前編は電源入らない~画面映らない編。
後編では電源が入り画面も映るけれど、何らかの原因でWindowsの起動完了まで行けない場合の対処法を網羅したつもり。昔から対処法は変わらないのでPC詳しい人が居るなら頼るもアリ。
居ないならここからのやや長文にお付き合いしてどうぞ。
目次。
- 電源さえ入らない場合
- 電源は入るが画面真っ暗
- 一瞬電源が入りすぐ切れる
- モニタは映り黒画面に英語
- 見たこと無い英語の設定画面
- Windowsの起動途中で青画面
今回は画面が映る4~6番の状態、1~3は画面さえ映らない場合なのでそうなら前編の1~3番へどうぞ。
1.モニタは映り黒画面に英語
いつもはNECなどのロゴが出た後にWindowsを起動していますの画面へ遷移するところ、最初からいきなり黒い画面に白い文字で英語が表示されるパターン。
5種類。
「Boot」の文字が入っている
Boot(ブート)はこの場合システムの起動を指しており、止まるということはそのブートができない、要はシステムが起動できないと表示されているはず。
DVDドライブがあるならとりあえず中に入っているディスクを取り出しましょう。こいつがシステムだと思われてWindows起動できないと言われているパターンが何度かあった。
心当たりなくてもUSBメモリやUSBに記録装置が接続されているならそれも全部抜いてみましょう。USBメモリなどにブートできるファイルがあると、それを起動しようとしてできないと言われているのやも知れず。
なぜこういうことが起こるかは、PCメーカーはBIOS(マザーボード)の設定時に起動するドライブの順番をこうすることが多いため。
- DVDドライブ
- SSDやHDD
- USBメモリ
- その他
なぜDVDが1番なのかは、Windowsの再インストールやリカバリディスクが付属する場合にDVDドライブからブートできるようにしているため。1と2が入れ替わるとSSDやHDDから起動できる限りDVDから起動できない、普通にPC詳しくない人は=再インストールのセルフサービスができない。
3番から起動を試みているようなら、2番のストレージから起動しようとしない=SSDやHDDがBIOSから見えていない=ストレージが認識されていない、ケーブルが外れているなどの可能性がございます。
また、最近のUSBメモリが付属してそこからリカバリする前提の機種ならば、2と3番が入れ替えられている可能性も。要するに、DVD>USB>本来の起動ドライブの順。
「OS」の文字が入っている
OS(オペーレーティングシステム)とはWindowsのことで、OSが原因で起動できないので真っ黒画面に白い文字でお知らせ。
パターンが多いので全部は書き出せないけれど、だいたい「OS not found」のようにOSが見当たらない、要するにWindows(など)が見当たらない、なので起動できないと申されております。
可能性高い順で。
- 起動ドライブを認識できない
- 起動ファイルが見当たらない
1は起動ドライブとマザーボードの接続ができていない、ドライブの故障で認識できない、配線抜けているだけなら良いけれど割と致命的な不具合の可能性大。
2はWindowsに何らかのダメージがありシステム起動用のファイルが破損した、またはドライブの認識はできるけれど中身が読めない、もしくは中身が全部消えてしまっていたりで、こちらもまた致命的。
端子が抜けているだけを祈るしかございません。しかし多くの場合はドライブの故障や中身吹き飛んだ状態でデータの取り出しは困難なことが多い。
「Keyboard」の文字が入っている
最近のマザーボードはPS/2端子無いものまであるので昔話かも知れないけれど一応。古いパソコンは当たり前のようにキーボードとマウス専用の丸い薄紫と青緑の端子が装備されており、キーボード認識できない時に一旦止められる。
マウスは無くとも操作できるのでスルーされるけれど、キーボードが無い場合は「キーボードなしで本当に起動していいの?」と聞かれております。
USBキーボードを接続できているなら毎回Enterで飛ばせば良いだけのメッセージで、BIOS設定でPS/2をDisabled(無効)にすれば良いのだけれども、BIOS設定はわからない人がいじるものではないのでひと手間我慢を。故障ではございません。
「checkdisk」の文字が入っている
checkdisk(チェックディスク)はWindows起動完了直前のタイミングで出ることが多く、まれに(起動ドライブの異常?)もっと早いタイミングで出ることもある、文字通りディスクのチェック。
とはいえこのチェックディスクでドライブを修復してくれることはまず無く、「何かおかしいドライブがあるからチェックするぞカウントダウン10、9、8」で0になると自動的にチェックディスクが始まる。
中止するには0になる前に何かキーを押せばスキップ可能。なぜこれが出るかは、本当にドライブが故障して(しかけて)いる、または前回の起動中にそのドライブに対して正常とはいえない何かをしたか。
電源オンのまんまSATAや電源端子抜いたとか。故意に抜いたのではなくとも、端子が緩み振動で一瞬外れたとか。余談ながらPCの内蔵パーツは電源を切らずに抜き差しはできないのでUSB感覚で扱わぬように。
checkdiskを100%まで完了させた次回もこれが出るようならドライブの異常と判断し早急なパーツ交換を推奨。スキップすると次回も実行される。
その他の文字の場合
これをいうと元も子もないけれど、英語を翻訳しましょう。そう難しいことは書かれておらず、内容も短めだろうからスマホで撮影してPC詳しい人に聞く。
専門用語でNTFSとかbootloaderなど出たなら「それはそれ」として意味を調べず「NTFSとかいうやつが~らしい」のように。
今ならスマホで撮影した画面をYahoo知恵袋やOK Waveなどでアップロードして質問するのが早そう。
5.見たこと無い英語の設定画面
古いパソコンならこのような灰色と白と青でデザインされたBIOS設定画面。
比較的新しいパソコンならUEFI。
これらの画面から抜けるにはEscキーを押した後にEnterでYesを選ぶ。何も設定変更していない自信があるならF10の後にEnterでもOK。こちらは設定をセーブして終了。なぜこの画面が出るか可能性を2種類。
前回起動時とドライブの構成が違う
起動ドライブ以外にストレージ(SSDやHDD)が内蔵(中でSATA接続など)されている場合、常にBIOS(マザーボード)はそれを型番まで認識。
この構成が前回のBIOS起動時と今回電源入れた直後と違う場合に「何これ?」とBIOS設定画面を自動で開くことがございます。
見方がわからないならEsc+Enterでそっ閉じ。わかるならストレージの構成が変ではないか、認識されていないストレージが無いか確認。
それら心当たり無く毎回出るようなら、次の電池問題へ。
設定維持用のボタン型電池が切れた
デスクトップもノートも、どのマザーボードにも設定保存用のボタン型電池(市販のCR2032)が1個搭載されており、これが切れると毎回「初期化した?」「日時おかしくない?」と確認のためにBIOS(UEFI)設定が開く。
というわけでそうなら電池を交換すればOK。なぜ電池が切れるかは、普段コンセントからプラグ抜いていたりブレーカー落としているなら電池が消耗するためで、常時そうなら1~2年くらいで電池切れる。
逆に常時コンセントからの電気があるなら電池が切れることはまず無く、私は自分のパソコンで電池切れしたことがない。また、電池無しでも常時コンセントに接続しているなら設定は消えない。
マズいのはノートPCで、バッテリを外してAC電源も接続せず放置した場合、やはり1~2年で電池が切れる。交換したくても全分解レベルの作業になる設計が多いため、ノートはバッテリ常備、待機中もコンセント接続がおすすめ。バッテリの劣化が気になるなら外してノートは常時コンセント。
6.Windowsの起動途中で青画面
Windows 10のブルースクリーン画像持っていないのでPC Watchより拝借。
source:あのブルースクリーンが生まれ変わる - PC Watch
Windowsは起動しようとしているけれど、途中でこの画面に切り替わり進めなくなるパターン。簡単にいうと、支障が出てこのまんまWindowsを起動してはいけなさそうな時にこれが出て止まる。4種類。
メモリに異常
ほぼこれと言えるほど今どきのブルースクリーンはメモリが原因の可能性がトップクラスと体感。今どきとはWindows 7~10を指しており、XPまでとは何か違う。
トップクラスとはいえ十中八九どころではなく5割くらいの確率と感じており、メモリとは限らない。ストップコードを検索するところから。10の場合は上の画像のように100%になるまで待てば良い?※未体験なのでわからない。
切り分けはメモリ2枚以上なら1枚にする、ダメならスロットを変更、メモリが複数枚あるなら別のメモリを挿してみる。
Windowsのシステムに支障がある
Windows XPの頃まではOSぶっ壊れているパターンが最も多く、パーツを交換しても無理ならば再インストールの流れへ。
ただ、Windows 7以降はブルースクリーンでWindowsに異常は少なく、現代的には先に疑うのはWindowsではなくパーツの方だと思う。
起動用のストレージに異常がある
限定的に起動用と書いた理由は、本当に起動用以外のストレージでブルースクリーンにならないためで、なぜかはロード(Windowsの起動途)中に出るのだから起動ドライブが原因。
切り分け方は少々面倒で、起動ドライブのクローンを別のストレージで作成し、その別ストレージから正常に起動できるなら元の起動ドライブが犯人。
クローンが無理とか面倒なら、やはり別のストレージを用意してそこへWindowsをクリーンインストールし、しばらく問題ないか、ブルースクリーン出ないか様子見するくらいか。
その他接続している機器の異常
結局全部かよと言われそうながら本当に全部なので困る。
滅多にないけれどCPU故障で出ることもあれば、グラボの支障で出ることもあり、見たことはないけれどマザー不良で出てもおかしくない。というのが、ここからはBIOS(マザー)ではなくWindows視点になるため、いくらマザーが認識しても指揮権がWindowsなのでOS的にNGならそう言われる。
パーツを外すなら事前に写真撮影と予習を
パソコンの自作慣れしている人はサクサクとパーツを着脱するとしても、簡単そうに見えて部品の固定方法はそれぞれ何らかの特徴があり、例としてメモリを外せても取り付け方がわからない人はかなり多いはず。
両側のロックを開いて外したのだから取り付ける時はメモリをセットしてロックを閉じればOKと思うかと。実際には「強く押し込むとロックは自動的に閉まる」が正しい。
グラボもロックされている場合が多いので強引に外すとロックが壊れるか基板が傷む可能性がございます。高級なゲーミングPCならSATA(SSDやHDD)もロックされている可能性も。
大昔はデジカメで撮影するくらいしかできなかったけれど、今は手軽にスマホで撮影、しかも昔とは違い今はYouTubeでパーツの着脱方法を予習できる、これがデカい。
PCパーツは大抵の場合は簡単に着脱できるようになっているけれど、2ヶ所だけ絶対に手を出してはいけない場所を。
- CPU周辺(クーラーさえ絶対に外すな)
- LEDとスイッチの配線類(あの配線は要自作経験)
いずれも今回の前後編に共通するパソコン電源入らない画面真っ暗で起動しないとは99%くらい関係ない箇所、かつ素人が外すと元に戻せない可能性がバチクソ高い場所なので興味本位でクーラー外したり配線引っこ抜かないようご注意あれ。
なお、前後編の内容は私の脳内に入っており、電話やLINEなどで不具合の症状を聞いて原因が的中する率は95%くらい。
なので5%くらいはハズレ、確実に一発で原因を突き止められてはいないため、全部を鵜呑みせず他の原因も探りましょうという逃げ的な保険も添えて。
>OSが原因で起動できない
更新という名の、MS様御謹製ウイルス攻撃を食らった可能性も有るかと思います。
>Keyboard
昔DELLのノートPCで、キーボードのフィルムケーブルが不具合で認識しなくなった事があります。
その時はソフトウエアキーボードが表示され,マウス入力になりましたね。
>だいたい「OS not found」のようにOSが見当たらない、
代表例が「Operating System Not Found」で、ほか「Missing Operating System」とか「non system disk or disk error」とかもあるようですね。私は「non system~」が、システムディスクをクローンした新SSDで起動しようとしたら表示されたことがあります。
試しにやってみただけで、初めから新規インストールするつもりだったのでセーフ。
>「checkdisk」の文字が入っている
昨今の1TBでは低容量とも言える大容量HDD時代において、チェックディスクは1日を潰すつもりで実行する必要がありますね。私の場合、500GBのHDDが2時間くらい掛かりました。
>その他接続している機器の異常
壊れたSSD(元Cドライブ)をUSB接続しているときも、青画面で止まったことありますね。USBが内蔵ストレージより起動優先順位が高かったせい。
> このチェックディスクでドライブを修復してくれることはまず無く
自分の経験では、破損しアクセス不能な画像ファイルが完全に元には戻らなかったもののアクセスできるようになったり、起動できなくなったHDDから chkdsk /r で再びWindowsが起動できるようになったことが一度ならずありましたので “まず無い” ことはありません。昔の話ですが。