ヴァーチャル・リアリティについて。
価格や形式は色々あるけれどこだわらず、ゴーグルを装備して3D映像が見えるやつならVRといたしましょう。毎年どこかのメディアが今年こそVR元年とのたまうは、もはやネット風物詩に。
本文短め、最後にアンケートございます。
元ネタ。
VR元年そろそろ来る! : 汎用型自作PCまとめ
http://www.jisaka.com/archives/37550409.html
ボジョレー・ヌーボーのキャッチコピーを彷彿とさせる。
source:毎年、絶妙なキャッチコピーをつけるボジョレー・ヌーボー | エンジョイ!マガジン
VRについては過去何度かアンケートしております。
2020年はやるの忘れた(多分)。小数点以下四捨五入で、未体験:(酔うか?)はい:いいえ。
- 2017・・・69%:15%:15%(n=424)
- 2018・・・74%:16%:09%(n=329)
- 2019・・・71%:15%:14%(n=323)
未体験率が7割を切れない。
では何をもってVR元年キタと定義できるかはロジャーズのベルカーブが参考になりそう。こちらのグラフの方がわかりやすいのでWikipediaのアーリーアダプターより。
source:アーリーアダプター - Wikipedia
黄線は普及率、紫は利用者の数。それぞれ累計した最大値。
- 超早期導入・・・2.5%(Innovators)
- 早期導入者・・・16%(Early Adopters)
- 早め導入者・・・50%(Early Majority)
- 遅め導入者・・・84%(Late Majority)
- 残りの人々・・・100%(Laggards)
とりあえず2番の16%を超えなければ普及しそうとは言えず、3番(17%~)に入れば可能性アリ。しかし誰もの必需品ではないため天井は高くはないのがVRというモノ。
他の端末を例にすると、スマホの世帯普及率は8割を超えたけれどタブレットはまだ5割行かないのでそれぞれ4番と3番に該当。VR非体験者7割の逆は3番と言いたいけれど、酔う人が利用できないとするならば戦える人は15%くらいとなり2番に。
調査期間が約2年開いた2021年4月現在で比率が今回も75:15:15%くらいになるならば、2017年7月調査時から約4年間変化ナシと言えるのでこの聞き方でのアンケートはもうやめる。
VR酔いしつつも利用している人も居るだろうし、酔わなくともここ1年間全然使っていない人も居るだろうし。
ご協力ありがとうございます。
>ボジョレー・ヌーボー
進化し続けていると考えれば上等な文句なのでは。その割に新しいワインより古いワインの方が価格は高いですけれど。
>VR酔い
ひとつ疑問があるのですけれど、市販の酔い止めってVR酔いにも効果あるのですかね。
そう、これも聞いてみたい。
>市販の酔い止めってVR酔いにも効果あるのですかね。
A.酔い止めを駆使して活用している
のような。
そこまでするか?と思うものの、土日に無料ゲームで16時間くらいハマり半期決算の書類全然できていないバカがここに存在していたりするので。
>市販の酔い止めってVR酔いにも効果あるのですかね。
>A.酔い止めを駆使して活用している
効果のほどは聞けてませんが一緒に遊んでいるグループに市販の酔い止めを飲んで遊んでる方いますね。
VRとは言っても幅が広いから想定次第で回答も変わりそうです。
スマホやパソコンのデスクトップからの体験をVRと言っているのもあります(いわゆるなんちゃってVR)。とはいえ普通に考えればVR機器を使うタイプでしょうか…?
後は遊ぶ方向も幾つかあって、どの方向性を考えるかでも答えは変わりそうです。
大抵のゲームやムービー・それからvrchatでも派手に動きギミックで遊ぶようなのは酔いやすいです。
チャット系は遊び方にもよりますが、昔のIRCやテキストチャットに3Dアバターが付いた感じなので基本は酔いにくい。電車ですら酔う私でも(デスクトップから遊んでいる分には)酔わない。アバターの購入・改造や着せ替えしての見せ合い・触れあいを楽しむのがメインな気がします。
後、アンケートのコメントにありますが「左右移動は酔いにくいが上下移動は酔いやすい」です。また、アバターが選べる場合は背(視点)が低い方が酔いにくいとは言われています(視点が上向きになりやすいのと、地面が多く見えるから?)。
ゲームでもbeat saber辺りならおそらくかなり酔いにくい(簡単に言えば飛んで来るラインを両腕動かして切る、体感型音ゲーなので背景はうごかなし)。
デスクトップ体験での問題点は、最大手のvrchatが日本語インタフェース非対応(名前などで入力は出来る)で英語と格闘しなければならない点でしょうか…日本産のclusterというのもあり、こちらはグラボ無しでもある程度の世代なら、軽いワールドなら動くようですが、いかんせん人が少なめ。ポケモンのイベントが行われるなど頑張っているのでこれから伸びる可能性はありますが。
なお、vrchatでのVR機器使用率は上昇を続けており、昨年10月末に50%を超えたそうです。おそらく、デスクトップから体験して問題なければ買うのでしょう(そして、合わなければvrchat自体から離れる)。
https://www.moguravr.com/vrchat-14/
かくいう私はvrchatをデスクトップがせいぜい。VR機器を使うにはその高解像度を処理するために結構な性能(最低でも2070か3060ti程度が無難だそうです)のグラボが必須ですが、マイニングバブルでの凄まじい高騰では手が出ない。デスクトップなら1660程度もあれば大体は動きます。機器自体はOculus Quest2が4万円以下で手軽なのですが…。故に、元年がくるとすればマイニングバブルが弾けて以降でしょう。
>市販の酔い止め
個人的にはだいたい酔う前提の乗り物(特に船、フェリーでも1時間以内でNG)に乗らないのでわからないけれど、乗り物酔い=三半規管の性能不足 と思っているので薬が効く人とそうではない人に分かれると思われ、効くなら3Dでも行けそうな気がしております。私は効かなかった。
ちなみに10分で酔い15分が限界の後、最低1時間以上は吐き気がするほど弱い。片目の視力が落ちた気がしてメガネ屋で検査してもらい、20分でギブして1時間休憩したほど。
>VRとは言っても幅が広い
言えばSteamの撃ち合いゲームもバーチャルリアリティかと言えばそうかも知れないわけですな。はっきり「3D酔いする?」で良い気がするけれど、質問と回答変えたくなく次回以降で。
3D、立体視といえば私はこれでさえ酔う。動いていないのに平行法と交差法どちらもできるものの1分で気持ち悪くなるスタイル。
立体写真の見方 / 交差法
https://www.stereoeye.jp/howto/cross.html
別件、VRもARも似たようなモノだと思っていたけれど、実際に利用してみると割と違うことを今日知った。
Google検索のAR機能に有名キャラ登場 エヴァやガンダムなど全14種 - ITmedia NEWS
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2104/20/news130.html
馬鹿らしいと思っていたけれど会社で試すとバカウケだったのでおすすめ。
>立体写真の見方
裸眼立体視はニンテンドー3DSで盛大に失敗したので先は無いかと思います。売りの1つだったはずですがマイナーチェンジ版でオミットされてしまいました。
ARに関してはVRキャラを表示するような方向性でVRと共に進歩しているので、これから伸びそうです。例えばこんな感じのgoogleアプリ。
https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.virtualcast.arviewer&hl=ja