現行GTX最下位まで揃う1650もSuper発売。
先日のGTX 1660 Super発売で1660Tiと1660、今回の1650 Superで1650と1660の間を埋める形となり、GTXミドルレンジの選択肢が増えたわけで、予算特盛しないゲーマーには朗報ですな。
適当に見て参りましょう。
GTX 1650 superは2万円前後で販売開始
各社のGTX 1650 Super新発売具合がこちら。
GTX 1650 SUPERグラフィックスカードが各社から発売 - ITmedia
https://www.itmedia.co.jp/pcuser/articles/1911/25/news087.html
各メーカーだいたい2.0~2.3万円の価格帯、税別。
まだ出たばかりなのでここが最高値と見て良く、1ヶ月も経てば1.8万円前後が相場になるかもっと下かといったところ。
上の画像はColorfulのグラボ。MSIのパクリかと思いつつSSDではリネーム疑惑があったのでMSIのグラボのシールを貼り替えたのかと思ったとか妄想してしまった。
話を戻し、約2万円スタートは中々の衝撃プライスといえるはずで、GTX 1650が1.6~1.8なのでこの程度の価格差は1ヶ月程度で詰め寄ることができるはず。
となると1650は終息するのか、ショップやメーカーは在庫処分するべきとか余計なことを考えた。
1650 superと他のグラボとのベンチ比較
実際にGTX 1650 Superを購入してみたわけはもちろんなく、恒例のASCIIとかPC Watchのベンチマークを参考に。しようと思いきやPC Watch出遅れか、ASCIIより。
ASCII.jp:GTX 1650 SUPER、Turingラストピースの実力 (3/6)
https://ascii.jp/elem/000/001/981/1981119/index-3.html
普通に1660無印に近く1650とは比較にならない性能。
どの棒を重視するかは青と灰色。オレンジと黄色はこれらよりも高性能なグラボを比較する際に用いるべき重めなベンチマークなので、普通にフルHD解像度で標準的な画質で良いなら青か灰色。
ゲームのベンチは定番のFF14を拝借。
3DMarkと似た感じで1650 Superが1660寄りの僅差と言えども過言なさそうなスコアを叩き出しており、1650無印とは違うのだよ感がありのまま。
よくわからないならば青い棒で比較しましょう。オレンジのWQHDとか灰色の4K解像度でゲームしている人は数%しかいないのでまだまだスルーして良い部分。
そのフルHD、かつ最高品質の設定。
ますます僅差となる1660と1650 Super、ながらこれはfps(1秒間のコマ数)なので60を切る時点で失格レベルな無茶振り案件、最低40fps前後は鈍感な私でもさすがにラグったと気付ける。
CODも似た感じ。
ながら最低60fpsはギリで維持していると言えなくもなく、1650では話にならないものがSuper付1650や1660ならばフルHDの最高画質でも行けてしまう証拠。
ラストはモンハンの多分一番新しいやつ。
これもわずかな差と言えどもデカい文句は出ないかと。
しかしモンハンのくせに60出ないとは生意気な(カプコンならこのクラスのグラボでも60出るよう開発するはず)と思いつつ、ASCIIの記事を見るとVRAM容量4GBがハードルになっているそうな。
このゲームの場合、フルHDでもVRAM消費量は5GB程度になるため、GTX 1650 SUPERではVRAM不足の警告が出る
1650 Superの4GBでは足りない、1660は6GBながらそれでも足りていないのか。対策としては最高画質とかアホな設定をこれら級のグラボでしなければOK。高精細が目的なのか、ゲームを楽しむ行為が目的なのか。私なら後者。
GTX 1650 Superは1650無印とはやや別モノ
家系図で見るとわかりやすい。パソコンでクリックして拡大しても小さめなので本気で見たいならASCIIのページにて。
source:ASCII.jp:NVIDIA GPUロードマップ (1/3)
先祖をRTX 2070からとして流れを書くとこう。
- RTX 2070のTensorやレイトレ削除の劣化版がGTX 1660 Ti
- GTX 1660 Tiを更に劣化させたものがGTX 1660
- GTX 1660のVRAMをGDDR5から6へ上げたものが1660 Super
- 同時にGTX 1660の劣化版が1650 Super
合っているかは無保証として、最下段にあるGTX 1650無印と1650 Superの名前は似ていても中身は違うことがおわかりかと。なので1650 Superの性能がGTX 1660系に似るは当然と言えそうな気がしないでもない。
完成品PC買う人は自作ユーザに惑わされるな
ASCIIの締めより見出しと最後の一行を引用。
まとめ:フルHD&60Hz液晶を使っているライトゲーマーには良い選択
(中略)GTX 1650 SUPERの費用対効果は十分高いと言えるだろう。
私もそう思う。
価格コムの人気ランキング20より適当に値段を書き出した。
- RTX 2080 Ti(15万円)・・・変態
- RTX 2080 Super(8万円)・・・割とマジキチ
- GTX 1660 Super(2.8万円)・・・たいへんよくできました
- GTX 1650 Super(2万円)・・・よくできました
- GTX 1650(1.6万円)・・・コスパが悪いで賞
2と3の間は中途半端なので省略。
趣味に金をぶち込むは普通の行いとして否定はしない。私がゲーマーなら3か4を選ぶと思われ、1650 Superが2万円前後でスタートならば少し寝かせて値動き落ち着いた頃にポチる。
しかしそれは自作PCユーザの言い分であり、仮に私が今回の1650 Superを購入して3年くらい経過し同程度の価格のグラボへ挿し替えるならば2万円弱の出費。
ところが完成品の場合は1650 SuperならCore i5とメモリ8GBで10万円くらいと思われるところ、2080 Superとか選ぶとCore i7で16GBなどと盛られ気味にバランスが取られ20万円を軽く突破。
問題は買い替え時。
完成品の場合はCPUなど丸ごとになるところ私(自作PC)の場合はパーツ単体だけなので気軽かつコスパも散財する大きさも全然違う。
何が言いたいかは2chや5chの自作PC変態なおっさんらが上を目指してドヤっているアレを真に受けないこと。目立つということは少数派の法則やも知れず。ノイジー・マイノリティというらしい。今知った。
「声高な少数派」「声だけ大きい少数者」
source:ノイジー・マイノリティ - Wikipedia
Steamのグラボシェアは最多がGTX 1060(1660の1世代前)、次いでGTX 1050(1650の1つ前)、この2つで25%くらいを占めるので4台中1台はその程度のグラボで多くの人々がゲーミングPCされている。
価値観は人それぞれで金銭感覚も人により違う前提としても、アホほど性能も価格も高いグラボで本当に良いのか冷静に考えるべき。
この前の日曜日に8年ぶりにデスクトップPCを買いました。
(前回は2011年にサイコムで購入)
構成は
AMD Ryzen™ 5 2600
NVIDIA® GeForce® GTX 1660Ti
16GB DDR4 SDRAM (PC4-21300、8GBx2)
500GB (crucial MX500 SSD / SATA 6Gbps
ASUS PRIME B450-PLUS (ATX)
Windows 10 Home
DVDスーパーマルチドライブ
CWT製 550W(定格500W)80PLUS BRONZE
Windows 10 Home
98,978円(税込)
TSUKUMOの即納品を持ち帰ったので(重かったけど)
2200円の送料もかからず、ヤマダ電機のポイントも使えたので、
実際の支払いは95000円くらいでした。
(別途データ用にWD60EZAZ-RT [6TB SATA600 5400]をポチってます)
(1.1万円くらい)
似た構成をカスタムオーダーでBTO発注するよりも
出来上がった構成品で妥協できるなら割安なのでは。
用途は家族の動画編集、いずれは4K動画編集くらい迄できれば。
ゲームはしないのでオーバースペックかもしれませんが。
最近の記事を読んでいて、パソコン工房で買おうかと思っていましたが、
たまたまTSUKUMOの店頭で見つけて、これでいいやと思って、
買ってしまいました。
>GTX 1650 super
何となく「GTX 560 SE」とか「GTX 550 Ti」とか、始めからマニア層を狙ったカードな気がして仕方が無いです。立ち位置としては「GTX 1650の次が8ピン×1の1660は性能差があり過ぎる」状況を解決するカードか。
とはいえ、GTX 1650は「補助電源不要カードの最上位」として需要があるのに、それを性能はともかく消費電力も価格も大幅に上回ったカードで「GTX 1660との隙間を埋める」とか言われても困る限り。そういうのは「GTX 1660 SE」とかでやれと。末尾50のローエンドカードにSuperの名前を冠するのは違和感大。
>オレンジのWQHDとか灰色の4K
そのバーはメモリのバス幅やVRAM容量で差が出ます(高解像度だと一度に処理するデータ量が多い=メモリ周りの弱いミドル~ローエンドのカードでは差が出ない)から、基本的にいつも無視して構わないでしょう。ハイエンドのビデオカードが欲しくなったら気にすれば良し。