タイトルがやや意味不明にて失礼。
アドブロックとはウェブページの広告を非表示にするフィルタ、多くはブラウザの拡張。このブロック機能を使っている人に対してページを見せないサイトが日本でも増えて来たけれど誰も得していないので解説。
何が起こっているのか簡単に参りましょう。
アドブロックユーザ VS アンチアドブロックサイトの戦い
私もアドブロック使っており、例としてGIGAZINEを撮影。
source:広告非表示ブラウザOpera developerを使ってみた - GIGAZINE
上の画像が通常、下は広告ブロック有効後。
広告の有った場所が消され非表示になるわけですな。
利用中の広告非表示ソフトはPC版Chromeブラウザ用のAdBlock Plusという拡張で、FirefoxのアドオンやiPhoneのブラウザ用アプリなども出ております。
AdBlockで検索しABPのアイコンのアプリが有ったならそれ。ちなみにAndroid版はGoogleがPlayストアから一掃したので無し。
広告が無くなると見易くなって良いのだけれども、上の場合はGIGAZINE側としては広告出せないので収益が落ちてしまうという難点がございます。
アドブロックユーザと拒否するサイトのイタチごっこ
そこで彼らがとっている手法がアンチアドブロック(広告非表示反対)のソースコードをページに埋め込む事で、アクセスしてもページを読ませない、もしくは邪魔をするという考え方。
ガチでやっている個人サイトを晒すのはどうかと思うので、実験により表示されている画像を拝借。
source:ios9の広告ブロック機能を有効化している人をブロックする方法 – たもトピ
筆者殿が一時的に試されただけで、通常の financial-college.com はアンチ~されておりません。補足すると、iOSのフィルタ機能は正確には広告ブロックでは無くコンテンツブロックなのでコンテンツブロッカーと表示しているのでしょう。
もう一つ日本の例でWordPressのプラグイン。この人はメルマガ版アルファブロガー的に利益を得る有名人なのでバレても良いとして。但しリンクやサイト名は自粛。
最新1件の記事のみアンチされるという機能。
こちらのサイトの設定が甘いのか、プラグインの仕様なのか知らないけれど、アンチ機能が発動する前にページ読込を中止すると丸見えなので意味薄いと思う。やるならbodyタグでonloadするべき。しているなら失礼、意味不明なら失礼。
能書きされている通りAmazonのサーバー2台も使われているらしく相当金が掛かるのでしょうな。ちなみに当サイトのサーバー代は年間5千円くらい、高校生が小遣いで支払えるくらいの安さなので普通に自腹しております。
海外では本格的なやつがWIRED。
source:WIRED
トップページでは無く単体のページへ進み、しばらく経過すると上記のようなデカいご案内が表示され、アドブロック機能を使っているならホワイトリストに入れる、または会員登録して毎週1ドル支払えば広告無しバージョンで読ませてやるという。
海外といえば最近の出来事、ニューヨークタイムスが中々の上から目線。
source:ニューヨークタイムズが広告非表示ユーザーに対し記事を非表示-GIGAZINE
WIREDと同じくホワイトリストに入れるか金払えのパターン。
しかしこの話題は2016年3月8日の事、私がアクセスした同月14日現在、AdBlock有効にしている割に何も出ないので拍子抜け。設定ミスっているのか、アクセス数落ちてあわてたのか。
Firefoxはアンチ・アンチ・アドブロックのアドオンが存在
イタチごっこがこちら。
source:Disable Anti-Adblock :: Add-ons for Firefox
何がどうなの分からなくなって来た人が居るかも知れないので説明すると、
- AdBlockする・・・広告表示しない
- アンチAdBlock・・・ブロック者にページ見せない
- DisableアンチAdBlock・・・アンチ~を無効化する
2と3のイタチごっこになりそうな予感がするものの、実際にアンチ~ページの表示が可能か試してみた結果が以下。
- antiblock・・・回避可能
- WordPressプラグイン・・・非対応
- WIRED.com・・・非対応
antiblock専用のようで。
ちなみにChromeブラウザ用の拡張でアンチ回避用のプラグインは無し。さすがにGoogleのお膝元では登録されないのか、野良拡張(Chromeウェブストア経由せず配布)も無いのでChromeでやるには難しいのか。
アンチAdBlockは読者に嫌われる上に自爆行為(まとめ)
私は読者とサイト管理者という両面が有るものの、広告収入が私の懐へ丸ごと入るわけでは無く、ブログで食っているわけでは無い普通の会社員なので、どちらかといえば読者寄りで管理:読者は30:70~20:80の感覚だと思う。
読者目線なのでAdBlock有効にするとかアンチ~するなと言っているのでは無く逆。管理者目線でアンチ~サイトは100%自爆している、その理由はiOSのコンテンツブロック画像借りたサイト管理者殿の言葉が真理だと思う為。
まぁ結局、コンテンツブロックするような方はアドセンス踏まないだろうと思うのでこのブログでは設定しませんが、
AdBlockする人がアドセンスに限らず広告クリックしないとは限らず、私は世話になっている大手メディアで富士通へ飛んでみたり、個人ブログで役立つ記事だったならばAmazonリンクから物を買ったりしております。
問題はそこでは無く、アンチAdBlockで嫌がらせするようなサイトで広告クリックするわけが無く、ページの管理者にイラついた心理状態で物を買ってやったりしないでしょう。
単純にAdBlock有効にしている訪問者の神経を逆なでしているだけで、ホワイトリストに入れようとブロック解除しようと広告入りでページが見えるようになろうとも、そのサイトで1円たりとも金を落とそうとは思わない(はずな)ので無意味。
読者から嫌われるだけで収益にはつながらない愚行。
そしてアドブロックとアンチの戦いが熾烈化して行くようならば、話題になる都度アドブロックの知名度が上がり、機能を有効にする人の割合が増えるとするならアンチ~導入者達のやっている事は自爆でしょう。
AdBlockを広めたくないならアンチ~は逆効果。
正直アンチ導入している人は頭悪いとしか思えない。広告貼っている私が言うのだから多少は説得力有るはず。
収益を落としたくないなら努力が必要
無料運営を維持する為に広告表示は必要、確かに理屈は解るけれど、例としてGIGAZINEを見習いましょう。
source:GIGAZINE.BIZ[広告掲載]
広告はGoogleアドセンスのみでは無く、固定枠が場所と大きさにより何日でいくらという料金設定も有り、価格は見えないけれど月あたり数十~数百万円は請求されると思う。
個人ブログでもアルファ(月間100万アクセスとか軽く行く人)ならば1枠30万/月で3~4枠埋めブログで生活している人も存在。誰だったかは忘れたけれど、昔ながらのプロのブロガー。
話を戻すと、GIGAZINEはこのような小さな事まで気合を入れております。
source:GIGAZINE | GIGAZINE シークレットクラブって何? メンバー登録
月額なら千円弱、年払いは約1万円という結構無茶な設定に見えるものの、大手の割に、「広告出しておけば良い」だけと考えない姿勢は素晴らしいと思う。
私が勝手にGIGAZINEを高評価している理由は3つ。
- スポンサーのために広告枠を提供(但し対価はもらう)
- 読者のために細かなサービスを提供(但し対価はもらう)
- 読者のためにアンチAdBlockとかしない(と思う多分おそらく)
広告ブロックされるとスポンサーと運営側には不利益だけれども、AdBlockするとクリックされないどころか表示回数としてカウントされないので、GIGAZINEはそれを見越して毎月価格を設定していると思われる運営側の努力が有るわけですな。
しかし個人の小さなブログでGIGAZINEのような事は出来ない、ならばどうすれば良いのか。具体的な方法を思い付かないけれど、少なくともアンチAdBlockは入れない、これだけは間違っていないはず。
大手サイトもWIREDのような事をすると、「そこまでして読みたいわけでは無い」というユーザに逃げられ、企業やブランドが嫌われるだけでアンチ~により得るものは何も無いと思う。
広告は広告で面白いですから、騙しリンクが盛り沢山の海外サイトを見て回るとき以外、広告ブロックは使用したことはありません。現在、広告ブロックは全く使用していない状態。理由は有無について騒ぐ方々が鬱陶しいから、に尽きます。
>広告の有った場所が消され非表示になる
非表示にすると、ページの表示スピードも上がるらしいですね。体感できるかどうかは別として、GIGAZINEの検証では20~70%くらい高速化するのだとか。さすがに広告のせいで表示速度が半分に落ちるくらいだと、貼り過ぎだろ広告を見せたいのかお前は、と思いますね。
>会員登録して毎週1ドル支払えば広告無しバージョンで読ませてやる
缶ジュース1本で1週間と考えれば安いですが、もともとタダで読めていた事を考えると、高いと感じる方が多いでしょうね。
個人的には、広告を表示するならページ上段ではなく中段や下段が良いですね。できれば記事を読み終えた後にクリックできるよう、最下段が望み。リンクや検索で飛んで来た方は広告ではなく記事を読みに来たはず。ならば飛んだ先でまず目に入るのが広告なのはおかしい、という理屈。
>AdBlock Plus
AdBlock Plusは良いけど、
AdBlock proはブロックがイマイチだった気がするw
>個人ブログで役立つ記事だったならばAmazonリンクから物を
>買ったりしております。
記事と関係があれば、見ると思うってか商品ページリンクで良いと思う。
※楽天だったら行かないけど。(楽天自体が広告だらけでうんざり)
記事と関係があれば、youtube(1再生何円か収入があるだろう)にでも行く
※PCの分解やPC改造後の動作状況やwin10の変な動作とかでも
ただし
広告のための宣伝記事なら結構。
※メリットとデメリット内容が記載あり
納得できる内容なら広告だとは思わない
良い記事なら全然儲けてもらって結構ですw
>アンチAdBlockで嫌がらせするようなサイトで広告クリックするわけが無く、
>ページの管理者にイラついた心理状態で物を買ってやったりしないでしょう。
見ようとして初回表示「アンチAdBlockで嫌がらせするようなサイト」
だったら、エラー表示として他サイト行くわw
※無料登録しろしろうるさいサイトも同様
何か特別な多大なメリットが有る情報
(例:そこのサイト経由なら半額とか
特価商品の情報がいち早く手に入る)があれば、
ABP外してみるけど、そんなとこはほとんどない気がするw
ABPで消せる広告ってほぼ記事と関係がなく興味が無い
ABP使う人はABP外しても広告を見るわけではなくクリックもしない
あまり広告がと大騒ぎしてるなら、このサイトの広告リンク大丈夫かと疑う。
ポスティングと類似構造なのかな
ABP=「チラシお断り」のシール
広告に魅力が無いのが一番の原因だと思うの
いまどき煽り装飾された宣伝文句並べとけばホイホイできると思ってる感満載な広告は逆効果なだけで炎上でもさせたほうが宣伝効果が高いことは素人も知るところ
動画サイトの静止画コピペアフィとかチャンネルごとブロックする勢いだ
私がAdBlockを入れているのは、偽エラー広告や偽ダウンロード広告を避けるためですw アンチAdBlockを導入しているサイトで偽エラー広告や偽ダウンロード広告が貼ってあったら「このサイト大丈夫か?」とも思ってしまいますw
>ちなみに当サイトのサーバー代は年間5千円くらい、高校生が小遣いで支払えるくらいの安さなので普通に自腹しております。
自サイトのサーバー代も年間3千円程度ですw サービスが終了するので次のサーバーを探さないといけませんがw
「アンチAdBlockを導入しているサイトについてどう思いますか?」ってアンケートをとればいいと思うw
私もAdBlockを使ってますが、これを使うようになったのはページ内容と全く関係のない広告がうざすぎたためですね。プログラムのコード解説のページだったのですがそのページに整形前、整形後の画像が交互に表示されていてしかも画像そのものも気持ち悪かったと。結局、耐えられなくなって方法を探してAdBlockでブロックを見つけブロックするようになりました。
それにしてもモバイル系の広告は相変わらずうざいのが多いですね。スクロール中は消えるが止めるとじわじわ浮き出してくるとか、原色でちらちらアニメーションしてるのとか。どう考えても誤クリックを狙っているとしか思えないけど本当にそれで広告になると思ってるのか。知りたくない情報が突然出てきたらマイナスイメージしか湧かないと思うんだが。ちなみにこんなことやってるとこのアプリは絶対使わないようにしようと思ってます。
広告ブロック機能利用者に記事を見せない方針が加速、フランスの新聞社も追随 - GIGAZINE
http://gigazine.net/news/20160323-adblock-block-french-news/
フランスの新聞社も次々と導入しているみたいですよw こういうやり方は反感しか買わないんだけどなぁ…w