年末まであと2週間。
年末年始と言えばテレビの特番が人気でしょうか。私は特に最近まじめにテレビを見る事が無くなり、自宅での視聴は週2~3時間程度。地デジ祭りも5ヶ月前に終わり、地デジ対応テレビが安くなっているので録画内蔵の機種でも購入しようかと思うものの思うのみ。
テレビより先にPC関連の話。最近気になったニュース5つくらい。
猫内蔵室内でノートを使っているなら、3つ目の記事に注意。
- ガラス製キーボードとマウスが発売予定
- ノートPC故障の原因は猫なので有料修理
- 低負荷時に無音で動作する電源ユニット
- 本体丸ごとヒートシンクな4万円の小型PC
- WebOS板PCは2013年から本気出すなど3つ
ガラス製キーボードとマウスが発売予定
有りそうで無かったと(思われる)、ガラス製の透明キーボードとマウス。
透明ガラス製キーボード&マウスを作ることが決定 - GIGAZINE
http://gigazine.net/news/20111204-multitouch-keyboard-mouse/
この手の画像はコンセプトモデルとして、デザイナが有ったらいいよね的に掲載される物が多くございますが、これは来年春から本当に販売される製品。
ガラスキーボードは触れて反応するのでタッチ操作なタブレットPC感覚の大きい版。ガラスマウスはマウスというよりタッチパッドのような操作でしょうな。
特徴は
- 強化ガラスと金属で作られており可動部品は無し
- 凹凸が無い為、掃除し安く衛生的
- かっこいい
個人的に上手いと思う点は
オープンソースソフトウェアが提供されるため、Windows・Mac・LinuxだけでなくiOSなどでも動作可能
iPhoneにこれを付けて操作していると何をしているか判らなそうです。
個人的に気にならない価格は
- マルチタッチマウスが150ドル
- マルチタッチキーボードが250ドル
- 両方セットで350ドル
- 送料は20ドル
Macユーザにうけそうなデザイン。Winユーザには無視されそうな価格。
しかし冷静に考えてみると、いくらFとJキー部分に突起が有るとは言え、ガラスをタイピング(タッピング?)する操作が簡単とは思えず、実用レベルなら既にApple様が御Macの純正Deviceとして発売しているのでは無かろうかと。
これが普通のキーボード並の操作、欲を言えばキーが沈まないノンストロークだからこその利点を生かして普通のキーボードより早く打てるなら有りかも知れないけれど、慣れるには相当の時間を要する上に、使えず諦める人も居られましょう。私が一生ものと思っているRealForceでさえフワフワして無理という人も存在するほど世の中は広め。
1ドル80円で計算すると、キーボードとマウスと送料は計29,600円くらい。価格は高級なキーボード+マウスと同程度なので、どうしてもデザインが気に入ってしまったなら有りかも知れませんな。
ツクモ辺りが春頃に店頭展示してくれそう、と期待しておきます。
ノートPC故障の原因は猫なので有料修理
引っ掻いた、落としたなど、トイレにした、などでは無い物理的な猫のせい。猫は悪くないので飼い主の過失。
HP曰く、猫はPCの敵なんだって。 : ギズモード・ジャパン
http://www.gizmodo.jp/2011/12/hppc.html
日本では無い本場のHPと思われるノートPC、機種はElitebook。故障しHPへ修理を依頼し有料になったという話を4行にすると。
- 猫の毛が原因でファンが回らなくなっておりPC故障
- 修理依頼者が「頭おかしいのか?」とHPに怒る
- HP担当者いわく、バイオハザードとの事
- 依頼者、上司に代われと言うが不可
そしてギズモードの翻訳された感想文がおかしい。笑えるという意味では無く、ノートを修理していた人間から見ると変。
たまたま、あたった担当者が悪かったのかもですけど...。一応、PCの修理に出す前に、猫や犬の毛をチェックしてからにしたほうがいいかもですね。
ここまでの流れを読み、HPがおかしいと思ったなら今回自分(と猫)は悪くないと思っているクレーマーに似ており要注意。
上の写真を見て気付いた事は、私もこの手の故障したノートを記憶の限りで2台バラして修理している件。何の毛か気にしていなかったけれど、猫などの動物だったのかと納得。ちなみに毛は故障原因と関係無いと思われるノートPC。
ファンが回らない程に猫毛を吸い込んでいるなら、CPUの放熱が上手く出来なくなり、吸排気まで影響しているなら内部が加熱。最悪の場合、メイン基板(マザーボード)なども故障の原因になるでしょう。
なぜHPの言う有料修理で正しいかは、私がHPを贔屓しているわけでは無く、言い換えると修理依頼者の過失で故障している為。
猫の毛では無く、ホコリまみれの部屋で使っていた、更にヘビースモーカー、そして旧排気口のクリーニングをしていない、なら猫毛と似たようなもので逆もまた然り。
バイオハザードは言い過ぎでは有るけれど、この文章を客観的に見ると修理依頼者はクレーマー。難癖を付けている非常識な人間なので、本当にバイオハザードとHPが言っていたとしても信用出来ず。
デスクトップでも毛まみれになっている物は有ったけれど、ノートの場合は内部が狭く詰まり易いのでしょう。
昔のノートは分解禁止が前提であったものの、最近は特にBTOパソコンのデスクトップならそんな事は書かれていないはずなので、心配なら修理前に簡単でも良いのでクリーニングして依頼しましょう。
修理する側も人間なので、自社製品をきれいに使ってくれているユーザの故障PCと、雑な扱いを受けている物では心情が違うものです。
だからと言えど修理内容は何も変わらないけれど、あまりにも汚い場合は保証期間内でも有料になったり、最悪の場合は修理不能(全交換)も有り得る為ご注意有れ。
低負荷時に無音で動作する電源ユニット
ついに出たデスクトップ用のファンレス電源。正確にはファンがレスでは無く停止する機能有り。
低負荷ならファンレスで動く1,000W電源が近日発売
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20111217/etc_owltech.html
販売はオウルテック、Seasonic製80PLUSのPlatinumな1000ワット仕様。ファンの回転は可変と有り、どのように変化するか一部引かせてもらいます。
電源の負荷が
- 30%までの時はファンが停止
- 50%までの時は「低回転モード」(ノイズレベル16dB)
- それ以上は負荷に応じて回転数が上がる
負荷の検出の誤差は±5%。
1000ワットの電源を突っ込むPCユーザが低負荷な構成にするわけが無いとは思うものの、性能を抑えた構成に敢えてこれを載せるならファンレスが有効か。
16dB(デシベル)は結構優秀な方で、ケース内に入れると更に静音性は増しましょう。負荷50%までは超静音。
単純計算で30%は300W、±5%と有るので約285W以下で抑えられるなら完全にファンレスになる予感。
私のPCを例にすると、CPUがTDP130W(i7-950定格)、グラボがTDP70Wくらい(HD6670)。マザー、メモリx6枚、HDD2台、DVD Sマルチ、サウンドブラスター、では無理な気がするので、CPUを省電力版やアンダークロックにするか、グラボを抜けば何とかなりそうです。
何ともなりそうに無い所が価格。
予価は34,800円。
34,800円でノートを買いましょう。
本体丸ごとヒートシンクな4万円の小型PC
ファンレス繋がりでもう一つ。丸ごとファンレス、丸ごとヒートシンク。
アルミ製ヒートシンクボディ採用小型ファンレスPC | マイナビニュース
http://news.mynavi.jp/news/2011/12/14/097/
ケースの外側をヒートシンクにしてみた、というネタケースは年に0~2種類くらい発売されている気がするけれど、これはベアボーンなので組立不要。Windowsだけ入れろと書かれており、メモリなどのハードウェアは全て載っております。
主要構成と特徴的な箇所を引かせてもらうと。
- CPU:Intel Atom N455(1.66GHz)
- チップセット:Mobile Intel HM10 Express
- メモリ:DDR3 SDRAM 2GB(2GB×1)
- ストレージ:320GB SATA HDD
- グラフィック:Intel GMA Graphics
- I/F:有線LANギガ対応、無線LAN IEEE802.11n対応、Bluetooth、D-Sub15pin、HDMI、USB 3.0×1、USB 2.0×4、eSATA(USB 2.0 Comboポート)など
- 付属品:VESAマウント対応、赤外線リモコン
- サイズ:W191×D155×H38mm
- 消費電力:17W
CPUのAtom N455がどの程度の物かは、今売られているネットブック(ミニノート)と同じかやや下の性能。構成が全体的に私が所有しているネットブックに似ているので、見当が付かないなら参考に。
ネットブックなら3万円前後で売っていそうな物がなぜ4万円か。その理由として考えられる事は、需要と比例し大量生産出来ない以外にインターフェイスが充実している太字の部分。
有線は現状で最も高速なギガLAN、無線も同じく最高速なn対応。Bluetoothのバージョンは書かれておりませんが内蔵し、出力はアナログ以外にHDMIも対応。特筆すべきはUSB3.0とeSATAが付いている辺りでしょう。ノートや小型PCではキモ。
ネットブックとは違いモニタ外付前提の為、HDMI出力の解像度が大きいなら大画面出力も可能で見易い。これらが1万円前後の価値と思うなら有りかと思うけれど、OSが1.2万(Win7 Home~ DSP版)、モニタ1.8万円(23型の三菱辺り)なら総額7万円。
下手するとValuestarやVAIOなどの一体型PC型落ち処分に手が届く価格なので、同じ使い捨てパソコンならそちらでもよろしいかと。但し、小型PCならモニタ使い回し可。
個人的な価値観として見ると、パソコンを低性能な小型化にしてモニタの背面にくっつける意味が判らず。超静音とは言えないけれど最近のデスクトップは高性能でも結構静かなので、この類は要らないパソコン。
1万円値上げの約5万円でSSD搭載なら完全な無回転(ファンレス&ノンスピンドル)になる為、販売店ではそういうカスタマイズも有りかも知れませんな。
国内での発売予定はオリオスペックなので。
WebOS板PCは2013年から本気出すなど3つ
ラストは、パソコンとは直接関係しないマニアックなニュースを3つ。
動画:Android版Google日本語入力beta提供開始 - Engadget
http://japanese.engadget.com/2011/12/14/android-google-beta/
Android端末を持っていない私には今まで無かった事が驚き。ベータとは言え、Googleのテストは実用的なものが多い為、Androidユーザには朗報ですな。以前やったWindowsでAndroidを使う記事もこれを入れると日本語で行けるのでしょう。面倒なのでやらないけれど。
インテル売上高予想下方修正、タイ洪水によるHDD不足 | Reuters
http://jp.reuters.com/article/technologyNews/idJPTJE7BB00P20111212
風が吹くと桶屋が儲かる的な事かと思いきや、HDD不足でパソコンが生産減少しCPUが売れないからインテル困ってる、という。株価へ不利に影響する情報を公開するという事は、来年にかけてのしばらくはPC生産が本当に減るという事でしょうな。
HPのWhitmanの決断: WebOSタブレットを2013年に出す
http://jp.techcrunch.com/archives/20111209hps-whitman-well-make-webos-powered-tablets-in-2013/
2011年の8月にこけてCEOが交代。今度こそ本気出す、その時期は1年以上先。Web OSはオープンソースになるらしい為、どのくらいの開発者がいじってくれるかに掛かっていそうです。HPらしくないGoogle的なやり方。期待しております。
冒頭の続き雑記。
テレビと言えば視聴率自慢が鬱陶しく、その数値は本当なのかと最近疑っている所。理由は録画と再生で視聴する機器や需要が増えていると思う為。
テレビレコーダー・録画の不満1位は「一度に録画できる番組数が少ない」~録画忘れ・見逃しなし「全録」が主流の時代に? | リサーチのrTYPE[アイシェア]
http://release.center.jp/2011/12/1501.html
不満1位は、同時二番組などが保存出来るダブル録画とかいう機能ですな。2位以下は機器では無く人間側の問題に偏っていると見ております。
録画大好き人間が増えると、視聴率はどうなるか調べると。
テレビの録画やゲームは視聴率に含まれません。
source:世帯視聴率と個人視聴率|ビデオリサーチ
NHK(おそらくBS)の嫌がらせは機能する割に、なぜB-CASカードに内蔵しなかったのかという疑問。
Bカスカードはテレビや録画機器にほぼ必須になる為、高精度な視聴率が取れると思うものの、時間が無かった、そこまで考えていなかった以外に、本当の視聴率が出るとテレビ局側に何か都合が悪くなるのか。
今後はパソコンや携帯端末(板PCや電話)のテレビ視聴が増加すると思われ、並行して録画する需要も高まりましょう。しかし数値には入らない。
一見すると視聴率が実際より低くなってしまうと想像出来るけれど、その言い訳をしない為に、PCや携帯端末を使わず録画もしない妙な一般世帯に視聴率計測機器を置く事になるのでしょうか。
私がテレビ局や視聴率調査企業なら、PC・携帯端末率や録画率という嘘臭い係数を突っ込みスポンサーに数値を見せるかと。
極端な例では、新宿の雑居ビルに住んでいる外国人労働者が所有するテレビに視聴率の機器が付いているわけが無く、テレビが無ければ生きていけないような田舎に設置する物と見ており、視聴率そのものを信用した事が無し。
だから何だと言われても何でもございません。
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