GIGAスクール構想でChromebookの稼働数急増など

2020年11月 1日

無職歴4週間目。

若い頃は他人と数分話すと「この人頭いいな」とわかっていたものが、最近は「この人経営者だな」と電話で数秒話すだけで判るほどに。また、歳を食うとウソを見抜ける不思議なスキルも身につき割と困惑。

日曜なので最近の気になったニュースなど。

JBL、税別2880円のマイク付きゲーミングイヤフォン - ITmedia
https://www.itmedia.co.jp/pcuser/articles/2010/21/news119.html

Quantum-50.jpg

テレワーク需要向けかと思いきやゲーミング。但し光らない模様。

JBLといえば安い割に音質が割と良いという評判で価格コムの6千円くらいスピーカーが爆発的に売れていたメーカーで、そのJBLが安いながらもゲーミングを称して出したイヤホンなのだから期待できそう。

1つ注意するところはプラグの種類で、この製品は同じ3.5mmミニプラグでも3極ではなく4極。音声のLとRとマイク/リモコンが1体型なため、PC本体側が3極では音声聞くだけになってしまう。

その場合はイヤホンとマイクの3極端子2本を1本にまとめる変換を使えば良いのだけれども、ノートPCの場合はマイク端子が付いておらず本体に小さな穴が空いており、それが内蔵マイクという設計もございます。私のノートがそう。

となるとどうすれば良いかは、USB接続から4極へ変換できるアダプタが出ているので使えば良いのだけれども、千円以上出して変換してまでこのイヤホン使う価値があるのかという。

しかしJBLなら音質良いだろうし、マイクも顔の横で音声拾ってくれる方が良さそうな上、iPhoneのイヤホンに似てはいるけれどこちらは黒なので邪魔くさい感じは無さそうな利点。

スマホはたいていの場合は4極なので意識せずヘッドセット接続できるとしても、それに慣れてパソコンでも当たり前に4極プラグが使えると思う人がいるやも知れず警鐘として。

 

ロジテック、7─9月売上高は75%増 純利益も急増 | ロイター
https://jp.reuters.com/article/logitech-intl-results-idJPKBN2750I7

新型コロナウイルスの感染拡大で、在宅勤務が増えていることが追い風となった。

まだ伸びているとはなにそれ凄い。ロジテックは日本ではロジクールのこと。

春頃はウェブカメラ9千円のモノが3万円でAmazonに出るなど転売屋やり放題だったものの、夏に入る頃には品薄が解消されて普通の価格へ戻った印象。

だからとはいえ需要が元通りまで減ったとは行かず、最近まで売れまくっていたのでしょう。私も元職場では2つロジクールのウェブカメラを使用しておりました。

これまたテレワークの話へつなげると、上で出たJBLのヘッドセットもどきを使うまでもないノートPCが増えていると思われ、私のノートはマイクの端子無いと書いたけれどマイクは本体内蔵で、スピーカーも一応内蔵、カメラも内蔵なので何も付けずにオンライン会議などへ参加可能。

スピーカーとマイクが近いはずなので、どうしてハウリング(キーン音)しないのか謎な上、思い出すとロジクールの外付ウェブカメラもカメラにマイクが内蔵されており、なぜスピーカーの音拾わないのか改めて謎。

調べてみたけれどなぜかは結局わからなかった。

 

GIGAスクール構想でChromebookの稼働台数が急増 | 株式会社MM総研
https://www.m2ri.jp/release/detail.html?id=457

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海外の話かと思いきや普通に日本国内。しかもMM総研なのでJEITAやBCNのような限られた範囲ではない、ガチな国内出荷台数のはず。

なぜここでChromebook?と思えば、タイトルの通りGIGAスクール構想が関連しているらしく、それWindowsではなかったのか?と疑問を感じると、ページの下の方で導入した一部自治体が掲載されておりChrome OS強かった。

10自治体でChrome OS:Windows:iOSは7:3:2となっており、安さ優先にするとこうなるのか感。しかしWindowsも端末が安ければライセンス無料、もしくはタダに近いはずにも関わらず。

どちらが正解かは個人的にはChrome OSの方と感じており、確か予算5万で小型なノートが小中学生向けなのでWindows動かそうとすると割と無理が出てしまう性能に。

図の濃い青が実績で薄い青はMM総研の予想。総出荷台数が年間1200万台ならば、まだパソコン売れまくっていた頃の75%規模。その内の13~24%がChromebookとなると対するWindows PCとMacは1千万台前後となるもののそこまで行かないと思う。

もしそうならこのグラフは割合なのでChrome OS率はもっと高くなるはずながら、MM総研の予想が当たっているならばが前提。

私は2021年が高すぎると見ており、その根拠は小中学校へのGIGAスクール構成PC導入は来年3月までと聞いたため、出荷するなら年内から遅くとも来年2月頃まででしょう。

妙な点は、NECや富士通が占めるJEITA統計で8~9月のモバイルが爆発的に伸びている点。何が妙かは「NECとか富士通がChromebookやるか?」であり、てっきりGIGA~はWindowsが占めると思っておりました。

 

NVIDIAのArm買収を受けHuaweiなど中国企業が強い懸念 - GIGAZINE
https://gigazine.net/news/20201022-nvidia-arm-huawei/

要点を3つ抜き出して参ります。

NVIDIAがArmを買収したことで、Huaweiを含む中国のテクノロジー企業が、400億ドル(約4兆2000億円)の取引が脅かされる可能性があるとして、中国の規制当局に強い懸念を表明

どうやって買収したかはソフトバンクが売ったためで、孫さんアチラ系なのでてっきり売却するなら中国と思っていたところ、カネを取ったのか米国のNVIDIAへ売り払う商魂たくましさ。

Armがアメリカ企業に買収されてしまったことにより、Huaweiをはじめとする中国のテクノロジー企業がArmアーキテクチャを採用することが困難になる可能性

そうなるでしょうな。

米大統領選で誰になるか次第とも思われ、仮にトランプ氏ならば現状維持となり中国への制裁は続き、他の候補者になれども引き続きになる可能性はある。

となると売却が完了すると見られている18ヶ月後、再来年の春頃から中国企業はスマホやタブレットを製造できなくなる可能性。

中国がどうやってその壁を乗り越えるのかは疑問です

なるようにしかならないでしょう。

何のことかわからない人向けに簡単に説明すると、IntelでもAMDでもないCPU(プロセッサ)のほとんどでARMの技術が使われており、例としてHuaweiのスマホに採用されているKirin 960というプロセッサもベースはARM。

任天堂のゲーム機のほか、様々な家電製品でもARMが使われているモノが多く、それが日ソフトバンクから米NVIDIAへ売られるわけで、お仕置きタイムな中Huaweiには使わせないかも知れない的な話。

ちょうど今月、Huaweiが一部スマホ事業(Honor)を売却するとか言っている件、米国次第では一部だけで済まなくなるかも知れない。

 

【これは…】NEC、とんでもないPCを発売 - エクサワロス
http://exawarosu.net/archives/24547852.html

エントリー構成時のおもな仕様は、Celeron G5905T、4GBメモリ、500GB HDD、Windows 10 Home

source:NEC PC、容量約1Lの超小型デスクトップパソコン - PC Watch

価格は税別98,800円なので込にすると108,680円。

  • 2:は?高過ぎこれなら29800円~39800円だろうに
  • 3:バカなの?役所が買うのか?
  • 5:令和2年に冗談でしょうレベルの低specなんだが
  • 7:エクセルすらまともに動かなそう

>>2が良いところを突いており、ちょうど今月のおすすめデスクトップとした安さ重視のパソコン工房製品の価格が39,480円。

中身はCeleron G5905のT無しなのでクロック高め、メモリ4GBは同じ、HDDではなくSSDの240GBとなっており、性能で考えるとNEC PCの方は29,800円くらいが妥当やも知れず。

>>3もその通りと思われ、NECと富士通は役所や大企業でリースされることが多く、となるとリース料として保守も含むとなると価格の意味は特に無さそうとも思える。

>>5 と>>7は一概にそうとも言えず、Celeron Gは割と高性能。

  • Celeron G5905(3.5GHz、2コア、58W)
  • Celeron G5905T3.3GHz、2コア、35W)

Tが付くと省電力を意味しており、クロック低めで消費電力も低め。いずれにせよ3GHz超えているのだから事務用途ならば問題ない高性能と言えましょう。メモリも事務仕事なら4GBでイケるはず。

個人で買うならありえないレベルに無し、会社がリースするなら仕方ない。ただ、SSDではなくHDD搭載が完全に罰ゲームなので高いカネを払いSSDへ交換してもらうべきでしょうな。何年も使う道具として仕事の効率に関わる。

これがパソコンでなければ、私の実体験な例として扇風機。5千円しない山善の扇風機から1万円クラスの日立のDCモーター仕様へ買い換えると、静音性が抜群に上がり静かな割に風量が素晴らしいとか価格差による違いは歴然。

それがパソコンになると、4万円のパソコン工房より10万円のNECの方が良いかといえば今回の例では逆に4万円PCの方が快適という、PC=家電製品と言い切れない違いがいつまでも。

しかしNECがこれを3万円で出したならば。多くの量産系BTOメーカー側としては困ると思われ、昔から棲み分けができているとも言えそう。

コメント(4)

>この人経営者だな
私は「個人商店かチェーン店舗か大型商店か」くらいですね。電話する先は役所が大幅に多いですけれど、その中では「契約や支払いに関係する部署」と「現場での実動に関わる部署」でけっこう口調や使う言葉が変わります。

大雑把に言うと、契約や支払いに関する部署は丁寧。実動に関わる部署は粗野。ただし粗野であることがプラスに働くかマイナスに働くかはこちらの手腕次第、のはず。

なお役所の特性として「年配者ほど粗暴で煩雑。若者ほど丁寧でシンプル」という法則がありますので、役所へ行ったらなるべく若い職員を捕まえて応対や手続きなど任せた方が、精神衛生上よろしいかと思われます。

>マイク付きゲーミングイヤフォン
最近、イヤフォンは無線(Bluetooth)ばかり使っています。コードレスの自由さを味わうと、少しくらい音質がどうこう言うのは気にならなくなりました。

ただ、3,000円の「イヤフォンマイク」に音質をあまり求めるのは酷です。ゲーミング向けということは低音を強調するはず。ならば一般的な音楽を聴くにはすこしピーキーな調整・バランスになっているでしょうから、このイヤフォンをメイン機として使うのは止めたほうが良さそう。低音を強調した音を聴き続けると耳も疲れるでしょうから、ゲームをしている時だけに使用することを推奨。

>Chromebook
Celeronモデルだと3万円、Core-i3モデルで5万円くらいでしたっけ。それWindows入りと値段同じだろ、と思って買う気は失せていましたが、世間で100人中1人くらいの所有率になったら話のタネとして1台くらい持っておくのもアリですね。

>NEC PC、容量約1Lの超小型デスクトップパソコン
試しに目立つよう記載されたクーポンを使うと12,000円引き。99,800円マイナス12,000円なので87,800円。税込みだと96,580円ということで10万円切りが最終的な価格。

個人的にはケースもダサいので買う気にはなれず。

>スピーカーとマイクが近いはずなので、どうしてハウリング(キーン音)しないのか謎な上、思い出すとロジクールの外付ウェブカメラもカメラにマイクが内蔵されており、なぜスピーカーの音拾わないのか改めて謎。

指向性とかの問題ですかね。スピーカーと自分との直線上にマイク置かなかったら大丈夫な印象です。
スピーカーは自分に向けますし、マイクは自分の正面(ノートPCなら画面周辺)ですから。

同じ正面のマイクでも、内蔵でないものは多分口元に近い位置に持ってくるでしょうから、スピーカーと自分との直線上に近い位置にくるはずです。
内臓じゃない方がハウリング起きやすいのではないでしょうか。

> NVIDIAのArm買収を受けHuaweiなど中国企業が強い懸念 - GIGAZINE
ARM以外のCPU命令セットに乗り換えるのでは?
オープンソースのRISC-Vとか人民共和国謹製のC-SKYとか、ARM以外にもCPU命令セットはあります。
androidはソースコードが公開されており、移植は難しくありません。
C-SKYについてはlinuxとGCCでサポートされており、コンパイラとしてLLVMを採用する前の古いandroidでなら現実的でしたが…。
いや、共和国の誇る世界一のボディカウントを考えれば、LLVMのC-SKYへの移植は障害にはならないでしょう。
勿論、人民以外が作っているソースコード不明のアプリも移植されなければWindows phoneの二の舞ですが、過去にMIPSのandroidタブレットやx86のandroidスマホが出たり、現在でもx86向けをgoogleがサポートし続けているためか、android向けアプリは移植性を考慮されたものが沢山あります。
RISC-Vで行けばもっと簡単な話になりますが、国産技術育成の観点を優先して、C-SKYアーキのandroidスマホを中国企業が作る可能性は無視できないかと。

>また、歳を食うとウソを見抜ける不思議なスキルも身につき割と困惑。

日本から捨てられた土地で生まれて
https://anond.hatelabo.jp/20201026003439

「日本から捨てられた土地に生まれて」の感想をまとめたら分断具合が地獄だ - Togetter
https://togetter.com/li/1615410

ヒツジ先輩はこれも嘘だとわかりますか?
ヒツジ先輩は出身地によって苦労したり住む世界の違いを思い知ったりしたことはありますか?


>Huaweiなど中国企業が強い懸念
Huaweiが「純中国製」を目指して上海にチップ工場建造を計画中 - GIGAZINE
https://gigazine.net/news/20201102-huawei-chip-plant-beat-us-sanctions/
中華独自技術のチップを作ろうとしているようですよ


>ただ、SSDではなくHDD搭載が完全に罰ゲームなので高いカネを払いSSDへ交換してもらうべきでしょうな。
CPUがi7でRAMが16GBでもHDD搭載だったら意味がないでしょうねw

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BTOパソコンメーカー比較

パソコン工房

高性能: ★★★★★ 保証: ★★

コスパ: ★★★★★ 安定: ★★★

初心者: ★★★★

性能とパーツの相場がある程度わかる人なら標準構成が多いのでコスパ重視で選びやすい。同じに見える同じ価格でも仕様の違いがどうなのか判る人には最適。

DELL

高性能: ★★★☆☆ 保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安定: ☆☆

初心者: ☆☆☆☆

10年以上前まではDELL=初心者向けの安いパソコン、それはもう通用しておりません。クーポン適用後が適正価格だと見抜けるパソコン詳しい人向け、または大人買いで割安になる法人向け。

日本HP

高性能: ★★★☆☆ 保証: ★★

コスパ: ★★★☆☆ 安定: ★★

初心者: ★★★☆☆

コスパと性能以外にも見た目も重視したいならHPのノートも選択肢としてアリ。自社製造状態なのでBTO=ダサい印象は払拭されるかと。デスクトップは法人用、ゲーミングは海外向き。

ツクモ

高性能: ★★★★★ 保証: ☆☆

コスパ: ★★★★ 安定: ☆☆

初心者: ☆☆☆☆

昔のマニアックな感は無くなり家電通販のような普通のパソコン屋に。機種が少なく特徴的な少数精鋭状態なので選べる人を選ぶ。ヤマダ電機の一部、または自作PCのパーツ屋さん。

フロンティア

高性能: ★★★☆☆ 保証: ☆☆☆

コスパ: ★★★★ 安定: ☆☆☆

初心者: ★★★☆☆

フロンティア神代の解散後、現所長のパワハラがひどいとタレコミが複数あり、私から内情を運営会社へ伝えると逆ギレされて私を訴えるぞと謎すぎる返しがあり困惑中。

サイコム

高性能: ★★★★★ 保証: ★★★

コスパ: ★★★☆☆ 安定: ★★★

初心者: ☆☆☆☆☆

PC自作したくない中~上級者向け、昔ながらの2chおっさん御用達な鉄板メーカー。動かない構成でも購入できるので初心者にはおすすめ不能。量産系BTOのようにコスパ悪くならないのでサイコムだけは自由なカスタマイズを激しくおすすめ。


※ドスパラはパーツの偽装疑いを誤魔化したり取引先を勝手に切る信頼性暴落した事件があり掲載中止(2020.11.26)

※マウスコンピューターは高いぞと書きまくったからか遠回しにリンク削除しろと言って来たので削除(2021.03.28)

勝手に評価シリーズ

結果として宣伝になっていますが依頼されたわけでは無く、依頼されてもやりません。

データ復旧のIUECを勝手に評価
あなたの街の~を勝手に評価
ESETセキュリティを勝手に評価

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プロフィール

ヒツジ先輩

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BTOパソコンの元修理担当。ハードウェアに超詳しいワケではありませんが、どうしたら故障するのか何となく解るので壊れにくいパソコンを紹介します。