ディスプレイ設定に関する調査結果(2020年9月)前編

2020年9月18日

先日実施したアンケートの結果発表。

今回もいつものようにコメント常連の庶民Aさんの案で行く全10問。票数は515、内100%近くが常連の皆様のはずで、自作PCユーザ率がやたら高く6~7割な点が特徴。

ご協力ありがとうございます。

ディスプレイ設定に関する調査結果(前編)

私の感想文が不要なら結果のみはこちら。

ディスプレイの設定に関するアンケート
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLScm0s-LhNVYQVvF3B6PRVO7NZlAon1bDUSin_4sJlMlEI-NUA/viewanalytics

回答者は40~50代中心、世間一般より自作PCやゲーマー率高め。今回の設問に年代は関係無いと思いお聞きしておりません。

<目次>

  1. 画面の明るさは「暗め」に設定が最多
  2. コントラストの設定は普通と自動が多い
  3. 色温度は普通と自動に次いで赤寄り多め
  4. プリセットモード使用率は12.4%と低め
  5. 約半数がブルーライトカットあるモニタ

1.画面の明るさは「暗め」に設定が最多

画面の明るさは「暗め」に設定が最多

圧倒的ですな我軍は。

暗めが約47%に対して明るめは9%で、普通と自動は中間として合計44%なので暗め派がどう見ても最多となっております。

自動といえば私のモニタが古いためか3枚の内EIZO製品にしか自動は無く、最近は安い中華スマホでさえ自動ある割にモニタには必要が無いのか、やはり古いからなのか。

私も暗め派で、今EIZOモニタで確認したところ50/100が標準のところ設定は30になっておりました。なっていたというか自分でやったのだけれども。なので自動は利いていない状態。

なぜ暗めにするかはひとえに肩こり予防であり、明るくしすぎると眼精疲労から肩こりにつながるのはセルフ人体実験で証明済。心当たりあるならモニタの輝度落としましょう。

肩こりと言えば、モニタは視線よりやや下がよろしい。視線が上になるとこれまた眼精疲労もあるし、身体が緊張するのか肩こりにもつながるため、正面を見た時にモニタの上から2割あたりに来るよう設置。

今に限ることではなく、大昔の14型ブラウン管モニタを使用していた頃からモニタは視線よりやや下、輝度は落とすを基本にしていたので液晶モニタでも引き継いでいるとも。 

2.コントラストの設定は普通と自動が多い

コントラストの設定は普通と自動が多い

いじらない人多めですな。私もそう。

深く考えず庶民Aさんの質問と選択肢をコピペしたので今気付いた、最近はコントラストまで自動になるモニタもあるのかと。勝手にクッキリしすぎたりボケられても困ると思うのだけれども。

コントラストを強めにしている人はゲーマーだろうか。ドットがきつく見えるのでFPSとかTPS(3D狙撃ゲーム)するならグラフィックの硬さは重要なのかも知れませんな。

逆に弱くしている人の目的が想像つかない。モニタ暗くしてコントラスト弱めると目に優しいとか、そういう意味があるのだろうか。

コントラスト強めにすると言えばやはり昔話で、大昔はアナログ当たり前、デジタルの方が珍しい頃。そのアナログの中でもゲーム機をコンポジット(黄赤白の端子)からS端子へ変更した時は驚いた。ドットがはっきりしすぎて逆に見づらいと。

以前コメントで「最近はアナログ(D-Sub15pin、青い小さめの端子)でも割ときれい」と書かれていたため、マルチモニタするならアナログ接続も試す価値あるやも知れず。

10年以上前のモニタだと一発でアナログだとわかるほどボケるため、試す価値は無いかも知れないものの、人によるとも考えられるのでやはり試す価値アリか。

そう考えるとピント調整がズレていると普通にボケてしまうプロジェクタが今でもD-Sub現役に納得した。HDMIキレイだけれども、映画ではなくパワポの資料見るくらいなら少しくらいピンぼけしても問題ない点でもD-Sub標準なのだろうか。 

3.色温度は普通と自動に次いで赤寄り多め

色温度は普通と自動に次いで赤寄り多め

これも自動があるとは知らなかった。

いいかげんモニタ買い換えろという話ではあるものの、モニタは映らなくなるか故障するまで買い換えないモノなので仕方ない。

最多は「普通」次いで「自動」そして「わからない」、これらは中間として棚に上げ、次に多い回答は「赤寄り」が1割少々、対して「青寄り」は2.5%でございます。

この理由はわかる、当サイトの記事で時々出てくる社会保険労務士の事務所のモニタが全部赤寄り。見た瞬間「モニタ故障?故意に赤寄せ?」と利いたところ故意でそうしているらしい。

なぜかはブルーライトカットで正解。カットするメガネやモニタの機能の意味不明さはここで、色温度(色味)を調整して赤寄りにすれば青は弱まるわけで。

モニタの調整がよくわからないとか、ブルーライトカット機能が付いていないけれど赤に寄せたいならフリーソフトがございます。そこまでするか?とも思う。

無料でブルーライトをカット出来るフリーソフト - BTOパソコン.jp
https://bto-pc.jp/etc/bluelight-cut-freesoft-flux.html

ブルーライト論争で毎回私が感じることは、ブルーライト怖い人は晴れた青空のもとでは外出しないのか。またはそのためにわざわざブルーライトカットメガネを装備するのか的な疑問。

これも目が疲れるとか肩こりの原因につながっていそうだけれども、個人的には目の疲れやコリは避けたいとしても、モニタが変色する方が嫌なのでブルーライトカット否定派。

格安メガネで一世風靡したJINZのマーケティングにまんまと乗せられてしまう気がするのも何となく嫌。

4.プリセットモード使用率は12.4%と低め

プリセットモード使用率は12.4%と低め

1割少々は低め、しかし1割も使用しているのかと思えば高い印象もある。

私の古いモニタでもゲームや映画などのモードはあるけれど、購入時に一通り試して「何だこれ?」と思い標準に戻すまでがセットのような。

「非搭載」「その他・わからない」を除くプリセットモードある率75.5%を分母とした使用率は16.4%、あるけれど使わない率83.6%なので、メーカーはこれ無くしてコストダウンできるなら付けなくても良さそう。

逆に原価そう変わらないとか、汎用品の基板には付いているものならば価格とは関係ないでしょうな。 

5.約半数がブルーライトカットあるモニタ

約半数がブルーライトカットあるモニタ

本格的なブルーライトカットについて。

搭載率は合計47%、「わからない 7.6%」の内の半分くらいブルーライトカット機能付いているとすると最近のモニタは半分くらいブルー~ありなのか。

ブル~機能ある47%を分母にすると、使用する人は30.2%なので3人中1人が使うかどうかなのでコストダウン、はもうよろしいか。

プリセットにしてもブルーライトカットにしても、それらをウリにして原価高くなっているならば使わない派としては無くして欲しい機能。

そう言えばテレビも液晶になった頃からプリセットモードありますな。しかしテレビでブルーライトカットは聞いたことがないため、やはりテレビジョンという動画専用と言えるモニタは正確な色重視なのか。高級テレビには付いていそうだけれども。

そう思えばテレビでRGBの調整も(私が安物ばかり買うためか)聞いたことがない。数年前に売り払った東芝の32型テレビにはコントラストや輝度の調整も無かった。ということは家電なテレビと元マニア向け機器なモニタとの違いか。

そう考えると安いテレビでブルーライトカットしたいならメガネしか無いかも知れませんな。しなくて良いとは思うけれど。


以上、アンケートへのご協力に感謝。調査結果のリンク一覧はこちら。後編は明日公開予定。

| コメント(1)

コメント(1)

>画面の明るさは「暗め」に設定が最多
一般的なディスプレイの最大明るさは250~400カンデラくらい。出荷時の設定が50%なら120~200カンデラ。25%でも60~100カンデラ。

だいたい100Wの白熱電球や20Wの蛍光ランプが120カンデラ前後ですから、特に店舗や会社オフィスなどに比べあまり明るくないだろう自室で使うとなれば、一般的な感覚だと初期設定では明るめに感じるでしょうね。

>コントラストまで自動になるモニタもあるのか
コントラストのみが動的に変化するPCモニタは恐らく無いと思います。変化する可能性があるモニタは「動画視聴に強いタイプ」でかつ「映画やゲームモードなどに設定し、被写体の色によって明るさ・シャープさ・コントラストなどを動的に変化させる機能がON」になっているタイプ、など。

またテレビをPCモニタとして使用しているなら、コントラストだけ自動調整でほかは手動調整、など出来るやも。

>モニタ暗くしてコントラスト弱める
コントラストは「白の明るさと黒の暗さの差がどれだけ広いか」ですから、設定でコントラストを下げれば下げるほど明るさも落ちて行きますね。色も薄くなって行きます。

あえてコントラストを下げる理由としては、画面のギラツキが目に痛いから、あたりはあるやも。ガンマカーブが妙な形をしているディスプレイだと、明るさを下げたら画面が紫色っぽく変色するとか妙な現象が起きます。この場合は「明るさは少しだけ下げ、コントラストを代わりに下げて行く」ことで、ちょうどいい塩梅に落ち着かせることも可能ではありますし。

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