出資していたStorobo社のleafeemagが納品。
クラウドファンディングサイトMakuakeでサポーターを募集しており、安かったので衝動出資。今回もQrio Smart Tagの時と同様、用途は全く考えず何となくであり、早速使いどころに困っております。
PC関係無いけれどネットワーク繋がりという事で。
IoT風窓センサStorobo「leafeemag」のレビュー・評価
出資を募集していたページはこちら。
source:スマホで簡単戸締まりチェック!1000円台のIoT窓センサ「leafeemag」 - Makuake
正確には1個1,480円で送料無料、ネコポスで届いたので製品は実質1,200円くらいでしょうな。安さと珍しさに惹かれた。
現物はこれ。
本体の2個セットとボタン電池(CR2032)、両面テープとマニュアル。
白いデカいやつと小さいやつの距離が1cm以内か以上かを知らせてくれるというシンプルな機能。裏面は電池の入れ方など簡単な説明。
左下のQRコードをiPhoneなどiOS9以上の端末で読み取るとアプリのインストールへ行き、起動するとユーザ登録からleafeemagの登録&接続へ。
右の画像は合成しており、センサーを近付けると緑のロックマークになり、離すとアンロックなオレンジ色へ変化。
センサーの反応はリアルタイム。状況が変わった瞬間に白いデカい方の緑色LEDが一瞬点灯し、直後にスマホアプリ側のアイコンが切り替わる。
少し遊んでみて気付いた事をいくつか。
音やロック画面のプッシュ通知は無い
通信はリアルタイムとはいえ、リアルタイムに通知してくれるような設定は無く、あくまでアプリを起動し確認するという使い方が前提であり、センサーが反応したからとスマホがチーンとか鳴るわけではございません。
逆にそういう機能があったなら、窓や扉が開く都度プッシュ通知が来て鬱陶しいとも思うけれど、切り替えでプッシュ通知の有無も付けてほしいところ。
ファームウェアのアップデート機能はあるので今後に期待。
Bluetooth接続でiOS端末1つに限る
Makuakeのタイトルでは、「IoT窓センサ」と書かれているものの、IoTはモノのインターネットであり、Bluetoothはインターネットでは無いので正確にはIoTでは無いはず。
大きな違いは通信可能な距離で、公式の説明によると見通し10~20mらしく、屋外で使う物では無いのだから障害物はあるとして5~10mといったところでは無かろうか。ちなみに私の自宅で壁2枚ありで5m以上は接続可能。
また、最も気になるところはleafeemag1台につき端末1台に限る点。家族が多いなら複数の端末、1人暮らしでもiPadとiPhoneで使いたいという人は少なくは無いはず。
端末の台数もファームのアップデートに期待するしかございません。
ところで1つの端末にleefeemagが何台登録出来るのかが判らない。Makuakeのページでは、5台セットのコースがあり、複数台登録すると便利と書かれているので5台は行けるのでしょう。
どこでどう使えば良いのか考えてみる
公式の提案は以下の通り。
- 窓の開閉や施錠を見る
- 冷蔵庫の扉に付けて閉め忘れ防止
- エアコンの吹き出し口に取り付け運転確認
いずれも無難で万人受けしそうなご提案。通知機能は無いので、防犯の役割としてでは無く、全部の窓や冷蔵庫などに取り付けて就寝前にチェックし安心する感じだろうか。
私も考えてみた。
- 玄関や勝手口のサムターン ※内側の回転する鍵
- ガレージのシャッター
- ガスコンロの回す所
- トイレの便座
- 浴室の扉
環境が限られますな。
サムターンに取付けるには平たく大きめ、玄関の枠に近くなければ難しい。ガレージは農家などで台風の際にシャッター閉まっていたか室内から確認。
ガスコンロもサムターン並に難しいと思われ、トイレの便座はフタを閉めない人が居たなら使用中か不明に。浴室は換気の為と言いたいけれど、果たしてそんな事にこんなセンサを付ける価値があるかは謎。
コメント欄で頂戴した庶民Aさんの提案。
- ロボット掃除機の本体とステーション
- 腕立て伏せでしっかり身体を上下できているか
ロボット掃除機を所有している人、腕立て伏せをする人なら。頭に付けて腹筋にも使えそう。
奇抜な使い方より、メーカが推奨する当たり前な使い方の方が、理に適っていてスマートな気が強くしますよ。
ですな。
leafmagの仕組をもう少し詳しく書いておきましょう。
センサーが反応する箇所は赤丸で示した部分のみ。
例として、左の小さい方の端をデカい方の赤丸に近づけてもくっつけても反応せず、小さい方のへこみと、デカい方のLED部分が隙間1cmを切った時だけ反応。
公式の解説を読むと、
付属品:マグネット、貼付け用両面テープ、電池
という事は、デカい方が本体であり、電池と両面テープ以外には小さい白いやつしか無いのでこいつは付属品のマグネットという事に。実際、冷蔵庫にくっついたので弱いながらも磁石なのでしょう。
ならば強力な磁石なら白い小さい方の代用として、もっと距離を稼げるのだろうかと思いピップエレキバンや冷蔵庫の扉で試してみたものの反応無し。右の本体は磁力に反応するはず、誰かが解明するまで待ちましょうか。
なお、11月末の時点でAmazonで販売しております。興味があるなら人柱覚悟で購入してどうぞ。現在の価格は2,160円。
IoTの本格普及は超省電力Wi-Fiか内蔵が鍵(まとめ)
Amazonのレビューより引用。
家を出たあとにエアコンの消し忘れがいつも気になっていたのでアプリでエアコンを消したかどうかが確認できるようになったのがとても良かったです。
「家を出た後に」がポイント。
本当に家を出た後に確認するならば、Bluetoothの電波が届く距離が見通し20mまでとするなら、一度家へ戻れば良いわけで、アプリ起動して確認する暇があるならやはり戻ればよろしい。
要するに室内専用、しかもあまりにも大豪邸な場合は電波届かないわけで、例として100室あるようなホテルの客室の窓、浴室、外扉へ取り付けてホテルや清掃関係者が全室全扉閉まっているか確認出来るならば素晴らしいと思うけれど無理。
せいぜい3LDKの室内をカバーする程度であり、2階建て以上で上下離れているならば厳しいやも知れず。
また、私の提案でコンロの回す所に付けると書いたけれど、普通に考えて邪魔でしょう。玄関のサムターンも同様、手が触れる所には不向き。
leafee-magも以前のQrio Smart Tagも、なぜBluetoothなのかはWi-Fiは消費電力がデカいので省電力版なBluetoothのLEで無ければボタン電池1個では厳しい。
デカくて良いならエネループ2本入れてやれば良いけれど、大きすぎると目障りとか邪魔になってしまう。まずはWi-Fiを以下のような技術で省電力化しなければ、本物のIoT機器とは言えない。
省電力性が特徴のBLE(低電力Bluetooth)やZigBeeに比べても1000分の1程度のレベルとなっています。
もう一つの方法は内蔵してしまえばよろしい。
玄関ドア内にWi-Fi仕様のleafee-mag機能とスマートロックを内蔵した大きめな電池やバッテリを入れるドアを売れば良く、ガスコンロも最初から火力とか吹きこぼれセンサーやタイマーが連動する機能を内蔵しておけばスマート。
小型、後付、低価格、これらのIoTは省電力Wi-Fiが鍵。用途が決まっているなら最初からその機能を内蔵したモノを出すが王道。
2016年はIoT元年かと思っていたけれど、実用化から普及まではもう少し先になりそうですな。
leafee-mag。個人的には、カギを閉めたかどうか何度も確認してしまう、強迫性障害の症状がある方には、もしかして効果があるやも、と期待が持てます。
NAVER まとめ:鍵かけたっけ?火止めたっけ?・・・心配性?脅迫性障害?
https://matome.naver.jp/odai/2139826978306722401
>正確には1個1,480円で送料無料
激安とは言いませんけれど、衝動買いが無駄に終わっても腹は立たない金額ですね。
>右の本体は磁力に反応するはず、誰かが解明するまで待ちましょうか。
固定する向きが決まっているなら、もしかすると異方性フェライト磁石かもしれません。N極とS極の方向が決まっている磁石。
マグファイン:異方性・等方性フェライト磁石について
https://www.magfine.co.jp/magnetkids/ferrite/type.html