に予想してみましょう。
ここからは全て予想や勘や妄想、XPの時はこうだったという例に当てはめているだけなので、何となくでどうぞ。
参考用に各Windows発売日のメモ。
- XP・・2001年11月16日
- Vista・・2007年1月30日
- 7・・2009年10月22日
最初に終わるWindows7はOEM版?
Windowsには箱と説明書セットで販売されるパッケージ版以外に、特定のPCメーカーがパソコンへプリインストールして販売するOEM版、PCメーカーやショップがパーツとセットで販売するDSP版がございます。
今時パッケージを購入するユーザは余程特殊な事情が有ると思われ、単品なら自作PC用と考えるとDSP版が普通。理由は価格が2~3倍違い、パッケージがやたら高額な為。
量産系BTOメーカーが構成に使用しているWindowsはOEMとDSP版が有り、大規模な量産系はOEM、比較的小規模ならDSP版が入っております。
具体的にOEM版(と思われる)メーカーの名前を挙げると。
- マウスコンピューター
- エプソンダイレクト
- フロンティア
- オンキヨー
- ユニットコム系(パソコン工房など) ※一部機種
DELL、HPもOEM版と思うけれど、外側から見ただけでは判らず不明。
分り易いのはフロンティアやマウスで、32/64bitのセレクタブルならOEM版。セレクタブルメディアはパッケージまたはOEM版に限られており、PCメーカーがパッケージを使っているわけが無い為。
パソコン工房の一部機種とは、レサンセシリーズの中でもセレクタブルになっている数機種のみで、これらがOEM版Windows。
XPの時を例にすると、当ブログ過去記事にてOEMのWindows XPは2008年の6月で終了と書いており、Vista発売から約1年5ヶ月後、7発売からさかのぼり1年4ヶ月前。
7が出て3年になれどVistaは終了しておらず、一概には言えないけれど、早ければ8発売から1年半くらい後、2014年3月頃に7のOEM版が(パッケージも)終了するかも知れない。
書いていて馬鹿馬鹿しくなって来るほど勘過ぎるけれど、オカルト的かつ強引に繋げると、2014年4月にXPのサポートが終了予定なので、この辺りは何か怪しい。
ちなみにVistaは終わる終わらない以前に、7発売1年過ぎくらいから全然見ない忘れられたバージョンとなっており、マイクロソフトも忘れているのかも知れない。それは無いか。
OEMの約半年後にDSP版が終息?
OEM版終了から約半年後、DSP版が終了。違いは上でも書いたけれど、出荷という意味でも違い有り。
- OEM版の出荷終了->PC本体が丸ごと出荷出来なくなる
- DSP版の出荷終了->代理店からのメディアの出荷が終わり
OEM版の場合は、PCメーカーがパソコンへ工場でインストールし出荷する前提なので、マイクロソフトが終息を伝えるとPC本体そのものがメーカーは出せなくなる状態へ。
DSP版はメディア(CD)を指しており、出荷が終了するのはマイクロソフトの代理店からという意味で、それをPCメーカーやショップが在庫してしまえば、その在庫が無くならない限りいつまでも販売出来る状況へ。
OEM版は2008年6月でパソコン丸ごと出荷終了。DSP版は在庫が切れるまでインストールし出荷出来るので各社や店により違いが出るという。
私の記憶では、DSP版はドスパラとエプダイが根強く販売し、7までの繋ぎとしてしのいでいたのでしょう。当時はXPの在庫が無くなるとVistaしか無く、評判が悪い為に売上や経営に影響したかと。
DSP版はOEMの7ヶ月後に終わっているので、これまた強引に当てはめると2014年10月頃にDSP版のMS代理店出荷は終了。
但し、上でも書いた通りここから各PCメーカーの文字通りな消耗戦になるので、メーカーやショップの在庫次第。いつDSP版が完全に終わるかは誰にも判らない。
ダウングレードなど含め完全に終了?
OEM版の終了後、マウスやフロンティアなどがDSP版を売っていたり諦めてVistaのみ販売していたかと言えばそうでは無く、ダウングレード版という逃げ道がございました。
今月発売のWindows8でも有るけれど、ダウングレード権付のWindows8 Proなどにすると、7やVistaへダウングレード可能。アップグレードの逆でバージョンを落とせるという仕組。
マウスなどではVistaと並びXPのダウングレード版がカスタマイズページに載っており、ダウングレード済Windows Vista、要するに工場出荷はXPで出ておりました。
また、XPはマイクロソフトに嫌われていたようで、ダウングレード以外に中古PC専用ライセンスや性能の低いネットブックやネットトップ専用のXP Home Editionも有り、XPを貶める作戦、と個人的に感じていたけれど真意は不明。
話を戻すと、ダウングレード、中古PC用、ネットブック用、全てのXPが2010年10月22日で終了しており、Windows7発売から丁度1年後。
これに当てはめると、Windows8の次のWindows(9とかBlueとの噂)が出て1年後に7が終了するかもという気の長い話へ。
しかし、中古PCやネットブック用は条件が限られ過ぎており、ダウングレードはダウングレード権用の条件や価格が乗っているので割高。
本当のWindows7終了は、DSP版のPCメーカーやショップ在庫が終わった時と思えばよろしいかと。
有名メーカーやOEM仕様BTOのパソコンしか買う気が無ければ、更に早く終わると思われご注意有れ。
Windows7の販売はいつまでか?(まとめ)
XPの終息時期をVista発売日基準で予想すると
- OEM・・2014年3月頃
- DSP・・2014年9月頃
こうなったけれど、ダウングレードのように更に次のWindows、XPの場合はVistaの次の7発売から1年後という7基準という考え方も有り、そうなるとOEMとDSPの終了も不明に。8の次がいつ出るか分からない為。
マイクロソフトは7をVista発売から2年経たずリリースしており、これがVista失敗の対策として短期間で出したとすると、8とその次のWndowsリリースまでの期間がどうなるか。
8がVista級に失敗するなら、8の次は2014年10月までに発売。8がXP並に盤石のWindowsとなればXPのような10年以上は無いとしても、7のように3年くらい引っ張る可能性が無いとは言えず。
別の見方としては、8普及の進捗次第でマイクロソフトがいつ7を潰しに掛かるか。さすがに1つ前のバージョンを突然無くそうとするとは思えないけれど、パソコンのタブレットPCやスマートフォン置き換えに焦っているなら、7以前のPCユーザを強引に8へ取り込もうとするやも知れず。
勘と妄想で今後の予定を勝手に描くと
- 2012年10月・・8発売
- 2014年3月・・7のOEM終息
- 2014年10月・・7のDSP最終出荷
- 2014年10月・・Windows9(仮)発売
やはりポイントは2014年3月頃。
真面目なXPユーザは、サポート終了を気にしてこの頃までに7か8かの選択を迫られる為、マイクロソフトが強引に8へ乗り換えさせようとするなら、7は早めにDSP版まで終了しておかねばならない。
そんな事をやると本当に従来のWindowsが終わってしまうと思うので、まずやらないでしょうな。
早くても7の終了は再来年以降と思われ、7仕様のパソコンを買い急ぐ必要は無いかと。しかし、メールでこのような一言が気になった。
- XPモードが必要なので7仕様のPCを購入しておきたい
Windows7のサポートは今のところ2020年まで。XPとの互換が必須の環境なら、真剣に7終了時期を監視しておいた方が良さそうですな。
コメントする ※要ユーザ登録&ログイン