先日実施したアンケートの結果発表。
今回は私が思いつきで設定した全10問としており、実は択一式以外の回答方法にすると結果がどのような表示になるのか確認したかったという、アンケート内容関係ない意味も含め、526件の回答。
ご協力ありがとうございます。
職場PCの現実に関する調査結果
私の感想文が不要なら結果のみはこちら。
職場で利用中のPCに関する調査
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdESEtZ6-hmESdS5nJCk6F46zd8EnxPTyOUaReYxowRWJsYyQ/viewanalytics
回答者は40~50代中心、世間一般より自作PCやゲーマー率高め。年代は最後に任意で答えてもらったので貼っておきましょう。
どうしても進むBTOパソコン.jp常連の高齢化・・・
<目次>
- 分離デスクトップ5割で半固定ノート27%
- 企業の4台中1台がまだWindows 7で維持
- 何と76%のパソコンがCore iシリーズ搭載
- SSDとHDD率がそろそろ逆転しそうな件
- メモリ容量は8GBが最多で次いで約4GB
1.分離デスクトップ5割で半固定ノート27%
今回は私としては意外な結果の連続。
てっきり業務用PCならばイコールで分離型、まれに一体型のデスクトップ、ノートはパソコン不足の部署で臨時として使われているイメージがあったけれど2台中1台が分離デスク~、4台中1台以上が半固定ノート。
マウスが言っていた「法人向けにもノートが売れている、場合により半々かノートの需要がデスクトップより高い月もある」のような今年の記事を思い出せる。
なぜそうなるかエスパーすると、デスクトップPCはCPUの時点でオーバースペックになり、ノートでも普通にメモリ足りるモノばかりなので困らないわけで、モニタを分離して考えるほどの知識が無いならノート導入の方が楽、と見た。違うかも知れないけれど。
私が居る職場は95%くらいヒツジ先輩がリプレース(置き換え)したのでデスクトップまみれで、なぜかはPC性能よりもモニタの広さが作業や仕事効率に直結すると思ったためノートは見なかったことに。営業用モバイルは除く。
普段23.5型x3枚慣れしていると21.5型2枚に慣れられず、モニタに顔を近付けてしまうのでモニタのサイズは良く考えましょう。
2.企業の4台中1台がまだWindows 7で維持
法人PCあるある、とは言えサポート終了2ヶ月前でこれはひどい。
12~1月で一気に7率が10%台まで落ちると信じたいものの、過去記事でも書いた気がする通りで普通の人は「サポート終了とか言われてもサポートされたことはない」と考えている模様。ソースは取引先の社長。
- サポート終了・・・された覚えはない
- ウィルスなど・・・セキュリティソフト
- 個人情報が~・・・OS関係なくない?
Microsoftや代理店などが付いていない中小企業はたくさんある。そういう現場ではサポート終了の意味を理解できなくて当たり前とも。
わかっている側の表現が「サポート終了」、わからない人にこそサポート終了の意味がわからければならないところ、サポート終了と言っておけば良いと思っていそうなMicrosoftに限らずPCメーカーもどうかと思う。
3.何と76%のパソコンがCore iシリーズ搭載
完全に読み違えておりバチクソ失礼。
てっきりCore iシリーズ搭載とか少数派だろうと思い込んでしまった結果がこれであり、76.2%もCore iならば3/5/7で分けておけば良かったがアフターカーニバル。フェスティバルでも祭りでもOK。
2chか5chのまとめ記事で見る、Celeronがどうこうなどは少数派が目立つの法則と言えども過言ないレベルに皆さんCore iシリーズで仕事をされておられる。
2chやニュースは少数派の主張が話題になる10の法則
https://bto-pc.jp/etc/minority-stand-out.html
ちなみに私は2019年現在ならばデスクトップPCのCPUはCeleron以上なら何でもOKと言い切るほどCPU性能に不足は無いだろうと思い込んでいるため、もしそうならば89.7%、約9割の人が職場PCで特に困っていなさそう。
その件は後編のアンケートで見て参りましょう。
4.SSDとHDD率がそろそろ逆転しそうな件
またもや意外すぎる結果。
当サイトのほぼ常連の皆様におかれては、職場PCのストレージはSSDとHDDが半々に近いほど1/2弱くらいの割合で高速な仕事をされている模様。
「またHDDなのか」とため息をついている仕事師はここまでの調査結果を上司へ突きつけてドヤってどうぞ。但しSSDの価値がわからないからこそHDDでOKなのだろうから伝わらないだろうとも思う。
リアル職場で私が考えて置き換えたパソコンの起動ドライブは9割以上がSSD。経理のような高速さを要しない部署はHDD搭載の妙にマニアックな構成にしたりはあるがHDDはクソすぎてゴミ。
SSDの利点として引き合いに出されるWindowsの起動が何秒か、あれはWindowsが10となり標準で有効な高速スタート何とかがあればあまり意味がない。
SSDの何が良いかはキャッシュにCドライブが使われる点で、2秒が0.2秒になるならそれが年間5千回あるとすると9千秒=150分もの違いになる。
150分を年間休日120日で245日稼働とすると1日あたり6分も速い、という計算するとたいしたことなかったのでSSDの方が単純にストレス軽減されるとして、SSD搭載PC使用者の効率が1.2倍くらいになるかもとして誤魔化しておきましょうか。
SSDが正義。HDDで+4~5年はドM以外はやめておくべき。
5.メモリ容量は8GBが最多で次いで約4GB
CPUと同じくらい驚いた。
何と3台中1台以上の38.6%のPCがメモリ8GBとか、愚痴っている人は少数が目立つ法則なのか、次いで多い容量が4GBくらい、8GBオーバーまで合わせると合計86.9%が4GBくらい以上なので文句言うなレベル。
逆に4GB未満と思われる割合は1割程度となっており、今どき会社のパソコンがメモリ4GBもないとか10人に聞けば1人くらいでございます。
メモリと言えばChrome系ブラウザでメモリ足りないから盛る人いるけれど、こいつはメモリあればあるだけ使おうとするだけで、タブ20個くらいは開く私の自宅メインPCは8GBで空きは1GB以上はございます。
ただ、16GBでさえ1万円くらいで買えてしまう今ならば、8GBは5千円くらいなのだからメモリをケチる理由は無く、せめて4GBは最低ラインとするべき。
会社PCにムカついている人はこのページを上司へメールしてどうぞ。クビになっても私は知らないので自己責任にて。
以上、アンケートへのご協力に感謝。調査結果のリンク一覧はこちら。後編は明日公開予定。
>てっきりCore iシリーズ搭載とか少数派だろうと
いやいや、最適はi3ですね。
ちょっとした写真を報告書に貼ったりするだけでも差はあります、
セレとi7なら値段が違いすぎですが、i3なら言う程違わないですから。
個人なら気ままに更新出来ますが、会社用ならそういう訳にもいきませんし。
私が使っている職場のPCはCore i5/RAM16GB/グラボ搭載で会社で一番ハイスペックなPCを使っているのに、未だにHDDのせいか、体感では遅いと感じてしまいますw
ちなみに総務や経理用のPCはCore i3ですw
>分離デスクトップ5割で半固定ノート27%
営業職でもノートPCは会社に置きっぱなしな方は良く見ますね。だいたいの事はスマホでできますから、PCが必要な作業を行う日はがっつり内勤して仕上げる、という形。
フリーアドレス(固定デスクはあるが、どのデスクに誰が座るかは決まっていない勤務環境形態。座る席は自分で選ぶ、クジ引きなど多種あり)とかABW(会社オフィスはもとより自宅・図書館・カフェなど、会社内外を問わず自分の行う作業・仕事に合わせて仕事場所を自由に選べる勤務環境形態。Activity Based Workingの略)とか導入している企業ですと、社員の大半はノートでしょうね。
設計とか経理とかなら固定デスクトップが必須。ですが営業が社員の半分を占める企業なら、自然とデスクトップ型の上限は50%になる訳で。ならばアンケート結果の「分離デスクトップ5割」は、だいたい方は会社の外が仕事場ということか。
>何と76%のパソコンがCore iシリーズ搭載
そりゃ中古PCショップで売っているリース落ちPCって、だいたいCore i3以上ですし。驚くような結果では無いかと。
>SSDとHDD率がそろそろ逆転しそうな件
Q1結果とクロスして「デスクトップのSSD:HDD率」と「ノートのSSD:HDD率」を調べたら面白いやも。
>SSDの何が良いかはキャッシュにCドライブが使われる点で
最近のPCってメモリが大容量ですから、キャッシュはあまり効果を発揮しないでしょう。発揮するならRAMディスクにキャッシュを置くという本末転倒なカスタマイズがもっと流行ったはず。
効果を発揮するのは「SSDにインストールされたソフト・アプリを動かすとき」ですね。つまりブラウザ、オフィスソフト、エクスプローラ(フォルダ操作)、そしてあらゆる動作すべて。例えば「Excelを開いて印刷する」でも、印刷機能はSSD上のWindowsに格納されている訳で、HDDよりSSDの方が印刷ダイアログの出てくるスピードは早いです(ネットワークプリンタを見つけるのが遅い場合を除く)。コピー&ペーストも同じく。画像表示も同じく。1つ1つの速度差はわずかでも、OSの動作ってWindowsの機能を複合的に動かして実行していますから、土台となるWindowsの動作が早ければ全体的に高速化する訳で。
ある程度の低スペックPCだと気付きづらいですが、Core i3以上のそこそこ高性能以上のPCを使い比べた場合、SSDとHDDの差はけっこう体感できます。