キーボードを速く打つ為に指を保温電球で温める(後編)

2014年2月 7日

寒い時期のタイピング用に指を温める方法、後編。

前編では計10種類を挙げたものの、パワーや持続力が両立しない、それ以前にやり方として間違っていそうな方法も。私が理想としていた指先暖房用の物がAmazonで揃ってしまったので購入。

結論を書くと読まれ無さそうなので後で。

指先温めポイントのおさらい。

  • 指先までを温める為
  • ある程度高温持続
  • できるだけ安く導入

イメージを具体的にすると、

  • 直接的な温熱効果
  • 常に指の中までが温まるレベル
  • 安物小型電気ストーブ並の価格で何とかしたい

上から行くと、直接とは言え手の本体を温めても指には届かず、指先近くまで何かを付けるとタイピングしづらいので手袋などは無理とし、キーボード付近で熱を発したり温風が吹き出す何かが必要。

常にという事は、こたつの中や湯に手を浸けるなど一時的な効果では無く、常にキーボード上に指を置きつつ、我慢大会や罰ゲームにならない適度な高温を維持出来る装置

調べた結果、金を出せば有るというものでも無く、そのような装置や製品そのものが存在せず。

 

灯台下暗し「電気スタンド」が使えそうな予感

下の画像はデスクトップPCを立てたまんまメモリなどのパーツ交換をする際に愛用している電気スタンド。

普通の電気スタンド

高さ40~50cm、レフランプという種類の電球が付属で確か3千円くらい。ワット数は60W。電球の種類によるのか、やたらと温かく夏は暑いほど。

60Wレフ電球

改めて点灯させた電球の前へ手をかざしてみると、期待出来るほどの温かさが有り、これを両手の上から浴びせるように照射すると使えるのではなかろうかという推測。

しかしこの電気スタンドには問題が2点。

  • 背が高すぎて邪魔
  • 明るすぎて鬱陶しい

パソコンデスクの上へ設置すると当然ながら視界を遮り、高さも有りすぎるので手元へ直接の照射は出来ず。倒して使うと、かさの部分が高温になり何かと危ない。

そして私は夜間に自宅PCを利用しており、夜中に目の前やや下、手元で煌々と輝かれても困る。

明るさや色のイメージの比較。

電気スタンドの電球色イメージ比較

上が日中で無灯、下は同じく日中で点灯。

これに入っていたレフランプというやつも白熱電球と同じく、数秒で温かくなり、数十秒もすると触る事が出来ないほどの高温。

先に使えそうな電気スタンドを2種類紹介。 

クリップ式アーム型電気スタンド

評判が良いとは言えない安物の電気スタンド。

電気スタンドcfs7k

source:Amazon.co.jp: ヤザワ アームライト ブラック CFS7K

緩いとかプラスチックが割れるなどとレビューに有ったけれど、締めて割らなければ良いはずなのでこれで。他の電気スタンドは5千円超えていたり、長さ、アーム、クリップが想像とは違うので消去法にてこれが残ったという。

PCデスクへ固定できる物、アームは最高で80cmほどは伸びて欲しい。そしてとにかく安い物。色はこだわらない、として。

クリップ式の小型電気スタンド

もう一つ目を付けた物はこれ。

電気スタンドfc-5sp

source:Amazon.co.jp: 東京メタル クリップライト FC-5SP 銀

アームが短い点を除けば条件は満たしているけれど、先の安物と2台同時購入して電球で失敗して2台とも無駄になるのは美味し過ぎるのでこちらは一旦保留。

結局購入しているのは電球選びを成功した以外、上の画像では2500円(+送料)になっているけれど、私の購入時は当初1700円、お気に入り追加で放置プレイしていたら約1200円(送料込)まで値下がりしたので購入。

購入後に驚いたのは付属の電球。

efa12el

全てこれが付いているかは知らないけれど、型番のEFA12ELで検索すると最安でも500円くらい、元は1900円くらいするらしく、寿命6千時間で消費電力12Wというやや高級品。

 

電球型の温め専用「保温電球」なる物が存在

明るさや寿命などでは無く温かい電球を探すという、自分でも何をしているのか良く分からなくなりつつAmazon内を検索していると保温電球なる商品を発見。

試しに40Wを購入

面倒なのでリンクしないけれど、AmazonやGoogleで保温電球を検索するとヒットするはず。

保温電球40W

価格は約900円でワット数は40W。

1ランク上を目指すと100Wになる上に価格が3倍近くなり、電気スタンド側が60Wまでとなっており100Wは無理。それ以前に普通の電気スタンドでこのような特殊な電球もどきを使って良いのか判らず試しとして。

電気スタンドと保温電球40Wのフルセット

電球内部の写真。

ヒートバルブ

ヒートバルブと記載有り、表面はガラス。中は明らかにフィラメントでは無くコイル状の金属が4つ巻かれており、商品説明を読むとニクロム線との事。

早速、トラックボールの操作で試してみたところ。ネタを探していたのでこの状態で1時間弱使用。

保温電球で手と指を温める

敢えて室内暖房は使わず室温12度で感じた事は、この40W保温電球では弱い。室温16度まで上げてもやや弱い感じ。

電球表面から指までの距離を5cmまで近付けたなら温かいかも知れないくらいで物足りない。

保温電球とやらが使えそうと判断し、引き続き検索して別のメーカーの60Wを発見。

60Wへアップグレード

同じく保温電球。こちらはヒヨコ保温球とも記載がございます。

保温電球60W

いずれのメーカーも専用のカバーを使うよう説明が有るけれど、私は小動物では無いのでスルー。

同じ電気スタンドへ取り付けて点灯。

保温電球の電源オン

仕組は40Wのメーカーと同じようで、ニクロム線とやらが熱されて周囲へ温かさを伝えるという電球型のヒーター。

但し大きさが違う。

保温電球のメーカーによる60Wと40Wの大きさの違い

いずれも金口はE26、しかし球部分の大きさが40Wが普通の電球サイズに対して60Wは画像の通り大きめ。

温かさはワット数に比例し1.5倍かと言われると納得と言える程度まで向上。しかし、電球の径が大きい為、手から3cmくらいまで近付けての体感1.5倍。

これがどのような問題を引き起こすかは想像の通り、気を抜いていつも通りキーボードから手を離そうとするとクソ熱いわけで、慣れるまでドキドキしながら使う事になるわけですな。

せっかく買った40Wが無駄になるのもどうかと思うので、ここでクリップ型の電気スタンドを購入し、アームへ60W、クリップに40Wを搭載し、タイピング時の温めに一応は成功。

 

結論:私の手はヒヨコではなかった(まとめ)

60Wの箱の画像をもう一度。左から2番めの写真、下部をご覧有れ。

保温電球60W

このメーカーの推奨ソケットは電球丸出しで、写真のように植物を囲い、その空間を保温する用。

40Wのメーカーは丸出しソケットでは無く、上の写真左から3番目の下にあるようなオレンジ色のカバーを使うよう説明が有り、保温対象となる小動物も植物と同じくカゴや水槽の中にて半密閉状態。

人間用ヒーターなら、石油ストーブやファンヒーターは室内を温め、電気ストーブなどは照射した対象を直接温めるイメージが有るけれど、この電球は人間用としては弱すぎ、小動物に害が無いよう作られ、その小さな空間を保温する物として作られております。

体感になるけれど、室温10度くらいまではこの40~60Wでも人間の手用ヒーターとして効果は感じるけれど、7度を切った辺りから効果は皆無、とまでは言わないけれど弱すぎて役に立たないレベル。

以上より、やはり私の体感になるけれど、普通に室温を18度くらいに設定しておけば60Wx2で両手用タイピングヒーターとして最適(かも知れない。電球に手が当たると阿呆ほど熱いので慣れが必要)

明るさが気にならないなら、レフランプ60Wの方が明らかに温かいというオチを付けつつ、私の部屋が寒すぎて手が動かない事も思い知らされた次第。

だいたい、室温10度切るまで暖房を入れない私が特殊過ぎた。ケチっているわけでは無く、酔っているので10度程度なら普通、そして16度を超えると眠くなるので室温を低くしているという、苦行にプラスした荒行レベル。

話を戻すと、手元ヒーティングングに最適な環境や条件は以下。

  • 電気スタンド:金口E26、100W対応 ※その他アームなどの自由度
  • 保温電球:60W以上、100Wが良さそう ※100Wは試しておりません
  • モニタ:画面が目線よりできるだけ上 ※モニタ位置やや高め

電気スタンドが視界に入るのでモニタの位置はスタンド次第。

両手用として2セット総額6千円くらいの価値が有るかと言われると微妙。しかし、これ以外に最適な方法が無し。

なお、誰も保温電球を電気スタンドに取り付けて良いとは言っていない為、やるなら自己責任にて。

慣れるのか不安なほど視界に入ってしまう電気スタンドが邪魔過ぎる為、冬が終わり次第とっとと片付ける予定。

 

コメント(8)

>結論を書くと読まれ無さそうなので後で
そんな予防線は要らないw

>灯台下暗し「電気スタンド」が使えそうな予感
突っ込んでほしいのか、わりとガチなのか判断を迷うレベルなんですがどうすればいいですかね(困惑)

>数秒で温かくなり、数十秒もすると触る事が出来ないほどの高温
上から照射な電球だと結局手のひら側は暖められない件について

>先の安物と2台同時購入して電球で失敗して2台とも無駄になるのは美味し過ぎ
いや、そういう問題じゃなくてまず電気スタンドから離れr なんでもない続けてくれ

>寿命6千時間で消費電力12Wというやや高級品
電球形蛍光灯って確か点灯してから最高照度になるまで時間がかかるのよね

>良く分からなくなりつつAmazon内を検索していると保温電球なる商品を発見
路線の変更は無いというかそのまま突き進むんですな、了解したw

>私は小動物では無いのでスルー
確かにヒツジは小動物じゃないですなw

>この40W保温電球では弱い。室温16度まで上げてもやや弱い感じ
だってそういう使い方想定して作られてないですし(正論)

>ニクロム線とやらが熱されて周囲へ温かさを伝えるという電球型のヒーター
あーコレはアカン・・・これじゃニクロム線からの輻射熱しか来ないものw

>手を離そうとするとクソ熱いわけで、慣れるまでドキドキしながら使う
あ、あの、もとは寒さからくるタイピング速度低下の対策な気がするんですが、コレかえってタイピング速度遅くなりませんかね(核心)

>この電球は人間用としては弱すぎ、小動物に害が無いよう作られ
淡々と、もっともなダメ出しを書いておられますが、なんで買ったw

>18度くらいに設定しておけば60Wx2で両手用タイピングヒーターとして最適
いや、そういう問題じゃなくて保温電球から離れr なんでもない最後まで存分にやってくれ

>レフランプ60Wの方が明らかに温かいというオチを付けつつ
そら、保温電球とやらがニクロム線からの輻射熱しか来ないのと比べたら、熱放射によって光る仕組みの白熱電球のほうが温かいのは当然ですわ

>眠くなるので室温を低くしているという、苦行にプラスした荒行レベル
いったい何と戦おうとしてるんですかねソレは(白目)

>保温電球:60W以上、100Wが良さそう ※100Wは試しておりません
室内用電気スタンドで100Wってあるんですかね?
基本屋外照明用というか100Wの白熱電球って光量半端ないですよw

>電気スタンドが視界に入るのでモニタの位置はスタンド次第
いや、だから、電気スタンドから離れr お、最後までもう少しだ

>しかし、これ以外に最適な方法が無し
あ、あの、ほんとうにソレが結論なんですかね(小声)
結論として最適解になってるんですかねコレは(震え声)

>電気スタンドが邪魔過ぎる為、冬が終わり次第とっとと片付ける予定
ソレ、来シーズンもちゃんと使われることはあるんでしょうかw

>タイピングハンドウォーマーでは某サンコー並にベタ過ぎて
名前が徐々にグレードアップしてるのは気のせいですかね(白目)

>動画で解説して欲しいので今からスピードラーニングの発注を
なんでわざわざ画に出て喋らなイカンのですかね(震え声)
いや、解説自体やらないけれども てか、現物ができてないわw

>ピアノを弾く人とかも困らないのだろうか。そう思い
アレわりと文化度の高い方々の道楽だから会場とか室内が寒いとか無いから

>私は冷え性では無い(と思う)けれど
冷え性で室温10℃前後はエクストラハードモード隠しステージでしょうな

>深夜2時の室温12度は指が動かなすぎて精神的にもきつい
いや、さっきから室温で全て解決する気がしてるのはなんでなんですかね
こんな感じ
室温が低い手が冷たい → 室温上げろ
     ↓
室温高いと眠くなるし → 普通に寝ろ
     ↓
なんだと!それじゃ夜中飲めないだろーが → 知らんがな

>ピアノを弾く人とかも困らないのだろうか。そう思い

室温が低いと楽器の音程が下がってしまい、音楽が変わってしまいます。
吹奏楽とかですと楽器によって音程調節幅とか異なり、音が合わなくなったりします。
無理矢理合わせるとその楽器が持っている音色を出し切れなかったりします。

というわけで、夏は冷房、冬は暖房必須となっています。

・・・高校は容赦なく室外での練習だったので寒い中手袋して練習してましたが。

こんな感じですか
http://yahoo.jp/box/zu4yHd

今手も冷たくなってきたのであんか付きひざ掛けでで温めた手袋をしてキーボードを打っていますが、打ちづらさ半端ないです…。

>製品化の為に出資募るしかありませんな
設計は誰がやるんですか?w

温かい電球というと、ハロゲンランプが浮かびますね。火傷を恐れなければ、ハロゲンランプを利用してスポットヒーターも可です。

というか、照明で暖を取るなら、キャンドルや燃料式のランタンで良いのでは。吊るす事ができる点も良。落下したら火事の恐れもありますが、タイピングのためなら仕方がありません。アロマキャンドルでも灯しておけば、リラックス効果もあるのでは。

なにそれ熱そう

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