正しくはブルー スクリーン(Blue Screen)
マニアックな人はBSOD(Blue Screen Of Death)と言うかどうかは知りませんが、「ブルー バック」と言われる人があまりにも多いため釣りました。ようこそ。
ブルーバックはテレビの砂嵐状態を消している青い画面の事です。
遙か昔に書いた気もしますが、当時とは全然書く気合が違う為、もう一度ネタにします。こちらのコメントで頂いた内容が大変気になるため、X58(LGA1366)の2秒で再起動も考えます。
ブルー スクリーンのストップ コードが曖昧なワケ
何度か喰らうと判りますが、エラーコード(STOP何々)と表示される文字列を検索しても、おそらくという程度しか原因は分かりません。なぜそう言えるのかは、私が現役で修理をしていた頃、何度も引っ掛かった為です。
もちろんこちらの一覧も参考にしましたが、数十回に一度は該当するかも知れないという程度です。
縮小運営中? - Windowsブルースクリーン:エラーコードの解説(一覧)
http://www.jaist.ac.jp/~t-koba/bluescreen.php
※大変良くまとめられています。ぜひリンク先をブックマークしときましょう。
なぜSTOPコードで判らないのかは、Windows特有のエラー表示機能と言えば納得でしょうか。なぜここまでアホなOSを私も皆さんも使っているのか解りませんが、アプリケーションや周辺機器などがそうなのだから仕方有りません。
サポートセンターなどへ電話し、STOPコードやエラー内容を伝える場面も有るかと思いますが、現場の人間がそんなもんで解るかと言っているのですから、素直に詳細を書いて修理に出すか、自分で直すか、自称詳しい人に相談してハマりましょう。冗談です。
ブルー スクリーン エラーの原因ワースト5
私が現場で見てパーツ交換や再インストールで解決した、体感でのワーストです。作業や検査が面倒だったものが上位に来ている可能性は否定しません。
1. OSの不具合「システムファイルの破損」
最も多いと感じた原因はOSというかWindowsの不具合です。なぜシステムファイルが無いのか、破損したのか、までは調べない為判りませんが、ハードディスク内のデータを消しますよと同意を取り、OSを再インストールする事が多々有りました。
2. ハードディスクの不具合
故障と言えばクラッシュのイメージが有りますが、些細な不具合なら青くなる事があります。プラッタ(HDDディスク円盤)の場所により、ここに書いちゃらめーな所をロックオンして真っ青。1と繋がり、システムファイルの破損ならHDD不良が原因な可能性が高まります。
3. CPUが原因
私はアンチAMDな程、大量の64マークを修理した時期があります。Athlon(Athronでは無い)がトラウマのように毎晩夢には出て来ませんが、インテルCPUは結構素直で、OSをクリーンインストール(再インストール)している途中に青くなる事が有ります。Windows再インストール中に青くなればCPUの可能性が高い。但しLGA775時代のXPでの話です。
4. マザーやグラボの故障
ここまで来ると率は減ると思いますという体感ですが、余程相性のよろしくないマザーとビデオカードでは、異常が無くとも嫌われて青くなる事も。NVIDIAのチップセットにATI(RADEON)グラボのコラボは見たく有りません。これらか故障すると、BIOSが察知して起動させてくれない事がほとんどです。
5. メモリなどその他色々
エラーコードを見て「メモリが原因だ!」という自称マニアは結構居ます。私がそうでした。信号はメモリを通って割込エラーを出すわけで、メモリを交換すればOKというストレートな理屈は通らない。メモリが不具合を出していれば、BIOSが通してもOSが起動しない。ブルースクリーンまで辿り着かない事が多く有ります。
というわけで、OSを再インストールすりゃOKという考えはやや危険。データをバックアップ用のHDDなどへ退避し、エラーが出なくなるまで原因を追及しましょう。ぶっ飛んでからでは遅いのです。
電源を入れて2秒で再起動 by.Core i7(LGA1366)
私は個人的にGIGABYTEが嫌いなので、GA-EX58-UD3Rが原因です。と言いたい所ですが、ギガバイトさんも基板を作っているのみ。チップセットはインテルで、載っている部品は高級グラボやDDR3メモリ。問題はCore i7の仕様に有ります。
ギガバイト - 製品情報 - マザーボード - 概要 - GA-EX58-UD3R (rev. 1.0)
http://www.gigabyte.co.jp/Products/Motherboard/Products_Overview.aspx?ProductID=2974
Core-i7からFSB(データが通るパイプ)の文字が消え、GT/sというQPI(FSBの高速なやつ)速度になりました。このQPIがくせ者で、パソコンを購入し、または電源を根本から抜いていた時に電源を入れると、速度が初期化されて最低速度からスタートします。
もっと簡単に言うと、CPU(LAG1366のCore i7)とマザーボード(X58チップセット)がどこまで高速にデータを伝送出来るか数回試す事が有ります。ここ。試験には出ませんがサブタイトルを見るべし。
2秒で再起動が数回程度ならば不具合では有りません。私が見た現物では、3回再起動を繰り返してASUSロゴが表示されました。知らない人から見れば、3回も意味不明な再起動をしBIOSが起動したという事です。
話を戻すと、ここでQPI速度を調整しており、最も高速に伝送出来る速さを確定した時点でOKハイカットとなったわけです。これは知らなかった。上の説明は、もちろん私のオリジナルでは無く、立ち会った友人の説明を丸ぱくりとまでは行きませんが98%くらい戴きました。
ブルー スクリーンの原因を突き止めよう
話はコメントに戻り、自作かつショップで相談し、おそらく保証期間内としてマザーボードの交換となったのでしょう。X58が発売されて11ヶ月経過のため余裕です。
再起動の繰り返しは先に書いたように、QPIの速度調整が出来ず不具合症状となった可能性は高く思えます。私のPCならばマザーかグラボかメモリか全部が原因かも知れませんが。
ブルースクリーンエラーの解決手段として、OSをXPからWindows7にするという選択も有りですが、その前にハードディスクに異常が無いか、もう1本行っておくのも手かと思います。私はHDDに50ガバス賭けます。
そんなわけで、やたら面倒な専門用語が出るので、あえてアホっぽく書きましたが何となく賢くなった気がしたでしょうか。それはおそらく気のせいです。
QPIについて詳しく知るなら、今回は元麻布先生では無く後藤先生に聞け。
後藤弘茂のWeekly海外ニュース
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2008/0331/kaigai430.htm
本文で何かおかしな事を書いていればコメントで激しく突っ込んで下さい。
というわけで、やらないか?(やりません)
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