マイクロソフトあるあるな新情報。
昨年7月のWindows 10リリース直後に無償アップグレードするとパーツ変更不可?という記事の中でマイクロソフトへ問い合わせ、構成変更しても大丈夫というお墨付きを貰ったはずが話が変化。
結論からいうと不可らしい。
10アップ済自作PCは構成変更でライセンス違反?
リンクをもう一度。
Windows 10無償アップグレードはパーツ変更不可? - BTOパソコン.jp
https://bto-pc.jp/repair/win10-up-2ch-2015-07.html
要点を引用。
MS「部品交換後に、ライセンス認証が外れた場合でも、Windows 7 のプロダクトキーを利用して、再度認証を通すことが可能でございますので、ご安心ください。ライセンス上、問題のない製品やご利用方法であれば、通常はオンライン環境で、オフラインの場合や、認証エラーが表示された場合は、当窓口や電話窓口にて対応が可能でございます。」※画像右の通り
記事全体の流れを簡単に書くと、マイクロソフト公式のヘルプでは構成変更していなければ10アップグレード後も認証は可能、要するに構成変更すると駄目、ライセンス違反となり認証不可になってしまうとの説明が有ったのでチャットで確認してみたという。
現在は以下のように書き換えられております。やや詳しくなり、上の赤文字の部分が一式丸ごと消滅。
source:Windows 10 をライセンス認証できない理由 - Windows ヘルプ
しかしこの話が変わっている件が次。
無償アップ版は構成変更不可?パッケージはOKらしい
以前、日曜のまとめでネタにさせて貰ったブログ記事。
MobileHackerz再起動日記: 【更新あり】絶対にWindowsストアでWindows 10 Home→Proへのアップグレードをしてはいけない
http://blog.mobilehackerz.jp/2016/06/windowswindows-10-homepro.html
こちらは無償アップグレードでは無くパッケージ版、最初からWindows 10の製品版を購入されております。
10 Homeを購入した後にProへアップグレードしたくなりProへのアップグレードをWindowsストアから購入したけれど、構成を変更すると認証が通らなくなってしまった。
そこでマイクロソフトへ問い合わせたところ構成変更は不可と言われ、何が起こっているのか解らない状況へ。
私が何を言っているのか解らないかも知れないので何版が何なのか解説。
- パッケージ版・・・PC1台ならばどのパソコンでも使用可
- DSP版・・・パーツとセットで組み込んだPCでのみ使用可
- OEM版・・・大手メーカー製PC購入時に最初から入っている
このページ前半で構成変更可否が逆転していた件は2番のDSP版で、私のPCは自作なのでDSP版Windows 7を入れており、これを10へアップグレードした後に構成変更NGなのか?と問えばMSはチャットでOKと回答。
その話とは別で、パッケージ版のWindows 10 Homeを購入しProへのアップグレード版も購入し適用するとMSから構成変更NGと言われたという事。
DSP版の構成変更OKは良いとして、パッケージは個人向けでは最強ライセンスのはずなので無関係な私も納得行かない。
しかしこれら2件がPC Watchの報じる記事で更にひっくり返るのである。
Windows 10 PCは構成変更に注意が必要 - PC Watch
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1005202.html
パッケージ版ライセンス話の後日談がこちら。
後日、マイクロソフトのカスタマーサポートから、そもそも「ライセンスの失効の案内が誤り」だったと告げられたという。日本マイクロソフトの広報にも確認したが、今回の件ではライセンスは失効とならない。
MSの回答が間違っていたとの事。
「良かったね」では終わらない。
期限が7月29日に迫ったWindows 7/8.1からの「無償アップグレード」のライセンスは、これとは異なる。特に自作ユーザーは注意が必要だ。(中略)
無償アップグレード期間が終わった後、PC構成を変更し、Windows 10のライセンス認証が外れると、新規にWindows 10のライセンスを購入するしかない。
ここまでの構成変更とライセンスの関係の流れをまとめると、
- パッケージ・・・OKなはず->MSよりNG->MSよりOK
- DSP版・・・NGなのか?->MSよりOK->PC WatchでNG
しかしPC Watchは自作用(DSP版を指しているはず)についてMSへ質問した回答とは書いておらず、おそらくそうだろうと予想で言っているだけのような気がするけれど、これ以上日本MSへ確認しても無駄な気がして来た。
日本マイクロソフトの回答はアテにならない(まとめ)
そうですねで終わりたいところだけれども、日本MSがアテにならないなら私の予想もご参考有れ。
上でなぜパッケージ、DSP、そしてOEMの3種類で分けたかは、おそらくだけれども日本MSがDSPなどのライセンスに関して良く解っていないのでは無かろうかと。
パッケージのライセンス
これは決着している通り、クソ高いパッケージ版を購入したのだからProへアップグレードしようと構成変更については無関係。パーツ替えるどころかPC丸ごと変われども1台ならばライセンス有効は当然。
DSP版とOEM版の混同?
ここまでの話が全て事実と仮定すると8割くらい辻褄が合う考え方。
私がMSへチャットで聞いた10への無償アップグレード後の構成変更OKはDSP版を指しているとしましょう。
特に何版か指定せず構成変更NGと説明している場合はOEM版の事を指しているのでは無かろうか。OEM版はメーカーとユーザの契約となり、アップグレード有無以前に構成変更は基本的にNG。
メモリ増設やHDDをSSDへ換装、電源を交換してもバレないけれど、マザーボードを変更すると認証通らない。CPUとグラボはおそらく通ると思うけれど、Windowsのライセンス無関係にメーカー製PCは基本改造不可。
こう考えるとPC Watchのいう1点のみ矛盾。
期限が7月29日に迫ったWindows 7/8.1からの「無償アップグレード」のライセンスは、これとは異なる。特に自作ユーザーは注意が必要だ。
自作ユーザは(ライセンス違反上等者を除き)OEM版を入れているわけが無く、DSP版かパッケージなので無償アップグレードしようとも日本MSの回答を信じるならばいずれも構成変更はOKのはず。
PC Watchが予想で書いているだけだと思いたいけれど、DSP版Windows 7/8.1を無償アップで10にするならば、構成変更で万一キーが通らなくなったなら新規で10を買うか旧Windowsへ戻す覚悟が要るかも知れない。
そしてOEM版は構成変更不可で合っているならば、メーカー製PCの7/8.1を10にするとマザーどころかSSDやメモリ変更もNGになるやも知れず。
どういう事なのか再び日本MSのサポートへチャッ突しようと思ったけれど、その回答が後で二転三転するやも知れず、私もそこまで暇では無いので終わり。
昨日の定例アップデート
ダウンロードが0%のまっまなんやがワイだけ?
職場のPCいけた。
所要時間1時間20分(LTE接続下り15Mbps前後
私なら面倒ですから「新規でWin10を買う」で解決しますね。手を替え品を替え時間を掛けて解決法を探るのが面白いならご自由にどうぞ、ですが、私は嫌です。金を払った方がまし。
どうせ重要なデータはバックアップしてありますし。
>「無償アップグレード」のライセンスは、これとは異なる
場合によっては「メモリを外す→付け直す」でも弾かれる可能性があって怖いところ。今の内にCドライブのクローンを内蔵ドライブに2つ3つ作っておき、故障したら起動ドライブを変更して起動、とすれば構成は変更され無いためセーフになるやも。
Windows 10新プレビューでハード構成変更に関わる認証問題を改善 ~ライセンスとMicrosoftアカウントが紐付け。Anniversary Updateで正式実装 - PC Watch
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1006700.html
MSアカウントがない場合はどうするの?w