メルカリとかPayPayに関する調査結果。
別に年寄りがフリマアプリや電子マネーを使用してはならないわけではなく、比較的若い人の方が利用率高めのようなので中心は若年層に寄っているとして、今何が起きているのか。
適当に見て参りましょう。
アプリ利用率トップはフリマで3位にQRコード決済
2019年7月調査の9月結果発表分。
フリマやシェアリング等のアプリ利用実態調査 | 株式会社MM総研
https://www.m2ri.jp/news/detail.html?id=368
ちなみにここからMM総研のレポートをほぼ読まず感想文しております。私の感想文が不要ならばリンク先をどうぞ。
話を戻し、「今後利用したい」は無視するべきで、私も今後利用したい(但し価値があると思った時)であり、行けたら行く的な行かないフラグを立てるごときが今後利用したいと見ていたり。
それを踏まえ水色を無視して申し上げると、トップはフリマアプリ、次いでスマホゲーム、その次にQRコード決済なのかこれは?なぜGPS連動型とそうではないゲームと分けたのだろうか。
ゲームを合算するのは複数回答だろうから違うとしても、もしかするとゲームアプリがトップかも知れない、次いでフリマになるやも知れず、QRコード決済アプリが3位なのは変わらないけれどGPS使用ゲーム分割が謎。
とりあえずQRコード決済「全体」は16.6%の普及率。
フリマアプリ利用2割、20代は約36%なので3人中1人くらい。
そういう私はメルカリの詐欺レベルが高いと聞き未だ手を出しておらず、それ以前に見なかったことにしているほど信用しておりません。トラブった時に面倒、時間の無駄か、ならばヤフオク、なのは年寄りすぎるだろうか。
メルカリのやり方を見て面倒と感じる点は、「OO様専用」のようなやり取り。なぜそういうことをするのか見ていると値下げ交渉が成立した取引専用ページらしい。
人による性格や考え方の違いがあるとして、個人的には見積もりの際は「値切らないので一発でギリな価格を」とするため値切るという行為の意味がよくわからない。関西人の友人に言わせると「それがコミュニケーションや」らしいけれど、わずらわしい。
というわけで、私がヤフオク即決派なだけ、今どきのナウなヤングはメルカリで交渉が楽しいのかも知れませんな。
メルカリ強すぎ。
最近の若者は知らないであろう昔々、ロングロングアゴー。ネットオークション全盛期にヤフオクの対抗馬的な位置づけでビッダーズというオークションサイトがございました、が、消えた。
なぜかは想像でしかないけれど、ヤフオクとビッダーズのどちらに出せば入札が多く高値が付くか、落札されやすいか比較されて負けてしまい、出品が減ると入札も減る悪循環にてフィニッシュだったのかと。
そのビッダーズが完全に消滅する少し前、出遅れ上等で楽天オークションが爆誕したもののヤフオクの相手にならず現在のラクマとなりメルカリには勝てなさそうなシェアになっているという。
ヤフオクもフリマ混ぜて来たけれど客層が違うのでメルカリには勝てないでしょうな。時の経過で今の若者が歳食えばフリマはメルカリで終わりそう。
前半ラストはサブスクリプション(月額や年額払い)について。
利用中1.7%はあまりの少なさに笑うを通り越して唖然とする数値。赤の「今後利用したい」を含めると12.2%とか表現されているものの、これも「行けたら行く」理論の実際は行かないフラグな思考回路も含まれるはず。
逆に全く利用したくない+あまり利用したくない=必要に迫られなければ利用するつもりはない割合が65%が多すぎ。「どちらとも~」の半数が利用しないであろうとするなら4人中3人は使わない。
必ず使う通信費(固定回線やケータイ)とか仮に水道光熱費が定額制になるなら考えるとしても、月額や年額分使うか不明ならば腰が引けるは当然でしょう。
別の調査ではQRコード決済は20.1%という結果
2019年8月調査の10月結果発表分。
個人消費動向・EC・キャッシュレス決済市場調査 | 株式会社MM総研
https://www.m2ri.jp/news/detail.html?id=373
QR普及はまだまだ、しかしデビットカードは抜き去っております。
下4つに救いがあるところは、「知らない」が3割前後なので知ればどうなるかな浮動票のような人が結構居る。デビットカードは始まる前に終わっていたとして。
スタートの時期は早かったモバイル電子マネーに対し、歴史の浅いQRの伸びは健闘している方でしょう。
スマホで買い物する人増えましたな。決済方法のことではなく、ECなのでeコマース、ネット通販の規模。
別のグラフでは2018年度全体の個人消費市場が298兆2480億円と出ているため、割り算するとEC市場規模は全体の6.2%にしかすぎず意外と小さいと思った。
全体298兆~を分母とした端末別内訳。
- パソコンから購入・・・4.1%
- スマホから購入・・・1.8%
- その他の何か・・・0.4%
感想文に困るのでMM総研のご意見を拝見。
EC市場をけん引するのはスマートフォンであり、2024年度のEC市場は27兆760億円(18年度比45.8%増)に拡大。そのうちスマートフォン利用が12兆6,500億円となり、パソコン利用を抜くと予測する。
割り算するとスマホ率は46.7%になるとの予想。なぜ5割切りでPC抜くかは「その他」が5.9%据え置きとしたのでしょう。ならばパソコンは47.4%・・・計算違い?まあ予測というより予想にしか見えないのでどうでもOK。
一覧では見づらく、グラフにするともっと見づらいはずなので個人的に気になったカテゴリのトップ3で。
- コンビニ・スーパー・・・現金>クレカ>カード型電子
- 飲食店・カフェ・居酒屋・・・同上
- 自販機・・・現金>カード型電子>クレカ
だいたいが1番と同じになってしまうので数値抜きでは意味が薄い。
特徴はカード型電子マネーが二桁になっているものがまだ少数、中でも6%台まで来ている町中の店系は今後伸びて二桁になりそう。
タイトルの文字が小さく見づらい、決済金額価格帯別の決済手段と書かれております。y軸は価格帯。
カード型電子マネーが特に使われる価格帯が上から2つの5千円以下、そして5千円から1万円も少し多めで1万円を超えると少なくなるという。
5千円以下にしても1万円まで範囲を広げても価格的にコンビニやスーパーが多いのだろうと思われ、他のグラフではWAONがトップ、次いでnanacoになっていたのでその辺りで主に使われるのでしょう。
ラスト、PayPayはQR決済の中では頭一つ抜いて3割目前ながら、あれほどハデに現金ばらまいていた割に全体を分母にするとまだ十数%にしかなっておらず。QR市場の中でd払いと楽天ペイがなぜ割と多めなのか私には不明。
LINEペイは高校生が使用しているイメージがあり、今後はYahooが持つサービスになるので韓国感が薄れてもっと伸びる可能性はありそう。
それにしても閉口するほど種類多いですな。
非利用者の中には「早く統一しろ」と考える者も
このグラフが参考になるかも知れない。
source:普及学 - Wikipedia
左から右にかけてモノやサービスがどのくらい普及しているかを黄色い普及曲線で表しており、そのために動く人の割合が山形の青い曲線。
左端のイノベーター(初っ端から飛びつく)と、その右のアーリーアダプタ(新しいもの好き)までの16.0%浸透まではするとして、3つめのアーリーマジョリティへ以降する太い黒線に深いキャズム(溝)があるという理論。
3つ目のアーリーマジョリティ(普及し始めたので取り入れる)にまで浸透し始めてこそ普及速度が高まり、レイトマジョリティ(普及しているので取り入れる)にまで達すると後はラガード(時の流れに身を任せ)へと浸透し100%を目指す感じ。
スマホに置き換えるとわかりやすく、LINEの必須感を体験するまでガラケー使用していた私はレイトマジョリティで、今はLINEを推しまくれどもガラケーを使い続ける一部の常連の皆様はラガード。
QRコード決済はもう2割まで到達したのでアーリーマジョリティまで来ていると思われ、しかし全体分母のPayPay率がまだ16%に達していないあたりが弱い。
このグラフの左の方。右はQR利用者限定なのでここでは関係ない。
何十年も前からあるにも関わらずキャズムを超えなかったサービスの例としてはデビットカード。私も当初から仕組を知ってはいたものの、使える店がわからないなどの理由で手を出したことがない。
そこでPayPayなどは20%還元などで店を捕まえつつ同時に消費者にも使わせる作戦へ。それでもまだ16%は超えていない。超えても競合が居たり、還元が終わるとかしょぼくなるとか、水面下で店の手数料0が数%とかなればPayPay終了するサービスも出ると思われ、PayPay 対 店&消費者の根比べ状態。
それらを様子見しているのが私のようなレイトマジョリティで、面倒だった例としてはセブンで使えるnanacoがポイント1%でさえショボいので使いたくなかったところ、今年8月から0.5%にするとかクソすぎて使用停止。「得」が「面倒」に負けた瞬間。
スマホ開いてQR表示させる「面倒」に対してクレジットカードは出すだけ。ポイント1%当たり前、最近はサインや暗証番号すら省略できる、この得で面倒ではない状態と同等か勝てなければQR普及は難しいと見ております。
というわけで、皆さんどれに当てはまるか投票plz。
投票後に経過表示、投票せず経過のみ見るなら View Results をどうぞ。※2020.01.12 締めて画像へ差し替え
> QR市場の中でd払いと楽天ペイがなぜ割と多めなのか私には不明。
自分は楽天ペイの比較的早くからのユーザです。QR決済系はこれだけ。
使用量は少なめで金額の大きめな国内飲食店で利用可能な店舗とか。
もともと楽天証券のヘビーユーザ
→ 楽天銀行に決済をまとめると便利
→ 楽天カードを国内メインカードにすると残高気にしなくて良く便利
→ 登録ボーナスがあったときに楽天ペイに登録
てな流れです。
アンチYahoo/孫/PayPay的志向のある人で、もともとの楽天銀行/カード利用者が流れている予感。たぶんd払いも同様な基礎ユーザがかなりいるのかと。
数年前からコメントはしてますが、QRコードはポケットからスマホ出す→アプリ立ち上げる→読み込み→決済。nanaco、PASMO、スイカ→ポケットからすまほ出す→かざす→決済。これだけでも効率ぜんぜん違うのにアプリが立ち上がらない、反応しないとかの罠が地雷すぎ。おサイフケータイ系は全部オートチャージにしてるので手間が全くかかりません。おそらくレジで10秒程度は余計な時間がかかるイメージ(勝手なものです)があるのでアプリでの支払いはありえません。
>時の経過で今の若者が歳食えばフリマはメルカリで終わりそう。
メルカリも出品手数料の高さでユーザーが離れているようですよw
増税後のキャッシュレス決済、 最も使われたのは「PayPay」 ICT総研調査 - ITmedia Mobile
https://www.itmedia.co.jp/mobile/articles/1911/28/news130.html
タイムリーな記事w
スーパーやコンビニでさえもQRコード決済は約20%しか使われていませんねw
>今後利用したい
ぽっと出のサービスではありませんから、いま利用していないなら大きなメリットは感じていない訳で。今後利用したい=大きなメリットが期待できるようになったら利用したい、が大半でしょうね。
>なぜGPS連動型とそうではないゲームと分けたのだろうか。
例えば
フリマアプリ + オークションアプリ = 買い物アプリ(48.2%)
カーシェア + ライドシェア + シェアサイクル + スキルシェア + 空間シェア = シェアアプリ(23.1%)
動画配信 + 音楽配信 + ライブ配信 = 配信アプリ(35.8%)
こんな感じにまとめればいくらでも数字は操作できますから、なるべく最高値が低くなるよう細分化したのでは。QRコード決済だって「ストアスキャン」or「ユーザスキャン」とか「チャージ支払い」or「カード支払い」とか細分化できますから、私からするとQRコード決済の票数を伸ばすために他項目を分割したとしか思えませんが。
>メルカリの詐欺レベルが高い
テレビCMまで打って裾野を広げましたから、有象無象が集まってきただけでしょう。三人寄れば文殊の知恵ですが、百人集まれば烏合の衆です。