HDDとメモリの大容量化と低価格化が早い(2011年12月)

2011年12月20日

ハードディスク(以下HDD)とメインメモリ(以下メモリ)の価格情報。

HDDは10月のタイ洪水が影響し価格が高騰。約2ヶ月が経過した現在も3ヶ月前よりは高いものの微妙に値下がり中。メモリの価格は4GBが底まで来ているように見え、1や2GBは既に販売していないメーカーも有り。

2011年12月下旬の価格情報まとめとしてアップデート。

HDDはHGST製4TBが新発売、割安という見方も有り

タイ洪水の影響以外に、SeagateとサムスンにしてやられたWestern Digital(以下WD)のHGST事業買収保留。何の事か1行くらいにすると、サムスンがHDD事業をシーゲートに売却したので不正競争にならないよう欧州委がWDへ条件追加。

延命しているHGSTがDeskstarブランドで4TBの発売は今月の事。

「意外と安いです」 最大容量の4TバイトHDDが登場 (1/4) - ITmedia
http://plusd.itmedia.co.jp/pcuser/articles/1112/12/news036.html

hgst-0s03361-4tb.jpg

約26千円のどこが安いのか。脳内相場が10月以前で止まっていたり、HDD値上がり後の価格が価値として見合わないと考えるならその通りで私も同意見。

しかし現在はHGST製2TB(型番:0S03224)が最安でも約13千円となっており、安かった頃と比較し5千円くらい乗っております。 回転数が高い上位(0S03191)2TBは約17千円と8千円くらい盛られている有様。

今回の4TBは回転数が不明(自動可変)なので0S03224相当と考えるなら2TBあたりの価格は同じくらいになり約13千円。

新発売の大容量パーツは驚くほど高額な事が普通、しかし上のようなTB単価で比較するとITmediaのタイトル通り「意外と安い」わけですな。

現在の相場で4TBが数千円程度でも更に値下がりするなら2.5~3TBが消滅の方向へ。2TB以下はWindows XPで認識する限界なので需要が有り、4GBが割安なら2.5~3TBが存在する理由が無くなる為。

3TB以下のHDDも微妙に値下がり傾向

価格コムの3.5インチHDD人気ランキングより。

kakaku-ranking-hdd-35-2011-12.jpg

source:価格.com - ハードディスク・HDD(3.5インチ) 人気売れ筋ランキング

上位5件は全てWD製品となっており、(価格コム経由で)現在最も売れている物は3TB。容量単価が割安な2.5TBより2TBが売れている理由は先に書いた通り、XP以前のユーザに求められるのでしょう。

容量のみで比較するとHGSTの4TBが割安とは言えず、WD製品を基準にすると2TBと比較するなら4TBは約2万円、3TBと比較すると1.7~1.8万円が境界。どうしてもHGST製品が良いとか、1本で4TBが必要と思うユーザ用でしょう。

4位の価格が消えているWDの2TBはSATA2(3Gbps)製品で、HDD高騰の波を上手く利用し全ショップ売り切った御様子。HDDが値上がりし過ぎ、速度がSATA2で充分なユーザが購入したと見ております。簡単に言うと下位HDDの在庫処分。

価格推移グラフを全部引くわけには行かない為、私が肉眼で見てきた様子で書くと、全体的に11月中旬または12月上旬で値下がりは止まっており、直近2週間で見ると値下がり額は数百円程度。

微妙に下がっているとは言えるものの、需要と供給のバランスが取れたのか以前のような価格にはまだ遠い御様子。 以前のような価格とは、2TBが6~8千円、1TBが4~6千円、500GB以下は5千円を切るくらい。

その価格が異常な程に安かったと言われるとそれまででは有りますが、SSDが高性能(転送速度)にしがみつきつつ徐々に値下がりしている所を見ると、個人的には1TB以上有ろうと1万円の価値が有るとは思えず。

録画などの動画保存や違法なファイル交換をしているユーザ専用と感じており、普通の人なら1TB、軽めな用途なら500GB、またはそれ以下でも充分かと。

 

メモリは1枚4GBが主流、8GBが大幅に値下がり中

過去2ヶ月程度で、1枚あたり8GBが少し安くなった、値下がりした、更に値下がり、今ここという感じで来ており、どうなっているかはこちらが詳しい。

メモリ最安値情報
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20111217/p_mem.html

12月16日の情報。推移グラフを引かせてもらいます。

8gb-ddr3-price-graph.jpg

単品では無く、8GBx2枚セット(赤)と8GBx4枚セット(青)の価格。

赤の左端、4万円の頃を私は知らず、確か3万円を切った辺りからニュースが時々流れておりました。そこ(9月末)を基準にすると3ヶ月で7割引まで値下がり。

1万円を切るまでの値下がりはGeIL製の8GBセットが火付け役になったと記憶しており、現在はUMAXなどが競合し始めております。

そして同サイトより、翌日12月17日の情報。

8GB×2枚の安値メモリが2種類増える、価格は小幅に下げ
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20111217/etc_mem2.html

秋葉原の実店舗、しかもセール情報では有りますが、実質8千円を切るまで値下っており、メーカーが3種類になった事で更に下がる可能性。

DDR3は既に4GBが主流、8GB普及で2GB以下が消えそう

価格コムの人気ランキングよりメモリ。

kakaku-ranking-ram-ddr3-2011-12.jpg

分かり難いので5位までをテキストで説明すると。

  1. 8GB(4GBx2枚):主にノート用
  2. 8GB(4GBx2枚):デスクトップのX79チップセットやオーバークロック用
  3. 8GB(4GBx2枚):普通のデスクトップ用
  4. 8GB(4GBx2枚):主にノート用
  5. 8GB(4GBx2枚):普通のデスクトップ用

上位10件を見ると現在は7位にDDRの1GB、10位にDDR(SO-DIMM)の1GBが入っているものの、他の8件は全てDDR3の4GBメモリ。

DDR3のみで見ると20位以内に入っている1枚4GB未満は19位に2GBx2枚が1770円。1枚2GB以下が消えつつ有り、今後のDDR3は4GBと8GBになって行くのでしょう。

8GBを4GBメモリの容量単価に合わせると、8GBx2枚セットで約5千円が現在の境界。下落幅が大きい為、どこまで下がるか見ものですな。

 

HDDとメモリの大容量化と低価格化(2011年12月)まとめ

いつものパターンではございますが、その容量は本当に必要か。

HDDの4TBは先で書いた通り主に映像の録画保存、そして違法なファイル交換用。普通にパソコンを使っているなら動画系を保存する以外で4TBが必要になる用途は滅多に無いでしょう。

必要な容量の例として私が今使っているPC3台では、

  • 仕事場PC・・HDD120GBで空きは50%以上
  • 自宅の事務用PC・・SSD80GB(半分空き)+HDD250GB(空き7割)
  • メインPC・・過去10年以上のファイルを全て保存しても1TB前後

で収まっております。

メモリは現在の市販最大として8GB。XPまでの32bit版Windowsなら4GBさえ無駄になり、8GBを2枚挿すとWin7 Home~の限界。H61チップセットなどの低価格マザーを除くとメモリスロットは一般的に4本有るので4GBx4枚で充分かつ限界。

私は周辺にデザイン関係(Adobe CS5.5 MC使用)の人間が結構居り、彼らの中でもPCに詳し目な人間に聞いた所、メモリは16GBで充分、8GBを超えると体感は難しいとの事。

今後、1.5TBプラッタが開発されるとHDDは6TBへ、DDR4になると速度が上がる以外に容量も4GB以上/1枚が普通になるでしょう。

メモリは安い今だから買う、これ以上HDDが値上がりすると困る、は自作PCマニアが趣味や自己満足で盛る考え方。

パソコンの買い替えと同様。いつどのような物を買えば良いかは、必要になった時に必要な性能を必要な容量で。価格は必要と判断した時に購入するが最も良く、先延ばしにすると待った時間が無駄になりましょう。人間や法人、そしてパソコンの寿命は有限な為。

個人的にはオーバースペックと伸び代有りの容量推奨派。なぜかは後でパソコンの中身をいじる作業が面倒な為で、部品交換でハァハァ出来るPC変態以外は余裕を見て購入し、パーツの換装が自分のスキルを超えると思うならPC丸ごと買い替えが賢い判断、コストパフォーマンスの良い時代になっております。

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※ドスパラはパーツの偽装疑いを誤魔化したり取引先を勝手に切る信頼性暴落した事件があり掲載中止(2020.11.26)

※マウスコンピューターは高いぞと書きまくったからか遠回しにリンク削除しろと言って来たので削除(2021.03.28)

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