NAS(Network Attached Storage)です。
今まで一度もNASについては書いていませんが、来られている人に初心者の方が多く、価格も高額だったことから、これは自作変態向けかも知れないと思い自粛していました。
私も1年前に購入を検討しましたが、当時250GBx2のRAID-1がHDD無しで5万円とかしていました。アホかと。※RAID-1(ミラーリング)は同容量のHDDを鏡写しのように同じ内容で動作させることです
私の記事は、バックアップとクリーニングを重視していますが、それならば外付けHDDで良いだろうと。1万円前後でHDD付きが普通に売られているからです。
しかし、価格.comを見て驚きました。
この1年でここまで下がっています。
価格.com - ハードディスク ケース 売れ筋ランキング
http://kakaku.com/pc/hdd-case/ranking_0539/
価格コムのカテゴリに「NAS」が無く、ハードディスクケース扱いされているため、赤いラインを引いた部分をご覧ください。「NAS:○」と書かれているものがNASです。
画像にあるCOREGAのものは、HDDレス(ハードディスクは付いていない、ケースのみ)ですが、それにしても安くなったものです。HDDも安くなっているので、容量は自分で決めることもでき、余っているHDDを入れられることが利点です。
NASと聞くと難しそうなイメージがありますが、要はLAN接続の外付けハードディスクです。ネットワークに入れることで、複数のパソコンからアクセスできるホームサーバーのような使い方もできます。
「インターネット」は外部からの接続を考えなければ不要ですが、上記のようなイメージです。パソコンが2台以上有り、ハブやルータでネットワーク接続をしていれば、そこにLANケーブルでNASを接続します。
お勧めする理由は、外付けHDDよりも速いこと。
AllAboutが速度を測っているのでご参考まで。
NASの速度を計測する - [LAN]All About
http://allabout.co.jp/internet/lan/closeup/CU20070918A/
メーカーや機能の有無によって違いますが、同期や自動バックアップも付いていることが多く、RAIDでは無くとも、元データのあるPCのHDDとのミラーリングと思えば良いかと思います。
また、外付けHDDは接続の抜き差しや電源のON/OFFなど面倒な作業がNASには不要。やはり機能の有無になりますが、読み書きが無く数分経つと自動的にHDDを停止して待機状態となり、電気代の心配も無くなります。
初心者が困ることはセキュリティを業者に依頼した場合の設定でしょうか。こればかりはルータやネットワークの設定で変わるため、マニュアルを読み理解するしかありません。
無線でなければ、普通のメーカー製ならば挿せば認識するようアプリケーションが付いています。ここで言う普通とは、Buffalo(バッファロー)やCOREGA(コレガ)のことです。安いからと言って無名な特に海外のものには手を出さない。
バックアップをメインで考えると付加価値ということになりますが、NASからUSB接続でプリンタを接続しネットワークプリンタにしたり、デジタル放送の録画機能まで付いている機種もあります。
まだ値下がりはすると思うので待ちかも知れませんが、現在の価格ならば外付けHDDより価値は高いと思います。
バックアップ用に、ぜひご一考あれ。
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