PCスピーカーが何もしていないのに壊れた。
ロジクールのZ120BWという型番で、ちょうど7年前の購入当時は約1,200円で現在1,300円の長寿製品。同じモノを購入しても芸がない、ネタにならないので今回はクリエイティブのペブルというやつにしてみた。
同じ安物でも音が違う。
Creative Pebble(SP‑PBL-WH)を購入
現物フルセットがこちら。
紙の注意書き左2つは多言語対応しており日本語も存在。右の小さな紙は保証規定で、取り扱い説明書はございません。
なぜか価格コムには登録がないSP-PBLはAmazonにて。
ヨドバシでも探したけれどこの機種は取り扱い無し。
決めた理由は2つ、1つは安い、もう1つはメーカー名のCreativeでピンと来た、このメーカーは昔からSound Blasterという音源ボードを販売している会社なのでスピーカーもきっと良いモノなのだろうと判断。
余談ながら大昔PCのマザーボードは音源がとにかくクソで、私のような音質素人でさえ耐えられないほどひどく、当時6千円くらいのSound Blasterを装備しておりました。今は要らないほどマザーのAUDIOチップ素晴らしい。
前と後ろから。
後ろの丸は押すとへこむ、ここもスピーカーになっているらしく低音は後方から出力するらしい。
Z120との比較。
Pebbleも倒せば良かった、Z120より一回り大きい。
端子はどちらも同じくUSBとミニプラグの2本、本体の音量ダイヤルを回して電源オンするUSBバスパワー給電。
どうでも良いけれど箱。
Made in Chinaでございます。
Creative PebbleとLogicool Z120比較など
数日ほど使用したレビュー、感想文。
平面への設置が前提
それ考えていなかった設置について。
source:Creative Pebble - Creative Technology (日本)
スピーカー表面が斜め上45度に傾斜しているので設置場所は基本的に自分よりやや下、デスクトップPCとノートならモニタの両側が最適。
ところが私の環境は23.5型のフルHDモニタが横へ3枚並んでおり、1枚の幅が50cm少々あるので3枚連チャンすると全体の幅は1.5m超え。スピーカーのケーブル幅が届かないし、届いても左のモニタはアームにより宙に浮いているのでその左へスピーカー置けない。
Z120をどうしていたかは結束バンドでPCデスクの柱左右へ宙吊り。
source:Logicoolの激安スピーカーZ120BWの評価口コミ レビュー
このように背面にケーブル収納空間があるのでこれを利用して吊っていたけれど、Pebbleは吊れないし吊れたとしても角度が矛盾してしまう。
というわけで、モニタの少々手前へ設置してややウザい状態。
Z120との音質比較
PebbleのAmazonレビューで多くの人が書いている通りで1,700円という安いスピーカーにしては低音が出ている。背面の低音専用出力が効果的なのでしょう。
Z120では聞こえなかった低音がこいつなら出力可能、Z120と比較するとマジで低音出ていなかったとハッキリと耳が素人な私でもわかるくらい違う。
ではPebbleの圧勝かと言えばそうとも思えず、逆に中高音がスカスカしている感じがある。ダイソーの300円スピーカーとまでは行かないとしても、Z120ほど柔らかい中高音ではなく、少し固いというかチープというか。
JBL-PEBBLESとの比較
価格コム延々1位、JBLの大ヒットロングランPCスピーカー。
source:価格.com - JBL PEBBLES [BLACK] 価格比較
私はこいつの音も聞いたことがあるのでわかる、やはり価格差がある分の低音が明らかにしっかり出ており、これと比較すると1,700円のPebbleは低音が弱い。
この辺りの価格帯では金を出すに比例し低音が効くのでしょう。
個人的なPebbleの総評
コスパの話で行くと、価格に対する全体的な音質の良さ的には大アリ。上のJBL製品が約4,700円、Z120が1,300円、ならばPebbleは1,700円どころか2,500円が妥当では無かろうかと思うほど。
レビューで皆さん書かれている通り、「この価格にしてはかなり優秀」であり、5千円以上するスピーカーと比較するものではございません。当たり前。
PCスピーカーは見た目の良さと手軽さが便利
私もまともなスピーカーを持っていないわけではなく、10年以上前のCD/MD/ラジオ/Wカセット(ダビング可能)なKENWOODのミニコンポを今でも所有しております。
いつか使うかも知れない絶対に使わないフラグを立てつつ。捨てるのが面倒、アンプとやらがあればスピーカー再利用できそうでもったいないとも。
古いからとはいえアナログなスピーカーは昔のモノながら現在でも通用する品質を保っており、数年前の引っ越し時に押入れへぶち込まずiPod touchで音楽を垂れ流していた頃を思い出すと、古くともコンポのスピーカーはやはり音質が5千円程度のPCスピーカーよりは断然良いと言い切れる。
なぜそれを使わないかはスピーカー以外に本体がデカいし、LINE入力としてしか使わない割な消費電力が気になる。かと言えども毎回電源オン/オフは面倒。
音質を犠牲にしてでもコンパクトでそれなりの音質かつ超の付く低価格なPCスピーカー、進化したものだと感心しきりなこの7年。
ほんの10年くらい前までのPCスピーカーは2千円程度ではまともなモノが無く、私の素人耳でさえ「こんな音質で音楽聴きたくない」と思っていたが今は違う。
ガチな音質探求者な1万円のスピーカーでさえバカにするような人には絶対向いていないとしても、パソコンにスピーカー接続したことがないとか、モニタやノートPCのスピーカーしか使用したことがないなら今回のPebbleおすすめ。
関係ないけれどPCメーカーに居た頃、コール担当の人から聞いた話。
新品でデスクトップPCを購入したが音が出ないと激おこ入電。スピーカーを接続していますかと聞くと「え?」と返され、PC本体から音が出るものだと思っていたらしく笑いそうになったという実話。
改めて、そんな人にはCreative Pebble、おすすめ。この品質で1,700円とか、原価いくらなのかCreative問い詰めたいレベル。
>なぜか価格コムには登録がない
価格コムに載せると登録料が掛かりますから、その分の値段までコストカットしているのでしょうかね。PCパーツなんぞもパーツ屋のサイトへ行けば見つかるところ、価格コムには存在しない場合も多いですから、マニアックなパーツを目的に価格コム内を探すことはお勧めしません。
>この価格にしてはかなり優秀
クソゲー探しでよく当たりますが、優秀なソフトは価格以上の価値を覚えますね。その価格帯にはゴミが多い、ということの裏返しでもありますけれど。
1,000円前後ならイヤホンがお勧め。
>ガチな音質探求者な1万円のスピーカーでさえバカにするような人
それは探求者ではなく、耳より金で音の良し悪しを判断するゲスなので、無視が無難。
>クソゲー探しでよく当たりますが、優秀なソフトは価格以上の価値
Steamで提供のバカゲー Saints Row The Third を最近時々ネタにするのがほんそれというやつで、セール価格300円くらいで購入してみたところあまりにも出来が良かったのでフルセットのやつ(約300円の本体もそれに入っている)を確か500円くらいでおかわり。くだらないDLC15個くらいとチート並に役立つやつが1個。
いやこのゲーム千円以上の価値あるだろう的な寄付感覚。
Steamの上手いところは、「私に2時間か2週間以上削除されない自信があるのか?<容赦なく返品可能なため」で、クソゲーと知りつつもうっかり2時間以上ハマったならば自分の負けだとして気持ちよく金払える仕組み好き。
型番の頭を見て、一瞬マザーがお亡くなりになったのかと思ってしまった。
>Pebble
Pebble - Google 検索
https://www.google.co.jp/search?hl=ja&gws_rd=cr&pws=0&num=100&q=Pebble
そういえばPebbleというスマートウォッチがありましたねw
その他にも下北沢のカフェやチャイルドシートの名前にも使われているようですw
>後ろの丸は押すとへこむ、ここもスピーカーになっているらしく
恐らく『パッシブラジエータ』ですね>後ろの丸
ドライブユニットのないスピーカとなります。
擬似的なものですが、振動版が増えるため低音増強効果あり。
似たような考え方のスピーカにBOSE(初期~)があります。
複数のスピーカユニット(11.5cmフルレンジ型)を搭載して低音を稼いでいました。
それまでのスピーカは低音は大口径(38cmとか)のスピーカ(ウーファーユニット)で得る物という常識に一石を投じたものとなりました。
と云っても、50Hz以下は鳴らせないに等しかったですが。
(ヒトの可聴域の下限付近なので、それほど気にはなりませんが。)
BOSEが本邦で爆発的にヒットしたのはバブル期直前あたりの101シリーズからでしたか……
40年近い昔の話です。