1ヶ月少々前のアンケート結果発表。
8月30日という変な日に実施したので閉じ忘れており先程終了へ設定を変更。全2問の選択のみで、使用中のCPUのシリーズ名と満足度のみ。この2つを混ぜて3種類の結果をグラフで出しております。
ご協力有難うございました。
CPU性能と満足度についての調査結果
アンケートしていたページはこちら。
i7-8700Kリーク、メインPCのCPU性能と満足度は? - BTOパソコン.jp
https://bto-pc.jp/select/satisfaction-cpu-spec-2017.html
メインPCのCPU性能と満足度は?
(中略)
用途は不問、現在メインで利用しているパソコンのCPUの種類、そしてそのCPU性能に満足しているか否かをお答えあれ。
回答数は771件。
1.CPUのシリーズ名は?
圧倒的Core i7、半数が4コア8スレッドを使用中。※2017年10月現在、まだ6コアになる8千番台は出ていないので
次いでCore i5率も高く、i7と合計すると4人中3人くらいがメインPCに4コアCPUを搭載されているご様子。
これは世間一般より高く出ているはずなので当サイト独特な結果と推測可能。自作PCユーザがやたらと多く、グラボ搭載している率もかなり高いのでCPUもそれなりに高性能な人が多いのでしょう。
Core i3とPentiumは分けようか迷ったけれど混ぜて良かったようで。あまりにも割合が低くなるとグラフが見づらくなってしまう。
個人的な驚きはCeleronクラスでメインPCを利用している人が結構居られる点で、数値を見て来ると4.4%(34件)の回答が低クロック、3.0GHz以下でもOKなのかも知れない人々。
Ryzenシリーズは歴史がまだ浅いためか少なめ。しかしRyzen 7が3.5%、Ryzen5が1.4%は半年程度にしては、しかもAMDにしては上出来な気がする。ちなみにRyzen 3とThreadripperはゼロ。
図の右下「1/6」の表示は他にも6種類(以上)の回答があるという意味で、私が思いつかなかったCPUシリーズでユーザ数が多めだった場合に備えて自由記入も可能にしていた、これが良かった。
予想外に多かったシリーズ名はAMDのPhenom IIが11件も。率にすると11/771は1.4%程度ながら今でもPhenom IIが現役の人は割と多い。ちなみに内4件がX4シリーズ。Phenom IIとだけ回答してくれた人が多かったので実際には4以上のはず。
2.そのCPU性能に満足?
単純に使用中のCPUの満足度。
7割を超える人が現行のCPUで満足しており、不満がある人は16.2%と低め。という事は性能に不満を感じてパソコンを買い替えたり組み替える人も少ない事を意味しているのだと思う。
「どちらともいえない」の意味が不満は無いとするならば、83.8%くらいの人が性能不足を感じていないとも言えましょう。
これ以上堀下がらないので次へ。
3.CPU別の満足度 ※1と2のクロス集計
ラストはCPU別での満足度。
上3つのCore iシリーズはいずれも満足度が高めで7割以上の人が満足とされており、しかし1~2割くらいの人はCore iシリーズやPentiumであろうとご不満なようで意外。
ここでも「どちらともいえない」を「不満は感じていない」とするなら8割以上の人は手持ちのCore iシリーズやPentium搭載PCで良いと考えておられる。
その下、さすがにCeleronやAtom、古すぎるCore 2シリーズでは満足度は低下しており、3割くらいの人は買い替えた方が良さそう。自作や改造による組み換えではさすがにきついだろうから。
そしてRyzenシリーズ、AMD製品ユーザは出て1年未満という新型なためか不満があるわけが無い感じ。但し、分母が小さいので精度は低めな可能性。元のデータも貼っておきましょうか。
最下段のPhenom IIは古いためかご不満多め。
調べると2011年の6月を最後に終息していたので6年も前。売れていた印象のあるシリーズ最多と思われるPhenom II X4 945~965は2009年頃なので8年くらいもの昔。
出てすぐ買うとは限らないけれど、2009年頃といえばインテルCPUでいうところの初代Core iシリーズが出ていた頃なので、インテルユーザとしてはそう考えると「もうRyzenで良いのでは?」と思ってしまう。
しかし個人的には初代Core i7-950を搭載していたPCと、今これを書いている第4世代Xeon(i5相当)の違いが全然といえるほど判らないので、Phenom IIでも満足されている27%には同感できそう。
故障したなら買い替える、自作ならば組み換える事になり、DDR3仕様でDSP版Windows 7がメモリとセットなら自動的または強制的にWindows 10へ乗り換え。
しかし昔のように性能不足を感じたからと今すぐ本体や自作ならマザーを新調してしまうとまだ約2年使えるWindows 7を捨てる事になるので、今は時期が悪いというわけでパソコン売れないのは当たり前だと思った。
CPUの選び方はどう判断すれば良いか?
CPUが決まると全体の構成がほぼ決まってしまうのが完成品パソコン。Core i7搭載でメモリ2GBとかまず無いだろうし、Celeonなのにメモリが標準8GBとかありえないはず。
自作ならばCore i3搭載でGeForce GTX 1080 Tiも挿すとか出来るものの、完成品はCPU選びは予算を決める目安ともいえる中心パーツ。
どう選ぶと良いか、私が他人のPC購入で提案する際は以下。
- ゲームする人とか設計/映像職人・・・Core i7
- ゲームするが予算抑えたい・・・Core i5
- ゲームしない・・・Core i3
- 低予算で・・・Pentium
メインPCはこの4択としております。Celeronでも現在なら唯一G3950(3.0GHz、2コア)もPentiumの代用としてアリなくらい。
ところがこれは第7世代Core iシリーズまでの話で、第8世代からはこう。
- Core i7・・・6コア/12スレッド
- Core i5・・・6コア
- Core i3・・・4コア
Core i3-8350Kでさえ4コア、しかもクロック4.0GHzという高性能な割に168ドルなので多分2万円切れるくらいになると予想。Kが付いているのでオーバークロック可能な良い意味でのデタラメ仕様。
となるとまだ情報が無いけれどPentiumは最低でも2コアでHTが付くと思われ、そうなら最大4スレッド。クロック落とすとCeleronに負けてしまうので3GHzは超えるかと。
ならばこうなりそうな予感。
- ゲームする人とか設計/映像職人・・・Core i7
- ゲームするが予算抑えたい・・・Core i5、Core i3
- ゲームしない・・・Pentium
ゲーム用などの高性能必要無いなら同時にCore iシリーズも必要無くなってしまい、私程度の用途なら選択肢がPentiumのみ、または高クロックなCeleronでも良さそうで寂しい。
ここまでほぼ全てデスクトップPCの話であり、ノートの場合はメインPCなら依然としてCore iシリーズくらいは必要と思うので勘違いされぬよう。
以上。アンケートへのご協力に感謝。
>圧倒的Core i7、半数が4コア8スレッドを使用中
予想より2割くらい多かったです。3割i7、3割i5、2割i3、2割が残り、という予想でしたが、i3とPentiumが合わせて1割以下とは驚き。
とはいえ自作率が高いなら、あえてCore i3なんぞ面白くないCPUを使う利点は少ない訳で。ならば最上のCore i7を多くが選ぶのは自明の理とも言えます。
>7割を超える人が現行のCPUで満足しており、不満がある人は16.2%と低め
自作率が高いなら自分でCPUを選んだ方が多くなりますから、満足というか納得している方が多めに出るでしょうね。本当はCore i7が欲しかったけれど、予算の都合でCorei5になってしまったものの、仕方ないしコレはコレで良かろう、な心持ち。
>CeleronやAtom、古すぎるCore 2シリーズでは満足度は低下
Atomで満足している、はなかなか猛者ですね。私はタブレットでもAtomは嫌なストレスが溜まりました。