ノート用にSSDを買いました。
もちろん私ではなく、友人の知人という全くの赤の他人ですが、話をしていると「デフラグがクソ速い」と感動しておられましたがやってはいけません。
まず、デフラグをする正当な理由は「断片化したデータを整理することで、シークタイムが短縮され、結果としてHDDのアクセスが速くなる」というものです。ハードディスクはレコードの針のようなもので、データのある場所をギターのように高速で動きまくっている、これがシークタイム。
A型の私としては、赤が緑になり、整理されて行く様子を見ることに安心感を覚えて母親の胎内にいるような安らぎさえありますが、SSDではシーク(ヘッド)そのものが無いので全く意味がありません。
SSDは簡単に言えばメモリのようにチップから成るため、物理的に何かが動いてはいません。なのでどこにデータがあってもシークタイム自体が無い。イコールデフラグは意味が無い。どころか、寿命が縮まります。
丁度、元麻布先生の記事があったので借ります。
(この人本当に詳しい。毎回、感心します。)
【元麻布春男の週刊PCホットライン】 SSDの寿命
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/hot/20090420_127747.html
こちらによると、消す、書く、を繰り返すことになるが、その消し書きの単位で考えると、数百年は使えるという計算に一度はなります。
しかし詰めていくと、SLC(値段の高い方)では1/20で数十年、MLCでは(リンク元記事のSSDでは)2.2年しか使えないとなっています。もちろんこの計算に異論ありません。
次の記事では、更に掘り下げられています。
【元麻布春男の週刊PCホットライン】 SSDの現状とチャンス
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/hot/20090427_153772.html
ここでは、ファームウェアのアルゴリズムが不透明なので、SSDの寿命が大きく左右されること。ガベージコレクション(メモリの確保と解放のようなもの)したとしても、ブロックによる消費が何とかです。(意味が解らなくなりました)
まとめると、皮膜を消耗する寿命があり、ページ単位でそれを使うため、想像以上に多くのブロックを使用しており、KBのような単位で寿命(書き込み回数)を割り算することはできないということです。
デフラグはこれを加速させるだけです。
見ていて満足はできますが。
Vistaはデフォルトで水曜1時にデフラグが実行されるようなので、Vista環境でSSDを利用の際はご注意ください。無駄な書き込みはされませんように。
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