本格的にハードディスクがやばくなります。
先月18日に東芝が512GBのSSDを出すよっていうニュースリリースが有り
量産がQ2と書いてあったので夏かと解釈していたのですが、もう一度よく
見てみると「サンプルがQ1で1~3月」とあります。
東芝:ニュースリリース (2008-12-18):
業界最大級の512ギガバイトSSDの製品化について
http://www.toshiba.co.jp/about/press/2008_12/pr_j1801.htm
東芝の決算時期を見ると3月のようなので、普通は第一四半期(Q1)と言えば4~6月、第二が7~9、第三は10~12、第四は1~3、のはずですが、このリリースからはどう見ても4~6月、要は「夏モデルでノートはSSD載せるぜ。早ければ春だな」と言っているようなものです。
SSD値下がりしてるなー、と何となく見ていたのですが、512GBと言えば
今、ノートに載っているのは120~250GBくらいが主流なので、一気に
取って変わられる可能性があります。もちろん価格次第ですが。
価格.com -SSDの検索結果 | SSD パソコン
http://kakaku.com/search_results/SSD/?act=Cat&category=0001_0070&c=0
発売は半年前で、当時は5万円していたものが、11月に平均25,000円
更に2ヶ月経った今、平均20,000円で最安15,000円になりそうな勢いです。
トランセンド、容量64GBの2.5インチSSD
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2008/0623/transcend.htm
※PCwatch 2008年6月23日のニュースリリース
ある日突然、HDDがSSDになるわけはありませんが、HDDが値下がり
し過ぎると、作る方もバカバカしく(製造コストが割に合わなく)なって
低容量が少なくなり、希少性からストップ安状態になります。
そうなると、大容量と価格差が無くなり、販売(メーカーや量販)も在庫を
処分して大容量へ移行します。
私が個人的に思う、とても重要なところは
「普通に使ってたら1テラとかいらねぇよ」
ということです。
大容量=正解、のような風潮というか、大は小を兼ねるような考え方が当たり前に
なっていますが、容量が大きくなってデータをたくさん入れておくとバックアップが
面倒(というか無理)になって来てます。これは正解では無いと思います。
ではどうなるか?と考えると、ハードディスク市場は今年中に終わります。
終わらないにしても、SSDが価格競争や技術的な何かがあってHDD並になれば
同容量を2つ積んで、相互でバックアップ状態にしておけば良いのです。多分。
RAID1にしても良さそうですね。おそらく。
今年の夏商戦は、ノートはSSDになって、デスクトップにも積んでいるものが
店頭に並び、BTOはSSDが当たり前、容量が大きくて安いものが良ければ
2ndや3rdにも付けられる、という感じになっているはずです。わかりませんが。
私の勘は結構的を得てることが多く、去年の夏頃にメモリやSDカードの
値下がりが激しくなった頃「HDDも来年あたり不揮発メモリになるっしょ」と
予想していました。(後付けなので何とでも言えますが)
大容量要らないとか言いつつ、自分はHDD4本積んでることには触れません。
【おまけ】
私は個人的に東芝好きです。
PCと関係ありませんが、去年2月にHDDVDがBlu-Rayに負けて終息した際のごめんなさい報道を見て「何て信用できるメーカーなんだ」と、事業としては失敗したものの信用が増しました。
お客様サポート / FAQ - お知らせ - 東芝HD DVD商品のサポートについて
http://www3.toshiba.co.jp/hdd-dvd/support/info/hddvdsupport/hddvd_support.html
今回のSSD-512GBのニュースリリースも「オレ大容量作ったから、お前ら覚悟しとけよ」という、宣戦布告みたなものを感じます。良く言えば「メーカーさん、在庫気をつけてね」という。
そんなウチの家電製品は全部東芝ではありません。
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