IoTまとめ2016年6月まで分。
前回、1月頃にIoT普及は2016年から始まりそうとした記事の続き、というわけでも無いけれど、あれから更に業務や個人向けとしてIoT機器が増えて来たのでまとめて紹介して行く試み。
適当に見て参りましょう。
販売していたり実用化されそうなIoT機器10選
デカいところから行きましょうか。
おかわりコースター|Usable IoT(IoT開発)
https://usable-iot.com/okawari/
こういうのを待っていた感がほんのりあるコースターでIoT。
見ての通りでジョッキを置けば自動的におかわりがオーダーされ、同じやつをもう1杯届けてくれるというシンプルな発想。
詳しい仕組が解らないので妄想すると、ジョッキやグラスの底面に付けられたセンサーが飲み物の種類により違うのだろうか。
店員を呼ぶ一手間が減り、店員も呼ばれて受注をメモする手間が省ける上、受注状況の集計までされるなら良いこと尽くめ。ぜひ導入して欲しい。
docomoスマートパーキングシステムを開発 | お知らせ | NTTドコモ
https://www.nttdocomo.co.jp/info/news_release/2016/06/06_00.html
この記事が出た時点では来年3月まで都内の一部で運用実験。
近くの駐車場の空き状況が分かるところまでは今までにも存在したけれど、予約出来るところまでは行っていないはず。
カーナビでやるよりスマホの方が利点となる状況はレンタカーや営業車など車が変われども本人がアプリ入り端末を所有しているなら有効なところ。
10分以上待てない私のような人には最適。これも早く普及して欲しい。
水稲田の水位や水温をスマホで確認『PaddyWatch』販売 - Engadget
http://japanese.engadget.com/2016/04/08/paddywatch/
何が出来るかを引用。
スマートフォンで田んぼの水位や水温を確認できる水稲向け水管理支援システム『PaddyWatch』を全国の稲作農家向けに販売します。また、日々の農作業を記録できるスマートフォンアプリ『アグリノート』の販売も開始します。
センサー10万、月額2千円という設定は本当に農家向けなのか疑う価格設定と思ったけれど、ここまでするような大規模な農家なら初期費用が高い程度で管理が楽なのかも知れない。
名目上は水田用、しかし自治体が購入し川の上流や氾濫しそうな箇所へ設置しておけばゲリラ豪雨による鉄砲水や堤防の決壊予想に使えるのでは無かろうか。
Remo (JPN) — Nature Inc
http://nature.global/remo-jp
家電製品を遠隔操作可能にするIoT製品。
スマートフォンアプリを使えば、インターネットを 通じて、どこからでもエアコンを含めた家電のリモコン操作が可能になります。
エアコン含む家電をスマホで操作する価値が良く解らないけれど、解る人には有り難いのだろうか。
メインはエアコン管理。家電の説明が少ないので想像すると、「家電のリモコン操作」になっているので学習リモコンを遠隔操作出来る感じ。多分おそらく知らないけれど。
大切なモノがすぐに見つかるスマートタグ「Qrio Smart Tag」 - Qrio
http://qrioinc.com/news/2016/730/
中々の安易な発想。
このタグを付けておけばスマートフォンから呼び出し音を鳴らせる、どこに有るのか分かるという単純なIoT。と思いきや、動画を見ているとタグ側のボタンを押すと逆にスマホの位置が判るという、スマホ紛失スキルの高い人には良さそう。
他にもボタンをスマホのシャッターに割り当てるとか、自分以外のスマホのアプリでスマートタグを探すなど価格の割に高機能。
投資は1個3千円、製品化すると4千円。目標100万円のところ出資募集開始10日で700万を超えており終わるまで80日待ち。
飲み過ぎを防いで二日酔いを防止するガジェット「TISPY」 - PC Watch
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/749950.html
アルコール濃度測定は過去に有ったけれど、酒が抜ける予測時刻までは無かったと思う。
搭載する1.3型有機ELディスプレイに「今日はペースが速いよ」、「そろそろ水を飲んだ方が良いよ」といった個々に最適なアドバイスを表示してくれる。
あまりにもスマート(賢い)なのでここに入れてしまったものの、記録はSDカードでありスマホやPCとは連動しないどころか無線接続していないのでこれはIoT機器では無かった件。
強引にIoT化されスマホやPCでグラフが見えるようになるバージョンが出る事に期待としておきましょうか。クラウドファウンディングでの目標150万円に対し現在1200万円を突破し成立中。
ASCII.jp:窓・ドアに貼って侵入者を検知「セキュアル」販売開始
http://ascii.jp/elem/000/001/168/1168510/
ホームセキュリティの格安版。
価格は、センサーが3780円/台、ゲートウェイは5940円/台、セキュリティーステッカーは540円となり、使用料はゲートウェイ1台あたり月額1058円。
初期投資額が結構きついですな。
1部屋に窓が平均3枚有るとすると1部屋あたり1万円くらい。3DKで総額5万円は行きそうと思う上、ゲートウェイが月額1台1千円ならば2階建ての場合は2~3千円というところか。
しかしセコムなどのサービスと比較するなら格安。但し自力での管理なので旅行中に台風が来ると警報鳴りっぱなしが予想され、遠隔操作でオフに出来るとするならば、セキュアルのシールを外に貼るのは自爆になりそう。
炊飯器の特長 | スマート家電 | Panasonic
http://panasonic.jp/pss/spn/lineup/suihan/
さすがパナ、目の付け所がシャープとは違う。
業界で初めてスマートフォンを炊飯器本体にかざすと、パナソニックのクラウドサーバーにつないで、簡単にレシピ検索・炊飯設定・マイレシピ登録がなどができるようになりました。
炊き加減やコゲの調整まで出来るらしく、レシピの足りない食材をメール送信しご亭主に買って来て貰うというパシリ機能まで搭載。
問題は価格、小さめなやつでも価格コム最安10万円くらい。炊飯器以外にも冷蔵庫やエアコンなどもIoT化して行っており今後に期待したいけれど高額過ぎにて私には縁が無さそう。
スマホとつながる「スマート炊飯器」がXiaomiから登場 - GIGAZINE
http://gigazine.net/news/20160330-xiaomi-mi-ecosystem-rice-cooker/
中国製もIoT炊飯器。
価格は999元(約1万7000円)で2016年4月に発売予定。
パナ製品ほど色々出来ないけれど炊き加減などはスマホで操作可能。米袋のバーコードを読み取り判別し、自動で炊き方を調整するという炊飯器の本来の目的としては理にかなっており約2万円なら格安。
だが断る。
『planty』複数人で1つの植木鉢をシェア、遠隔で水やりも可能 - Engadget
http://japanese.engadget.com/2016/06/08/iot-planty/
さすが韓国、発想がわけわかりませんな。
本体に埋め込まれたセンサーが土壌湿度、室温、周辺光、タンクの水量を測定し、アプリを通してあなたにアドバイスを送ってくれます。
何が楽しいのか意味不明、変態過ぎて理解不能。しかしキックスターターでは過去に目標額を達成しており製品化されております。
せめてカメラを付けろ、と。
まだまだコレジャナイ感があると思うIoT(まとめ)
室内のエアコンや照明を一括して無線操作は確かに凄いのだけれども、「必要か?」と問われたなら多くの人は「要らない」と答えるのでは無かろうか。
他にもスマートロックで玄関の扉をスマホで解施錠したり、外出先から自宅の電源コンセントを操作するなど存在するけれど、普通要らないのでは。
必要ならばAmazonで販売中、好きなだけお買い求めてどうぞ。
今回の10選の中で個人的にこれは良いかもと感じたIoT化は、業務用ならばドコモの駐車場と水位チェック、個人併用なら窓やドアのセキュリティシステムくらい。
しかし問題は費用で、ドコモの駐車場予約はもし月額が必要ならば滅多に車乗らない人には割高だろうし、滅多に空き巣に狙われなければセキュリティシステムも月額が難点。
価格の点で「要らないけれど欲しいかも」と感じた物はキュリオのスマートタグ。税込の送料込で3,240円は冗談で出せるので先ほど出資して来た。話のネタになりそう、9月以降忘れた頃に届くあたりも多少ワクワク感が有りよろしい。
需要に対する供給以前にまだ神がかった発想の物が無く、平凡なIoT機器に金を出すのは馬鹿らしい。エアコンやコンセントの遠隔操作に需要が有るなら、大手メーカーが既に出しているか製品に標準装備しているはず。
「ヒツジ先輩的におかわりコースターやアルコールガジェットは?」と思ったなら、私は居酒屋では空気無視のいきなりボトルと水割りセット、飲むペースは解っておりアルコールが翌日まで残らない事がまず無いので意味が無い。
ところでこのニュースを見て多少の危機感。
鍵穴を廃し専用アプリを介して開閉管理する仕組みで、2014年末に提供を開始した。 6月30日いっぱいでサービスを終了する。同日午後11時59分を過ぎると開錠できなくなるという。
IoTなのだからスタンドアロン(単独)なわけが無く、LAN利用とオフラインアプリならまだしもクラウド利用前提ならばサービス終了でIoT機器がゴミになる可能性。
幸い電通ブルーの鍵は返品にて返金対応するらしいものの、中小企業や個人がフッと破産したり夜逃げされても困る。
一言でIoTとはいえども仕組を知り、提供側の規模も考慮した上で選ぶ必要がありそうと思った私は少々神経質かも知れないと思った。
2016年、下半期のIoT製品に期待。
>おかわりコースター
あくまで個人的な感覚ですけれど、ジョッキの下面にこの分厚いコースターが付くのは、見た目が悪いです。もう少し薄型化して、5百円玉くらいのパーツが底面に付く程度だと、ジョッキの見た目を損なわず良さそう。
私ならタッチパッドで注文が良いです。同じ酒ばかり何度もおかわりはしませんし。
>docomoスマートパーキングシステム
現行のサービスだと、空きスペースを貸し借りできるakippaがやや有名でしょうか。便利ではありますが、特に地方は数が少ないため、使い勝手が悪いのは難点。都心だとコインパーキングは埋まっている事が多いですから、目的地から少し遠くても停められる可能性が増えるのは嬉しいところ。
予約できる格安駐車場:駐車場予約ならakippa
https://www.akippa.com/
CNET Japan:駐車場シェアの「akippa」が6億円を調達--2017年内に駐車場数トップへ、海外も視野
http://japan.cnet.com/news/business/35077027/
>エアコンを含めた家電のリモコン操作が可能になります
旅行から帰ってきた時、家の中を予め温めor冷やしておくのには便利ですね。できれば冬場、風呂も沸かしておいて欲しい。
>飲み過ぎを防いで二日酔いを防止するガジェット「TISPY」
記事内でも『無線SDカードのFlashAirを使えば、スマホのWebアプリと連携できる』と書いていますし、IoTといえばIoTなのでは。
>炊飯器の特長 | スマート家電 | Panasonic
件のレシピが載っているPanasonicCookingとやら、面白いレシピがたくさんありますね。チャーハンパンなんぞ初耳レシピ。
Panasonic Cooking:チャーハンパン
http://studio.panasonic.jp/cooking/detail.html?recipeid=1400000418&S-WORD=%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%BC%E3%83%8F%E3%83%B3&limit=20
Panasonic Cooking:レシピ詳細検索 | おうちごはんを、もっと楽しく。
http://studio.panasonic.jp/cooking/search.html
炊飯器「今すぐ?今夜?」
>スマホとつながる「スマート炊飯器」がXiaomiから登場 - GIGAZINE
日本メーカーで中国製造なら検討するが
中国メーカーは全く信用ならねーw
>エアコン含む家電をスマホで操作する価値
スマホからでなくてもいいので家の家電や照明など
一括操作できれば節電にいいかなと思う。
大きな家でなければ操作できなくてもいいから
on/off表示でもいい気がするけど
エアコンは結構電気をくうし、
IHとストーブとドライヤーは火災が怖い
コスト的に高くなるだけだから家ではやらないけど
家庭用よりかは企業向けには良さそうw
便所の水流し機能みたいに
操作ではなくセンサーとかでのオートがいいけど
>室内のエアコンや照明を一括して無線操作は確かに凄い
昔「ホームオートメーション」なるものが流行りましたなw
>中国メーカーは全く信用ならね
ハイアールの冷蔵庫を使っている私が通りますよw