Fastaskによる2019年2月時点の調査結果。
FastaskはATOKを出しているジャストシステムが提供するマーケティングリサーチで、毎月行うアンケートでの定点調査、その2019年2月まで1年分が発表されたのでこれをネタに1本。
適当に見て参りましょう。
元ネタはこれ、だと思う。
20代スマホユーザーの約4割が、「定額制音楽配信サービス」を利用 | マーケティングリサーチキャンプ|市場の旬を調査で切る!
https://marketing-rc.com/report/report-monthly-20190314.html
なぜ不確かなのかは、上のページからダウンロードしたのではなく、メルマガにURLが書かれていたのでそこからDPFファイルを落としたため。
▼レポートダウンロードはこちら▼
https://satr.jp/url/dd962364?c=6243ce72b5de8424-de93c70b7c570327
転載するなとは書かれていなかったので気になった結果を7つ。86ページもあるので気にならない方が良いかも知れないほど良調査結果。
PCとスマホ使用率8割でタブレット22%
1.ネット接続機器はスマホが8割突破
スマホ8割、ノート5割でデスクトップ3割。
ノートとデスクトップの両刀使いがゼロではないとしても、足してパソコン8割とするとタブレットの22.6%がやたらと低く見えてしまう。
推移で見ると、タブレットは微減、デスクトップは横ばい、ノートは減っているように見えるものの、中央付近の上下を削除し、左右のそれぞれ2点前後は54.5-54.7なので横ばい、と見るべきか。
意外と少ないと思ったモノは「その他」で、ゲーム機など家電製品をネット接続している人はかなり少ない印象。
2.タブレット所有率は安定して3割
所有は最下段の青なので1年前と変わらず30%くらい。
ネット接続率が23%くらいにも関わらず所有率30%なら7%くらいの人は所有はしているけれど使っているとは言っていないのか。私も2枚あるけれど1年くらいまともに使用したことがございません。電源入るか確認する程度。
最新の2019年2月をおおよそで言うと、所有率30%、予定含め36%、検討まで入れても51%なので天井は50%未満。検討はするが買う予定とは言っていないので51%は確実に行けないはず。
すごいポストPC端末ですな。誰が言っていたかは伏せておきましょうか。
3.60歳未満のスマホ利用率8割超え
これはもう50代までスマホ利用率8割超えたと言い切るべきか。40と50代が時々80%の線にタッチしたり割れているので40代まで8割とするべきか。
着実に伸びつつある60代のスマホ利用率は59%から69%へと10ポイントもアップしており、別データのガラケー率が1年で15.5%から11.3%までの下落も納得。
ところが60代はスマホ移行が少々難しいのかと感じたのは先日あった実話で、友母が60代、LINE使わせたいので格安SIMへ乗り換えたいと相談され端末代とU-mobileで試算を出したところ、それ以前に問題アリ。
友母は専業主婦でママ友らとはキャリアメールで連絡することが多く、そのマダム達もガラケーなのでLINEで連絡できない、キャリアメール無ければ困るという。
キャリアそのままでスマホにすると月額が5倍になってしまう。格安SIMにすると友とLINEできるようになり月額同じくらいでも今度は通話代で高くついてしまう可能性ある。キャリアメール使えなくなるので。
結局この話は保留になった。友母のGmailへの移行も考えたけれど、友からそのGmailが友母に届かないのでLINEにしたかった=多分キャリア側がPCメール規制している、話はそこからという気の長い展開へ。
試算メモをここでも書いておくと、解約月以外の解約金が約1万円、MNP転出と転入&事務手数料が2+3千円の約5千円、SIM代500円くらい、計1.6万円。プラス端末代を2万と見積もると総額3.6万円。
キャリアのスマホから格安へ移行すれば数ヶ月で元が取れるとしても、元々安いガラケーからの乗り換えでは償却しきれず旨味が薄すぎる。
というわけで、ガラケーからの移行ならば私が過去自分のガラケーでやったように解約月でのおさらばを推奨。MNP+SIMで6千円、端末は誰かからお下がりスマホもらうとかでよろしいかと。
4.iPhoneシェアは5s>8>6sの順
今回のデータの中で一番驚いた。
利用中のiPhoneで最も使われているバージョンは何と5s、私も5sであり、こいつまだ現役最多なのかと少し感動した。
続いて8は製品的に新しい方なので納得ながら、3番手はこれまた古めな6sが来るとは思わず。その次でようやくフラグシップなXが来たと思えば、その次にSEとか、皆さんどれほど新iPhoneを嫌われているのか。私も嫌い。
最近またドコモのプランの中身が変わったらしいので知らないけれど、私がドコモ直で契約していた頃は、端末代を値引く月々サポートなる意味不明な設定があり、2年の分割払いを終えるとその値引きがなくなるという、もっと意味不明な仕組みがございました。
なので2年毎に最新の端末にしなければ実質損をするという、新機種へ乗り換えて旧機種をドコモへ下取りさせるか中古屋へ売った方が良い感じ。ちなみにiPhone 7sの頃に5s下取りは1万円だったので悪くはないと思った。
5sは2013年9月発売なので5年半も前。6sは2015年9月で3年半前。5sユーザは6sも7sもスルーして最新まで全て無視しているということになる、のだろうか。
5.40歳未満の利用時間PC<スマホ
左上の「全体」とは、この後に男女で分けて集計されているためで、この全体での気付きを少々。
- テレビとスマホの使用時間は20代から30代で逆転
- パソコンとスマホのネット接続時間は30代と40代に境界
- ラジオの利用時間は20代がトップ、30代が最低
- 年代が高まるに比例しパソコンの接触時間が増える
- 新聞と雑誌の接触時間は20代がトップ、次いで10代
5番が本当かよ的にウソくさいですな。メルカリで何か送る際の梱包材として新聞紙や雑誌に触れる、という意味ではないと思うのだけれども。
10代のパソコンでネットが最も低い原因は、ここでの10代は17~19歳を指している(サンプルの年齢がそうなっていた)ので高校生で自分のパソコン持っている割合が低いのかと。
20代と30代は約90、40代は100、といった感じで増えて行くため、別に若者だからパソコンから離れているわけでもございません。
この後の男女別で見ると、男子の方が女子より圧倒的にパソコンの接触時間が多く、どのような用途で大画面が必要で一体何をしているのか。パソコンの前で独りで何を観て何をしているのか。
ゲームということにしておきましょう。
6.MVNO利用率はIIJmio 楽天モバイルがトップ
※2019.07.02 0時頃訂正:グラフの色とマーカーがまぎらわしく勘違いしており、トップは楽天モバイル。Fastask以外の調査結果でもY!mobileに次ぐシェアは楽天モバイルなので間違いなく誤りにて失礼。
分母が今回は134規模と小さいためかバラつきがありますな。なので最新の数値だけではなく、横方向へ1年通した平均か中央値で見るべきかと。
しかし安定してIIJmioがトップ、次いでmineoかUQかといったところで、その他のドングリ丈比べ感がひどい。
IIJmioは友人の子ども(高校生)が昨年1年ほど契約しており、それ選んだのは私。なぜそうしたかは、コスパ良い、評判悪くない、当時3GB->6GBだった。
1年過ぎて特典ナシな3GBへ戻り他の格安SIMとコスパそう変わらなくなった+b-mobileがドコモ回線の割に低速化がひどくない+実際1GBで足りていた、という理由で親子2つと私のSIMも合わせて3枚ともb-mobileへ移民した次第。
それから数ヶ月経過した感想は、やはり昼休み時間帯でもMbps出る安定感はドコモ格安SIMとして単純にb-mobile凄いと感じる。クソ速くはないがクソ遅くもなくやや快適。※2019.07.02 0時頃訂正:U-mobile -> b-mobile
7.定額制音楽配信利用20代に人気
20代で約4割は凄いですな。伸び率もトップクラス。
- 全体:1.43
- 10代:1.26
- 20代:1.67
- 30代:1.31
- 40代:1.43
- 50代:1.68
但し、金を払っているとは言っていない、無料もアリ。
妙なところは金を稼ぎ始める30代からは逆に減り続けており、その頃から音楽への興味が薄れるのかとも思ったけれど、金があるからこそ月額ではなくCDやダウンロードで単品やアルバム購入していそうな気がする。
定額制の音楽配信で注意することは、以前どこかで誰かが書いていた、例としてAppleミュージックを利用すると解約と同時に全楽曲を視聴できなくなるため、やめるわけに行かなくなるというもの。
ダウンロードしておけば良い話でもございません。
ダウンロードした曲にはDRMがついているため、サービス解約後は聞くことが出来なくなる。
source:Apple Music - Wikipedia
ダウンロード販売しているのではないので仕方ない仕様。月額を払えば利用できるサブスクリプションなサービス。
マルチメディアからセパレートデバイスの時代へ
もう若い人はマルチメディアという言葉さえ聞いたことがないかも知れない、20年くらい前にマルチメディアというフレーズが流行った時期があり、意味は「パソコンがあれば何でもできる」のような感じ。
プリンタを接続するとワープロ(ワード専用機のような印刷機)の代わりもなるし、チューナ搭載ならテレビも視聴可能、CDの音楽も聴けるし、もちろんゲームもできる。これがマルチメディア。
そこへ一石投じて大波紋を起こした、ツェペリ男爵も驚きのジョブズ氏によるオーバードライブがスマホの爆誕。意味不明なら失礼。
パソコンに近いことができる超小型端末、しかもケータイの電波使うのでどこでもマルチメディア。小型化できるなら大型化もできるわけでタブレット、もっと小型化してスマートウォッチとかいまだに使い所限られる何かも静かに爆誕。
多くの自称ITジャーナリストが勘違いしているのは、端末同士を相対的に見ている点。そうではなく相対的に見るなら「どこで」の部分で、どういう環境の時にどのマルチメディアデバイスを使うか、その使い分けができるようになった。
それがセパレート(分離)デバイス(端末)というわけ。<この言い方何かムカつく(~というわけ、の部分)
電車の中でデスクトップPC使うバカは居ないだろうし、会社でプログラミングするならばスマホでやるよりデュアルモニタのパソコンの方が効率的。会議室にデスクトップPC持ち込むよりモバイルノートが手軽。
近所のコンビニ行くなら自転車、3駅先なら自動車、数百キロ先なら新幹線、といった使い分けが端末別にできるようになったので、無理にタブレットやスマホをパソコン代わりにする必要はござらない。
パソコン消滅論を唱える異世界のITジャーナリストもただのバカで、タブレットが普及しない=ならば消滅するとでも思っているのか。下限があるだろうから消えてなくなるわけはないと考えるが正常な思考回路かと。
メガネ型ウェアラブルで映像を網膜へ映して脳波で操作できるならスマホは無くなるかと言えばそうはならない。一部の人はスマホから乗り換えるとしても、多くの人はスマホの方が操作しやすいだろうからスマホは消えない。
でもワープロは消えた。それはパソコン+MS Word+プリンタ=ワープロ上位互換だったし価格もそう変わらなかったから。
パソコン->スマホやタブレット、ではなく、パソコン+スマホ+タブレット。自動車があれどもチャリもあった方が良いし、チャリあれども自動車を必要とする人も居るというだけで、どこでマルチメディアするかで使い分けるのが普通の人。
頭悪い先見性の微塵もない自称ITジャーナリスト多すぎないだろうか。
お前がITジャーナリスト名のれるなら私でも名乗れるけれど、そんな情報の切れ端はごときは私の趣味ブログでチラ裏するレベルでしかないので、クソ情報を撒き散らさないで欲しい。
情弱な人が騙されて明後日の方向へ行くの見ていられない。
>ゲーム機など家電製品をネット接続している人はかなり少ない印象
このアンケートは対象年齢が「17~69歳」ですから、あえてゲーム機をネット接続している方は少ないのやも。また質問文が「プライベートでインターネットにアクセスする際、利用する機器を教えてください」ですから、いわゆるブラウザ機能が内蔵されていないとカウントしなかった可能性が高いです。ゲーム機でオンライン対戦をしているからといって「インターネットにアクセスしている」と認識していないような。
>タブレット
スマホより大画面であること、キーボードを付ければ簡易的なノートPCになること、などアピールして「PC+タブレット」とか「スマホ+タブレット」とか2台目を目指せば良かったところ、スマホとPCに喧嘩を売ってメジャーへのし上がろうとしたら勝手に転んで自爆したイメージ。
>多分キャリア側がPCメール規制している
それマイドコモだとかマイソフトバンクだとか、ケータイのメール設定からオンライン経由で辿り着くセキュリティ設定にありますね。私の知人にケータイユーザが居まして、迷惑メールが目障りだから何とかしてくれ、と相談を受けた際に「PCメールをブロック」した覚えあり。
>iPhone
このグラフで初めて「iPhone XS MAX」なるモデルを知りました。6.5インチとかiPhoneらしからぬデカさ。
>定額制音楽配信
私は10代で30%が高くて興味ありますね。新しい曲をいちいち買っていたら高すぎる、から定額制でしょうか。プラスだいたい学割で安くなりますから、学生は定額制を選んだ方が得なのやも。
楽天モバイルユーザーが通りますよ。
6.MVNO利用率はIIJmioがトップ
のグラフ、楽天モバイルもIIJmioと同じく紫色が配色されていて、サンプリングポイントが十字かバッテンかで分かれるようです。
また、元ネタレポート51ページの表によると、
IIJmio 7.5%
楽天モバイル 32.8%
(他のキャリアは省略)
と記されています。
…トップはIIJmioではなく楽天mobileでは?
そうでなくては、Y!mobileがソフトバンクに降った後の「第4のMNO」を目指す(なった?)のは、楽天の気が早すぎます。
ご指摘ありがとうございます。確かにその通りにて訂正。
今のところの3大MVNO(に該当するかは謎ながら)はY!mobile、UQ、楽天モバイルの3つ。Y!はソフトバンク、UQはauがそれぞれ安く見せかけているだけの実質本キャリア回線と同じなのでそりゃ速い的な。
楽天も秋から大手キャリアになるらしく、ドコモ系格安が今なぜ乱立しているかは総務省が「帯域分けてやれ」と通達し、格安SIM業者としては「ならばドコモ以外選ぶ理由ない」とした感じと認識しております。
個人的な感覚で。
割と悪徳業者:ソフトバンク(Y!)、au(UQ)
グレーゾーン:楽天モバイル
健全に競争中:その他のドコモ系格安SIM業者全般
今でさえ「最初の3ヶ月は」とか「2台目以降は」や「最大1年間は」とか、挙げ句には「学生の内は※4年縛り?」などの意味不明な二重価格状態なクソ業者、いつ契約更新で変な縛りや違約金が発生するかわからないため、YとかUQとか今後は楽天も新規も更新もご注意あれ。