最近発売のBTOパソコン8月後半分。
昔の8月といえばゲーミングPCが季節外れのタケノコ状態で発売されていたものの、現在は幅広い新製品、ゲーミングなやつはノートPCでの需要があるのか高くともジャブジャブ発売。
適当に見て参りましょう。
最近発売のBTOパソコン(2020年8月後半)
6メーカー10記事分。画像は意味のあるモノだけ。ソースはほぼPC Watch。
マウスコンピューター(2)
Ryzen 5とRTX 2060搭載で税別129,800円のゲーミングノート
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1273810.html
Intel入っておらずRyzenになるとガタッと価格が下がりますな。
Ryzen 5とGeForce RTX 2060を採用したゲーミングノート「G-Tune E5-D」を発売した。税別価格は129,800円。
RTX 2060搭載でノートで13万はすごい。しかもモニタは今どきのゲーミングノートで流行りの144Hzで13万。
CPUにRyzen 5 3500、メモリ16GB、AMD B450チップセット、ストレージに512GB NVMe SSD、GPUにGeForce RTX 2060(6GB)
何かもうノートPCでゲーミングはセレブやマニア向けではなくなって来ている感さえあり、デスクトップと比較すると依然としてコスパはアレながら、144Hzモニタがセットで持ち運べる利点に金を出す価値はアリかと。
バッテリはリチウムイオンで、駆動時間は約1時間。本体サイズは361×258×33mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約2.71kg。
1時間が潔すぎで笑った。それ重量減らして価格下げるためにもうバッテリ非搭載で良いのでは?と思えるほどの無駄さを感じる。
デスクトップ用Ryzen搭載のクリエイター向けノート
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1271744.html
DAIVのCore i7モデルが刷新。
Ryzen 7 3700X搭載の上位モデルでは従来のCore i7-9700搭載モデルと比較し、マルチスレッド性能において約50%向上するとしている。
50%向上とか、逆に言うとCore i7-9700はどれほどショボかったのかとも思えてしまう。
従来はGPUにGeForce MX250を採用していたが、新製品ではGeForce GTX 1660 Tiを搭載し、グラフィックス性能が約4.7倍となった。
こちらの5倍は当たり前。どうして前のモデルにMX250とかいう中途半端なGPUを採用していたのか謎すぎただけで、1660 Tiと比較する方がおかしい。
その他の仕様は、上位が14万円でメモリ16GBとSSD 512GB、下位は11万円でCPUが1ランク落ちてメモリが8GBへ減少。
Intel CPUではなくRyzenなのでいずれも割安感がデカく、モバイルゲーミングPCとしても全然良さそうと思ったものの、ゲーム用なら1つ上のRTX 2060の方が断然よろしい。
パソコン工房(1)
Xeon W-1200搭載のワークステーション
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1271611.html
作ってみた系か、久々のWS。
CPUにXeon W-1270P、メモリ8GB、250GB NVMe SSD、DVDスーパーマルチドライブ、OSにWindows 10 Proを搭載し、価格は186,978円。
CPUが5~6万、マザーが3.5万、どうしてそれが18万円になってしまうのかはワークステーションの特殊さに加え、販売しても数が出るわけないので量産系BTOメーカーとしての利点が外れる。
WSを必要とする職人向け、もしくは私のようにXeon搭載と言いたいだけのロマンを求めるアホ用。
ドスパラ(1)
手のひらサイズのCore i5搭載小型パソコン
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/biz/1271328.html
いつからかミニマムマニアと化したドスパラより超小型PCリリース。
税別価格はメモリ8GBモデルが85,000円、16GBモデル(4K対応)が88,000円。
主な仕様はこちら。
CPUにCore i5-8265U、ストレージ250GB M.2 SSD、OSにWindows 10 Proなど
CPUがモバイル用なので割高なのでしょう。
普通のデスクトップPCでCore i5-9400を載せて他の仕様を合わせても7万円行かない。パソコン工房を見てきたところ、WindowsがHomeながらセール価格6万円(通常6.5万円)で販売しているくらいのモノ。Proにすると+6千円。
ノートや一体型や小型PCの高性能なやつはモバイル用CPUになるので、同じCore i5でも比較的性能は低めとなり価格は高めになるもの。
法人向けとして有料ながら最長5年保証までご用意されているため、高いカネを払えども保証を延ばしたい会社向け。
ツクモ(1)
UE4動作確認済みのデスクトップパソコン2機種
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1273523.html
UE4はUnreal Engine 4の略で、主にゲームの開発、他にも映画のCG編集にも使われている私のような一般人には関係のないハードル高いやつ。
UEと言えばEpic、Epicと言えば現在Appleにケンカを売っている真っ最中で、Epicの開発者のアカウントが凍結されたり削除されたり
App Storeで配信されるアプリに課される「30%」という手数料を不服として訴訟を起こしたEpic Gamesに対して、AppleがEpic Gamesの開発するゲームエンジンUnreal Engineをブロックするという報復措置を執りました。
source:Unreal Engine追放問題でEpic GamesがAppleに絶対に負けられない理由 - GIGAZINE
ツクモは狙ってUE推奨PCを出したのか?と少し笑えるところがここ。
もし開発者が他のエンジンへの切り替えを余儀なくされた場合、
最小構成はCore i5-10400、8GBメモリ、GeForce GTX 1660などで10.5万円なので、画質それなりなインディゲームとか作りたいなら手頃か。
開発者=PCハードウェアに詳しいわけではないため、隙間すぎながらマウスのDAIVのごとき職人向けPCアピールは上手いと感じる。
フロンティア(4)
- 第10世代Core搭載で拡張性に優れたマイクロタワーPC
- 第10世代Core搭載の省スペース筐体採用デスクトップパソコン
- 税別8万円台からのRyzen搭載マイクロタワー
- Windows 10 Pro搭載の10.1型2in1
フロンティアは毎回何かとデタラメなので4つまとめて。1番より。
CPUにCore i5-10400(6コア/2.9GHz)、8GBメモリ、240GB SSD、電源に80PLUS Bronze認証 600Wを搭載した場合、税別価格は65,800円。
対する2番のCore i5搭載機がこちら。
CPUにCore i3-10110、8GBメモリ、240GB SSD、光学ドライブにDVDスーパーマルチを搭載した場合、税別価格は59,800円。
上記構成から、CPUをCore i5-10400、ストレージを480GB SSDへと変更した中位モデルの税別価格は71,800円。
ケースが違いSSDが240GBから480GBになっただけで6千円も差が出るものか?と思い、1番のカスタマイズへ行ってみたところ、斜め明後日にこう来た。
240GBから480GBへのカスタマイズは+3,800円なので69,600円となり、スリムケースと同じ仕様で2,200円安くなる。
「スリムケースだから高い」と意味不明な理論で開き直られるとそれまでだけれども、今どき普通はスリムかマイクロかで価格差をつけているメーカーは無く、値付け間違えていると思われても仕方ない。要するに不信感。
もう一つ、リリース文ではマイクロケースの特徴はこれらしい。
microATX規格のケースを採用したシリーズで、GeForce RTX 2080 SUPERなどの大型ビデオカードが搭載できるほか、
しかしカスタマイズへ行くとRTX 2070 SUPER止まりで2080無印さえ選択できないという矛盾のような文言。このリリース文を書いた人はケースの特徴を申されており、リリース製品の特徴ではないことに気付いていないのでしょう。
いつものやつ(テンプレ)。
フロンティアはパソコン詳しい人とマーケティングに詳しい人も雇うべき。求人の条件や資格の欄に「パワハラに強い人」を入れる前提で。
エプソンダイレクト(1)
第10世代Core搭載のデスクトップパソコン
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1272635.html
相変わらずなエプダイのやり方。
最小構成価格は97,000円から。
第10世代Coreを搭載し、最上位のCore i9-10900Kも選択可能。前世代から処理能力が約27%向上したという。またメモリは最大で128GB、GPUはGeForceまたはQuadroを搭載可能
フロンティアはただのアホであろう作文に対してエプダイは昔からわかっていて書いている、私に言わせると悪意さえ感じる書き方ややり方の平常運転。
しかし今回がいつもと違うところは最小構成も掲載。
最小構成は、CPUにCore i3-10100(ビデオ機能内蔵)、メモリ4GB、Intel H470チップセット、ストレージに500GB HDD、DVD-ROMドライブ、OSにWindows 10 Homeなどを搭載
フロンティア2番の59,800円でCore i3搭載なやつの劣化版なので、市場価格と比較するとケース代が4~5万円になってしまうところもエプダイの平常運転。
特にカスタマイズが激安というわけでもないので、このメーカーは昔ながらのエプダイ信者なおっさん向けなので、そうではない人は見なかったことにしましょう。
4K解像度モニタは3万円台まで値下がり
独断と偏見で勝手に評価。
- 途用次第で大アリ・・・ツクモのUE向け
- 納得の構成・・・マウスのRyzen+2060
- ワケガワカラナイヨ・・・フロンティア
ツクモの「今ここでUE推奨風PC?」は応援しているのか乗っかりたいのか、はたまたおちょくっているのか、いずれにせよ開発者=PC(ハードウェア)変態とは限らないため「UE用はこれなのか」感があり上手いとしか思えず。
マウスのRTX 2060ゲーミングノートは、Ryzenにするとノートでもここまで価格を抑えられる+144Hzモニタをセットで手に入れられると思えば全然アリなのでは。
フロンティはは相変わらずアホなのでノーコメント。エプダイはボッタクリなので一応警告として上げたけれど、これがエプダイの普通と思い始めるとワケガわかるのでワカラナイヨには該当せず。
今回のオマケはDELLの液晶。さすがコスパ良い。
デル、27型4K/HDR対応IPS液晶など15機種 - PC Watch
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1272740.html
税別35,980円の税込は39,578円ながら、DELL直販ならお家芸のクーポン割引だとか、価格コム限定とかで更に安くなるのでしょう。
ここまで値下がりしたならどのようなものか冗談で1枚購入してみたいところだけれども、冗談でも要らない、個人的にはフルHDと同じ価格でも要らないと判断してしまう大きな要因が用途が無いこと。
用途=必要性とも言えそうな、「ここで4Kモニタがあったなら・・・」という場面に出くわしたことが一度も無いので極端に言えばタダでも要らないくらい。
テレビの場合は32型を超えると4K一色らしいのでそれ以外の選択肢が無く、大は小を兼ねるので良いとしても、PCモニタは24型程度のフルHDがある限り、個人的にこれを超える解像度の必要性を微塵も感じず、は時代遅れなのだろうか。
だが断る。
>Ryzen 5とRTX 2060搭載で税別129,800円のゲーミングノート
>1時間が潔すぎで笑った
なお、バッテリ駆動時間の計測は「メモリ8GB、240GBのSATA接続SSD使用時」とのこと。16GBでPCI-E接続ならもっと縮むやも。
ほかバッテリ周りなら「バッテリは本体にネジ止めして使う」「充電時間は公表しない」あたりも面白い。
>手のひらサイズのCore i5搭載小型パソコン
このモデル、標準のメモリは8GB、+3,000円で8GB×2の16GBになるのが少し驚き。8GBで3,000円は市場の安物メモリと同価格。手間賃ほぼゼロ円で8GBメモリが手に入るので、予算が許すなら増設してみるのも手。
このPCで16GBも要らんだろ、と思う大多数の方には不要。
>ケース代が4~5万円になってしまうところもエプダイの平常運転
むしろエプソンダイレクトにケース以外の何を求めるのか。BTOでケース下部へキャスターを付けられるのはエプダイだけ。
とはいえシリアルポートやパラレルポートを最新PCへ搭載できたり、外付の電源スイッチをセット注文できたりなど、マニア向け・専門向けのBTOが出来る点もけっこうな強みなのやも。電話で注文したら無茶な注文にも対応してくれそうですし。
>4Kモニタ
メリットは高画質でゲームができる。この一点突破で行くべき。4K対応ゲームをフルHDと4Kでプレイし比べると、鮮やかさや描画の細かさという点で4Kは抜きん出ています(※8Kは知らん)。自然描写や再現率の高さなど、映像や画にこだわったゲームをプレイする際は、なるべく高画質のプレイを推奨。
しかし4Kに合わせるとグラボもCPUも高スペックが必要なので、一般市場で4Kが流行るわけねーだろ、が今の状態。