Logicoolのやたら安いWebカメラを購入。
5年くらい使っていたIOデータのビデオチャット用カメラが故障し、安物を探す為に価格コムへ行くと売れ筋1位に有ったので迷わず購入。用途はSkypeで週2~3回、各20~30分程度の使用頻度にて仕事で利用。
旧製品とどの程度違うか、簡単に比較や感想。
ロジクール「HD Webcam C270」は実売約1200円
Googleで「Webカメラ 価格」で検索するとトップに出たので価格コムへ。
あまりにも安過ぎて怪しいと思ったものの、満足度が高めでクチコミ件数多し。売れ筋ランキング1位も優秀でしょう。
source:価格.com - ロジクール HD Webcam C270 [グレー&ブラック]
以前もロジクール製品で約1200円のスピーカーを購入し満足。マウスやトラックボールも何度か故障したけれど対応に不満無く、Webカメラもロジクールに決定。
どちらかと言えば急ぎなので電器屋へ行こうかと思ったけれど、店頭でここまで安いとは限らず在庫の有無も不明。更に電車や車で行くと交通費や無駄に時間も掛かる為、おもむろにヨドバシ.comでも検索するとAmazonより安い価格で出ておりました。
1350円のポイント10%で相殺すると1215円。レビューを適当に入れると3ポイント入るので実質1212円。Amazonが1227円なのでヨドバシで発注し翌日到着。
目薬は付属しておりません。大きさが分かり易い用。
やたらでかい箱に小さいカメラが1つ。箱の中身を出すと、ドライバやユーティリティの入ったメディアや説明書が同梱。
箱の側面には対応サービスのシールや必要なPC環境などが書かれております。CPUがCore2~、メモリ2GB以上は結構高めですな。購入前に全然見ていなかった。
下は製品を取り出しカメラを立ててみた所。
カメラ部分の大きさは目薬2個分くらいで、USB接続用のケーブルが1.5mくらい。見えにくいけれどマイクの穴も開いており、マイク用に別途ピンプラグは無くUSB1本のみで音声入力可。
裏返すとこのような感じ。
可動部分は写真右下と、カメラの付け根の2箇所のみ。カメラの裏側と右下の可動部でモニタを挟み使う仕様。
IOデータが10年前に発売の「USB-CAMCHAT2」と比較
先に2002年8月発売、2003年11月に生産終了したUSB-CAMCHAT2を紹介。購入した記憶が無いので貰い物か何か。
source:USB-CAMCHAT2・USB-CCDCHAT
30万画素なのでC270の1/4くらい。最低被写体照度は28ルクスなので暗くなりがち。そして古過ぎるUSB接続は1.0/1.1のみ対応。
映像以外にマイクの性能もしょぼく雑音が結構入り、大きな動きをすると時間が止まっていたものの、私は主に見聞きする側なので特に問題無いと思い込み使っておりました。
故障の症状は、時々緑一色になり再起動しなければ直らない。おおよそ5~10分くらい使うと画面が突然真緑になり見ている側はホラー状態に。
動画で比較したかったけれど、Skypeのようなオンライン経由の録画方法を知らず、仕方無くSkypeのキャプチャ(動画の静止画切り出し)を使っております。
先にIOデータの方から。
30万画素の故障カメラ。まあこんなもんでしょう。
上はカメラを静止させており、撮影物も止まっているので少しボケているだけに見えるけれど、カメラをほんのり動かすと下のようなブロックノイズが発生しコマ落ちして数秒時間が止まる仕様。
次は下、新しく購入したC270は結構きれい。
ピントが手前の本に合っている為か、奥側の本は上半分がボケておりノイズまみれ。IOの旧製品と比較すると、ピントが合っている部分なら大きめの文字が読める。
上はSkype経由なのでC270の最高画質とは言えず、ローカルのみで動画撮影し静止画で切り出したものが下。
奥にピントが合わないのは仕様としても、Skype経由より手間の本の文字がはっきりしているような気がしますな。
いずれも蛍光灯直下なので青み掛かっておりますが、横を向けたり白熱灯の色で照射すると自然な雰囲気になる模様。
判る人が居るかは別として、これらの違いは大昔の30万画素と昔の100万画素のデジカメの静止画と同じくらいで、最近の1000万画素超えで当然なデジカメの品質と比較すると、所詮はWebカメラという感有り。
C270の利点と難点、最上位機種との違い
初日に数十分いじっただけでは有りますが、気付いた事をいくつか。
マイクの感度や音質は10年前より遥かに良い
私が適当に使っていたIOのカメラが古過ぎるのか、C270の音質はかなり上がっており、Skypeを経由すると相変わらず雑音が混ざるものの10年前の製品とは比較にならない音質。
以前は集音用のマイクを別途設置していた時期も有り、C270程度の感度なら(私の環境では)別のマイクは不要な程。
私は自分が送信している映像や音声を自分で見る機会が無かった為、正直、以前はこんなに質が悪かったのかと驚いた。
薄くないノートでもC270を固定するのは難しい
上で使った画像をもう一度。裏返した所。
クリップ状の部分でモニタを挟めるので、ノートでも使えそうと思いネットブックに載せようとしたけれど、挟む部分がそこまで閉じず、デスクトップの厚いモニタや地デジテレビのような大きめな物用。
スポンジや発泡スチロールを挟むなど、工作しなければノートやモニタで無くとも薄い物には固定出来ない。
ケーブルを束ねるマジックテープは結構きつい
カメラ本体の全体をを拡大しレベル補正。
ケーブルを束ねている物はマジックテープで、これが結構固い。中々剥がれず一般的なマジックテープより力を入れなければ外れないくらい。
これは駄目出しをしているのでは無く、このくらい固ければケーブルに力が掛かっても外れないだろうと思った利点。
私はPCとモニタが結構離れているけれど、普通はモニタのすぐ横や下にPC本体が有ると思われケーブルの長さは余裕で足りるとすると、結束が長期間外れないのは有難いかと。
ロジクールもそこまで考えたわけでは無いかも知れないけれど、勝手に感心してしまった所。
大きな動きの撮影で時間が止まる頻度は少なめ
Webカメラの性能は画質以外に転送速度が重要。
IOの旧製品ではUSB1.1なので超低速になり、インターネットに行かなくともローカルでさえUSB部分が邪魔をしてコマ落ちやノイズが頻発し時間も長め。
C270を実際に私がいつも会議をしている環境でテストすると、10~30秒に1秒くらい止まるけれど、画質は上がり音質も良くストレス無く通信出来るとの事。
USB2.0で120万画素はどうかと思ったけれど今の所問題無し。回線速度は下りがいくら速くとも上り次第。
下は今撮ったスピードテストの結果。
source:速度測定システム Radish Networkspeed Testing
下り(受信)は最大に近い92Mbps出ておりますが、上り(Webカメラのデータ送信に使う方)は40Mbpsくらいと半分以下。
それでも行けているという事は、更にWebカメラの性能を上げても回線速度は余裕かも知れない。
ロジクールが2010年にC270と同時に発売したWebカメラはいくつか有り、中でも最高性能の機種はC910。その後継と思われる機種が2012年1月発売のC920。
source:価格.com - ロジクール HD Pro Webcam C920 [ブラック]
売れ筋2位なものの満足度は低め。一部抜粋すると。
- H264対応のキーレス型カメラより画質が悪い
- Skype用に最適
- Skype用に使ったがマイクの質が悪い
- 付属ソフトが使い物にならない
- Ustream中継用、早期購入しても損の無いWebカメラ
当然ながら誰もC270とは比較しておらず、間違いなくC270より上と思うので、画質を求めるならこちらでしょうな。
私はWebカメラ如きに6千円も出せないという価値観。防犯カメラやストリーム配信などきれいな映像を転送したいならケチらない方が良いでしょう。
いずれのレビューもSkypeでのコマ落ち不満は無さそうなので、フルHDでも(おそらく光回線なら)大丈夫という事でしょうな。知らないけれど。
130万画素で約1200円のWebカメラC270評価(まとめ)
小型になりピント合わせが不要になり、これが約1200円で2年保証なら何の文句も無いけれど、安いWebカメラ全体に言える事は暗さと視野角の狭さの不満。
高級機はレンズがやや大きいので解決するのかも知れないけれど、パソコンモニタに取り付ける人が多いとするなら、視野角の広さは重要でしょう。また、室内利用が大半と想像すると明るさの問題も。
特に私は夜中しか使わない為、女優のようにモニタ上部左右にライトを2つ付けており、それでようやく普通に見えるくらい。天井の蛍光灯とモニタのバックライトでは暗い。
というわけで、こういう事を言うなら初めから高性能なWebカメラをどうぞという事で、送料込で1200円という激安なHD対応Webカメラが手に入り満足しております。
ちなみに私がWebカメラを使っている(使わされている)理由は寝ていないか監視される用として。打ち合わせはだいたい22時過ぎ、遅ければ25時とか、その頃私は既に泥酔。
録画したファイルをSkypeのビデオチャットで送信しつつ、受信のみリアルタイムかつ録画する方法が有れば誰か教えてと言いたいけれど、その監視者がここを読んでいるので意味が有りませんな。そんな事はしない(キリッ
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