ブルー画面や再起動の原因を簡単に見るフリーソフト

2009年12月20日

パソコンがクラッシュした理由を見るソフトWhoCrashedの使い方。

修理現場では、預かったPCの不具合症状が再現しない場合、システムのログやダンプファイルという大変見づらい英語を眺める事が有りましたが、それを簡単に表示する素晴らしいフリーソフトがライフハッカーで紹介されていました。

『WhoCrashed』はPCがなぜクラッシュしたのかを教えてくれるフリーツール:
ライフハッカー[日本版]

http://www.lifehacker.jp/2009/12/whocrashedpc.html

本当かよと疑いつつ無料なので使ってみました。

 

WhoCrashedをダウンロードしてインストール

Resplendence Software - Free Downloads
http://www.resplendence.com/downloads

crash-analysis-tools

Crash Analysis Tool と有る真下のリンク(WhoCrashed x.xx)をクリック。または右の Download free~をクリックすると実行ファイルがダウンロード出来ます。気に入れば右下のProを買えと。

インストールは説明するまでも無くいつも通りですが、くせでSSを撮ってしまったので凝縮して貼ります。小さく見え難いですが心で感じて下さい。

whocrashed-crash-report-flow

左上から右、そして下へ。画面はWindows XPです。

  1. ダウンロードした実行ファイルを「実行」
  2. セットアップするけど良いかい?良ければ「Next」
  3. 英文に同意したら I accept the agreement にチェックし「Next」
  4. フォルダを聞かれるので変えなければそのまま「Next」
  5. スタートアップに入れないならチェックを外す
  6. (起動時にご一緒したければチェックを入れて)「Next」
  7. デスクトップにショートカットを作るならチェックして「Next」
  8. 確認画面が出るので良ければ「Next」
  9. すぐに起動するならLaunch WhoCrashed にチェックを入れて「Finish」

というわけで、起動するとこの画面になります。

welcome-to-whocrashed

私のPCはdump(ダンプ)ファイルを読めるようMicrosoftからファイルを貰って入れていますが、無ければ案内が出るらしいので、そのままダウンロードしてインストールしましょう。

あまり関係有りませんがMSのツールはこの辺りから落とせます。

Windows 用デバッグ ツール: 概要
http://www.microsoft.com/japan/whdc/devtools/debugging/default.mspx

 

WhoCrashedの使い方とログの見方

 使い方とは申しましても、ボタンを一つ押すのみ。左上のAnalysis をクリック。

whocrashedの解析結果

一瞬で終わりスクロールバーが出現。下に何か書いて有ります。

異常無しというか記録無し

私のPCですがクラッシュした覚えは無いためAnalysis に何も無かったと表示。

これでは面白くないため、ブルースクリーンで再起動した事が有るPCにインストールして同じように試した所クラッシュの記録が表示。

whocrashedのクラッシュしたPCでのレポート

Analysis の内容が豪華になりました。

記録によると、2009年の10月26日 午前0時33分頃にクラッシュしたな?との事。その下に表示されている9行が大変見易い。しかもリンクは全て親切にGoogle.comの検索へと繋がっています。面倒なのでリンクはしませんがリンク先はこの通り。

  • http://www.google.com/search?q=nv4_disp.dll
  • http://www.google.com/search?q=bugcheck+Unknown
  • http://www.google.com/search?q=NVIDIA Compatible Windows 2000 Display driver, Version 175.16
  • http://www.google.com/search?q=NVIDIA Corporation

原因となったと思われるモジュールの検索、ドライバや企業(GeForceなのでNVIDIA)が検索され、しかも余計な事が書かれておらず大変見易い。良いフリーソフトです。

 

Windowsが起動する前の記録は取れない

当然ながら、WhoCrashed に限らずWindowsが起動していないタイミングでのクラッシュは記録されません。電源を入れWindowsのロゴが流れてログオンした後に記録が始まる為です。

また、上記の場合でも本当にグラボ(nv4_disp.dll)が原因かは100%では無く、そこがトリガーになっている可能性が有るという事実を記録しており、不具合の原因解明を助けるもの。

マザーボード(BIOS)が出すエラー音、ブルースクリーンのSTOPコード然り、今回のダンプファイルもそうですが、不具合の有るパソコンで完璧な不具合解決用の記録は無理。

エラーコードなどを見てメモリが悪い、HDD不良だと結論を急がず、最終的には実際にパーツを交換して初めて原因が解るという特徴がパソコンです。

徹底的に検索などで調べる事は重要かつ大いに結構ですが、知ったかぶりの自称詳しい人間や趣味の延長レベルの修理業者に騙されぬようご注意下さい。

検査する手段は多いに越した事は有りません。

Resplendence Software - Free Downloads
http://www.resplendence.com/downloads

 

コメントする ※要ユーザ登録&ログイン

BTOパソコンメーカー比較

パソコン工房

高性能: ★★★★★ 保証: ★★

コスパ: ★★★★★ 安定: ★★★

初心者: ★★★★

性能とパーツの相場がある程度わかる人なら標準構成が多いのでコスパ重視で選びやすい。同じに見える同じ価格でも仕様の違いがどうなのか判る人には最適。

DELL

高性能: ★★★☆☆ 保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安定: ☆☆

初心者: ☆☆☆☆

10年以上前まではDELL=初心者向けの安いパソコン、それはもう通用しておりません。クーポン適用後が適正価格だと見抜けるパソコン詳しい人向け、または大人買いで割安になる法人向け。

日本HP

高性能: ★★★☆☆ 保証: ★★

コスパ: ★★★☆☆ 安定: ★★

初心者: ★★★☆☆

コスパと性能以外にも見た目も重視したいならHPのノートも選択肢としてアリ。自社製造状態なのでBTO=ダサい印象は払拭されるかと。デスクトップは法人用、ゲーミングは海外向き。

ツクモ

高性能: ★★★★★ 保証: ☆☆

コスパ: ★★★★ 安定: ☆☆

初心者: ☆☆☆☆

昔のマニアックな感は無くなり家電通販のような普通のパソコン屋に。機種が少なく特徴的な少数精鋭状態なので選べる人を選ぶ。ヤマダ電機の一部、または自作PCのパーツ屋さん。

フロンティア

高性能: ★★★☆☆ 保証: ☆☆☆

コスパ: ★★★★ 安定: ☆☆☆

初心者: ★★★☆☆

フロンティア神代の解散後、現所長のパワハラがひどいとタレコミが複数あり、私から内情を運営会社へ伝えると逆ギレされて私を訴えるぞと謎すぎる返しがあり困惑中。

サイコム

高性能: ★★★★★ 保証: ★★★

コスパ: ★★★☆☆ 安定: ★★★

初心者: ☆☆☆☆☆

PC自作したくない中~上級者向け、昔ながらの2chおっさん御用達な鉄板メーカー。動かない構成でも購入できるので初心者にはおすすめ不能。量産系BTOのようにコスパ悪くならないのでサイコムだけは自由なカスタマイズを激しくおすすめ。


※ドスパラはパーツの偽装疑いを誤魔化したり取引先を勝手に切る信頼性暴落した事件があり掲載中止(2020.11.26)

※マウスコンピューターは高いぞと書きまくったからか遠回しにリンク削除しろと言って来たので削除(2021.03.28)

勝手に評価シリーズ

結果として宣伝になっていますが依頼されたわけでは無く、依頼されてもやりません。

データ復旧のIUECを勝手に評価
あなたの街の~を勝手に評価
ESETセキュリティを勝手に評価

カテゴリと更新通知

プロフィール

ヒツジ先輩

書いてる人:

BTOパソコンの元修理担当。ハードウェアに超詳しいワケではありませんが、どうしたら故障するのか何となく解るので壊れにくいパソコンを紹介します。