エアコン、冷房の話。
盛大にパソコンとは無関係に思えるけれど、CPUやGPUなどを冷却しているパソコンには室温管理は結構重要、という強引な関連付けにて。個人的に節電やエコはどうでも良いけれど、節約や快適さには興味がございます。
手短に参りましょう。
冷房は暑くなる前からオンにした方が節電?
元ネタはこちら。
「エアコンは付けっぱなしが最も節電できて経済的」など猛暑のためのエアコン小ネタまとめ | BUZZAP!
http://buzzap.jp/news/20130708-air-conditioner-tip/
これが本当なら、私を含め多くの人が勘違いしておりましょう。
ちょっと暑いくらいならエアコンはガマン、お昼すぎのうだるような暑さで耐えられなくなったらようやくスイッチオン。節約家の模範のような態度ですが、残念ながら逆効果。
私はあまり我慢しない方なので、少しでも暑いと感じたなら冷房を入れており、電源を入れる時に室温がリモコンに表示されているので覚えているけれど、だいたい27~28度くらい。
暑さ耐性が低すぎるのは置いておき、ワットモニターを見ると確かにオンにした直後から一気にワット数が上がり500Wを突破。設定温度(24度)に近付くと200~300Wと低くなっております。
(本当の話なら)ここ重要。
よって、朝方の気温が30度になる前から28度前後でエアコンを付けておいたほうが電力消費を抑えることになる
私の場合は24度設定なので、24度になる前からオンにしておけば消費電力を抑える事が出来る、という意味でしょう。短時間で温度を下げるより、長時間でゆっくり室温を維持するイメージ。
しかし、どうしても信じられないので引き続き調べると、おそらく暖房の話と思うけれど、このような事例が。
先日1週間ほど家族でインフルエンザにかかりました。ほぼ1週間リビングのエアコンを20度自動で付けっぱなしで過ごしました。
お陰で朝や夜中起きた時などの寒暖の差もなく快適に過ごせたのですが、電気料金はずっと気になっていました。
しかしながら、月末の検針票で先月よりも3000円も安かったので驚きました。先月は14000円、それと比べての料金です。
3千円も差が出るという事は、やはりエアコンの影響でしょう。
電気料23円/1kWh、3千円差/7日で計算すると、1日あたり約18.6kWになるのでエアコン以外では難しい。
但し、3千円差が丸ごとエアコンの影響とした場合で、段階の料金は無視しているので18.6kWという数値には意味が無いかも知れない。3千円分の消費電力は結構でかいという意味として。
段階とは使用量により単価が変わる事。東電の例。
source:「電気ご使用量のお知らせ」の読み方|東京電力
発言小町という属性が不安なものの、気になる回答。
ハウスメーカーの社長さんから聞きました
エアコンを付けて部屋の温度を設定温度に持っていくまでの電気が1番かかるらしいです。 冬は低め、夏は高めの設定温度で1日中付けっぱなしの方が電気代節約になると言ってました。
その他、小町にしては珍しく否定的な意見が無く、1ページ目を斜め読みする限りでは全員一致のように付けっぱなしが良いとの事。
エアコンを24時間付けっぱなした電気代試算
計算式はこれで。
電気代=消費電力量(kWh)×電気料金単価(22円)
消費電力量(kWh)=(消費電力(W)×使用時間(h))÷1000
私が今これを買いている部屋のエアコンは6~8畳用と記憶。
起動直後は500~600W、2時間後くらいに300W前後まで落ち、日没頃は200W前後。この辺りで電源を切るので、空調された室温が外気温より高くなると何Wになるか分からないけれど、私の環境では平均200~300Wくらいと推測。
250Wで計算すると、1日あたり132円。ピンと来ないので1ヶ月にすると約4千円くらい。実際に冷房を使うと電気代は月額4千円くらい上がるので、単価が違うと思うけれど似たようなものなのか。※1日中の試算と現状が同じ金額になっている
空調オン・オフの温度比較、関西電力の実験
1日中では無いけれど、連続運転と一時的にオフにした時の比較実験を関電がやっていたので、グラフを拝借。
source:レポート1:エアコンのON・OFF | 関西電力で実験してみました。[関西電力]
28度の場合は2時間ほぼ250Wで推移しており、5分停止の方は45分ほど300~400Wまで上昇しております。
短時間なので1日中とは比較にならないけれど、近所のコンビニへ買い物などで30分抜けるなどの際、下手にエアコンの電源は切らない方が良いかも知れない。
かも知れないというより、発言小町では1日中つけっぱなし派が多く、実際に安くなっているのでしょう。
節電以外にピークシフトの効果が有る(まとめ)
最初のリンク先記事にも書かれているけれど、節電効果は確実とはまだ思えないものの、ピークシフトには確実に役に立つでしょう。
総務や社長が「室温32度を超えたらクーラーを入れて良い(キリッ」など偉そうに言う、業務を非効率化させる馬鹿な会社が有ると思うけれど、消費電力の上昇は昼過ぎにピークが来る為、そこからオンは誤り。30WのノートPCでピークシフトしている場合ではございません。
「クーラーは暑くなる前にオンで節電」がもし本当なら、温度制限は間抜けという事になり、更に「1日中つけっぱなしが正解」なら電源を切らない方が良いという事に。
いずれにしても「暑くなってから」は間違いっぽい為、本当に暑くなる前からオンにすると節電(節約)になるのか実験してみるので、興味が有るなら結果報告をお待ち有れ。
※私は電気に全然詳しくないので何か変な事を書いているならメールにて突っ込みをお待ちしております> btopc.com@gmail.com
公開5時間前(深夜3時頃)追記:ふと窓を閉め密室状態でクーラーの電源をオンにすると、起動直後は500Wオーバーしたけれど、30分後にやたら静かだと感じワットモニタを見ると211W、ではなく、21.1Wになっておりました。
大事なことなので2回書くけれど、21.(てん) 1ワット。約21ワット。これは扇風機の弱~中程度と思われ送風状態と推測。
1時間あたりの電気代は単価22円/1kWhなら約0.5円未満になり、日没から日の出まで12時間がこの状態とするなら6円以下なので30日で180円行かないくらい。
起床してクーラーをオン、暗く(涼しく)なったらオフ。この状態と大差無いのでは?と思ってしまったので、1日中つけっぱなしが正解論は間違っていない気がする。
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