フロンティアのミニノートが叩き売られていた為衝動買い。
いくらで購入したかは激安の17800円。某店が決算セールで数時間のみ本気を出したようで、運良く展示機の処分品を手に入れました。某店とは2種類しか有りませんが控えます。ネットブック所有は初なので底蓋を開ける程度に分解する事に。
ダンボールを開き、どこかで見たなと思えば1年以上前にフロンティアがAtom N450搭載のネットブック発売として書いておりました。
型番は違いますが見た目は同様。
仕様はネットブック用のWindows7 Starter、かと思いきや何故かUltimateが入っており、メモリは1GBと思いきや2GBというAtom N450の最大容量。
- OS:Windows7 Ultimate 32bit OEM版
- CPU:インテルAtom N450(512K Cache, 1.66 GHz)
- チップセット:NM10 Express
- RAM:1GBx2
- HDD:120GB
- 光学ドライブ:DVDスーパーマルチ
- 液晶:10.1インチワイド(1024×600)※LEDバックライト
- バッテリ:約6.2時間(6セル)※JEITA測定
- 無線LAN:IEEE802.11 b/g
- 重量:1.3kg
- 付属ソフト:Jword、マカフィー試用版、Kingsoftオフィス試用版など
カスタマイズされたかのような構成ですが展示品。何が目的でUltimateになっているか知りませんが上位な事は良い事。
付属ソフトを片っ端からアンインストールし、予備の3.5インチHDDへハードディスクを丸ごとデュプリケートでクローンを作成。
冒頭で衝動買いと書きましたが、実は知人のA氏が過去にFRUXを購入しており、下記の問題が発生中。これを助ける為でも有ります。
- バッテリーが1時間もたない(予備が欲しい)
- 光学ドライブ無し(HDD2台構成)
- マニュアルなど付属品の一部を紛失
アウトレットで購入されており既に保証切れ。店頭で購入直前8千円という経緯。
パソコンを持ち歩く趣味は無い為、少しでも軽くする為にバッテリは不要。光学ドライブもイメージをマウントで良いため不要。普通ならAtomの小型機さえ不要ですが、安くWin7実験PCが手に入りました。
フロンティアのネットブックを軽めに分解
大きさ比較として天板より。いつもの目薬では有りませんが普通の大きさの物。
前面の斜め上から。
キーボードの裏にビスが無いか確認する為、キーボードの奥側に見えたツメ3つを押し取外し。傷が付くかも知れないので爪楊枝を使用。
下の画像、上部に有る黒い3つがツメで、押せば引っ込む仕様。
無線LANカードを確認。ビスは無いようです。
そして裏返し。シリアルとWindowsのコアシールはグレーアウト。
左上にフタが有るので開けて見ます。
メモリが2枚入っておりました。両面8チップのAdata。
取り外して裏返し。簡単ですが、ノート用メモリの外し方と取付も参考まで。
メモリを一旦元に戻してビスの位置を確認。
3つ上の画像、左上のゴム足を外しており、ゴム足の下にビスが4本隠されております。更に周囲を見るとバッテリーを外した中に4本。
構造から考えると他にビスが有るとしたらヒンジの中ですが、ヒンジはケースを開けなければ外れず。行けると確信しボトムケースを開きます。
バッテリーと光学ドライブは外して売り払い済。右半分の黒いシートの面積がDVDドライブの入っていた場所。
とりあえずHDDが2.5インチで安心。メモリも普通のノート用DDR2。これらは単品が簡単かつ安く普通に買えます。
無駄にHDDとメモリを取外し。
黒いシートの下にマザーボード、左上の小型ファンの下にCPUが有ります。これ以上外す意味は無く気が済んだので元に戻しました。
ノートの分解で注意する事は、ケースのツメを折らない事。これがバレるとメーカー修理時に分解した事がバレて保証が効かない事も有りましょう。
左上をズーム。
このネットブックは外す方向と力加減を誤らなければ折れないよう軽めに掛かっていましたが、中には開けると壊れる仕様のような物も有ります。昔のソニーとかVIAOとかバイオなど。
個人やメーカー以外の業者へ修理を依頼するなら自己責任にて。
もう一つ、細かい事ですが修理現場ではネジ止め剤もチェックしています。
青い部分は元は溶液で、乾くと粉状に剥がれます。 これを基準に分解の有無を言われる事は有りませんが、ネジを外した際にあまりにもネジ留め剤が無くなっていると頻繁に分解した可能性有りとして目を付けられるかも知れません。
性能と使い勝手を簡単にレビュー
以前書いた画面サイズ比較にも有りましたが、このネットブックの最大解像度は1024x600という、旧式の普通のノートから縦を切ったような画面の大きさ。
Windows7はアイコンが標準でXPより大きめなので、更に画面が小さく見えますが、横はやや狭め、縦はシャレにならない程の狭さ。
ベゼルごと外から撮影と同時にWindowsエクスペリエンスインデックスを起動。
ハードディスクが最高値を示しており、Atomとはどの程度なのか気になり、スーパーパイでベンチマークというか計算時間を一部計測。
これだけでは分からないので、以前ドスパラのガレリアでベンチマークをやった結果を元に比較すると。
- 52万桁・・41秒、17秒、5秒、6秒
- 419万桁・・456秒、195秒、65秒、68秒
完了時間は左から
- FRUX(この記事のネットブック) CPU:Atom N450
- サイコムPC(6年前は高性能だったデスクトップ) CPU:Pentium4 550
- ガレリア(約1年前にドスパラに借りたデスクトップ) CPU:Core i7 860
- i7-950(これを書いているデスクトップ、今測った) CPU:Core i7 950
CPUの処理速度として円周率計算では、Atomは6年前のデスクトップ用CPUより下という事になりますが、デュアルコアだとか何かと仕組が違う為、一概にそうとは言えず。
普通にインターネットやメールをする程度なら処理速度は気にならないくらい快適。
(バッテリーとDVDドライブを外した為)軽い、という以外に良い所は特に有りませんが、個人的にタッチパッドが気に入っております。
私はネットブック(ノート含む)に外付けでマウスやキーボードを付ける趣味は無いため全てこれで操作しますが、今まで触った中で最も感触がよろしい。
トップケースと一体型になっており、スチールのような手触りでプラスチックの質感が何と無くですが操作感良し。クリックボタンは位置が悪いけれど慣れでしょうな。
フロンティアのネットブック、FRUXの用途
私の場合はという限定的な条件では。
- Windows7で何かをやらかしブログのネタにする用
- リカバリ(再インストール)前提で危ないアプリケーションを実行
- 知人のPC故障でメーカー修理の際、簡単に貸せる
- A氏のFRUXが故障した時、ニコイチ修理(部品取り)に使える
- やろうと思えば布団の上でも使える
5は、このネットブックは吸気(排気?)口が側面一箇所でファンの回転は極少。布団の上で使えばホコリを吸う事には変わり有りませんが、詰まらなければ放熱で問題は出ないと思われます。
というわけで普段は全く用が無いので押入れに片付けました。
>Windows7 Starter、かと思いきや何故かUltimateが入っており
>メモリは1GBと思いきや2GBというAtom N450の最大容量
2GB以上使えればネ申なのにMicrosoftェ…
>HDDへハードディスクを丸ごとデュプリケートでクローンを作成
サイズはいかほどでしょう? 20GBいかないくらいですかね?
これはそのうち格安のSSDで高速化のネタを期待w
>スーパーパイでベンチマークというか計算時間を一部計測
むしろ950が地味にガレリアに負けてるほうのが気になりますw
コア数同じで動作クロックも950のが260Mhz高いし、構造的にもQPIのがDMIよか早い気がするのだけれどもなんででしょうね。
OSかな?ガレリアwin7でしたっけ?
>(ノート含む)に外付けでマウスやキーボードを付ける趣味は無いため
いや、私はノートでマウス付けて使う派なんですけど、別に趣味で付けてるわけじゃないからw
作業効率が上がって実用性高いから普通に付けてるだけです。
自分のノートじゃないとかで、マウスの無い環境ならば仕方なくタッチパッドも使いますけど。
意外とノートにマウス付けて使ってる方いるかなと思ってたんですけど、そうでもないですかね?
>Windows7で何かをやらかしブログのネタにする用
よし、とりあえずWin7SP1を入れて人柱になってみる作業に戻るんだw
私はまだ入れてないのでよろしくお願いします。
出て数週間経って特に某界隈からも何も聞こえてこないので、きっとアッサリうまくいってしまってネタになんかならないとは思いますが。
私の使っている突撃用のノートのパッドは
指で叩くと左クリック、2回でダブルクリック、2度目を離さず移動でドラグ
これを発見してからクリックボタン(左)は使っていません。
それでもマウス付けてます。
>Win7
家のパソコン2台に入れましたが、まったく問題ありませんでした。
ちなみに、後から他のパソコンで展開することを考慮して、ダウンロードしたISOファイルから作成したDVD-Rからの実行です。
空き容量の減りもさほどでもなかったので、[C:]ドライブがギリギリという方以外はサックリ入れても問題ないかと...
>ノートでマウス
会社で支給のノートはマウス付きですが、人数比で多い方から、
1)標準マウスを普通に使う ←これが大多数
2)自分で買ったマウスを使う ←全体の1割くらい?
3)マウスなんて邪道 ←全体の1%くらい?
3)の人に聞いてみると、自宅でもパッドを使っているからとか、会議室とかにマウスを持っていくのが面倒とかいう理由のようです。
ボクは元3の人ですね
学校用にノパソを購入してからというもの
ノパソ付属のテンキー付きキーボードやらタッチパッドとか使う気になれなくて
テンキー付きキーボードを購入し、マウスも購入しました
それまではマウス?鼠なんか使ってるの?風に
デスクではキーボードのみでした
マウス必須のゲームを除いてですが
>液晶:10.1インチワイド(1024×600)
タスクバーは縦配置が必須ですね
これでウェブブラウジング時「タスクバー横配置+ツールバー導入+タブブラウザでタブ強制表示」だと、どれだけメイン画面が狭くなるのか見物です。縦400くらいに縮むような気配が
>スーパーπ
私のCore i5-750(2.66GHz定格。TBオフ)では、52万桁が7秒、419万桁が78秒でした
外付けのタッチパッドだと、FILCOの「スマートラックネオ」が使いやすかったです。ややマルチタッチの認識に難があり、マウスポインタを移動させようと思ったらドラッグしていた、という事が多々ありますが、ブラウジング程度なら問題なく使用できます
>TakaQさん
>i7-950がi7-860に負けている件
動作周波数で比べた場合、i7-950はターボブーストで3.33GHzまで上昇、対してi7-860は3.46GHzまで上昇しますから、単純にこの差ではないでしょうか
スーパーπは処理速度を測るだけの、非常に単純なベンチマークソフトですし
>ターボブーストで
なるほど! TB可変のクロック上限は定格とはまた別という… 納得です。
なんというか動作クロックは正直ですな。OCが正義であることを再確認w
いままでTB上限って実はあまり気にしてなかったので正直目からウロコです。
きっとこれからはCPU見るときは定格だけじゃなくてTB上限も見るようになるなw
TBの有無の違いは有り得ますな。
ドスパラのi7-860はWin7-Home、私のi7-950はWinXP-Pro。
今やってみると桁数に関係無くi7-950ではTBならず。CPU-Zで目視。
ターボ・ブースト・テクノロジー・モニターとやらはXPで使えず。
http://downloadcenter.intel.com/Detail_Desc.aspx?agr=Y&DwnldID=19105&lang=jpn
Windows7ではクロック上がっていた可能性は有りますが不明。
TB効いていなかったなら謎ですな。
アンダークロックは「まだ」していない(キリッ
マウスの話は私の表現不足にて語弊有り失礼。
ノートでマウスを使う程の激しい動きはしない為、接続しない
という事で、タッチパッド好きとか使い慣れているわけではございません。
ちなみに左右どちらの手でも操作可能。
修理現場の検査では複数台のノートが並び右手はペンを持つ手。マウスを全部接続などやっていられず。右クリック以外は基本的にタップです。
ネットブックで展示機なのにUltimateが入っていることの方に笑ったw