ASUSのゲーミングマウス、ROG Gladiusが発売。
ゲーム用マウスは高性能な物が多く、これも例外では無く価格は何と1万円くらい。特徴は性能以外にクリックのスイッチを交換出来るという、途中までなら分解しても良いという異色な製品。
ドスパラがレビューしております。
ものテクがASUSのROG Gladiusを分解し解説
元ネタはこちら。
ASUSのゲーミングマウス「ROG Gladius」レビュー | ものテク
http://mono-tech.com/review/11865/
製品を分解しているけれど、ここまでなら大丈夫な範囲となっており、画像のようにクリック部分のスイッチを着脱できる仕様。
リンク先では写真満載で詳しくレビューされているので、このマウスそのものが気になるなら元の記事をどうぞ。
高い解像度とポーリングレート
一般的なゲーミングマウスは解像度2千以上が普通としても、このマウスは最高6,500dpiという精細さ。解像度が高いほどモニタ上の場所を細かく指定が出来るという意味。
ちなみに私が今これを書きつつ使用しているトラックボールは750dpi。この程度でも普通に使うなら充分。
ポーリングレートとは1秒間に何度マウスの移動を認識するかで、このマウスは2,000Hzなのでやはり高性能。解像度共にFPSのような精細な指定が生き死にに繋がるゲーム用なので、リネージュとかラグナロクのようなクリックゲームでは意味皆無なはず。
ASUSのROG Gladiusは実売約1万円
2月14日発売と、まだ生まれたてな為か超高額。
source:価格.com - ASUS ROG Gladius
最高値は現在1.2万円くらいとなっており、私には価値が不明。
1万dpi、1千Hzレベルのゲーム用マウスならAmazonで3千円くらいで売っていたので、ASUSが良いとかスイッチ交換しないなら他の製品でもよろしいかと。
分解は一般的なマウスなどと似た感じ
分解の流れをASUSの公式ページより。
source:Gaming - ROG Gladius - ASUS
両面テープでくっついているソール(ゴム足)を外すと隠しネジが有り、4本外せばフタが取れる設計。
せっかくスイッチ交換が特徴なのだから、電池カバーのように開くとか、それではガタが来やすいならネジ1本で締めるなどの工夫が欲しいと思った所。
画像の下部には思い切りAmazonのスクリーンショットが有るように、日本でも互換スイッチは1個200円くらいで売っているので故障時も安心。
私も購入した事がございます。
source:Amazon.co.jp: オムロン(OMRON) D2F-01F
中国製より少し固めで音も大きいけれど、数分で慣れた。
D2Fシリーズは互換スイッチが有るらしい
これは知らなかった。ものテクより引用。
互換性のあるスイッチ
Omron D2Fシリーズ : D2F、D2F-F、D2F-01、D2F-01F
Omron D2FCシリーズ : D2FC-3M、D2FC-F-7N、D2FC-F-7N(10M)、D2FC-F-7N(20M)
下の太字がASUSの純正。「C」はChinaと思われ、カッコ内の10Mは1千万回の耐久性を示しているそうな。
赤文字は上で貼ったAmazonで販売中のスイッチ。緑色は実測56万回程度で故障するロジクールのM570などに使われているスイッチ。
D2FC-F-7N(20M)の耐久は2千万回?
中国製より日本製の方が良いというイメージや、そのような書込がAmazonのレビューなどに有るけれど、日本製は100万回以上という下限で表記。
機械的耐久性 100万回以上
電気的耐久性 10万回以上(定格負荷)
source:D2F-01F :オムロン制御機器
本当に2千万回近くの耐久性が有るのなら、中国製の20M付き、ASUSマウスに載っている物の方が良いのかも知れない。
ロジクールも交換可能にした方が良いと思う(まとめ)
常連読者の皆様におかれては「やはりそう来たか」と予想していたと思う、ロジクールのトラックボールやマウスなどの壊れっぷり。
私が愛用しているM570以外にM510、その他のロジクール製品でもスイッチはチャタリング(1クリックが2~クリックになる)が仕様のように発生するもの。
原因はオムロンのスイッチ、DF2シリーズと判明しているものの、他のスイッチと比較し激安なのか、入手が容易なのか、他の理由が有るのか知らないけれど採用をやめない件。せめて20Mの付いている物にならないのか。
まあ安いのでしょうな。
D2F-01Fの廉価版で、メーカー向けに提供されている部品です
廉価版となりますがオムロン製のため、品質は十分満たしています。
こちらは現在140円、日本製は188円。私の使用状況なら1年以内に故障してくれるので避けた方が無難。
ロジクールの場合は3年保証や修理交換が神対応という利点が有るので良いとしても、他のマウスにD2FC-F-7Nが搭載されているなら罠。しかし、海外サイトを調べると、AppleやMicrosoft、DELL製品など幅広く使われている御様子。
私のトラックボールでの実測によると、1日平均4,700回の左クリック、中央値4ヶ月程度で故障するので耐久は中央値で50~60万回くらい。中国製の2千万回のやつなら11年半くらい大丈夫な計算。
ロジクールは部品が増えたり設計が複雑になるとしても、ASUSのような交換前提にした方が良いと思う。
ちなみに私がマウスを壊れ易くなる使い方をしているわけではございません。パソコンを10年以上、マウスを何個か、1個3年以上は使い続けてクリックが故障するとか、ロジクール製品が初。
保証期間を過ぎたなら自力での交換は可能。但し、スイッチは交換出来ても別の部品を壊した人も居るので作業は慎重にどうぞ。
おまけ。M570tのレビューが2件気になったので引用。
- 中のスイッチは以前の中華オムロンから中華のノーブランドスイッチに変更
- クリック音は大きくなったものの、これでアーム折れを起こしたら「どうゆう使い方をした?」とでも問い正したい適度な反発力。
私のM570tはM570無印と同様に4ヶ月で故障したので変わっていないと思うけれど、下段の人はクリック音が無印より大きい、反発力も有るとの事。
エスパーすると、無印の在庫をt付のパッケージに入れた物が先に売られ、もしかすると後期は日本製のオムロンスイッチに変わったのでは?と期待しております。
現在使用中の570tのスイッチは日本製とは違う手応えなので、近い内に左クリックがチャタリングを起こして交換になる予定。まだ保証が2年以上有るので分解はご容赦有れ。
??(゚o゚; )ドコドコ( ;゚o゚)?? Qちゃん・・・
セット当たり前感半端なかった件
>ゲーム用マウス
だいたい
・マクロボタン搭載
・重りを付け外しして重量を調整
・カウント切替ボタンで移動距離を変更
辺りの機能が特徴ですね。私は不要。
>耐久性は2千万回?
ここで言う耐久性は「壊れるまで」であって「正常動作する期間」とは違うのでは。仮にチャタリングが起こっても、壊れた訳ではありませんし。
スイッチが交換できるのは便利ですね。高価ですが、自分で修理して長く使えるならコストパフォーマンスは良さそう。と思いつつ、恐らく2年も使えば本体が摩耗して塗装も禿げ、見すぼらしくなるでしょう。それでも使おうとする魅力が本マウスにあるとは思えず。やはり使い捨てるでしょうね。