原因は電子レンジです。
いや、私の環境でのことですが、無線なのだから当然周波数というものが有り、電子レンジに妨害され、電波が弱くなったり一時的に切れることは良く有ります。速度が元々制限されており、更に遅いとは何事か。というわけで、たまりかねて有線にしました。
先に無線LANとはどのような種類があるのかを書いておきます。
最近の良く見る規格は、このような型になっていると思います。
IEEE 802.11 a/b/g/n ドラフト
IEEE802.11(ドットイレブンまたはハチマルニーテンイチイチ)は無線の規格の名前で、意味は気にしなくて良いです。アイトリプルイーですねーとだけ覚えます。覚えなくても良いです。
その後のaやらbとかgが重要。
これが性能を表しています。
b ・・・周波数2.4GHz、最大速度11Mbps
a ・・・周波数5Ghz、最大速度54Mbps
g ・・・周波数2.4GHz、最大速度54Mbps
n ・・・周波数2.4GHz/5GHz、最大速度300Mbps
いずれも免許は不要ですが、aは屋内に限り不要となっています。
nは未定ですが、5GHzならば同条件になるでしょう。
「ドラフト」と付いているものはnのことで、まだどうするのか決まっていないため、規格のドラフト(下書きや草案)という意味です。決まればドラフトの文字は消えるのでしょう。
さて、Wikipediaの ここから盗み見た情報は以上として、私が今回電子レンジにやられていたものは「g」にあたります。「b」は遅いので使っていませんが同じ2.4GHz台なので影響を受けます。
無線LANの親機の設定でチャンネルが1~13(機種によって14)まで有り、電子レンジにかぶらない周波数になるよう変更すれば良いのですが、残念ながら1or13いずれも影響を受けてしまいました。
書き忘れましたが、私の無線LANボード(PCI)はIEEE802.11b/gです。
aは最近安くなりましたが、買い替えてまで無線にはこだわっていません。
サブで稀に使うノートや、修理依頼を受けた時にWEPキーを設定し、MACアドレスをご招待するだけの手軽さが良かったためです。これをデスクトップのみ有線にすることにしました。
まずはケーブルを購入。現場から数年も離れると島浦のローター状態。
CAT(カテゴリ)5が最高かと思っていましたが、7までありました。
※eはエンハンス
CAT6 ・・・ 伝送帯域250MHz
CAT6e ・・・ 伝送帯域500MHz
CAT7 ・・・ 伝送帯域600MHz
いずれもギガビットなので気にしなくて良いと思います。
気にするのは値段で、CAT7は10mが7千円とかアホかと。
そんなセレブケーブルは要らず、CAT6が10m1200円だったのでこれで。
以前購入したフラットタイプが簡単に断線したのですが、懲りずに、というか切れないような配線にすれば曲げ易いためフラットにしました。踏んだり蹴ったり挟んだり、などの環境には向きません。
10メートルと言えば、相当な大きさになるはずですが、手のひらサイズです。
これには驚きました。プラグの大きさから判ると思います。
名前を忘れましたが、横一列の何とか方式です。
1本毎にジグザグになる方(alternate?)が良いらしいですが気にしない。
色々書いてありますが、CAT5以上で100BASE-TX有れば大丈夫。ヨリ線は長過ぎると弱いですが、曲げなどのテンションがかかりにくいため、フラットには単線よりもヨリ線の方が便利です。
無線LANのボードを抜くのは面倒なので、ネットワーク設定で無効へ。
有線LAN、イーサネットの設定は「?」がうざくBIOSで切っていたので、Disable(ディセイブル)->Enable(イネーブル)へ、無効から有効にしたという意味です。
速度は光の100MBで、無線時に下り16MB、上り1MB出ていたものが、下り20MBで上り2MBに上がった程度で体感ではわかりません。しかし電子レンジの影響を受けないという最大の利点を手に入れました。
IEEE802.11a対応の無線LANセットならば良いのですが、やや古め、または安いノートなどにはaが付かないことがあります。nはもっと付いていません。
さりげなく規格の説明を入れつつケーブルも判りやすく解説してみました。
何となく判って頂けたでしょうか。
今回、私が勉強になったことは、家は意外と広いということでした。
10mでは足りなかったので、購入される時は必ず測りましょう。
畳を剥がすのは結構大変、という話でした。
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