マウスコンピュータがインタビューで、まだXP搭載PCを売ると明言しており、6月までのXP在庫はあるようです。元の記事はニッケー様なのでリンクや引用はしません。Googleの検索へ繋いだので一旦検索よりどうぞ。
XP搭載PCも売り続けます! 他に無い小回りの良さで勝負 - Google 検索
http://www.google.co.jp/search?hl=ja&q=XP搭載PCも売り続けます! 他に無い小回りの良さで勝負
要点は、ダウングレードではなく普通のXP(DSP)を6月頃までは販売することと、それ以降はWindows7を見るかも知れない、という辺りです。
ダウングレードは人気が無いようなことが書かれていますが(斜め読みしました)、これは本当です。ダウングレードの人気が無い、というかダメと言い切ってしまう理由として言えること。
- VistaのUltimateかBusinessからのみダウングレードできるため高価
- 普通に再インストールの作業になるため大変手間がかかる
- BIOSやドライバなども自分で再セットアップする必要がある
高くて面倒なのです。
言い方を換えれば「XP需要への高額Vista抱合わせ」です。
ダウングレードという名前は、Windowsの前Ver.というだけでなく、MSがユーザに対して「XPが下」という印象を持たせるための名称だと私は個人的に思っています。
元がBusinessやUltimateなので高いです。
メーカーにより違いますが、HomePremiumより1~3万程度の差があります。これにXPのインストール用メディア(CD)が付くため一見得に見えますが、6月まではマウスがXP単体(DSP)を持っているので、XPが欲しいならば今買う方がダウングレードを買わされるより良いでしょう。
ドスパラは更に豪快。単体で販売中です。相当大人買いしましたね。
DSPのお約束、安価になるようFDDが付いていますが不要なら使わなければOK。
話は戻ってダウングレード、更に価値が無くなりました。
VistaとXPを使えるという利点の「Vistaも」がWindows7のお陰様で不要となります。何をどう計画(予想)しているのか解りませんが、今年7月31日に終了する予定であったダウングレードを更に1年延長し、来年7月頃までとしています。
これはMSから公式には発表されていませんが、メーカーが先走って公開しているようです(私の手元にはソースはありません)
ちなみに、最初のリンク先にあるニッケー様の記事内の表は誤りです。
(今年7月でダウングレード終了になっている:2009/4/20現在)
上で「更に延長」と書いた理由は、今年の1月31日から7月へ半年延長し、それが更に来年7月まで1年延長になったためです。
ダウングレードのよろしくない理由で高く付く以外に、インストールが面倒です。エプソンダイレクトなどは工場出荷(販売時)にXPへダウングレードしてくれますが、通常はユーザが自分の手で行います。
手順は、Vistaが入っているPCをフォーマットし、XPのメディアからブートして普通にインストールを開始。自作経験のある方ならばここで気付きますが、USBなどがマザーに接続されている場合(主にカードリーダー)物理的に外すか、BIOSから無効にしておかなければXPがCドライブに入りません。※FやHなどドライブ名が飛ぶ
インストール後もXP用のドライバを入れ直し、何かあった時のサポートは販売メーカーのみでMSでは対応してくれません。※一部VL(ボリュームライセンス)は有償で可能とか
通常の(ダウングレードではない)XPのサポートも延長され、このようにパッケージと変わらない手間をかけるならば最初からDSP版が良く、Windows7待ちの今、中途半端にVistaへ「アップグレード」する理由は見当たりません。
DSP(XP)の在庫が切れると「ダウングレード」または昨日書いたように「PremiumReady(のような)」売り方をして来るはずなので、よく考えて自分で決めましょう。
個人的には、ダウングレードは最もお勧めできません。
もっと個人的には、Vista Businessは名の通りビジネス向けなので、HomePremiumにある機能も入っていないことがありますのでお勧めしません。Ultimateはフルセットですが笑えないくらい高価です。
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